【2021年最新】不動産業界の資格人気おすすめ比較ランキング11選|稼げる?活かせる?合格率や資格の種類について

この記事のざっくりしたポイント
  1. 稼げる・活かせる資格のトップは宅地建物取引士
  2. 独占業務を有する資格は多々あり、その資格保有者でなければできない業務も多々ある
  3. 試験の合格率や受験資格などから鑑みて取得難易度1位は司法書士

不動産業界で働く場合、必要な資格として宅地建物取引士など、様々な資格があります。様々な資格がある中で「どの資格を取得すれば、稼ぐことができるだろうか?」と、迷われている方はおられませんか?実は独占業務を有する資格になりますと、比較的稼ぎやすくなります。

多くの不動産に関する悩み事や相談事を解決してきた不動産コンサルタントが、不動産の資格ランキング11選や、資格の簡単早見表からの分析結果を解説します。不動産業界における、稼げる・活かせる資格は、難易度が高くなる傾向にあることがわかります。

【難易度別】不動産業界で稼げる・活かせる人気おすすめ比較資格ランキング11選

下記に不動産業界で稼げる・活かせる人気おすすめ資格11種類を挙げました。おすすめ度や合格率、受験資格、資格概要などをそれぞれまとめましたので、参考にしてください。

第1位 宅地建物取引士

宅地建物取引士の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆☆☆
合 格 率15%前後
試 験 日毎年10月第3日曜日
資格の種類国家資格
受 験 料7,000円(非課税)
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法・50問・四肢択一式による筆記試験
・国土交通大臣が指定した指定試験機関(一般財団法人不動産適正取引推進機構)が全ての都道府県知事の委任を受けて実施します。
概要・特徴・宅地建物取引士は、宅地建物取引士試験に合格し、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受けたものをいいます。
・毎年25万人前後が受験申込をする人気の国家資格試験です。
・不動産会社には規定された割合で宅地建物取引士を在籍させています。
業務で役立つ点下記は宅地建物取引士が行う必要があります。(独占業務)
・重要事項の説明(宅建業法第35条)
・重要事項説明書への記名押印(宅建業法第35条)
・書面(契約書など)への記名押印(宅建業法37条)

第2位 不動産鑑定士

不動産鑑定士の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆★★
合 格 率短答式試験:32%前後、
論文式試験:14%前後、
最終的な合格率:5%前後
試 験 日短答式試験:毎年5月中旬の日曜日、
論文式試験:毎年8月上旬の日曜日を含む土・日・月の連続する3日間
資格の種類国家資格
受 験 料書面申請:13,000円、
電子申請:12,800円
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法・短答式試験(五肢択一式マークシート方式)と論文式試験の2段階
・1度短答式試験に合格しますと、論文式試験が最大3回まで受験可能
・実施機関:国土交通省土地・建設産業局地価調査課
(不動産鑑定士係)
概要・特徴不動産鑑定士は、不動産の経済価値を判定するプロフェッショナルです。
・不動産系資格の最高峰・不動産価格だけでなく、不動産の適正利用についての専門家
・不動産に関するコンサルティング等業務の幅が広く、ビジネス分野も多岐
業務で役立つ点・独立開業できます。
・不動産鑑定評価業務は、不動産鑑定士の独占業務

第3位 マンション管理士

マンション管理士の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆☆★
合 格 率8%前後
試 験 日毎年11月最終日曜日
資格の種類国家資格
受 験 料9,400円(非課税)
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法・50問
・四肢択一式による筆記試験
・管理業務主任者試験合格者は、マンション管理士試験を5問免除で受験可能
・マンション管理士試験合格者は、翌年以降の管理業務主任者試験を5問免除で受験可能
概要・特徴マンション管理士は、マンション管理士試験に合格し、マンション管理士として資格登録を受けたものをいいます。
マンションの区分所有者に対し、マンション管理のコンサルティングやアドバイスを行う専門家です。
業務で役立つ点・管理組合の管理者やマンション区分所有者からの相談に対応
・管理規約、使用細則、長期修繕計画などの素案の作成
・区分所有者間のトラブル解決に向けての予備的交渉
・大規模修繕工事の計画・実施、居住者の義務違反、管理費の滞納などへのアドバイス

