新築そっくりさんの費用は高い？価格相場や坪単価まとめ

住友不動産の新築そっくりさんは、完全定額制でリフォームができるサービスです。
工事開始後の追加料金は発生しないため、リフォーム費用が分かりやすいメリットがあります。しかし、新築そっくりさんのリフォーム費用が本当にお得なのか、不安に感じる方がいるのも事実です。

住友不動産の「新築そっくりさん」の広告で500万円〜と書かれていた。ということは、他所でやればMAX500万円ということかな？住友不動産はお高いから…

— rikikawa (@rikikawa) February 13, 2021

新築そっくりさんの費用が高いという噂は本当？

リフォームにかかる費用が高いと感じるかどうかは、リフォーム内容や個人の感覚によって様々です。
まずは、新築そっくりさんの料金システムとリフォーム費用を抑える仕組みについて、分かりやすくご紹介します。

新築そっくりさんの費用は建て替えの50～70％

新築そっくりさんでは、建て替えの約50〜70％の費用で、新築に近い状態にリフォームできます。
家を新しく建て替える場合には、工事期間も長くなり、解体費用などの諸経費もかさみます。

しかし、新築そっくりさんでは、既存の構造部分を活かしながら工事するため、建て替えと比べて少ない費用で新築同様にリフォームすることが可能です。

追加費用が発生しない安心の「完全定価制」

新築そっくりさんのリフォームは、工事開始前に費用が確定する「完全定価制」です。
工事が始まってから「シロアリ被害が見つかった」「柱が腐食していた」などの理由で、追加料金が発生することはありません。
また、新築そっくりさんは完全定価制ですが、限定的なリフォームしかできないわけではありません。

新築そっくりさんでは、「完全定価制」と「オーダーメイド」を両立したリフォームを提供しています。

高いリフォーム費用を抑える資材の大量発注

新築そっくりさんの運営会社である住友不動産は、全国で戸建て住宅やマンション建設、オフィスビルや都市開発などの事業を展開しています。
幅広く事業を展開している強みを活かして、リフォームに使用する住宅資材や設備を大量購入しているため、建て替えに比べて約50〜70％のリフォーム費用に抑えることができるわけです。

特にリフォーム需要の高いキッチン・トイレ・バスルーム・洗面化粧台については、国内一流メーカーの住宅設備が低価格でラインナップされています。

工事前の入念な建物診断で費用削減

新築そっくりさんが追加料金無しの完全定価制を採用できる理由は、工事前に入念な建物診断（インスペクション）を行っているからです。
既存の建物の状態をしっかり把握することによって、活用できる部分を残し、着工後の不測の事態を防ぐこともできます。

新築そっくりさんでは、長年の蓄積データに基づく「施工マニュアル」を作成しており、建物の状態に合わせて、適切なリフォーム工事を提案してくれます。

新築そっくりさんの費用相場は高い？坪単価は？

新築そっくりさんの坪単価の目安

新築そっくりさんのリフォーム費用の坪単価は、家の状況によって大きく異なります。
家の形状・構造・築年数・要望はそれぞれのリフォームによって様々だからです。

ここでは、新築そっくりさんの公式ホームページに掲載されている工事例から、坪単価の目安をご紹介します。

事例①

参照：新築そっくりさん公式サイト：事例

事例②

参照：新築そっくりさん公式サイト：事例

事例③

参照：新築そっくりさん公式サイト：事例

公式ホームページに掲載されている3つの事例をご紹介しました。
リフォーム内容や築年数によっても価格は変化しますが、坪単価は約23万円〜57万円が目安です。

SUUMOでは、住友不動産で新築住宅を建てた場合の坪単価は、約60万円〜100万円と紹介されており、新築そっくりさんの費用は新築に比べて、かなり安く済むことが分かります。

