オープンハウスが安い理由は?坪単価は?なぜ安いのか解説

この記事のまとめ
  1. オープンハウスが安い理由とは?
  2. 後悔しないために!オープンハウスの坪単価を詳しく解説
  3. 建売から注文住宅まで対応、やばいと言われる評判もまとめて紹介
  4. 検討先を一つの会社に絞る前に、複数の会社から資料や見積もりを収集しておくことがおすすめ
  5. <PR>「LIFULL HOME’S」さんなどハウスメーカーの比較サービスを利用すれば、限られた予算でも注文住宅が建てられる会社を紹介してくれる!

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オープンハウスは「東京に、家を持とう。」のキャッチフレーズで有名な、東京都に本社を置くハウスメーカー。

首都圏や全国都市部に分譲の一戸建て住宅やマンションを展開しているほか、注文住宅や土地の買い付け、不動産投資事業など、住まいに関わるあらゆるサービスを展開しています。

コロナ禍でも販売実績を伸ばしたハウスメーカーということで注目されています。指示された理由の一つが安さのようですね。なぜ他とは違い安くできるのでしょうか?

山田編集者

浜崎解説員

ポイントになるのは土地の仕入れ~施工~標準装備まで一貫してコストカットしているところです。建売も注文住宅も可能な限り削れるところは削り、安さを実現しています。

坪単価の相場と比較しながら、オープンハウスがなぜ安いのか理由を解説していきます。また、一部ではやばいと言われているオープンハウスですが、その口コミの真相も解説します。

一生に一度の家づくりで後悔の無いよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

オープンハウスが安い理由は?なぜ安い?

独自のノウハウで土地を安く仕入れ、リーズナブルに一戸建てを提供しているオープンハウスですが、なぜ安く提供できるのでしょうか。

他のハウスメーカーで、同じ土地に建てようとすると莫大な金額がかかる立地でも、オープンハウスだと安価になるイメージが強いです。他のハウスメーカーにははあっても、オープンハウスでは無いもの等があるのでしょうか?

山田編集者山田編集者

浜崎解説員浜崎解説員

全てが大手と一緒ではありませんが、オープンハウスは独自に築いてきた戦略が功を奏し安く提供できるんです。ここでは安くできる理由5つを解説していきますね。

オープンハウスが安い理由
  1. 3棟現場で効率よく建てているから
  2. スケールメリットによる仕入れコストを削減
  3. セミオーダー方式を採用
  4. 少ない打ち合わせ回数
  5. 土地の仕入れから販売までの一貫管理

安い理由1:3棟現場で効率よく建てているから

オープンハウスは、元々1つの土地から2〜3つの住宅を建てる手法を得意としています。

3つの住宅を同時に建てることで、大工の作業効率が向上し、コスト削減が可能となります。また、資材の手配や運搬も3つ分を一括して発注できるため、配送料などのコストも削減されます。 この手法は他のハウスメーカーでも同様で、3の倍数での建築が最も効率的であると言われています

2軒建てる場合でも、1軒単体での建設よりもかなりの効率化が見込まれます。

安い理由2:スケールメリットによる仕入れコストを削減

オープンハウスは、業界で大手となりスケールメリットを享受しています このスケールメリットを活かし、優良な商品をリーズナブルな価格で調達しています。これはキッチン、トイレ、洗面設備はもちろんのこと、玄関ドアや窓、タイル、外壁など、あらゆる部品に適用されます。

安いの理由3:セミオーダー方式を採用

オープンハウス・ディベロップメントが提供する住宅は、セミオーダー方式を採用しています

MEMO
セミオーダー方式とは、間取りは柔軟に選択できますが、設備や仕様は事前に用意された選択肢から選ぶ形式です。
以下は、選択可能な範囲や自由度の一例です。各企業によって異なるため、必ずしも全てが同じとは限りませんが、一般的なイメージを提供します。
 
注文住宅 (フルオーダー)
セミオーダー住宅建売
間取り自由高いある程度自由
床材自由4色から選択
外壁自由2種類から選択
引き渡し時期長め中間早め
価格高め安め~中間安め

