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県民共済住宅はできないことだらけ?口コミや施工例で分析するデメリット・メリット

県民共済住宅はできないことだらけ?口コミや施工例で分析するデメリット・メリット

《この記事のまとめ》
  1. 県民共済住宅の「できない」に関する口コミ・評判まとめ
  2. 県民共済住宅で後悔?価格は?メリット・デメリットを解説
  3. 県民共済住宅はできないことも多いがコスパ抜群!
  4. 検討先を一つの会社に絞る前に、複数の会社から資料や見積もりを収集しておくことがおすすめ
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「埼玉県で安く家を建てたい」そう思う人の多くは県民共済住宅の名を目にしたことがあるのではないでしょうか。
県民共済住宅は、埼玉県民共済が100%出資する子会社。営利を目的としない事業であり、品質の高い注文住宅を低価格で提供していることで注目を集めています。

注文住宅を建てるには高額なお金が必要になりますよね。でも、この価格が適正かどうか判断しづらくて…。県民共済住宅の注文住宅は安いと言われていますが、実際はいくらで家が建つのか気になります!

平松編集者平松編集者

岸田解説員岸田解説員

実際のチラシを見ると、1000万円台でハイスペックな家が建つようです。一方、完全な注文住宅とは違い“できないことも多い”とブログで指摘されています。今回は、県民共済住宅の評判や“できないこと”の内容について解説していきます。



県民共済住宅はできないことだらけで後悔?「できない」に関する口コミ・評判
県民共済住宅はできないことだらけで後悔?「できない」に関する口コミ・評判

県民共済住宅の家づくりは本当に“できないこと”が多いのでしょうか?まずは県民共済住宅で家を建てた人を中心に口コミを調査しました。

県民共済住宅の「できない」に関する口コミ・評判
  1. 県民共済住宅は安いなりの性能の低さが否定できない
  2. フロアの色変更や設計担当の指名はできない
  3. 床暖房にすると補助金が導入できないため断念
  4. 設計担当の指定はできないがリクエストはできた
  5. コスパ抜群なのに埼玉エリア以外の施工ができない

県民共済住宅は安いなりの性能の低さが否定できない

一部のブログでも「寒い」と口コミの多い県民共済住宅の家。
断熱性能ならZEH住宅レベルなので性能が低いとは決して断言できないことですが“第3種換気システム”の影響で必要以上に換気がなされ、結果寒くなるのでは?との指摘もありました。

岸田解説員岸田解説員

県民共済住宅では、2022年の仕様変更で壁の断熱材がグレードアップしました。一部でトリプルガラスの樹脂サッシが標準仕様になるなど、性能面の向上に向けて取り組んでいます。

フロアの色変更や設計担当の指名はできない

実際の見積もりについて詳細に“できないこと”が確認できる口コミです。フロアの色変更、ベランダなしにした場合の値引き、設計担当の指名はいずれも不可とのこと。インテリアやデザインなどにこだわりが強い人ほど、県民共済住宅の制約(できないこと)が大きなデメリットになるといえます。

完全な注文住宅を求めるよりも、セミオーダーに近い注文住宅と考えたほうが安心ですね。

平松編集者平松編集者

床暖房にすると補助金が導入できないため断念

最大100万円の補助金が用意される「こどもみらい住宅支援事業」についての口コミです。
現在は終了している事業ですが、この制度自体“一定の性能を満たした注文住宅の新築や分譲住宅の購入”が対象であり、すぐれた省エネ性能が求められていました。
その点でいうと、床暖房の導入は対象外であることがわかりますし、県民共済住宅自体の“できないこと”とは言えません。

岸田解説員岸田解説員

ちなみに、県民共済住宅では床暖房も入れることができるので安心してくださいね。

設計担当の指定はできないがリクエストはできた

他の口コミでも紹介したように、できないことの一つに設計担当者の指名があります。申し込みをした後に担当者が振り分けられるようですが、要望を伝えることはできるようです。

岸田解説員岸田解説員

県民共済住宅では、施主が紙に書き起こした設計プランを設計士が形にしていきます。郵送やオンラインでのやり取りも多く顔を合わせる機会が少ないため、相性を気にする必要もあまりないと言えます。