第4位 司法書士

司法書士の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆★★
合 格 率4%前後
試 験 日・筆記試験:毎年7月第1日曜日
・口述試験:毎年10月中旬
資格の種類国家資格
受 験 料8,000円(非課税)
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法・筆記試験:五肢択一式問題、記述問題
・口述試験
概要・特徴市民の身近な法律家として、社会に貢献できる資格です。
不動産登記・商業登記に加え、成年後見制度・相続・信託などの分野にも関わります。
市民の権利を守る仕事といえます。
業務で役立つ点・不動産登記:土地や建物の売買・相続などの権利変動について、登記の専門家として手続きを代理
・商業登記:会社設立を登記する専門家として手続きの代理
・成年後見業務:成年後見人として監督者としての役割

今回、紹介した資格の中では最も合格が困難な資格となります。

第5位 不動産コンサルティングマスター

不動産コンサルティングマスターの基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆☆★
合 格 率45%前後
試 験 日毎年11月第2日曜日
資格の種類民間資格
受 験 料31,000円(税込み)
受験資格宅地建物取引士、不動産鑑定士、一級建築士のいずれか一つの国家資格登録者である必要があります。
試験方法・50問
・四肢択一式による筆記試験、記述式試験
概要・特徴不動産コンサルティングマスターは、経済や金融、法律、建築、税制、不動産関連業務に関する幅広い知識と経験が求められる不動産の専門家です。
例えば、顧客からの要望により、不動産投資や土地・建物の有効活用、不動産を活用した相続税対策などを調査・分析し、顧客の利益を最大化できる提案を行う企画力・プレゼン能力が求められます。
業務で役立つ点下記の資格を有します。
①「不動産特定共同事業法」における「業務管理者」になる資格
②「不動産投資顧問業登録規定」における「登録申請者」および「重要な使用人」の知識についての審査基準を満たす資格
③「金融商品取引法」における「不動産関連特定投資運用業」を行う場合の人的要件を満たす資格

第6位 一級・二級建築士

一級・二級建築士の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆★★
合 格 率一級建築士:10%前後、
二級建築士:25%前後
試 験 日<一級建築士>学科試験:毎年7月第4日曜日
設計製図試験:毎年10月第2日曜日
<二級建築士>学科試験:毎年7月第1日曜日
設計製図試験:毎年9月第2日曜日
資格の種類国家資格
受 験 料一級建築士:17,000円(非課税)
二級建築士:17,700円(非課税)
受験資格<一級建築士>
・大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において、指定科目を修めて卒業した者
・二級建築士、建築設備士
・その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者)
<二級建築士>
・大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者
・建築設備士
・その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者)
・建築に関する学歴が無い場合:実務経験年数7年以上
試験方法・学科試験:五肢択一式
・設計製図試験:5時間以内に課題に対する設計図書の作成
・学科試験合格者は、その後に行われる3回の「設計製図試験」に受験可能
概要・特徴<一級建築士>
全ての構造・用途・規模の建築物について、設計・工事監理が可能
<二級建築士>
比較的小規模な建築物についてのみ、設計・工事監理が可能
業務で役立つ点・業務独占:建築士でなければ、一定の建築物の設計・工事監理を行ってはならないこととされています。
・名称独占:建築士でない者による建築士名称の使用や、建築士であっても有さない種別の建築士名称の使用は禁じられています。