安い理由4:少ない打ち合わせ回数

オープンハウス・ディベロップメントでは、打ち合わせ回数が厳密に決められています。

MEMO
具体的には、間取りの打ち合わせが2回、その他の仕様や詳細に関する打ち合わせが3回、最終確認が1回の計6回です。

他のハウスメーカーと比較すると、例えば住友林業では打ち合わせ回数に制限がなく、口コミによれば15回程度の打ち合わせがあると報告されています。また、積水ハウスでは20回以上の打ち合わせがあるという口コミもあります。大手ハウスメーカーのほとんどが打ち合わせに制限を設けていませんでした。 しかし、打ち合わせ回数が増えると、それに伴って人件費が増加しますオープンハウスのセミオーダー方式では、打ち合わせ回数が6回に抑えられており、結果的に費用が削減されています。

注意
なお、間取りの打ち合わせ回数を追加する場合、1回あたり追加料金が3万5000円かかるそうです。

安い理由5:土地の仕入れから販売までの一貫管理

オープンハウスは、土地の仕入れから販売までを自社で一貫して行っています。

通常、SUUMOなどでオープンハウスの物件を見かけることはほとんどありません。時折見かける場合もあるかもしれませんが、それはおそらく売れ残りの物件である可能性があります。 特に首都圏では土地の価格が高騰しています。例えば、70平米の土地が1億円の場合、売買双方が支払う仲介手数料(3%)は300万円にも上ります。

この手数料が削減されることで、価格が大幅に抑えられる可能性があります。

オープンハウスの坪単価は安い?競合と比較

オープンハウスの坪単価と総額 一般的に好立地であるほど土地の価格も跳ね上がるため、実際の坪単価について気になるところです。 オープンハウスの公式発表はないものの、坪単価は40〜65万程度と言われています。

一般的なローコスト住宅は坪単価30〜50万円程度なので、本体価格だけを見ればローコスト住宅寄りです。オープンハウスの坪単価が安い理由が気になります。なぜ安いのでしょうか。

山田編集者

オープンハウスは土地の仕入れから販売に至るまで自社で行っているため、余分な費用がかからないことが安さの秘訣のようです。 坪単価が安いのは大きなメリットですが、その分、標準装備の内容が手厚くはない等のデメリットはあるので、デメリットの章もぜひ確認してください。

注意
また、オープンハウスがローコスト住宅と言えない側面もあります。基本的に、オープンハウスの施工は都心部の狭小地(10〜30坪)をメインとしていますが、狭小地の建築費用は3割程度高くなる傾向にあると言われているからです。

競合ハウスメーカーの坪単価比較

オープンハウス規模のハウスメーカーは、全体的に坪単価が約80万円です。比較をすれば、オープンハウスは競合ハウスメーカーよりも低価格で家が建てられることがわかります。

なにより、オープンハウスは首都圏や地方都市部を施工エリアとしていることから、坪単価でオープンハウスを評価すると「利便性の良い好立地の一戸建てを、適正価格で購入できるハウスメーカー」と言えます。

 

オープンハウスの坪単価がなぜ安いのかについては分かりましたが、実際に家を建てたときの価格が気になります。

山田編集者

浜崎解説員

では、次にオープンハウスで建てた場合の本体価格と総額の費用をご紹介しましょう。
本体価格とは別に、工事費用や手数料がかかってくるので注意が必要です。
坪数本体価格※1建築総額※2
25坪 (約83㎡)1000万円~1625万円1,333万円~2,167万円
30坪 (約99㎡)1,200万円~1950万円1,600万円~2,600万円
35坪 (約116㎡)1,400万円~2,275万円1,867万円~3,033万円
40坪 (約132㎡)1,600万円~2,600万円2,133万円~3,467万円
45坪 (約149㎡)1,800万円~2,925万円2,400万円~3,900万円
50坪 (約165㎡)2,000万円~3,250万円2,667万円~4,333万円

※1:本体価格₌坪単価 × 坪数 ※2:建築総額は別途費用が本体価格の25%程度として算出

オープンハウスとは

オープンハウスのWEBサイト

社名
株式会社オープンハウス
代表者
代表取締役社長 鎌田和彦
従業員数
4,092名(2021年9月末時点)※連結
電話番号03-6213-0775
住所
東京都渋谷区渋谷一丁目13番9号
資本金10,000万円
事業内容
不動産売買の代理・仲介事業 新築戸建分譲事業 マンション・ディベロップメント事業 不動産投資事業 不動産金融事業 前各号に付帯関連する事業(グループ)
公式サイト