コスパ抜群なのに埼玉エリア以外の施工ができない

県民共済住宅は営利を目的としない住宅事業なのでコスパも高いですが、施工エリアは埼玉県内のみとなっています。
同じ“県民共済”でも他県で住宅事業を展開している様子はなく、埼玉県以外で家を建てることができないので注意が必要です。

岸田解説員岸田解説員

県民共済住宅の坪単価は30万円台なので、埼玉県以外で同じ坪単価を求めるならアイダ設計やタマホームあたりが該当するでしょう。
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県民共済住宅の特徴|間取りの自由度が高いって本当?
県民共済住宅の特徴|間取りの自由度が高いって本当?

一部でできないことが多い”と評価されている県民共済住宅ですが、コスパの高さや住宅性能、営利主義ではないからこそ生まれる家づくりの姿勢については他のハウスメーカーにない強みがあります。

県民共済住宅が掲げる“適正価格”も、なにをもって“適正”と言い切れるのかが知りたいです。県民共済住宅ならではの強みや特徴について教えてもらえますでしょうか?

平松編集者平松編集者

県民共済住宅の特徴
  1. 営業不在で直に設計士や現場監督とやりとりする
  2. 適正価格でコスパが良い
  3. ZEH水準の省エネ住宅を提供
  4. 自由度の高い木造軸組構法
  5. 耐震等級3の地震に強い家
  6. 営利主義ではない顧客本位の家づくり



営業不在で直に設計士や現場監督とやりとりする

一般的な工務店やハウスメーカーは、施主と設計士・現場監督との間に営業担当者が介入します。ですが、県民共済住宅は非営利かつ人件費を抑えることで住宅そのものの価格を下げているため、営業担当者がいません。
本来であれば、営業担当者が施主の知りたい情報を調べて提供したり、メーカーのショールーム見学のアポを取ってくれたりとさまざまな場面でサポートしてくれますが、県民共済住宅の場合は施主自身がすべてとりまとめる必要があります。

岸田解説員岸田解説員

つまり、施主の知識や能力で家の仕上がりに大きな違いが出るということです。フットワークが軽く、自分で家づくりの勉強がしたい!という熱意のある人なら、やりがいがあるでしょう。

適正価格でコスパが良い

一般的なハウスメーカーや工務店は、自社ブランディングのためのモデルハウスの維持費や広告費、営業担当者による活動に多額の費用を投じています。
一方、県民共済住宅ではこれらの費用を最小限に抑えているほか、建築資材の一括購入などにより過剰なコストを抑え、適正価格で注文住宅を建てています。

岸田解説員岸田解説員

ちなみに、35坪以上標準仕様価格の坪単価は35.8万円。多くのハウスメーカーは自社の坪単価に設計などの諸経費を除いて提示していますが、県民共済住宅の坪単価には諸経費もきちんと含まれています。
なるほど。適正価格というのは諸経費という名の追加料金がない価格、という意味でもあるんですね。それにしても坪単価が30万円台とは驚きです…!

平松編集者平松編集者

ZEH水準の省エネ住宅を提供

県民共済住宅は、標準仕様においてもZEH水準の家づくりに取り組んでいるのが大きな特徴です。
たとえば、品質が高く断熱性とコスパに優れたグラスウールを採用しているほか、全室LED照明や節水シャワー、タッチレス水栓などの省エネ性に優れた設備を取り入れています。
そして、断熱性能を表すUA値は標準仕様で0.6。国が定める省エネ住宅のUA値は0.87であり、断熱等性能等級5に値します。

岸田解説員岸田解説員

高断熱仕様や太陽光発電などはオプション装備になりますが、導入することでより優れた省エネ・創エネが実現できるんですよ。
コスパも省エネ性も優れているなんて素晴らしいですね。普通の生活をするだけで省エネになりますし、環境にも家計にも優しいのは嬉しいポイントです。

平松編集者平松編集者

自由度の高い木造軸組構法

県民共済住宅の家は木造軸組構法を採用しています。これは柱や梁など骨の骨格によって家を支える構法であり、外壁や屋根の形状の構造も自由が効きやすいメリットがあります。
将来リフォームや増改築をしたいときもフレキシブルに対応できるほか、開口部が広く取れるので気持ち良い生活空間にもなるでしょう。