第7位 ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーの基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆☆★
合 格 率 1級:10%前後
  2級:35%前後
 3級:60%前後
試 験 日<1級>
毎年9月第2日曜日
<2級・3級>
第1回:毎年5月第4日曜日
第2回:毎年9月第2日曜日
第3回:毎年1月第4日曜日
資格の種類国家資格
受 験 料1級:20,000円(非課税)
2級:8,700円(非課税)
3級:6,000円(非課税)
受験資格FP技能検定:3級は年齢・性別・学歴などの制約無
2級・1級は制約有
試験方法FP技能検定:択一式・記述式による筆記試験
概要・特徴ファイナンシャルプランナーの資格には、
・国家検定であるFP技能検定(1級~3級)
・民間資格であるAFP認定者とCFP認定者があります。
それぞれの指定試験に合格すると、ファイナンシャルプランナーとなります。
業務で役立つ点・住宅資金の相談:住宅ローンなど
・資産運用の相談:不動産投資・金融資産
(株式投資・投資信託など)
・相続・贈与の相談:相続税対策、遺言など
・老後の生活設計、年金・社会保険の相談など

第8位 管理業務主任者

管理業務主任者の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆☆★
合 格 率22%前後
試 験 日毎年12月第1日曜日
資格の種類国家資格
受 験 料8,900円(非課税)振込手数料は申込者負担
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法・50問
・四肢択一式による筆記試験
・マンション管理士試験合格者は、管理業主任者試験を5問免除で受験可能
・管理業務主任者試験合格者は、翌年以降のマンション管理士試験を5問免除で受験可能
概要・特徴管理業務主任者は、管理業務主任者試験に合格し、管理業務主任者として登録し、管理業務主任者証の交付を受けたものをいいます。マンション管理業者は、規定された割合に応じて、管理業務主任者を在籍させています。
<マンション管理士との違い>
・マンション管理士は、管理組合の立場から、管理組合の運営に関し、適切な助言などの支援を行うものです。(管理組合・区分所有者サイド)
・管理業務主任者は、マンション管理業者が受託した管理業務の的確な実施を目的として設けられたものです。(管理業者サイド)
業務で役立つ点管理業務主任者には、下記の独占業務があります。
・マンション管理業者が管理組合などに対して、管理委託契約に関する重要事項説明および重要事項説明書(第72条書面)への記名押印
・管理委託契約書(第73条書面)への記名押印
・管理事務の報告(第77条書面)

第9位 賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆★★
合 格 率30%前後
試 験 日毎年11月第3日曜日
資格の種類民間資格
受 験 料13,200円(税込み)
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法50問・四肢択一式による筆記試験
概要・特徴賃貸不動産経営管理士は、賃貸不動産経営管理士試験に合格し、登録手続きを行うことで認定されたものをいいます。
・賃貸マンションやアパートなどの賃貸住宅の管理に関する知識
・技能・倫理観をもった専門家
・民間資格ながら、国土交通省から重要な役割が与えられ、受験者数は急増
業務で役立つ点・管理業務委託契約:市場調査、賃貸用建物の企画提案など
・入居者募集~契約:入居審査、重要事項説明、賃貸借契約締結など
・管理業務:建物維持管理・修繕、法定点検、建物清掃、クレーム対応など
・管理業務(契約終了):退去立会、原状回復工事、敷金精算など
・支援業務:管理業務報告、節税や相続に関する相談

第10位 任意売却取扱主任者(任売マイスター)

任意売却取扱主任者(任売マイスター)の基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆★★
合 格 率40%前後
試 験 日毎年2月初旬
資格の種類民間資格
受 験 料・筆記試験:16,500円(税込み)
・指定講習:55,000円(税込み)
受験資格年齢・性別・学歴などの制約無
試験方法40問四肢択一式試験、記述式試験
概要・特徴・任意売却を行うために必要な知識
・ノウハウを有していることを証明・資格登録をするために、試験だけでなく、6時間に及ぶ指定講習の受講が必要
業務で役立つ点・住宅ローンなどが滞ることにより、競売による強制的な売却が増加。債権者の一方的な処分ではなく、債権者と協議をした上で、通常の不動産取引に近い形式で売却する「任意売却」のニーズの増加に対応可能
・任意売却に関して、弁護士・司法書士・不動産会社以外の窓口として対応可能