1996年創業のオープンハウスは、数ある業界の中でも急成長中している不動産ディベロッパーです。 9期連続で売上高・利益を更新、そして創業22年で国内不動産会社30万社のトップ7を飾っており、「勢いがやばい会社」とも言われています。

また、国内のみならずアメリカにも不動産事業を展開しており、フォーブス発表の「アジアの優良上場企業50」にも選出されるなど、国内外で注目を集めているのも特筆すべきポイントです。

コロナ禍でも着実に販売戸数を挙げていますよね。創業30年未満であるにも関わらず、業界トップクラスの住宅販売実績は圧巻です。

山田編集者

浜崎解説員

近年M&Aを繰り返しているのも、首都圏で販売実績戸数トップクラスと言われている理由でしょう。事業によってグループ会社もいくつかあるので、ここでは注文住宅や建売などに関わるグループ会社をピックアップして紹介します。

オープンハウス・ディベロップメント|開発・仕入れ

新築一戸建てや新築マンションの開発、仕入れをしているのがオープンハウス・ディベロップメントです。

首都圏で販売戸数実績トップクラスを誇るオープンハウスですが、その理由はオープンハウス・ディベロップメントの累計棟数が2021年時点で190,000棟、年間で約3,900棟の住宅を建築した実績にあります。 「東京に、家を持とう」がキャッチフレーズのオープンハウスですが、本来首都圏や全国の都市部で一戸建て住宅を建てるとなると、建物以上に土地の費用がかかるものです。

なぜ、オープンハウス・ディベロップメントの実績が高いのか、それには次の特徴が挙げられます。

オープンハウスの特徴
  • 独自のノウハウで土地を有効活用し、よりリーズナブルに提供している
  • ペンシルハウスを基本とし、狭小な土地でも一戸建て住宅が建てられる
  • 空間を最大限活用した広い居住空間を作る
  • 年間販売戸数の多さ=大量の材料仕入れでコストダウンを図る
  • 工程管理で人員の配置をコントロールしコストダウンを図る

このように、家づくりにおける不要なコストを極限まで抑えている点が、オープンハウス・ディベロップメントが販売実績を伸ばしている要因と考えられます。

オープンハウス・アーキテクト|施工

オープンハウス・アーキテクトは、注文住宅、建売住宅、マンション、ビルの建築を担うグループ会社です。 注文住宅においては、一般的に採用される「組み合わせ設計型」ではなく「フルカスタム型」を提供し、ゼロベースから設計しています。

一般的なハウスメーカーは施工管理を他社の工務店や施工会社に依頼しますが、オープンハウス・アーキテクトは施工管理を自社でおこなっているため、余計な中間マージンや広告費を抑えているのも大きな特徴です。

MEMO
一貫して自社管理することで、情報共有や工程管理を確実なものとしている点も、信頼できるポイントと考えるべきでしょう。

不動産管理業や不動産投資、銀行代理業のグループ会社もある

上記で紹介した以外にも、不動産にまつわるあらゆる事業を展開し、それぞれのグループ会社と連携して運営しているのがオープンハウスの特徴です。

SDGsにも積極的に取り組み「普通に働く人が都心部で住宅を持てる日本を次世代に残す」ことをグループミッションに掲げています。

浜崎解説員

また、2021年8月には金融事業に参入したことでも大きな話題を呼びました。
オープンハウスで住宅を購入した人のみを対象とした口座の開設や提携住宅ローンの利用、光熱費などの口座振替など、住宅はもちろん利用者の暮らしそのものを支えています。

オープンハウスの坪単価に関する口コミ

実際にオープンハウスでの注文住宅を検討、また契約した人は、坪単価についてどう評価しているのでしょうか。

山田編集者

浜崎解説員

一部の口コミから読み解いてみましょう。
オープンハウスの坪単価に関する口コミ
  • 狭小住宅だからこそ坪単価は高く感じやすい
  • 訳ありで坪単価が安い
  • オープンハウスがメインとする売りを理解することも必要

狭小住宅だからこそ坪単価は高く感じやすい

こちら40万円以下ではなく50万円以下の間違いとのことですが、狭小住宅は坪単価が高くついて当たり前、という認識を持つのがポイントです。

訳ありで坪単価が安い

道路に面していない場所に家が建っているケースです。坪単価だけを見るとかなりリーズナブルな価格に感じますが、接道がない物件は再建築ができず、将来的に売りづらい点も考慮したいところです。

オープンハウスがメインとする売りを理解することも必要

オープンハウス自体が都心部での狭小住宅をメインに扱っているため、狭いのに高いという印象を持たれがちです。 利便性の良い土地、また建築費用が高くなりがちな狭小住宅という組み合わせも、価格が高いと感じる要因となるでしょう。

そもそも坪単価とは?

