りそな銀行の住宅ローン徹底解説!評判・口コミ、審査や融資までの流れを解説

この記事のざっくりしたポイント
  1. 都市銀行の事業規模であるメリットを発揮、金利はネット銀行並みの低さと言える
  2. 変動金利においてはネット銀行とほぼ遜色ない
  3. ネット銀行にはないローン相談所が全国に80カ所以上あるのも特色

 

マンションの購入を検討していますが、住宅ローンをどこの金融機関にするかで悩んでいます。何かおすすめの金融機関はありませんか?

 
 

りそな銀行はどうですか?メガバンクに次ぐ規模でいろいろなサービスがありますよ。

 
 

りそな銀行の住宅ローンについて詳しく知りたいですね。

 

りそな銀行は大阪府大阪市に本店を持つりそなホールディング傘下の都市銀行です。大和銀行とあさひ銀行が合併しできた銀行です。同じ傘下の銀行に埼玉りそな銀行があります。規模は3大メガバンクに匹敵するほどの規模をほこります。

この記事ではりそな銀行が扱う住宅ローンにスポットを当てて基本情報や特徴、メリットやデメリットについて解説していきましょう。

りそな銀行の住宅ローンとは

りそな銀行のWEBサイトの画像
りそな銀行 のHPより引用

まずはりそな銀行の住宅ローンについて基本的な情報をまとめました。

借入可能額50万円以上1億円以下
対象の年齢満20歳以上満70歳未満で最終返済時が満80歳未満の人
返済方法毎月元利均等返済ボーナス増額返還も可
借入の期間1年以上35年以下
保証人基本的には不要(保証会社は必須)
担保抵当権の設定が必要

表にもまとめていますが、りそな銀行で住宅ローンを受ける場合、保証会社に加入してもらわなければいけません。保証会社の利用や手数料などは、住宅ローンのプランによって異なります。プランごとの手数料も下記に表としてまとめました。

 融資手数料型保証料一括前払い型
保証料金利上乗せ型
保証料不要(借入金利含)期間や借入金により異なる
不要(借入金利含)
融資手数料借入金額×2.2%不要不要
印紙税所定の印紙税所定の印紙税所定の印紙税
抵当権設定費用借入金額×0.4%借入金額×0.4%借入金額×0.4%
保証会社事務手数料33,000円33,000円33,000円

尚、保証料一括前払い型の保証料HPから確認することができます。また審査から借り入れまでの最短日数は約2週間で借り入れが可能です。

注意
しかし、書類の準備に時間がかかるケースが多いので、前もって準備しておかなければ時間がかかってしまいます。
書類の準備は前もって行っておきましょう。

【年種別】借入可能額のシミュレーション

実際に住宅ローンを利用しようと思った場合に、月々の返済額はいくらになるのか?また現在の収入から返済できる金額の上限を決めている場合、どのくらいの住宅ローンが組めるのかといったことも、りそな銀行のHP内にある住宅ローンシミュレーションで計算が可能です。

住宅ローンシミュレーションこちらから計算できます。借りたい金額や毎月の返済額、現在の年収から調査が可能なので気になる人は調べてみたらいかがでしょうか?

【りそな銀行】住宅ローンの種類と金利一覧

 

りそな銀行の住宅ローンは一つのプランしかありませんか?

 
 

りそな銀行の住宅ローンは全期間型と当初型の2種類がありますよ。

 
 

2種類のタイプについて教えてください。

 

りそな銀行の住宅ローンは2種類のプランに分かれます。全期間型と当初型の2種類でそれぞれ、Web申込みと書面による申し込みが可能です。Web限定のサービスなどは特になく金利の推移などに大きな変化はありません。この住宅ローン2種類の特徴について解説しましょう。

ずーっとお得!全期間型

全期間型は固定金利を選択しても変動金利を選択しても借入期間中はずっと金利が下がったままです。最大で年間2.005%の金利が店頭表示金利から変わります。全期間型を利用する条件は下記の条件を満たさなければいけません。

ずーっとお得!全期間型の利用条件
  • 「りそなカード」(クレジットカード)か「りそなデビットカード」「マイゲート」を申込み利用した人
  • 「給与振込」「公共料金引落し」を申込み利用した人

上記の条件を満たして全期間型を利用できます。全期間型を利用した場合の金利を下記に表としてまとめました。

金利プラン店頭金利融資手数料型保証料一括前払い型保証料金利上乗せ型
変動金利2.475%0.470%0.525%
固定2年3.000%0.995%1.050%1.250%
固定3年3.000%0.995%1.050%1.250%
固定5年3.050%1.045%1.100%1.300%
固定7年3.150%1.145%1.200%1.450%
固定10年3.300%1.295%1.350%1.550%
固定15年3.700%1.695%1.750%1.950%
固定20年4.250%2.245%2.300%2.500%

2021年12月の金利を基に算出しています。上記表にまとめている金利は最大引下げ金利適用時のケースです。金利の引き下げ幅は審査内容や借入の内容によって異なりますのでしっかりと理解しておきましょう。

はじめがお得!当初型

もう一つのプランがローン当初に金利が安い当初型です。固定金利10年間で借入した場合、10年間の金利は当初の店頭金利から最大2.655%の金利が下がります。固定金利20年で借入した場合、20年間の金利は当初の店頭金利から最大3.255%の金利引き下げです。当初型を利用する場合も全期間型と同様、利用条件を満たす必要があります。

はじめがお得!当初型の利用条件
  • 「りそなカード」(クレジットカード)か「りそなデビットカード」「マイゲート」を申込み利用した人
  • 「給与振込」「公共料金引落し」を申込み利用した人