岸田解説員岸田解説員

木造軸組構法なら、狭小地や変形地の住まいでも対応できます。間取りにこだわりたい人には嬉しいポイントなのではないでしょうか。



耐震等級3の地震に強い家

県民共済住宅では、耐震等級3(最高等級)の家づくりや設計・建設住宅性能評価制度による第三者チェックを通したうえで地震に強い家を提供しています。もちろん、坪単価のなかには第三者チェックによる費用も含まれているので、安心感を得たい人にはありがたいポイントと言えるでしょう。

標準仕様でも地震に強い県民共済住宅の家ですが、オプションで制振システムをプラスすることも可能。耐震性能が高くても建物へのダメージが蓄積されることが懸念されますが、制振性能がプラスされれば建物へのダメージも減らせ、長く安心した暮らしにつなげることができます。

一般的なハウスメーカーや工務店では、第三者チェックが有料の場合がほとんどですし、施主自ら手配するケースも多いですよね。

平松編集者平松編集者

岸田解説員岸田解説員

そうですね。設計や施工に第三者チェックが入るのは、家づくり全般において強い信頼感にもつながるのではないでしょうか。

営利主義ではない顧客本位の家づくり

冒頭から繰り返している通り、県民共済住宅は埼玉県民共済が100%出資して設立された企業であり、営利主義ではない共済事業のもと家づくりに取り組んでいます。営利事業のメーカーとは違い、株主への配当分とする利潤が上乗せされていないほか、営業にかける費用をかけず、現金一括大量仕入れをすることで低コストを実現させています。

岸田解説員岸田解説員

一部では“低コストだから欠陥だらけなんじゃ?”と疑われるかもしれませんが、もともとが非営利であること、そして材工分離やテクノロジーを駆使した業務の効率化で低コストにつなげているんですよ。
低コスト=欠陥住宅、というわけでは全然ありませんね。耐震等級3でZEH水準の省エネ住宅…これまでの特徴を整理しても、低コストでありながら高品質であることは一目瞭然です。

平松編集者平松編集者

また、営利を目的としていないからこそ強引な営業をせず、顧客本位の家づくりに取り組んでいる点は大きなポイントと言えます。

家を建てるには埼玉県民共済への加入が必須

他のハウスメーカーや工務店にはない大きな特徴として、建設条件に埼玉県民共済への加入が求められます。というのも、県民共済住宅は埼玉県民共済の加入者を対象に事業を行っているからです。

岸田解説員岸田解説員

ただ、未加入の人も申込み(予約)の段階で埼玉県民共済に加入することはできます。埼玉県民共済は保障範囲が幅広く、月々の掛金も安いため、将来に備える意味でも加入しておいて損することはないでしょう。

県民共済住宅のメリット|坪単価の値引きで高コスパに注目県民共済住宅のメリット|坪単価の値引きで高コスパに注目

県民共済住宅の特徴を見る限り、口コミにある“できないこと”以上にメリットが多いように感じられました!本格的に検討するためにも、メリットやデメリットについてもう少しくわしく掘り下げてもらえませんか?

平松編集者平松編集者

岸田解説員岸田解説員

もちろんです。まずは県民共済住宅で家を建てるメリットについてご紹介しましょう。
県民共済住宅のメリット
  1. 坪単価を値下げしている
  2. 建材のコストカットがない
  3. 最高等級の高品質な家が建つ
  4. 平屋を含め施工例が豊富



坪単価を値下げしている

県民共済住宅の坪単価は標準仕様で35.8万円ですが、2023年5月以前は坪単価38.8万円でした。つまり、坪単価を値下げしているということになります。
これまで、ウッドショックによる木材価格の高騰や原材料の高騰の影響を受け、県民共済住宅では“ウッドショック等対策費”として1坪2.5万円の追加費用を顧客へ請求していました。
その間に資材の仕入れを見直し、各所で経費削減を進めた結果木材価格が安定したため、ウッドショック等対策費をなくし、坪単価の引き下げをおこなったとリリースしています。

このご時世に坪単価を引き下げた点についてはメリットを感じますが、耐震性や断熱性などの基本性能は下がったのでしょうか?

