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京急不動産の評判・口コミは?悪評も多い?不動産売却・査定のメリット・デメリットや仲介手数料について解説

この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

この記事のざっくりとしたポイント
  1. 京急不動産は京急線の駅に隣接した箇所に店舗を構えている
  2. 実績やネットワークが豊富である
  3. 地域密着型であるため口コミが少ない

今回は皆さんに、京急沿線上の物件に特化した不動産サービスを提供する「京急不動産」の不動産売却をご紹介します。

浜崎編集長

京急不動産は、今回紹介する不動産売却をはじめ、戸建てやマンションの販売、賃貸物件や収益物件など、幅広く手がける不動産会社です。

幅広い観点かつエリアに特化したサービスということもあり、信頼性の高さが伺えます。では、京急不動産はどのような形で「家を売る」ことに向き合っているのかを確認していきます。

京急不動産とは

京急不動産のWEBサイトの画像

会社名 京急不動産株式会社
設立 1958年9月30日
本社所在地 本社事務所
〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島1−2−8 京急グループ本社
資本金 10億円
従業員数 161名(2021年1月時点)
主な事業内容 土地・戸建住宅・マンションなどの分譲事業、仲介事業、賃貸事業、賃貸管理事業
公式HP 京急不動産公式

京急不動産という名称なだけあり、上大岡や大森、蒲田や久里浜など、京急線の駅に隣接した箇所に店舗を構えています。首都圏などにもアクセスしやすいことから、京急線沿いの物件を求めている方も多いでしょう。

そんな京急不動産では、どのように不動産売却を進めていくのでしょうか。

事務員

京急不動産で家を売る流れ

京急不動産で不動産売却をする流れは、以下のようになっています。

手順1
売主の希望をヒアリングしたうえで物件の調査をし、査定額の算出と売却に関する説明をする
 
手順2
一般・専任・専属専任の3つから形態を選び、京急不動産と媒介契約を締結する
 
手順3
京急不動産の公式サイトやオープンハウスなどを駆使した販売活動を行う
 
手順4
購入希望者との交渉などを行い、双方納得のうえで売買契約を締結する
手順5
引き渡し日に備えて引っ越しや公共料金の精算、抵当権の抹消手続きなどを済ませておく
手順6
買主から残代金を受領し、鍵と関係書類を手渡して完了

引き渡しまでが完了したら、固定資産税などの精算も忘れないようにしましょう。

京急不動産の仲介実績は?

公益社団法人不動産流通推進センターが発表している、2022年の不動産仲介の取扱高・仲介件数などは以下の通りです。

こちらのランキングは取扱高を基準にした順位となっています。

順位/企業名 取扱高 (億円) 前年比(%) 仲介件数 (件) 手数料収入 (億円) 店舗数 各社の評判
1位/三井のリハウス 1兆8,926億円 21.0 41,183 901 291 三井のリハウス
2位/東急リバブル 1兆5,779億円 28.6 28,750 715 199 東急リバブル
3位/住友不動産販売 1兆4,533億円 17.1 38,144 713 237 住友不動産販売
4位/野村不動産 9,649 8.0 10,081 398 94 野村の仲介+
5位/センチュリー21 6,400 -0.3 26,629 306 991 センチュリー21
6位/三井住友トラスト不動産 5,504 33.4 8,226 229 71 三井住友トラスト不動産
7位/三菱UFJ不動産販売 4,502 27.3 4,652 190 35 三菱UFJ不動産販売
8位/みずほ不動産販売 4,286 15.9 3,978 178 49 みずほ不動産販売
9位/オープンハウス 3,624 23.6 8,268 151 62 オープンハウス
10位/積水ハウス 2,879 22.7 7,973 127 115 積水ハウス
11位/三菱地所リアルエステートサービス 2,739 5.2 1,118 90 9
12位/東宝ハウス 2,270 5.9 6,217 109 19 東宝ハウス
13位/イエステーション 2,020 -0.7 7,472 61 164 イエステーション
14位/住友林業ホームサービス 1,814 19.6 4,733 79 46 住友林業ホームサービス
15位/東京建物不動産販売 1,736 29.7 1,139 48 13 東京建物不動産販売
16位/大成有楽不動産販売 1,694 18.4 4,094 71 36 大成有楽不動産販売
17位/大京穴吹不動産 1,676 5.8 5,313 77 74 大京穴吹不動産
18位/大和ハウス 1,660 -2.3 4,290 73 117 大和ハウス
19位/福屋不動産 1,402 1.9 7,951 69 95 福屋不動産販売
20位/中央日本土地建物 1,312 44.6 321 38 7
21位/近鉄不動産 1,166 9.0 4,446 63 46 近鉄不動産
22位/スターツ 1,165 -1.9 2,204 51 104 スターツ
23位/三菱地所ハウスネット 1,062 26.3 1,948 48 36 三菱地所ハウスネット
24位/伊藤忠ハウジング 924 -6.8 1,905 26 2
25位/リストサザビーズ 858 36.3 1,404 40 10
26位/長谷工リアルエステート 842 5.8 2,111 37 41 長谷工の仲介
27位/ポラス 716 26.8 2,845 34 62 ポラス
28位/小田急不動産 544 31.6 1,337 24 16 小田急不動産
29位/ナイス 447 12.7 1,187 16 15 ナイス
30位/メルディアリアルティ 384 18.8 832 19 8
31位/阪急阪神不動産 360 43.1 766 13 13 阪急阪神不動産
32位/京王不動産 313 35.4 743 14 12 京王不動産
33位/相鉄不動産販売 311 35.4 631 13 8
34位/REDS 307 21.9 628 7 6
35位/朝日住宅 273 4.7 892 12 9 朝日住宅
36位/京急不動産 183 37.6 466 8 10 京急不動産