坪単価は、住宅の建築費用が高いのか、また安いのかを判断する目安になります。そして、住みたい土地の坪単価を知ることで、自分の予算に見合った物件を検討することができます。

そもそも坪単価とは、家を建てる際1坪あたりどれくらいの費用がかかったかを示すもの。 坪単価は「本体工事費÷延べ床面積」で算出できますが、住宅を建てるには建物だけではなく外構の費用やエアコンなどの設置、住宅ローンの手続き費用などさまざまな費用がかかります。外構や手続きなどをひっくるめた“総額工事費”ではなく、あくまで本体工事費で算出しなくてはなりません。

また、ハウスメーカーによって坪単価の考え方が違うため注意が必要です。一般的に坪単価は延べ床面積で算出しますが、一部ではベランダやテラスなどを含めた“施工床面積”を用いる場合もあるからです。

カーテンや照明などの費用を本体工事費に含んで坪単価を算出するハウスメーカーもありますよね。

山田編集者

浜崎解説員

坪単価をパッと見て判断するのではなく、担当者にしっかり確認することが大事です。

オープンハウスの良い評判・口コミ

ここまでは坪単価に関わることを中心に紹介しましたが、ハウスメーカーを選ぶ基準は人それぞれです。坪単価だけではなく、家の性能やアフターサービスを重視する人も多いでしょう。

そこで、オープンハウスの注文住宅を検討した人の中から良い印象を持った方の口コミを紹介します。

オープンハウスの良い評判・口コミ
  • 土地の仕入れは業界最強
  • 営業力の強さもオープンハウスならでは
  • 条件に合う物件を見つけてくれた
  • 対応の早さに驚き

土地の仕入れは業界最強

同じ住宅業界の人からは、土地の仕入れについて手も足も出ないという声が複数ありました。 プレサンスコーポレーションは、2020年にオープンハウスと資本業務提携を結んだマンションデベロッパーです。

営業力の強さもオープンハウスならでは

オープンハウスは“攻め”の営業力も一つの売りであり、足を運んで情報収集する、ピンポイントで顧客にアプローチするなど、成果に繋がるまでやり通すことを徹底しています。 営業マンのやり方によって不満を持たれる点も否めませんが「親切だった」「先回りして提案してくれた」など良い印象を持つ方も多かったです。

縁はなかったけど信頼できる

こちらもオープンハウスのスタッフに対する口コミですが、お断りの連絡を入れたにも関わらず顧客を気遣う一言が嬉しかった様子です。 ハウスメーカーは家を建てたあとも付き合いが続くため、気持ちよくお付き合いできるのは非常に良いポイントと考えます。

条件に合う物件を見つけてくれた

土地選びの条件が限定的でも、オープンハウスのノウハウによって良い物件に巡り会える可能性が高くなります。不動産事業を手広く展開しているオープンハウスならではのメリットです。

対応の早さに驚き

対応の早さに良い意味で驚くのか、悪い意味で驚くのかは人それぞれですが、仮に契約に進んだとしてもその後の対応にスピード感がなければ良い印象は持たれません。

条件の良い物件を多数仕入れ、公開している点もオープンハウスの魅力と考えます。

山田編集者

オープンハウスの悪い評判・口コミ

営業力の高さ、対応の早さ、さまざまな条件に合う物件を取り揃えているなど、業界大手のオープンハウスならではのメリットはたくさんあります。しかし、業界大手だからこそ悪い印象を持つ口コミもいくつかありました。

オープンハウスの悪い評判・口コミ
  • 営業電話の多さと囮物件
  • 土地の状態が悪い
  • 建築現場の対応に不満
  • 契約後の対応がずさん
  • 注文住宅を建てたがアフターケアがなく後悔
  • 大幅な値引きが逆に怪しい?