平松編集者平松編集者

岸田解説員岸田解説員

いえ、耐震性や断熱性、省エネ性能などの基本性能は値下げ前と代わっていません。その代わり、これまで標準仕様だったトリプルガラスサッシや“選べる標準仕様”についてはオプション仕様になっています。

公式ホームページでは人気のオプションが一覧で紹介されています。オプションを付けてもコスパに優れているので必見です。

建材のコストカットがない

ローコスト住宅を扱うメーカーの場合、建築費を抑える目的で施主の目に見えない建材をコストカットし、グレードを落としているケースがあります。一方で、県民共済住宅の家は屋根材や透明防水シートなどの“見えない部分”においても高品質なものを採用しています。

岸田解説員岸田解説員

施主の目には見えなくても、家の耐久性を左右する重要な建材。表面的に高品質というわけではなく、家全体を通して高品質にこだわっているところが県民共済住宅の大きなメリットです。

最高等級の高品質な家が建つ

県民共済は、以下の9項目において最高等級をクリアしています。

県民共済住宅の最高等級クリア項目
  1. 耐震(倒壊防止)等級3
  2. 耐震(損傷防止)等級3
  3. 耐風(倒壊等防止)等級2
  4. 劣化(劣化の軽減)等級3
  5. 維持・管理3
  6. 一次エネルギー消費量等級6
  7. 感知警報(火災時の安全)等級4
  8. ホルムアルデヒド対策(内装)等級3
  9. ホルムアルデヒド対策(天井裏)等級3

※以上の数値はいずれも最高等級
※プラン等の内容によっては県民共済住宅の基本性能等級を満たさない場合あり
※プランや建築地域により認定基準に適合しない場合あり

なかでも「一次エネルギー消費量等級6」はZEH水準の省エネ住宅に該当しており、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)においても最高レベル(5段階表示の5)をクリアしています。

岸田解説員岸田解説員

決して安かろう悪かろうではなく、高品質かつ低価格を実現させたモデルといえます。

平屋を含め施工例が豊富

県民共済住宅は昭和60年の創業以来、累計で30,000棟の施工実績を誇ります。おしゃれな外観や内装、機能性に優れた設備、快適性にこだわったリビングや居室など、公式ホームページでも施工実績の一部が公開されているため、どんな家が建てられるのか想像しやすいでしょう。

また、公式ホームページに掲載されている施工実績は絞られていますが、ネット上で「県民共済住宅 WEB内覧会」などと検索すれば、二階建て住宅や人気の平屋住宅を含めたくさんの施工実績を見ることができます。
施工実績が豊富だからこそ施主が運営しているブログもたくさんあるので、内外装はもちろん金額や見積もりについて把握するのに便利です。

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県民共済住宅のデメリット|できないことが多くてトラブルやクレームが多発?県民共済住宅のデメリット|できないことが多くてトラブルやクレームが多発?

一部で“できないことが多い”と言われている県民共済住宅ですが、具体的にどんなことができないのでしょうか?トラブルやクレームに発展しないためにも、県民共済住宅のデメリットについて把握しておきましょう。

県民共済住宅のデメリット
  1. 土地は自分で仕入れる必要がある
  2. 構造や工法の仕様は変更できない
  3. 打ち合わせは電話と郵送が多い
  4. おしゃれなデザインにはなりにくい

土地は自分で仕入れる必要がある

多くのハウスメーカーや工務店は、家だけでなく土地を含めたプランを作成してくれます。土地探しから始める場合でも、メーカー側が土地を探してきてくれたり、不動産会社への仲介をサポートしてくれたりする場面もあるでしょう。
しかし、県民共済住宅は土地に関するサポートはしていません。つまり、土地を施主自身で確保する必要があるということです。知識のない状態で土地を探すのは何かと困難です。

