小田急不動産の評判・口コミは?悪評も多い?不動産売却・査定のメリット・デメリットや仲介手数料について解説

この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

この記事のざっくりとしたポイント
  1. 小田急不動産は1964年に創業しており57年の歴史がある不動産会社
  2. ユーザーに寄り添ったサービスや徹底したサポートを行ってくれる
  3. ソナエアラバという独自のサポートサービスがある

今回の記事では小田急不動産の評判や口コミをご紹介します。

浜崎編集長

1964年から創業しており、小田急沿線の街づくりに取り組んでいることから、不動産に関するノウハウが蓄積されています。

売却に関する評判や口コミを厳選して記載しているため、売却時の参考にすることが可能です。これから本格的な不動産売却を考えている方はご活用ください。

小田急不動産とは

小田急不動産のWEBサイトの画像

商号小田急不動産株式会社
Odakyu Real Estate Co., Ltd.
設立1964年12月16日
本社東京都渋谷区初台1丁目47番1号
資本金21億4,000万円
決算期3月31日
役員
取締役社長(代表取締役) 金子 一郎
会社HP小田急不動産公式

小田急不動産は1964年に創業しており57年の歴史がある不動産会社です。不動産売買、賃貸、家の新築、リフォームなど様々な事業を展開しており、ノウハウが充実しています。念入りにアドバイスも行ってくれるので初めて不動産売却を行う方にもおすすめです。

売却では即時買取、買取保証制度、リースバックなどユーザーにとってメリットになるサービスも各種用意されているのが特徴です。様々なサポートを受けて不動産売却を行いたいという方に向いています。

小田急不動産における売却の流れ

小田急不動産における売却の流れは下記の通りです。

手順1
売却相談
売却希望価格、売却希望時期を相談する。同時に売却にかかる諸費用を確認。
手順2
価格査定
売却する上での参考価格を把握する段階。売却価格の目安を確認できる。
手順3
媒介契約の締結
ユーザーと不動産で契約を結ぶ。「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類から選択可能。
手順4
売却物件の販売活動
不動産側がは折込チラシやインターネットなどの媒体を通じて、販売活動を行う。ポータルサイトへの掲載も可能。
手順5
不動産売買契約
購入希望者が見つかったら契約価格、引渡し時期などの調整を行う。買い主との合意が結べたら、正式な契約を結ぶ。
手順6
残代金の決済・物件の引渡し
売買契約ができたあとは、引渡しに向けて準備を始める。残代金の受け取りや、買い主に物件を引き渡して完了。 

基本的にはこの流れになるので、あらかじめ把握した上で相談することが大切です。

小田急不動産の仲介実績は?

公益社団法人不動産流通推進センターが発表している、2022年の不動産仲介の取扱高・仲介件数などは以下の通りです。

こちらのランキングは取扱高を基準にした順位となっています。

順位/企業名取扱高 (億円)前年比(%)仲介件数 (件)手数料収入 (億円)店舗数各社の評判
1位/三井のリハウス1兆8,926億円21.041,183901291三井のリハウス
2位/東急リバブル1兆5,779億円28.628,750715199東急リバブル
3位/住友不動産販売1兆4,533億円17.138,144713237住友不動産販売
4位/野村不動産9,6498.010,08139894野村の仲介+
5位/センチュリー216,400-0.326,629306991センチュリー21
6位/三井住友トラスト不動産5,50433.48,22622971三井住友トラスト不動産
7位/三菱UFJ不動産販売4,50227.34,65219035三菱UFJ不動産販売
8位/みずほ不動産販売4,28615.93,97817849みずほ不動産販売
9位/オープンハウス3,62423.68,26815162オープンハウス
10位/積水ハウス2,87922.77,973127115積水ハウス
11位/三菱地所リアルエステートサービス2,7395.21,118909
12位/東宝ハウス2,2705.96,21710919東宝ハウス
13位/イエステーション2,020-0.77,47261164イエステーション
14位/住友林業ホームサービス1,81419.64,7337946住友林業ホームサービス
15位/東京建物不動産販売1,73629.71,1394813東京建物不動産販売
16位/大成有楽不動産販売1,69418.44,0947136大成有楽不動産販売
17位/大京穴吹不動産1,6765.85,3137774大京穴吹不動産
18位/大和ハウス1,660-2.34,29073117大和ハウス
19位/福屋不動産1,4021.97,9516995福屋不動産販売
20位/中央日本土地建物1,31244.6321387
21位/近鉄不動産1,1669.04,4466346近鉄不動産
22位/スターツ1,165-1.92,20451104スターツ
23位/三菱地所ハウスネット1,06226.31,9484836三菱地所ハウスネット
24位/伊藤忠ハウジング924-6.81,905262
25位/リストサザビーズ85836.31,4044010
26位/長谷工リアルエステート8425.82,1113741長谷工の仲介
27位/ポラス71626.82,8453462ポラス
28位/小田急不動産54431.61,3372416小田急不動産
29位/ナイス44712.71,1871615ナイス
30位/メルディアリアルティ38418.8832198
31位/阪急阪神不動産36043.17661313阪急阪神不動産
32位/京王不動産31335.47431412京王不動産
33位/相鉄不動産販売31135.4631138
34位/REDS30721.962876
35位/朝日住宅2734.7892129朝日住宅
36位/京急不動産18337.6466810京急不動産