営業電話の多さと囮物件

オープンハウスの持ち味である“攻め”の営業が、かえって悪い印象に繋がることもあります。特に、電話の多さや時間帯に対するクレームは多い様子でした。 囮物件については事実確認が取れていませんが、問い合わせのタイミングによってすでに成約しているケースは多いです。

MEMO
その際に代替えの物件を提案するなど、顧客に寄り添った対応ができるかが見極めポイントと言えます。

土地の状態が悪い

オープンハウスは訳あり物件でも仕入れ、リーズナブルに物件を提供するのが売りです。 それゆえに、土地の状態そのものが悪いケースもある様子。工事の内容に関するクレームは、オープンハウスの管理体制が問われます。

建築現場の対応に不満

建築中の現場に対する悪い口コミです。たとえオープンハウスのスタッフに非がなかったとしても、協力会社の対応が悪ければ近隣住民とのトラブルに発展しかねません。

引越し前から近隣住民とトラブルになるのは避けたいため、不安に思う人は施工中でも頻繁に足を運んだり、スタッフに確認を重ねたりする必要があります。

契約後の対応がずさん

営業力を強みとするオープンハウスですが、契約後の対応に不満の声もありました。顧客にとっては契約がゴールではなく、スタートであることを認識すべき案件です。

担当者自身の問題と言われればそれまでですが、後悔を避けるためにも信頼できる担当者を見極めたいところです。

注文住宅を建てたがアフターケアがなく後悔

オープンハウス・アーキテクトが公表する“アフターメンテナンス後のお客様満足度”は98%ですが、あくまでもアフターメンテナンスを終えてからの話です。人員不足を理由にアフターケアができないのは、信用問題に関わります。後悔しないためにも、契約前に強く念を押しておくことが必要です。

大幅な値引きが逆に怪しい?

早く契約してくれる代わりに300万円も値引きしてくれることに、逆に不審に感じている口コミです。 これだけ値引きしてもらえればオプションを追加して、グレードアップすることもできるので喜ぶ方もいるでしょう。感じ方は人それぞれです。

オープンハウスのメリット

坪単価情報や口コミも揃いましたし、オープンハウスはどんな人におすすめなのかをそろそろまとめませんか?

山田編集者

浜崎解説員

そうですね。ただ、口コミに左右されないメリット・デメリットを知ることも必要です。オープンハウスの特徴をもっと深掘りしてみましょう。
オープンハウスのメリット
  • 建物は原価に近い価格で提供
  • 独自の地盤保証システム
  • 第三者のサポート付きアフターサービス
  • 共働き世帯にこそぴったり

建物は原価に近い価格で提供

首都圏や全国都市部でエリア展開をしているオープンハウスですが、建物に関しては原価に近い価格で提供しているのが大きなメリットです。 たとえば5,000万円で売り出している戸建て住宅は、土地代が3,500万円、建物代が1,500万円の内訳となっています。

オープンハウスは値段のつきにくい土地も積極的に確保していることから、相場よりも価格を抑えて戸建て住宅を購入することができます。

独自の地盤保証システム

いわゆる“訳あり”な土地も仕入れているオープンハウスでは、地盤調査の結果に対して累計14,000棟の実績を持つ支援機構が保証判定を実施。万一の際は最高5,000万円、最長20年間の保証がつきます。

MEMO
また、地盤解析と改良工事を請け負う会社を切り離すことで、客観的なデータに基づき地盤調査をおこなうため、安全性に不安を感じる方も安心です。

第三者のサポート付きアフターサービス

法律上、引渡し後から10年間は瑕疵保証が義務付けられています。

MEMO
瑕疵保証とは基礎や柱、梁など住宅の構造忍耐力上必要な部分、また屋根や外壁など雨水の侵入を防止する部分を対象とした保障です。
その上で、オープンハウスは住宅瑕疵担保責任保険をプラスしています。 第三者によるサポートを提供することで、10年保障をより確実なものとします。

共働き世帯にこそぴったり

オープンハウスの家は、好立地で三階建て、狭小住宅という特徴を持っています。 狭小住宅は日当たりが悪いなどのデメリットもありますが、日中家を開けることの多い共働き世帯であれば、日当たりの悪さは関係ありません。

浜崎解説員

また、好立地だからこそ職場へのアクセスに恵まれているため、共働き世帯にぴったりと言えます。

オープンハウスのデメリット

原価に近い建物価格、なにより好立地な一戸建て住宅を提供しているとあって魅力を感じるオープンハウスですが、安い理由には見逃せないデメリットもいくつかあります。 なかでも建物、土地それぞれに関係するデメリットは何なのでしょうか。