出典:公益社団法人不動産流通推進センター「2022年不動産業統計集(9月期改訂)」

京急不動産の実績は、仲介の取扱高において36位を獲得しています。

浜崎編集長

京王不動産の店舗は京王井の頭線沿いに集中しているので、沿線沿いの物件が多いのが特徴です。

買取保証に対応しているだけでなく買主・売主ともに瑕疵保証が備わっているのが特徴です。買主も売主を安心して取引できそうです。




京急不動産の評判・口コミ

ここでは、実際に京急不動産を利用して不動産売却をした方から届いた評判・口コミをいくつかご紹介します。京急不動産に不動産売却を依頼するうえでの判断材料となるため、ぜひ参考にしてください。

二人体制で、敏速且つ親身に対応をしてくれた。メールでのやり取りや電話対応、返信が早く、不安を感じさせない努力が見受けられた。付加価値的な安価な測量会社等の紹介もあり、諸費用を抑える提案も多々あった。

引用:おうちの語り部

京急不動産は地域密着型の不動産会社であるため、口コミの数はそこまで多くありません。しかし、挙がっている口コミは高評価のものが多く、ここに挙げたもの以外にも売却スピードや価格に関する満足の声が多く挙がっていました。

対して、京急不動産に関してこんなネガティブな意見も寄せられています。

事務員

向こうのペースで事が運ばれた、という感は否めない。しかし、一歩下がって確認しながら事を進めたのだが、ほぼ想定内の対処であった。乱暴と言えないこともなかったが、欲張り過ぎか。

引用:おうちの語り部

結果的に想定していた取引であったものの、担当者がペースを握っていたことに不満を感じるといった内容です。あくまで売主のペースを重要視してくれるよう、売却時に伝えておけばこのようなことはある程度防げるでしょう。このほかに悪評と言えるものはほとんど見られなかったため、京急不動産の不動産売却は優れていると言えます。




京急不動産の仲介手数料・値引き・割引

不動産売却を依頼するうえでどうしてもネックになってしまう仲介手数料、京急不動産の場合はどのような仕組みなのでしょうか。ここでは、京急不動産の仲介手数料についてや仕組み、値引きを詳しく解説します。

京急不動産の仲介手数料はいくら?

京急不動産に限らず、不動産売却の仲介手数料は売却金額の3%+60,000円に消費税が加算された金額が掲示されるのが一般的です。この式で掲示された金額が「上限金額」とされ、一般的にはこの上限金額がそのまま請求されます。

浜崎編集長

つまり、売却金額が高ければ高いほど仲介手数料が高くなり、安ければその分低額になります。

しかし、仲介手数料が低額ということは物件の売却金額も安いことになるため、差し引きされる金額にかかる負担に大きな変化はありません。仲介手数料の仕組みはほとんどの不動産会社で統一されているため、京急不動産だからいくら、というわけではないことも覚えておくと良いでしょう。また、部分ごとの売却金額に応じて利率も3〜5%に変動することも、知識として把握しておくことをおススメします。

京急不動産の仲介手数料の値引き・割引について

残念ながら京急不動産では、仲介手数料の値引きや割引などは行っていません。仲介手数料は上述した通り、売却金額に応じて算出されるため、決して安い金額ではないことがわかります。

京急不動産の仲介手数料は本当に値引きや割引はできないのでしょうか。

事務員

浜崎編集長

結論を言うと、担当者に直接値引き交渉を行うことで、仲介手数料を安くできる可能性があります。担当者と良好な関係を築くことが条件にはなりますが、うまくいけば費用の節約につながり、よりスムーズかつ満足いく取引ができるでしょう。

もしくは、京急不動産が取り扱っている物件を他社を通じて交渉することで仲介手数料を割引できる可能性があります。あくまで上限金額を支払うことが一般的なものであるため、安くすることに固執しすぎないよう、適度な交渉などを行いましょう。




京急不動産で不動産売却をするメリット

ここまで紹介した京急不動産の不動産売却についての情報を踏まえたうえで、京急不動産で家を売ることに関するメリットを見ていきましょう。以下では、主な5つを詳しく解説します。

実績やネットワークが豊富である

浜崎編集長

京急不動産は、京急沿線のエリアに特化しているにもかかわらず、なんと24,712戸もの不動産供給実績があります。総合不動産業であることを活かして、すべてのサービスをワンストップで提供しているからこその実績と言えるでしょう。