新築そっくりさんのビフォーアフター【費用：500万円未満】

間取り変更を伴うリフォームですが、税込総額500万円未満で収まる工事例です。壁付けだったキッチンをアイランドキッチンに変更し、設備も一新しています。

参照：新築そっくりさん

新築そっくりさんのビフォーアフター【費用：500万円～1,000万円】

総額税込1,000万円以内のリフォーム工事です。浴室・洗面所・キッチンなどの水廻りの住宅設備を一新し、間取り変更も行っています。

築29年のお家だったため、構造補強も伴い外壁や屋根の一部も補修・交換しています。

参照：新築そっくりさん

新築そっくりさんのビフォーアフター【費用：1,000万円～2,000万円未満】

構造補強と増築・新設部分を含む大規模リフォームです。間取り変更だけでなく、外壁・屋根・サッシ・住宅設備も一新して、総額税込2,000万円未満に抑えています。

外観も新築同様に生まれ変わりました。

参照：新築そっくりさん

新築そっくりさんのビフォーアフター【費用：2,000万円以上】

総額税込2,000万円を超えるリフォームで、間取りをすべて一新しています。面積が広いお家のリフォームは、工事範囲も広範囲に及び、リフォーム料金も高くなります。

参照：新築そっくりさん

新築そっくりさんの価格は高い？悪い評判・口コミ

追加料金無しでもリフォーム価格が高いと感じる

新築そっくりさんは、めっちゃ高いですよ😂追加工事が発生しても、費用は要らないと言うけど、ハナからリフォームにおいて、ある程度想定される不具合時の、追加工事費コミの値段なんやもん😂

— あきたん＠胃ガン寛解した人 (@AKITANakitan777) May 14, 2021

新築そっくりさんでは、追加料金無しの完全定価制が採用されています。
リフォーム費用は「建物診断」「要望」「予算」の3項目をベースに算出されるので、予算に合わせてリフォーム内容を調整することができます。

価格は高いがリフォームはしっかりしている

新築そっくりさんみたいな感じだね！！
大手は高いけどしっかりしてるよ！
スミリンとか！
大学の友達が日の出町のリノベーション屋さんにいたことあるから聞いてみよっか？
そこはデザインもしてくれると思うよ！？

— えぐ。 (@EguYuki) November 6, 2022

費用は格安リフォーム企業より高くなるものの、住友不動産の新築そっくりさんは、施工がしっかりしているという口コミです。大手の安心感と価格の安さのどちらを優先するかが、重要なポイントです。

工事後に外壁がひびだらけだった

住友不動産新築そっくりさんで、リフォームしたら、外壁はひびだらけです。工事費用は、新築そっくりで、内容は、ガタガタです。見に来てください。

— ぶたぶた (@OFaWbqYI7PF7VD5) December 13, 2015

新築そっくりさんでは、完成1か月後にセールスエンジニアによる訪問点検を行っています。また、3か月後・12か月後には専任スタッフによる巡回点検も実施しているため、不具合がある場合にはすぐに相談しましょう。

お金があれば新築そっくりさんを選びがち

リフォームは費用を掛けるところと掛けないところのメリハリが大事です、お金があれば定額の新築そっくりさんをやりがちですが、あれはどうなお？と思います、基本高すぎる。　住友不動産の稼ぎ頭はそっくりさんということなので・・・・ということです。

— 梅津うめ (@umezuume) June 13, 2019

完全定価制の新築そっくりさんは、初めてのリフォームでも分かりやすい料金体系です。リフォーム費用は建物の状態と工事内容によって大きく変動しますので、契約前に要望をしっかり伝えるようにすることが大切です。

新築並みの高い費用がかかって後悔

新築そっくりさんという名の新築

実家でやったことありますが、柱1本残りませんでした

開けてみると新築並みの費用というオチが付きます

— ママたぬき【公式アカウント】 (@mamtanuki) March 4, 2021

新築そっくりさんでは、事前調査（インスペクション）によって建物の状態を把握します。建物の構造体に問題がある場合には、口コミにあるように柱を除去してリフォームすることもあります。建物の状態によってリフォーム費用も変化することを理解しておきましょう。

新築そっくりさんの価格はお得？良い評判・口コミ

新築そっくりさんなら価格が抑えられる

中古物件からの、新築そっくりさん良いよ～！
かなり金額おさえられる！！
広さによっては、固定資産税高いけどね(笑)
うちも、２、３年後新築そっくりさんの予定！！

— 中野愛«動物10匹&息子2人と暮らす»シングルマザー (@po0h2) November 2, 2020

新築そっくりさんのリフォーム費用は建て替え費用の50〜70％が目安です。総額価格を考えて、中古住宅を購入してから新築そっくりさんでリフォームするという選択をする方も多くいます。