オープンハウスのデメリット
  • ZEH実績がない
  • 耐震・耐振装置が標準装備ではない
  • 将来的に地価が下がる可能性も
  • 老後に向かない

ZEH実績がない

ZEH(エネルギー収支をゼロにする家)は、光熱費を抑えたり電力を蓄えたりできるほか、補助金が受けられるため、新築一戸建てを購入する際に検討する人も多いです。

年々ZEH実績を積み上げるハウスメーカーも増えていますが、オープンハウスは2021年時点でZEHの実績がありません。

オープンハウス自体はZEHの普及に向けて取り組んでいるため、ZEHが対応できないわけではありませんが、実績がない点では大きなデメリットと言えます。

山田編集者

耐震・耐振装置が標準仕様ではない

災害による家屋の倒壊を防ぐため、耐震・耐振構造のしっかりした一戸建て住宅は理想です。もちろん、オープンハウスの一戸建て住宅には地震に耐えうる構造を採用していますが、一方で耐震・耐振装置の装備はオプション扱いになっています。

耐震・耐振装置は、住宅の制振性能をより確実にするためのもの。付帯すれば、揺れを吸収したり変形を低減したりと大きなメリットが得られますが、オプション扱いなので注意が必要です。

将来的に地価が下がる可能性も

オープンハウスの一戸建て住宅は、首都圏や都市部といった好立地が魅力です。なにより、地価が高い物件とあって将来的に投資や売買を検討する人もいるでしょう。

しかし、地価は変動するもの。特に近年ではテレワークの普及に伴い、都心にこだわらず郊外で家を持つ人が増えているため、将来的に地価が下がる可能性もあります。

老後に向かない

好立地ゆえに日常の生活環境に恵まれたオープンハウスの一戸建て住宅。しかし、三階建ての狭小住宅が基本となると老後の生活にはあまり向いていません。

階段の上り下りが増える、1階と3階の温度差が大きいなど、三階建てならではのデメリットがそのまま老後に影響します。

オープンハウスで失敗しないポイント

オープンハウスに対する口コミやメリット、デメリットがこれだけ揃えば、オープンハウスで決めるかどうか判断しやすいですね。

山田編集者

浜崎解説員

そうですね。デメリットを理解した上でオープンハウスに決めるなら、そのデメリットを少しでもメリットに切り替えることが必要です。ここで、オープンハウスで失敗しないためのポイントを3つまとめてみました。
オープンハウスで失敗しないポイント
  1. 建売住宅と注文住宅の違いを理解する
  2. オプションでより住み心地の良い家にする
  3. 施工現場に足を運ぶ

建売住宅と注文住宅の違いを理解する

基本的に、オープンハウスの家は注文住宅よりも建売住宅を中心に扱っています。建売住宅は注文住宅に比べると価格帯も低く、こだわりのない人にとっては選びやすい住宅と言えます。 一方で、間取りの自由度がなく、家そのものに安っぽさを感じるのは否めません。

オープンハウスの注文住宅は建売住宅をベースにカスタマイズするため、ゼロから仕様を考える必要なくこだわりの家が建てられます。 建売住宅で満足できるのか、少しでもこだわって注文住宅にするのかを十分に検討しましょう。

オプションでより住み心地の良い家にする

オープンハウスの家は断熱性、耐震・耐振性ともに必要最低限の仕様となっているため、競合物件と比較すれば物足りなさを感じること必至です。

トータル費用を考えても、住んだあとにリフォームするよりオプションで住宅の性能を高めることをおすすめします。

浜崎解説員

ちなみに、オープンハウス・アーキテクトが公表している“選んで良かったオプションベスト10”の第2位に「耐震装置をつけた」、第6位に「断熱性能を上げた」とあります。
こだわりたいポイントに合わせて、費用感を調整しましょう。

施工現場に足を運ぶ

口コミにもあるように、施工現場での対応に不満を持つ人は少なくありません。家を建てるのも結局は“人”なので、当たり外れはあります。対応の悪さ一つで近隣住民との関係にひびが入るのは避けたいものです。

また、きちんと施工が行われているかを施主自身が確認することも大切です。施工が甘い、雨天時に養生されていないなどの事態をなくすには、施工現場に何度も足を運ぶ必要があります。

