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タッチレス水栓は後悔する?デメリットや寿命は?後付けの費用も紹介!

タッチレス水栓の寿命は?後悔談やデメリット、後付けについて

この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

この記事のまとめ
  1. タッチレス水栓は後悔する?口コミを検証!
  2. タッチレス水栓のメリット&デメリットや価格を紹介
  3. タッチレス水栓の寿命を解説

タッチレス水栓といえば、デパートや駅など公共施設のトイレなどで見かけることが多い印象でしたが、昨今では感染症対策の一環として手洗いの徹底や非接触が求められるようになり、自宅にもタッチレス水栓を導入したいと考える人が増えています。

導入する時に考えるのはタッチレス水栓を後付けする場合にかかる費用や寿命はどのくらいなのかといったことが多いのではないでしょうか。

浜崎編集長

衛生的で便利な印象があるタッチレス水栓ですが、実際に導入して失敗してやめた事例も少なくありません。

あらかじめ失敗事例を知っておけば、導入判断や商品選定の場面で役立ちます。

今回の記事では、タッチレス水栓の後悔談やメリット・デメリットを紹介しますので、これからタッチレス水栓の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

タッチレス水栓で後悔?デメリットとは?

タッチレス水栓で後悔?デメリットとは?

タッチレス水栓を導入して後悔することを避けるにはどうしたらよいでしょうか。

事務員

浜崎編集長

失敗しないためにもデメリットを知り、気になるようであればいらないと判断することも重要です。

タッチレス水栓にするか迷う方は、後から「やっぱりいらなかった」とならないように下記のデメリットも参考にしてください。

タッチレス水栓のデメリット
  1. すべて自動でできるわけではない
  2. 光熱費が高くなる場合がある
  3. センサーの感度が悪い・良すぎる
  4. 停電時は手動への切り替えが必要
  5. コンセントの増設が必要な場合がある

実際にタッチレス水栓を導入したものの、使いづらさを感じて後悔にしている人もいます。

ここからはタッチレス水栓のデメリットについてまとめました。




①すべて自動でできるわけではない

最も後悔する人が多いポイントは、すべて自動操作ではないという点です。

出水・止水は自動でできますが、水温や水圧は手動で設定しなければなりません。

変更したい場合は、ハンドルなどを手動で動かして調節します。

結局頻繁にハンドル部分を触ることになってしまい、先にあげた接触感染しにくい・掃除が楽というメリットが半減してしまいます。

MEMO

触らずに水温を調節したい場合は、水とお湯のセンサーが分かれている商品を選ぶのがポイントです。

②水光熱費が高くなる場合も

タッチレス水栓を導入した人の中には「水光熱費が下がるどころか前よりも高くなった」という声も聞かれます。

このような現象は、高圧・高温に設定したままの使用が原因になっているケースが多いです。

水圧を強めに設定すると使用水量が増えるので、水道料金は下がりません。

さらに常にお湯を使っているとその度に給湯しなければならず、ガス料金も嵩みます。

センサー部分の制御に電気を使っているのも、微々たる金額ですが水光熱費が高くなる原因です。

MEMO

高額な初期投資をしてもランニングコストが下がらなければ、費用対効果が低いといわざるを得ません。もし電気代が気になる場合は、電源が要らない電池タイプをご利用ください。

③センサーの感度が悪い・良すぎる

センサーの感度に問題があり、後悔している人も少なくありません。
センサーの感度が悪く手をかざしてもなかなか反応しない場合、非常に不便です。

タッチレス水栓はペットを飼っている人はやめた方が良い?

反対にセンサーの感度が良すぎるのも問題です。

シンクに物を置こうとしたり、ペットが通過したりすると水が出てしまうこともあります。

注意

人がいないときに反応して、気付くまで水が出しっぱなしになってしまうリスクも懸念されます。

センサーの感度を調節できる商品もありますが、調節できない場合はそのままで使い続けなければなりません。




④停電時は手動に切り替えが必要

タッチレス水栓のセンサーは電気を使っているため、停電時はセンサーが機能しません。

水を出すためには、手動に切り替える必要があります。

手動への切り替え方法はメーカーや商品によって異なるため、事前に覚えておくことが重要です。

停電してから切り替え方法を調べていると、時間がかかってしまい不便に感じるでしょう。

⑤コンセントの増設が必要になる場合も

タッチレス水栓は電源の種類によって「コンセント式」と「バッテリー式」に分かれます。

コンセント式を後付けするのであれば、近くコンセントがあることが必須条件です。

もし近くにコンセントが無い場合、新たに増設しなければなりません。

その場合は電気工事も必要になるため、設置に追加費用がかかってしまいます。

MEMO

賃貸住宅や近くにコンセントがない場合は、バッテリー式のタッチレス水栓がおすすめです。

タッチレス水栓のメリットとは?

タッチレス水栓のメリットとは?