新築そっくりさんのスケルトンリノベ費用は安い

無印リノベもやはり高い部類ですね。スケルトンリノベは平米あたり20万掛けるとオシャレで住設も高級グレードになると云われてます。ダサい住不の新築そっくりさんでスケルトンリノベをすると14-15万の模様。スケルトンは断熱材を足したり水回りの位置変更もできるのでかなり快適性アップします✨

— 湘南常務(鎌倉管掌) (@OooshiB) December 4, 2020

新築そっくりさんのリフォームは高いという口コミもありますが、他のスケルトンリノベーションと比較すると安いという評価もあります。
新築そっくりさんでは、国内一流メーカーの住宅設備を揃えており、ベーシックなデザインです。デザイン性にこだわるリフォームに比べると、費用面では安価に抑えることができます。

工事後も満足感が高くおすすめ

ちなみにウチも去年住友不動産で新築そっくりさん工事したばかりでした🏠
すごく満足度高いですので、建て替え、リフォームご検討の方は見学してみるのもいいですよ！(宣伝返し)
その際は是非定例会へも🦊
なお、チラシ記載の担当者はウチにも関わってもらった人です

— AF-ASSAULT FRONT- (@AFassaultfront) September 1, 2022

実際に新築そっくりさんでリフォームした方が、工事後の仕上がりに満足しているという口コミです。
新築そっくりさんでは、専任のセールスエンジニアがリフォーム全体を担当してくれるので、信頼関係を築きながらリフォームを進めることができます。

追加費用が発生しないのは安心できる

住友の新築そっくりさんは基礎や柱を残してほぼ新築みたいになりますよ

でも費用も新築と同じくらい掛かりますが、完全定価制なので追加費用が発生しないのも特徴ですね#住宅・建築関係者ではない

— ISAO (@modellerz) January 25, 2022

新築そっくりさんの大きなメリットは、やはり「完全定価制」です。初めてのリフォームで不安に感じる方も、不測の事態が見つかっても追加料金が発生しない新築そっくりさんなら安心です。

50m2なら1,000万円で十分満足できる

先日、住友不動産の新築そっくりさんの完成モデルを見たけど、標準仕様が思っていたよりは良い！

50m2なら1000万出せば造作家具含めて満足な仕様になるかと！

愛着ある家ならありかもしれないですね。

— マンションマニア (@mansionmania) April 27, 2013

新築そっくりさんのリフォーム費用は、建物の状態や要望によって大きく変わります。公式ホームページに掲載されているリフォーム事例を見ると、状況に応じて500万円未満でも間取り変更などのリフォームを行えることが分かります。

新築そっくりさんの特徴とメリット

保証・アフターサービスが充実している

リフォーム費用だけでなく、保証やアフターサービスもリフォーム会社選びの大切なポイントです。

新築そっくりさんでは、以下の保証やアフターサービスが受けられます。

工事内容や部位によって保証期間は異なりますが、リフォーム施工後の10年保証が受けられるのは安心です。
また、キッチン・お風呂・洗面化粧台・トイレ・給湯器は、メーカー保証期間に関わらず、新築そっくりさんが10年に保証期間を延長してくれます。

住友不動産のリフォームだから安心できる

新築そっくりさんは、住友不動産が手掛けるリフォーム事業です。住友不動産は、全国で戸建て住宅・マンション建設や大規模都市開発を行っています。
大手不動産会社の住友不動産だからこそ、安心してリフォームを任せられるというブランド力があります。

新築そっくりさんでは、住友不動産で建てた家以外もリフォームが可能です。

大規模リフォームの実績がある

新築そっくりさんでは、まるごとリフォームの累計受注棟数が16万棟を超えています。
また、2022年のリフォーム産業新聞による500万円以上リフォーム工事受注件数ランキングで、第1位を獲得しており、全国的に多くの大規模リフォーム施工実績があります。

新築そっくりさんは、水廻りだけの小規模リフォームだけでなく、間取り変更や増設・新設など大規模リフォームも依頼できる実績があります。

検査体制・耐震補強に自信がある

新築そっくりさんの建物診断では、床下・屋根・外部調査に加えて、耐震診断や傾き調査もすべて無料で行います。

しっかりと建物の状態を把握することによって、リフォーム工事の完全定価制を実現しています。また、新築そっくりさんでは特に耐震補強工事に力を入れています。
新築そっくりさんは事業がスタートした1996年以来、技術を高めつつ耐震・制震補強にこだわりを持って取り組んでいます。

