- 白、黒色のタイルは汚れが目立ち、表面がザラついたり凸凹な素材は掃除が大変
- 灰色/グレー系統は汚れが目立ちにくく、内装・外観に合いやすく飽きにくい
- 好みだけでなく、様々なメリット・デメリット要素を検討して決める必要がある
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注文住宅で家を建てると、決めなければならないことがたくさん出てきます。
玄関のタイルもその一つ。家の印象が決まる大事な部分ですが、イメージが浮かばず迷う方も多いはず。 玄関のタイルは、いったいどのような基準で選べばいいのでしょうか?
失敗例を紹介しながら、玄関タイル選びのポイントと、グレー系統の色が選ばれるケースが多い理由を解説します。
事務員
浜崎編集長
実用性を考えず先入観&イメージだけで選んだ失敗例
- 想像以上に汚れが目立つ
- 想定外に掃除がしにくい
せっかくの注文住宅ですので、自分の気に入った色や質感のタイルを選ぶことは大切です。
しかし「こういう色がいい」「こういう質感のタイルがいい」という好みがはっきりある場合、先入観やイメージだけで決めると、こんなはずではなかったのにと失敗してしまう場合があります。
まず、玄関タイルにはどのような種類があり、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか、ポイントを抑えることが大切です。
浜崎編集長
想像以上に汚れが目立つ
白色のタイルや、黒色のタイルは、想像以上に汚れが目立ちます。
白/ホワイト系統のタイルで目立つのは、泥汚れです。雨の日はもちろん、子どもが外で遊んで、靴底に泥をつけて持って帰ってきてしまうことがあります。放置すると、足跡の形の汚れがこびりついてしまいます。
また、スチール製の傘立てなどを置く場合に、サビがついてしまうケースがありますが、これも目立ちやすい汚れの一つです。
黒/ブラック系統のタイルの場合は、砂埃や花粉など、白っぽい粉塵が目立ちます。
もちろん、白/ホワイト系統は明るい印象になり、黒/ブラック系統は高級感のある印象になるなど、メリットもあります。これらの色を選びたい場合は、周辺の住環境をよく確認しましょう。
想定外に掃除がしにくい
表面がザラザラしていたり、凸凹があるタイル素材は、質感が良く、目を引きます。
しかし、汚れが落としにくく、掃除の際にブラシで丹念にこすらなければならないなど、掃除が大変で後悔する場合があります。 汚れが目立ちやすい色の場合は、汚れの落ちやすさを事前に把握することがとても大切になってきます。ハウスメーカーや工務店にしっかり確認しましょう。
色がイメージとぜんぜん違った失敗例
- 実際に敷き詰めたら色が薄かった
- 内装・外観にマッチしなかった
玄関タイルの色選びは、サンプル見て決めるケースが多いですが、実際に敷き詰めた際にイメージと異なり失敗してしまう場合があります。
そのようなことが起こらないように、失敗例をご紹介します。
実際に敷き詰めたら色が薄かった
玄関タイルを選ぶときに、実際に施工されているものを見られればいいですが、多くはサンプルを見て決めるケースが多いはずです。
色は、広い面積ほど薄い色合いに見えやすい傾向があり、玄関に実際に敷き詰めてみると、サンプルでのイメージよりも薄い印象になりがちです。
迷うようなら、少し濃い目に感じる色を選んでおいたほうが、思い描いていたイメージに近づけられるでしょう。
また、玄関の内側と外側を同じ色のタイルにするケースが多いですが、太陽の下で見ると印象が変わります。
外から家を眺めたら思っていたのと違った……という失敗もあります。 色を決めるときは、室内だけで確認するのではなく、屋外でも確認しておきましょう。
内装・外観にマッチしなかった
玄関タイルだけに目を向けていると、意外なところで色が合わなくなり、失敗してしまうケースがあります。
例えば、テラコッタ(焼いた土、レンガのような色合い※画像で使用)カラーは、汚れが目立ちにくくお洒落で人気のあるタイルですが、合うスタイルとそうでないスタイルがはっきり分かれます。
和風の家や、シックで落ち着いたカラーリングの家には合わないケースがあります。 また、黒いタイルだと圧迫感があるため、タイルと内装・外観の統一感が大切になる場合があります。
なぜ?玄関タイルにグレー系統が選ばれるケースが多い理由
- 汚れが目立ちにくい
- 内装・外観にマッチしやすく、飽きにくい
事務員
浜崎編集長
汚れが目立ちにくい
灰色/グレー系統の玄関タイルは、白と黒の中間に位置する穏やかな色合いです。
泥汚れやサビが目立ちやすい白/ホワイト系統、砂埃や花粉が目立ちやすい黒/ブラック系統、どちらのデメリットも消してくれ、汚れが目立ちにくくなります。
常にピカピカにしておかなくても、汚れが目立ちにくいので、掃除の手間も比較的少なく、急な来客などで困るケースも減ります。 他にもテラコッタ系、ベージュ系、ブラウン系も汚れが目立ちにくいと言われています。
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内装・外観にマッチしやすく、飽きにくい
灰色/グレー系統は、比較的どんな内装や外観にも合いやすい特長があります。
しっくりくるタイルの色が思い浮かばないケースでは、有力な選択肢になってくれるはずです。 また、個性が控えめでインパクトが薄い分、飽きにくいのも魅力。
注文住宅は長く住むことを考えますから、失敗したくないと考えれば、選ぶ理由の一つになります。
なお、主張の強い色を選ぶ場合は、建物の雰囲気に合わせるのが意外と難しいケースもありますので、ハウスメーカーや工務店が用意してくれる、完成予想イメージなどを活用し、よく検討することが大切です。
まとめ
玄関のタイル選びは、好みだけでなく、汚れの目立ちやすさ、掃除のしやすさ、サンプルと実際に施工したときのイメージのずれ、内装・外観とのマッチ具合など、様々な要素を検討して決める必要があります。
理想の住宅になるように、失敗例を参考に、自分たちのイメージや住環境にあった玄関タイルを選んでください。
事務員
浜崎編集長
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