出典:公益社団法人不動産流通推進センター「2022年不動産業統計集(9月期改訂)」

小田急不動産の実績は、仲介の取扱高において28位を獲得しています。

小田急不動産の店舗は小田急沿線に多く、全国で16店舗しかありません。

浜崎編集長

しかし、これだけ店舗数が少ない中28位はすごいです。

「ソナエアラバ」というWeb相談室はも用意されているので、手軽に売却の相談も可能です。

小田急不動産の良い評判・口コミ

小田急不動産の良い評判・口コミ
  • 地元に強い不動産会社を選んだ
  • 親身に対応してもらった
  • 対応も早くストレスのない応対だった

地元に強い不動産会社を選んだ

地元の地主や販売に強い不動産業者へのアプローチができる会社、コネクションがある会社をチョイスした。また該当物件が小田急線沿線だったこともあり、小田急不動産様にお声がけさせていただいた。仲介手数料の手数料も値引きしていただいたことも大きいかと思っています。

おうちの語り部から抜粋

親身に対応してもらった

売却の土地の名義が多数高齢であったため、手続き等心配していたが、時間をかけて親身に対応して頂き販売まで持っていけたこと、コロナ禍であったが想定より下がることなく販売できたことに感謝しています。

おうちの語り部から抜粋

対応も早くストレスのない応対だった

インターネット掲載の対応も早く、適度に滞りなく連絡も入れて頂き、また簡潔に丁寧な口調での説明で全くストレスを感じない対応でした。成約後も不必要な連絡なども無くストレスを感じません。

おうちの語り部から抜粋

小田急不動産の悪い評判・口コミ

小田急不動産の悪い評判・口コミ
  • 査定価格に誤記があった
  • 担当者の対応が残念だった
  • 適当な対応をされた

査定価格に誤記があった

担当者の対応が残念だった

適当な対応をされた

小田急不動産は地域に密着した事業を展開しているので、地元に強いアプローチや宣伝が可能です。他社では実現できないようなスピードで売却できることもあるのが小田急不動産ならではの魅力となります。

該当物件が小田急線沿線である場合は、さらに細かいアドバイスなどももらえることがあります。

もし、自分が保有している物件が小田急線沿線などにある場合は小田急不動産に相談することがおすすめです。

事務員

小田急不動産ではユーザーに対して適切なサポートを行ってくれるため、事情や要望などを汲み取った上で支えてくれます。手続きなどについてもアドバイスをくれるので、不安になることなく準備を進めていくことが可能です。

MEMO

不動産売却を行う際に気になる売却価格ですが、なるべく落とさずに売却できるようにしてくれるのも嬉しいメリットです。その時々の状況や時勢なども踏まえた上で適切なアプローチを行ってくれます。

小田急不動産の仲介手数料・値引き・割引 

 

不動産の売却を行う際に気になるポイントの1つとして仲介手数料が挙げられます。不動産会社を仲介して物件を売却する場合に、発生することが多いコストとなっているのであらかじめ把握しておくことが大切です。

仲介手数料について

小田急不動産では仲介手数料が公開されていないので、下記の計算式を基準に考えることがおすすめです。

小田急不動産では仲介手数料
  • 取引額の3%+6万円+消費税

仲介手数料は上記のような法律で決められた上限額が基準となるのであらかじめ知識として覚えておくことが大切です。

値引き・割引について 

小田急不動産で仲介手数料の値引きを行いたい場合は、他の不動産で受けた査定報告書を見せるのがおすすめです。他の不動産と迷っていると考えている意思を見せることで査定額が見直されることもあり得ます。

他の不動産会社でも査定を受けて、値引き交渉を行う際に役立てると効果的です。また、仲介手数料がどうしても気になる場合は、中小の不動産会社や仲介手数料が無料の不動産会社を探すというのも手段の1つとなります。

小田急不動産で不動産売却をするメリット

 