注意

土地探しについて親切にサポートしてくれる不動産会社に巡り合えば良いですが、なかには売ることだけしか考えていない会社もあります。

建てたいプランがあっても、道路と接している長さが足りず結果建てられなかったという最悪のケースも想定できます。

岸田解説員岸田解説員

仮に良心的な不動産会社から土地を紹介してもらえたとしても、県民共済住宅のプランに合わせた内容で施主自身が打ち合わせを進行しなくてはなりません。

sayb img=”https://grand-next.jp/journal/wp-content/uploads/2023/02/スクリーンショット-2023-02-02-152337.jpg” name=”平松編集者” alt=”平松編集者” from=”right”]知識がない、土地がない状態で県民共済住宅の家を建てる際は、こうした手間やリスクがあることを理解しなくてはいけませんね。[/sayb]

構造や工法の仕様は変更できない

県民共済住宅の家は木造軸組工法のみとなっており、構造や工法について変更することは一切できません。たとえば、木造軸組工法から2×4工法に変えたい、鉄骨造に変えたいと希望していても変更できませんし、床断熱ではなく基礎断熱にしてほしいと申し出ても変更はできません。

建物の構造や工法が変更できない、これも県民共済住宅で“できないこと”の一つですね。

平松編集者平松編集者

岸田解説員岸田解説員

ええ。他のハウスメーカーなどでは商品によって構造や工法を変えることも多いですが、県民共済住宅を選ぶからにはある程度の妥協が必要といえますね。

打ち合わせは電話と郵送が多い

県民共済住宅の場合、設計士さんとのやり取りは直接ではなく電話や郵送でおこなうのが基本です。一部のブログでは、メールも使用できなかったという声もありました。そのため、図面や画像データを送付したいときも不便に感じるでしょう。

かなりアナログなやり方になりますよね。要望が洩れていないか、毎回チェックするのも大変そうです。

平松編集者平松編集者

おしゃれなデザインにはなりにくい

県民共済住宅の家は自由設計とはいえ、外壁や屋根の仕様がある程度決まっています。個性的なデザインや邸宅感のあるデザインを好んでいる人なら、県民共済住宅の家が“おしゃれじゃない”と感じることもあるでしょう。

岸田解説員岸田解説員

ただ、内装については設備や間取りの自由度が高いので、施主次第でおしゃれに仕上げることが可能です。インテリアコーディネーターやデザイナーは在籍していませんが、センスに自信がある人は問題ないでしょう。



県民共済住宅に向いている人|コスパ重視の人におすすめ県民共済住宅に向いている人|コスパ重視の人におすすめ

いくら高品質で低価格でも、県民共済住宅で家を建てるにはある程度の制約(できないこと)があります。そのうえで、県民共済住宅で家を建てるのにむいでいる人についてまとめました。

県民共済住宅に向いている人
  • 1000万円〜1500万円のローコスト住宅を望む人
  • 家づくりの知識があり自分主体で家を建てたい人
  • ある程度妥協ができる人
  • 外装・内装・インテリアをおしゃれにできる自信がある人

1000万円〜1500万円のローコスト住宅を望む人

県民共済住宅の坪単価は35.8万円です。上記のチラシは過去のもので坪単価も31.8万円と破格ですが、現在の坪単価で同じプランを建てるなら本体価格が約1330万円(+税)であり、十分にローコスト住宅と言えます。良質な家をとにかく安く建てたい、という人にとって県民共済住宅はぴったりといえるでしょう。

家づくりの知識があり自分主体で家を建てたい人

県民共済住宅では、設計士や現場監督とのやり取りに関して施主自身でおこなう必要があります。建築の知識がある人、また建築について勉強したい人にとっては非常に楽しめる家づくりとなるでしょう。

ある程度妥協ができる人

県民共済住宅にはさまざまな制約があるため、外観や構造、工法などに強いこだわりがある人は制約に縛られ思い通りにならない場面も多いです。ですが、家づくり全般においてある程度妥協ができる人ほど家づくりもスムーズに運びます。

外装・内装・インテリアをおしゃれにできる自信がある人

先述の通り、県民共済住宅にはインテリアコーディネーターやデザイナーが在籍していないため、デザイン性については施主自身のセンスが問われます。もちろん、過去の建築事例をもとに設計士や現場監督に相談することもできますし、設計士も現場監督も家づくりのプロなので、施主の要望をうまく形に変えてくれることでしょう。