新築そっくりさんの費用に関するデメリット

格安リフォーム会社よりも費用は高い？

新築そっくりさんのリフォームは、格安を売りにするリフォーム会社に比べると、費用が高く感じるかもしれません。しかし、格安リフォーム会社では工事が進む中で追加工事が必要となり、料金を上乗せされることもあります。

ローコストを売りにするリフォーム会社に依頼する場合には、工事完了までのトータル料金を予算に入れておくことが重要です。

完全定価制で費用が高くなる場合もある

新築そっくりさんのリフォーム費用は、完全定価制で追加料金は発生しません。完全定価制は安心感がありますが、それが成り立つ背景を考えると、完全定価制で利益が出る仕組みになっていることが予想できます。

坪単価の項目でもご紹介した通り、特に小規模リフォームの方が1坪あたりの費用は高くなります。
建物の状態や要望によって価格は変わりますが、完全定価制によって費用単価が高くなる場合もあることを理解しておきましょう。

リフォーム費用の値引きは難しい

新築そっくりさんは完全定価制のため、基本的にリフォーム費用の値引きはできません。リフォーム費用については、工事が始まる前にセールスエンジニアの説明をしっかりと確認しておくことが大切です。

新築そっくりさんに依頼する場合のポイント

実際に新築そっくりさんにリフォーム工事を依頼する場合の4つのポイントを解説します。

新築そっくりさんのリフォームの流れ

正式に依頼する前に、リフォーム全体の流れを把握することが大切です。

参照：新築そっくりさん公式サイト：リフォームの流れ

リフォームの予算を決めておく

新築そっくりさんのリフォームは、「建物診断」「要望」「予算」の3項目をベースにして費用が決まります。予算を事前に決めておかないと、当初の予想よりも費用が高くなってしまうことも少なくありません。

セールスエンジニアとの打ち合わせの際には、「予算はここまで」と明確に伝えられるように決めておくことが大切です。

営業担当者との相性を確認する

新築そっくりさんでは、専任のセールスエンジニアがリフォーム全体を担当します。担当者との相性が悪いと、その後のリフォーム工事も気持ちよく進まなくなってしまいます。
打ち合わせの際には、話し合いの内容をしっかり記録に残し、要望を明確に伝えることが大切です。もし、どうしても相性が合わない場合には、担当の営業所に相談することもできます。

相見積もりを取って納得して契約する

新築そっくりさんに魅力を感じている場合でも、相見積もりを取ってからリフォーム会社を決めることが重要です。相見積もりを取ることによって、他社とのサービス内容や料金と比較し、納得してから契約することができます。

建物調査や打ち合わせには、ある程度の時間がかかりますが、「リフォーム費用をできるだけ安くしたい」「信頼できるリフォーム会社に依頼したい」と考えるなら、相見積もりは必須です。

新築そっくりさんの費用に関するよくある質問

新築そっくりさんの費用に関して、多くの方が気になる点を解説します。

【質問①】新築そっくりさんのマンションリフォーム費用は？

マンションリフォームも「建物の状態」「要望」「予算」に応じて費用が変化します。
新築そっくりさんのマンションリフォーム事例をご紹介します。

マンション事例：東京都内

【質問②】新築そっくりさんで利用できる補助金は？

リフォームに利用できる補助金は、国や自治体による様々な事業があります。新築そっくりさんでは、リフォームで利用できる補助金や減税方法などの提案も行っています。
補助金の利用条件には、リフォーム内容や申請のタイミング、予算上限など、様々な要素が関係しますので、前もってセールスエンジニアに相談しましょう。

【新築そっくりさんの公式ホームページで紹介されている補助金制度】

参照：新築そっくりさん公式サイト資料

新築そっくりさんとは？｜会社概要

新築そっくりさんの運営会社は、住友不動産株式会社です。住友不動産のブランド力と大手ならではの大量仕入れによって、完全定価制のリフォームを実現しています。

まとめ：価格が高くても新築そっくりさんが選ばれる理由

新築そっくりさんは「完全定価制」を採用し、建て替え費用の50〜70％の費用でリフォームできるサービスです。公式サイトのリフォーム事例では、坪単価は約23万円〜57万円となっており、間取り変更を伴う税込500万円未満の工事例も紹介されています。

住友不動産の新築そっくりさんだから、安心して依頼できるという口コミも多く、追加費用が発生しない「完全定価制」も高い評価を得ています。