またネットワークも幅広く、京急百貨店や京急ストア、ウィングや京急建設、京急サービスなど、京急線と縁の深い企業のネットワークを活用できることも強みです。宅建や建築士など、不動産に関するスペシャリストの在籍数が豊富な点も、安心して売却を任せられる理由のひとつと言えます。

買取保証に対応している

京急不動産では、一般的な仲介売買とは異なる「買取保証」に対応しています。買取保証とは、売主と買主の間に不動産会社が入る形態ではなく、不動産会社が「直接」売主から物件を買い取る方法です。

浜崎編集長

一般的な仲介売買と比べて売却金額が下がる傾向にありますが、いわゆる「売れ残り」といった事態を防げる手段であるため、売却に期限を設けている方におススメです。

また、買取保証の場合は仲介手数料が不要なため、少しでも費用を抑えて売却活動をしたい方に適した方法とも言えます。販売活動を行うといった行程もないため、不動産会社が提案する金額や条件にさえ納得できれば、スピーディかつ確実に家を売れるおすすめの方法です。

瑕疵保証が備わっている

雨漏りや水漏れ、シロアリといった「瑕疵」に対する保証が備わっているのも京急不動産のメリットです。京急不動産では、売主の瑕疵保証を引き渡しから3ヶ月、買主の瑕疵保証期間を引き渡しから1年(厳密には4ヶ月目以降の9ヶ月間)設けています。雨漏りや水漏れといった対応の上限は免責なしで200万円、シロアリに関する補修・駆除は免責なしで上限50万円です。

MEMO

売主・買主どちらにも瑕疵保証を適応させることで、売主は物件の価値を下げている要因を排除でき、買主には引っ越し後の安心を提供できるというメリットがあります。総合不動産企業である京急不動産は、売主はもちろん買主の安心・不安にも寄り添っていることがわかります。




住まいに関するトラブルへの対応が優れている

京急不動産では、住まいに関連するさまざまなトラブルに対し、1年間無料でサポートを提供しています。

浜崎編集長

主なサポートとして、カギや水回り、管球交換といった内容が挙げられます。
売主の方に直接関わるポイントではありませんが、充実したアフターサポートが備わっているということで買主の方にアプローチできるポイントですね!

事務員

充実したサポートの備わっている京急不動産の物件ならと購入を検討する方も多いため、最終的には売却活動を後押しするポイントとも言えるでしょう。

売却事例が掲載されている

京急不動産では過去の売却事例を、物件の種類や間取り、時期や最寄り駅、売却価格など詳しい情報を記載したうえで豊富に掲載しています。これにより、売主の方がご自身の所有する物件の価値を把握しやすくなるというメリットがあります。条件の似た物件と査定額に大きく違いが出た場合、売却金額の交渉がしやすくなるという点もメリットです。

MEMO

事例が豊富に掲載されていること自体が、そのまま実績の豊富さにもつながるため、信頼性という点が保証されていると言えます。




京急不動産で不動産売却をする注意点

豊富なメリットがある反面、リスクにもつながる注意点がいくつか存在するのも事実です。ここでは、京急不動産で家を売る際に把握しておきたい、3つの注意点についてご紹介します。

京急沿線以外の物件に対応しづらい

京急不動産は名称の通り、京急沿線上の物件に特化した不動産会社です。そのため、他の沿線での生活を検討している方にとっては利用しづらいと言えます。

注意

あくまで京急沿線上の物件を売却したい方、京急沿線上で生活をしたい方に絞ったアプローチとなることを覚えておきましょう。

地域密着型であるため口コミが少ない

京急沿線に特化していることから、地域密着型であることがわかります。地域密着型の不動産会社は全国からのクチコミが集まりにくく、ネット上での情報収集が難しい傾向にあります。

悪評も含めてユーザーの声をある程度集めて利用を検討したいという方にとっては、口コミの少なさはデメリットになりますね。

事務員




仲介手数料の値引きに融通が利かない

京急不動産に限った話ではないものの、仲介手数料が割引されないという点はリスクにつながります。

浜崎編集長

売却にも費用がかかるため、少しでも出費を抑えたい方にとっては非常にネックなポイントです。

値引き交渉がうまくいけば仲介手数料は安くできるため、担当者との関係を良好に築き、タイミングを狙って値引き交渉をしましょう。どうしても仲介手数料が気になるという方は、買取サービスの活用をおススメします。




まとめ

今回この記事では、京急沿線上の物件に特化したサービスを展開する不動産会社、京急不動産の不動産売却について詳しく解説しています。豊富なネットワークや保証制度の充実、トラブルへの対応が充実しているのが京急不動産の売却に関する特徴です。

今回は売却の流れなども詳しく解説しているので、京急不動産で家を売る際にはぜひご参考ください。仲介手数料の割引が利かなかったり、京急沿線以外の物件に対応できなかったりといった注意点もあるため、それらも踏まえたうえで、京急不動産での不動産売却について触れてみてはいかがでしょうか。