タッチレス水栓のメリットは何ですか。

事務員

浜崎編集長

水栓上部のセンサーに手をかざすだけで、水を出したり止めたりできるので感染予防や節水効果が期待できます。
タッチレス水栓のメリット
  1. 接触感染のリスクを減らせる
  2. 節水になる
  3. 手洗いや家事が楽になる

詳しくそれらのメリットを見ていきましょう。

①接触感染のリスクを減らせる

タッチレス水栓の最大のメリットは、直接触らずに操作できる点です。

もともと日常生活で頻繁に使用する水栓ですが、新型コロナウイルス感染拡大によって水栓の使用頻度はさらに増えています。

通常の水栓の場合は出水・止水時に、ハンドルを直接触らなければなりません。

水を出すときに汚れた手で触ってしまうと、雑菌やウイルスが付着してしまう恐れがあります。

これではせっかく手を洗っても、汚れた蛇口から接触感染してしまうリスクが懸念されます。

MEMO

非接触のタッチレス水栓は雑菌やウイルスが付着しにくい仕組みのため、感染のリスクを減らすことが可能なのです。




②節水になる

タッチレス水栓はこまめに止水できるので、節水にもなります。

たとえば、顔を洗うときに水を1分間出しっぱなしにしたときの水量は、約12リットル※にもなるといわれています。
※参考:東京都水道局

泡がついた手で蛇口をひねるのが面倒で、ついつい水を出しっぱなしにしてしまう方も多いのではないでしょうか。

タッチレス水栓の場合、手に泡がついていても簡単に操作できるのでストレスを感じません。

出しっぱなしの水をなくせば、年間の水道料金を大幅に減らすことができます。

限られた水資源を有効に使うためにも、タッチレス水栓による節水は効果的といえるでしょう。

③手洗いや家事が楽になる

ハンドルをひねる動作がなくなるので、手洗いや家事が楽になるのもタッチレス水栓のメリットです。

調理中で両手がふさがっているときなどは、特に重宝します。

ハンドルを握る力もいらないため、小さなお子様や年配の方が使う場合も安心です。

また濡れた手を経由して水滴がついてしまうことも少なく、水アカなどの汚れが目立ちません。

水アカは一度ついてしまうと落とすのに苦労しますが、タッチレス水栓の場合少しの掃除で清潔な状態を保つことができます。

タッチレス水栓で後悔・やめた人はいる?評判・口コミ

タッチレス水栓で後悔している人の口コミまとめ

タッチレス水栓は確かに感染予防や節水で大きなメリットがある一方、実際に取り付けて使用した結果後悔してやめた人も一定数います。

ではどういった点で後悔しているのかネット上のリアルな口コミをご紹介します。

タッチレス水栓をつけて後悔した人の声
  • 猫が水遊びできてしまう
  • 水量を調節できない
  • センサーに反応して必要ないのに水が出る
  • 子供の身長では使えないことがある



猫が水遊びできてしまう

猫にとっては自動で出てくる水はおもちゃそのものです。すぐに飽きてくれればいいですが日常的になると水道代や水の事故にも注意しなければなりません。
猫が水遊びできないように、対策を講じる必要があります。

水量を調節するのは普通の水栓よりも手間

従来の水栓では、レバーの上げ下げと同時に水量の調節ができます。

一方で、タッチレス水栓では

  1. 一度手をかざして水を出す
  2. レバーで水量を調節する

という二つの動作が必要です。

計量スプーンにちょっとだけ水を入れたいときなどは、この二度手間がプチストレスになります。

引用:しそ家の家づくり

水量が一定しか選べないのはタッチレス水栓の難点ですね。手動であれば蛇口のひねり加減で可能なこともタッチレス水栓では二度手間になるようです。

センサーに反応して必要ないのに水が出る

センサーの感度が良すぎて、必要以上に水が出るときがあり困っています。

例えば、シンクの中にお皿を置くだけで水が出たりお米を洗っている途中で水が出るなど、「今いらない!」というタイミングで出ます。

そのたびに手をかざして止めなければならず、手間が増えているのでは…?と思うことがあります。

引用:しそ家の家づくり

水効果が売りのタッチレス水栓ですがセンサーが高感度なあまり必要ない時に水が出てしまうのはもったいないですよね。




子供の身長では使えないことがある

ちびひらは踏み台に登っても蛇口の下に手が届かないため、ノズルをのばして水を出す必要があります。ノズルをのばすとセンサーが使えないため、結局ちびひらの手洗いはセンサーなしで使用しており、普通の水栓と同じ使い方をすることも多いです。

なので、採用した意味があるのか…と感じてしまうこともあります。

引用:いつか平屋

上記の口コミでは子供の身長によってはセンサーが使えず手動で水を出しているようです。

子供の外出先での手洗い方法も「水を止める習慣がつかないのでは?」という心配の声もあがっていました。子供がいる家庭では本当に実用的か検討すべきと言えます。

こうした後悔の声を反映し自身の生活でも困ることはないかシミュレーションすることをおすすめします。

タッチレス水栓の寿命

タッチレス水栓の寿命

タッチレス水栓は設置から約10年が寿命といわれています。不具合の例として、水がぽたぽた漏れてくる・センサーが反応しないなどがあげられます。大体の家電製品も10年を超えると不具合が生じやすくなるものですが、使用頻度が高く電気で稼働しているタッチレス水栓はなおさらです。