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オープンハウスで実際に家を建てた人の評判・口コミ

オープンハウスで契約した人、また実際に住んでいる人にしかわからないポイントもいくつかあります。満足した点、不満に感じた点をピックアップして紹介します。

オープンハウスで家を建てた・購入した人の評判・口コミ
  1. 対応に時間はかかるが住み心地には満足
  2. 第三者の対応に安心して任せることができた
  3. 引渡し後に発覚した施工ミス

対応に時間はかかるが住み心地には満足

大変でしたが、住んでみるとなかなか快適です。 先日の避難勧告が出るほどの大雨の時「雨漏りしたらどうしよう・・・」と、とても不安でずっと天井を眺めていましたが特に問題ありませんでした。 床の軋みもなく、気密性が高いようで今の時期は全部屋ちょっとエアコンを付ければ暖かさが保てて快適です。 ここまで来るのに、内見・ローン審査・土地契約・設計打ち合わせ・建物請負契約・施工・完成後のゴタゴタで約2年かかりましたが、建物も手抜きなく(第3者の検査会社に依頼しました)ご近所さんにも恵まれて総合的に満足です。
引用:e戸建て

契約後の対応には不満を感じたものの、住宅そのものの性能や住み心地には満足している様子です。気密性が高いとエアコン効率も良く、光熱費の節約になります。

第三者の対応に安心して任せることができた

念のため建物が完成するまでの間、心配だったので個別に住宅審査を依頼して、第三者のプロに調査していただきました。 全ての工程を写真に撮って、直接大工さんや業者さんとやりとりしてもらいました。 結果的に、何の問題もなかったので良かったです。
引用:e戸建て

オープンハウスの担当者ではなく、施工や調査の担当業者と直接やり取りをすることで、本来気づけなかった不備にも気づけた様子です。 オープンハウス側も、指摘に対して速やかに対応してくれたとのことで、総合的に満足しています。

引渡し後に発覚した施工ミス

玄関前の階段の施工漏れ、お風呂の蛇口が逆で取り付けた状態で引き渡されました。 後日玄関の階段については追加で施工していただきましたが、玄関の白い壁にアスファルトらしいものが飛び散った状態でした。ウェットティッシュで自分で拭いてとりました。 またお風呂の蛇口については、1年後の点検でこちらから念の為確認して発覚。直してはもらいましたが、そもそも引き渡しや工事完了時に気づかないものなのか、すごく疑問です。
引用:e戸建て

こちらは残念ながら施工の甘さを指摘する体験談です。点検で対応してもらえても、引渡し前の最終チェックが緩いと住宅の質そのものが下がってしまうため、前述の体験談のように第三者の調査を依頼するのがベターと言えます。

オープンハウスの展示場

最後に、オープンハウス(オープンハウス・アーキテクト)の常設展示場について紹介します。

展示場名住所
所沢展示場埼玉県所沢市若狭3丁目2353-1
幕張展示場千葉県千葉市花見川区5丁目417-7 幕張ハウジングパーク内
相模原展示場神奈川県相模原市中央区向陽町1-17 No.4 相模原住宅公園
藤沢展示場神奈川県藤沢市辻堂新町4丁目2 tvkハウジングプラザ藤沢内
立川展示場東京都立川市泉町935-1
三鷹展示場東京都三鷹市大沢3丁目2-37 ハウジングプラザ三鷹(第1会場)内
練馬展示場東京都練馬区谷原5丁目28-30

住宅展示場とは別に空間や間取りをリアルに体感できるショールームが渋谷にあります。 基本的に成約後の打ち合わせなどで使用するショールームですが、外壁やカーテンなどのサンプルも取り揃えているため、カタログだけではわかりにくいリアルな様子も見ることができます。

まとめ

オープンハウスの坪単価は激安とは言い切れないものの、建物にかかる費用は原価に近く、利便性の良い都心や都市部で家を持てるとあって他のハウスメーカーにはない大きな特徴があります。

性能や施工に対する不満の声もありましたが、オプションで家の基本性能をさらに高めたり、第三者による調査で抜かりなくチェックをすれば避けられる問題もあるでしょう。 オープンハウスの一戸建て住宅を検討している人は、事前に確認すべき項目をまとめた上で臨むようにしましょう。

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