第11位 インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターの基本情報を下表にまとめます。

項   目内   容
おすすめ度☆☆☆★★
合 格 率非公開
試 験 日・1次試験:毎年10月第2日曜日
・2次試験:毎年12月第1日曜日
資格の種類民間資格
受 験 料14,850円(税込み)
受験資格年齢・性別・学歴・職業・経験は問いません
試験方法・1次試験:マークシートによる択一式
・2次試験:プレゼンテーション・論文(インテリア計画)による記述式
概要・特徴インテリアコーディネーターは、住宅に住む人にとって、快適な住空間を創造するために、適切なアドバイスを行う専門職です。
住宅の雰囲気に合わせ、インテリア商品(照明・家具・カーテンなど)の選択やアドバイスを行います。
業務で役立つ点下記に挙げる会社・店舗・事務所などで活躍できます。
・インテリア関連商品(照明・家具・壁床素材・カーテン・設備機器・インテリア小物など)のメーカーやショールーム・インテリアショップ、住宅メーカー、工務店、設計事務所・設備や建材などの内装施工業者また、独立開業もできます。

今回紹介した資格の簡単早見表

今回紹介しました各資格の基本情報を下表にまとめます。

資   格おすすめ度合格率資格の種類
宅地建物取引士☆☆☆☆☆15%前後国家資格
不動産鑑定士☆☆☆★★5%前後国家資格
マンション管理士☆☆☆☆★8%前後国家資格
司法書士☆☆☆★★4%前後国家資格
不動産コンサルティングマスター☆☆☆☆★45%前後民間資格
一級・二級建築士☆☆☆★★一級:10%前後
二級:25%前後
国家資格
ファイナンシャルプランナー(FP)☆☆☆☆★1級:10%前後
2級:35%前後
3級:60%前後
国家資格
管理業務主任者☆☆☆☆★22%前後国家資格
賃貸不動産経営管理士☆☆☆★★30%前後民間資格
任意売却取扱主任者
(任売マイスター)
☆☆☆★★40%前後民間資格
インテリアコーディネーター☆☆☆★★非公開民間資格

総合的に鑑みて、稼げる・人気のあるという観点を中心とした「おすすめ度」は、

  1位:宅地建物取引士

となります。

不動産の売買・賃貸借に伴う独占業務があり、人気も高くなります。特に売買に関しての仲介料は、成約価格×3%+6万円に消費税が加算されます。成約価格が高額になりますと、仲介料も跳ね上げります。

続いて、

  2位:不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、ファイナンシャルプランナー

となります。

不動産コンサルティングマスターと管理業務主任者は独占業務があります。また、マンション管理士とファイナンシャルプランナーは人気度が高くなります。ちなみに試験の合格率や受験資格などから鑑みて、取得難易度で順位をつけますと、

  • 1位:司法書士
  • 2位:不動産鑑定士
  • 3位:一級建築士

となります。

まとめ

以上、不動産の資格ランキング11選や資格の簡単早見表からの分析結果を解説しました。稼げる・活かせる資格のトップは宅地建物取引士となり、不動のポジションとなります。その魅力は数億円以上の不動産売買取引を成約させますと、1千万円以上の仲介手数料を取得できる点です。

一度にこれだけの報酬を受け取れる資格は一級建築士の中でも著名な建築家にならない限りにおいては見当たりません。また難易度も高くない資格となりますので、人気が出るのも当然といえます。

他にも独占業務を有する資格は多々あり、その資格保有者でなければできない業務も多々あります。資格を保有することにより稼げる分野の業務を幅広く保持されることをお勧めいたします。