小田急不動産で不動産売却をするメリットとしては下記の4つのポイントが挙げられます。

小田急不動産で不動産売却をするメリット
  • ソナエアラバという独自のサポートサービスがある
  • 無料売却査定が可能
  • Web相談室で手軽に相談可能
  • 買取サービスもあるのでスピード売却が可能

特にソナエアラバやWeb相談室は小田急不動産ならではのサポートとなっています。それぞれのサポートを受けることで便利な形で売却を進めることが可能です。ここからはそれぞれのメリットについてご紹介するので、ご参考にしてください。

ソナエアラバという独自のサポートサービスがある

小田急不動産のソナエアラバの画像

出典:小田急不動産

小田急不動産による独自のサポートサービスとしてソナエアラバがあります。ソナエアラバでは実際に下記のサポートを受けることが可能です。

ソナエアラバ
  • 住宅設備機器保証
  • 建物状況調査・既存住宅瑕疵保証
  • 水廻りのクリーニング
  • 境界確認・仮測量
  • 24時間緊急対応
  • プロによるリペアサービス
  • 家に清潔感を出せるホームステージング
  • 売却できなかった際の買取保証
  • 一時的な融資の利用ができるつなぎサポート
  • 相続税などの納税サポート

これらのように他社では実現できない手厚いサポートが期待できます。なるべく不安要素を排除して安心した売却に繋げたいという方は小田急不動産がおすすめです。

無料売却査定が可能

小田急不動産の公式HPではすぐに無料売却査定の依頼が可能となっており、スムーズな査定に繋がります。物件種別、所在地、面積、売却希望価格、売却予定時期などを入力することで無料査定に進むことが可能です。

注意

イメージが固まっていないと項目を入力することが難しい場合もあります。そのため、いつまでに売却したいのか、どれくらいの価格で売却したいのかといったことは明確にイメージしてから無料売却査定を依頼することがおすすめです。

Web相談室で手軽に相談可能

小田急不動産のWEB相談フォームの画像

出典:小田急不動産

小田急不動産の公式HPにはWeb相談室というサポートがあります。専用の問い合わせフォームから連絡を行い、自分の悩みを率直に相談することが可能です。売却以外の相談もできるので、気になったことはなんでも聞くことができます。

浜崎編集長

相談事例やQ&Aも確認できるので、質問を送る前にチェックしておくことも大切です。自分の悩みと似ている悩みがあれば参考にできます。

買取サービスもあるのでスピード売却が可能

小田急不動産では仲介を行わずに、不動産側に直接買い取ってもらう制度が存在します。ユーザー側のスケジュールに合わせてくれる上に、入金対応も迅速に行ってくれるのが強みです。仲介手数料もかからないためお得に売却できます。

MEMO

代理人が契約できるようになっているなど対応の幅が広いのもメリットです。本人確認や委任状等の書類は必要なるので、あらかじめ覚えておくことが大切です。住み替えなどでなるべく早く売却したい際は買取制度の検討もおすすめとなります。

小田急不動産で不動産売却をする注意点

 

小田急不動産で不動産売却を行う際は様々なメリットなサポートが存在しています。ただ、その分注意点も存在しているので、把握した上で不動産売却を依頼することが大切です。ここからは注意点について詳しくご紹介するので、ご参考にしてください。

真剣に検討する場合は店舗に足を運ぶ

小田急不動産では無料査定サービスやWeb相談室などのオンラインサービスが充実しています。オンライン上で様々な相談や確認ができるため非常に便利ですが、真剣に売却を考えている場合は店舗に足を運ぶことが大切です。

MEMO

実際に店舗に足を運ぶことで、さらに細かいサポートが受けられる上に正確な査定も判明します。様々な疑問に対しても営業スタッフがスムーズに対応してくれるため、売却時の不安を軽減することが可能です。

ソナエアラバについては十分に確認する

ソナエアラバには様々なサポートがついていますが、条件があるサポートについては特に確認が必要です。

浜崎編集長

例えば、住宅設備機器保証では引渡しから1年間、最大500万円(税込)までの保証という制約があります。

また、リペアサービスにおいては、作業に伴う小さなキズや多少の色ムラが生じる場合があります。このように各サポートには細かい仕様や注意点があるので、依頼する場合はあらかじめ十分にルールを確認することが大切です。

まとめ

今回の記事では小田急不動産における実際のユーザーの評判・口コミについてご紹介しました。メリット・注意点、仲介手数料についてもまとめているので、気になるポイントを詳しく知ることができます。

小田急不動産はユーザーに寄り添ったサービスや徹底したサポートを行ってくれます。ノウハウが豊富で、より早く売却できるようにアプローチしてくれるのが強みです。不安要素をなるべく減らして不動産売却を行いたい場合は、小田急不動産を検討してみてください。