各メーカーが保証期間を設けているので期間内の不具合であれば無償で交換・修理の対象となります。

メーカー 保証期間

LIXIL

2年
※オーナーズクラブ会員は3年

Panasonic

3年

KVK

2年

しかし保証期間が終了している場合は実費で修理・買い替えとなりますので設置を検討している方はコスト面も考慮すべきでしょう。

注意

さらに、工事不要の電池式タッチレス水栓のデメリットは一定の間隔で電池交換が必要になることです。アルカリ電池2本で1~2年もつと言われていますがシンク下を覗く手間があることは覚えておきましょう。

タッチレス水栓の後付けの費用は?

タッチレス水栓は後付けできる

現在手動水栓の家でもタッチレス水栓に変更することは可能です。

後付けタッチレス水栓の種類
  1. 電気工事が必要なタッチレス水栓
  2. 電気工事不要の電池式タッチレス水栓

上記2種類があり、賃貸のご家庭であれば電池式がおすすめです。

電池式の方が費用も安く抑えられます。

注意

電気工事が必要なタッチレス水栓は専門業者を呼び、シンクの下にコンセントを増設して設置してもらうことになるため自分で取り付けることはできません。また費用も少し高めになってしまいます。

電池式のタッチレス水栓は、シンク下に乾電池を取り付けるため素人でも施工可能です。災害時、停電が発生しても水道が止まっていなければ問題なく作動します。

工事不要のタッチレス水栓を後付けした人の声

保育園では感染予防の観点からタッチレス水栓を採用する園が増えています。やはり工事を伴う設置は大掛かりになりますので、所要時間は半日程度見た方がいいでしょう。




電池式タッチレス水栓を後付けした人の声

既存の水栓を取り外す際工具が必要でホームセンターで買ってきたという声も聞かれます。しかし一般的な工具で設置作業が完了するのでDIYできるのはお手軽ですね。




おすすめのタッチレス水栓とは?浄水器一体型も!|ナビッシュやTOTO

おすすめのタッチレス水栓とは?価格や工期もご紹介

実際にタッチレス水栓を導入するとなれば、相場や工事期間が気になりますよね。

タッチレス水栓の価格や工期はどのくらいでしょうか?

事務員

浜崎編集長

本体価格は1万円以下のものから10万円を超えるものまで幅があり、機能やグレードによって異なります。工期は施工会社にもよりますが、2時間から半日程度かかることが多いですね。

ここからは、おすすめのタッチレス水栓3選をご紹介します。中には浄水器一体型のタッチレス水栓もあり需要が高くなっています。

おすすめのタッチレス水栓3選
  1. LIXILナビッシュ
  2. パナソニックスリムセンサー水栓
  3. KVKセンサー付L型混合水栓
  4. TOTOタッチレス水ほうき水栓 LF



便利な機能が満載 LIXIL ナビッシュ

LIXILナビッシュのWEBサイトの画像

LIXILのナビッシュシリーズは機能のラインナップが豊富です。

お湯と水を使い分ける「エコセンサー」や、3色の光で水温がわかる「ルミナスサイン」、お手入れがしやすい「お掃除楽々台座」など、便利な機能が付けられます。

また浄水器一体型のタッチレス水栓もあります。

優れた省エネ性能 パナソニック スリムセンサー水栓

パナソニックスリムセンサー水栓のWEBサイトの画像

パナソニックのスリムセンサー水栓は高い省エネ性能が魅力です。

出しっぱなしを防ぐ「エコナビモード」や、無理なくシャワーの流量を減らす「リズムシャワー」などで大幅な節水効果が期待できます。

洗練されたL型水栓 KVK センサー付 L型混合水栓

KVKタッチレス水栓のWEBサイトの画像

家庭用のタッチレス水栓といえばグースネック型が多い中、KVKはL型水栓も展開していることで有名です。

上部に棚がある場合やシンクの奥行きの深い場合は、L型水栓が向いています。

バッテリー式もラインナップされているので、電気工事が不要な点も嬉しいポイントです。

TOTOタッチレス水ほうき水栓 LF

TOTOタッチレス水栓

お手洗いのイメージがあるTOTOにもタッチレス水栓があります。

水はねがしにくいミクロソフトシャワーを使用し、吐水位置が高いので水栓が邪魔になることがなくスムーズに洗い物が行えることが可能です。




まとめ

この記事のまとめ
  1. タッチレス水栓は後悔する?口コミを検証!
  2. タッチレス水栓のメリット&デメリットや価格を紹介
  3. タッチレス水栓の寿命を解説

タッチレス水栓は自動で出水・止水ができる便利な商品です。

しかし商品の使用方法や機能を良く調べずに導入すると、「思っていたより便利ではなかった」と後悔する人もいます。

決して安いお買い物ではないため、メリット・デメリットを踏まえて慎重に判断しましょう。