県民共済住宅に向かない人
県民共済住宅に向かない人

デメリットの内容を整理すると“県民共済住宅でできないこと”は以下のポイントになります。

県民共済住宅でできないことのポイント
  • 土地の仕入れや購入サポート
  • 構造や工法の変更
  • オンラインを活用したやりとり
  • 外観デザインの自由度

これらをふまえ、県民共済住宅に向いていない人についてまとめました。

県民共済住宅に向いていない人
  • 超高性能住宅を求める人
  • 家づくりに割ける時間がとれない人
  • こだわりが強く妥協を嫌う人
  • 完全な自由設計を望んでいる人

超高性能住宅を求める人

県民共済住宅の家は標準仕様でも十分に高性能であり、オプションをプラスすることでさらに性能を高めることができます。とはいえ、パッシブハウスのような世界基準レベルの超高性能住宅にできるかといわれれば、そうではありません。必要以上に住宅の性能にこだわる人は向いていないでしょう。

家づくりに割ける時間がとれない人

営業担当者がいない分、施主自身がやることもたくさんあります。また、直接の打ち合わせに関しても埼玉県内にある2箇所の拠点のみで可能です。普段忙しくて打ち合わせや情報収集に割ける時間が取れなければ、家づくりもスムーズに進まないでしょう。

こだわりが強く妥協を嫌う人

県民共済住宅の家づくりは制約が多いため、こだわりが強く、ある程度“おまかせ”できなければ満足いく家づくりにはならないでしょう。一方、県民共済住宅はオプションの選択肢も多いです。カスタマイズすることで満足度を上げることもできるでしょう。

完全な自由設計を望んでいる人

県民共済住宅に制約が多いのは、建材を現金一括仕入れしていたり、仕様を共通化したりすることでコストカットを図っているためです。自由設計とは言え、ある程度のルールが定められている以上完全な自由設計とはいいづらいでしょう。テレビで紹介されているような個性的な家を望む人にはおすすめできません。





県民共済住宅の会社概要
県民共済住宅公式サイト

会社名株式会社県民共済住宅
本店所在地新都心本店
〒338−8701 埼玉県さいたま市中央区上落合2−5−22
代表者代表取締役 小川光
事業内容・木造注文住宅建築
・リフォーム工事
・外構工事 など
資本金8億9000万円
公式サイト県民共済住宅公式サイト

埼玉県内のみで展開していること、また大掛かりな広告を出さずモデルハウスを持たない県民共済住宅は知名度が高いわけではありません。
しかし、年間1000棟・累計30000棟もの施工実績を持つということで、経営も安定していることがわかります。なにより、このご時世で坪単価の引き下げをおこなうくらいのハウスメーカーです。埼玉県民共済が100%出資している時点で安心感も得られます。





まとめ:できないことも多いけど県民共済住宅なら坪単価30万円台のローコスト住宅が建つ

《この記事のまとめ》
  1. 県民共済住宅の「できない」に関する口コミ・評判まとめ
  2. 県民共済住宅で後悔?価格は?メリット・デメリットを解説
  3. 県民共済住宅はできないことも多いがコスパ抜群!
  4. 検討先を一つの会社に絞る前に、複数の会社から資料や見積もりを収集しておくことがおすすめ
  5. LIFULL HOME’S」さんなどハウスメーカーの比較サービスを利用すれば、限られた予算でも注文住宅が建てられる会社を紹介してくれる!

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県民共済住宅は、構造や工法、外観デザインなどに一定の制約(できないこと)が含まれていますが、これらのデメリットを差し引いても坪単価30万円台という低価格さが魅力です。低価格からと言って品質が劣るわけではなく、耐震性や制振性など9つの項目において最高等級を取得していることから、高品質な家を求める人にもおすすめできます。

埼玉県内でローコスト住宅を求めるなら、県民共済住宅ははずせない選択肢になりますね。

平松編集者平松編集者

岸田解説員岸田解説員

そうですね。ネットではブログなどたくさんの施工例が公開されているので、実際にいくらでどれくらいの家が建つのか参考にしてみると良いですよ。
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