上記の条件を満たして当初型を利用できます。当初型を利用した場合の金利を表にしてまとめました。

金利プラン店頭金利融資手数料型保証料一括前払い型保証料金利上乗せ型
変動金利2.475%なしなしなし
固定2年3.000%0.945%1.000%1.200%
固定3年3.000%0.995%1.000%1.200%
固定5年3.050%0.995%1.050%1.250%
固定7年3.150%1.045%1.100%1.300%
固定10年3.300%0.645%0.700%0.900%
固定15年3.700%1.645%1.700%1.900%
固定20年4.250%0.995%1.050%1.250%

2021年12月の金利を基に算出しています。当初型も全期間型と同じく金利の引き下げ幅は審査内容や借入の内容によって異なります。

りそな銀行の住宅ローンの審査は厳しい?融資までの流れを解説

 

住宅ローンは条件が良くても審査に通らないと全く意味がないですよね。

 
 

そうですね。それぞれの金融機関で審査の内容は異なります。

 
 

りそな銀行の審査内容は厳しいのかが気になりますね。

 

住宅ローンの商品内容や金利について解説してきましたが、住宅ローンには審査があり審査の結果次第では厳しい金利プランを提示されることもあるし、審査自体が通らないかもしれません。ここからは、りそな銀行の住宅ローン資産について解説していきましょう。

りそな銀行の住宅ローンの審査について

りそな銀行は審査の内容を一般に公開していません。多くの金融機関は審査内容を明らかにしていないのが一般的です。各々独自の審査基準がありますが実際にどのような基準なのかは審査を受ける人には全くわかりません。

つまり、りそな銀行の住宅ローンを利用したい場合の審査内容が厳しいかどうかは全くわからないのです。まずはローンシミュレーションの利用やローンの相談を行いましょう。Web上で事前審査なども可能ですので事前審査を利用してみてはどうでしょうか?

りそな銀行の住宅ローンを組むまでの流れと必要書類

りそな銀行で住宅ローンを組むまでの主な流れは以下の通りです。

手順1
ローンの相談やシミュレーションでの診断
手順2
住宅ローンの申込み
手順3
ローンの審査
手順4
審査決定、契約
手順5
融資実行

前述しましたが申し込みから融資実行まで最短で2週間ほどで利用可能ですが、一般的には1か月程度の期間はみておいた方がいいでしょう。住宅ローンの審査を受けるためには書類の準備や記入が必要になります書類は非常に多いのですが、どの金融機関で審査を受ける場合でも、りそな銀行と同程度の書類は必要になります。必要な書類に関しては、HPに掲載されていますので、是非確認してください。

りそな銀行で住宅ローンを借りるメリット

 

審査が厳しいかどうかは良くわからないですね。

 
 

そうです。ただ、りそな銀行に限りません。どの金融機関もわかりませんので、まずは相談してみるのがいいですよ。

 
 

りそな銀行の住宅ローンの特徴は良くわかりましたが、実際にはどのようなメリットがあるんでしょうか?

 

りそな銀行には住宅ローンに色々なサービスを付けているのでさまざまなメリットを受けることができます。ここからは、りそな銀行で住宅ローンを借りるメリットについて解説しましょう。

都市銀行の中では金利が低い

同じ都市銀行と比較しても金利が低いことがメリットとして挙げられます。実店舗を持たないことが強みであるネット銀行にも迫る勢いで金利が低いのです。2020年9月時点での変動金利でみてみると都市銀行では最も低い0.470%の金利設定となっています。

MEMO
都市銀行の安定感にネット銀行並みの金利の低さは大きなメリットといえるでしょう。

ワイド団信対応!団体信用生命保険も無料付帯

一般的に住宅ローンを組む場合、金融機関から団体信用生命保険(団信)に加入することを義務付けられます。団体信用生命保険(団信)とは万が一契約者が返済の途中に亡くなった場合や高度障害が残り、金融機関が認める状態と診断された場合には住宅ローン残高が無くなる保険です。

りそな銀行においても住宅ローンを付ける場合に団体信用生命保険(団信)に加入することは必須条件です。しかし団体信用生命保険(団信)には無料で加入できます。更に借入金利に0.3%上乗せしますが団信革命という特定状態保障特約付住宅ローンに加入することも可能です。

団信革命では3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)だけではなく病気、負傷、介護状態といった状態になった場合にも住宅ローンの残高が0になります。しかも一旦所定の状態になり、その後仕事に復帰したとしても住宅ローンの支払いはありません。

MEMO
2019年4月から10月の期間で団信革命に加入した最も多い業種が医療従事者であることを考えると、非常にメリットがある保険だということが分かります。

対面相談もできる

ネット銀行は金利が低いのですが直接のやりとりができないので不安を感じるという人も多いでしょう。りそな銀行は都市銀行としての事業規模から全国の80カ所以上に住宅ローン専門の「ローンプラザ」を構えています。日曜や休日でも対応可能なので大変便利です。

MEMO
人生で一回くらいしかない程の大きな金額を借金するので不安も大きくネット上だけでは相談が不安と感じることもあります。りそな銀行ではローンの専門家が対面での相談も行っていますので、非常に安心感が高まります。

りそなクラブのポイントも貯まる!

りそな銀行には、りそなクラブという取引内容に応じてりそなクラブポイントがたまるシステムがあります。1ポイントが原則1円相当のポイントでさまざまなパートナー企業のポイントに交換して利用することが可能です。マイホームマイバンクプランを利用すると10,000クラブポイントがプレゼントされます。

マイホームマイバンクプランとは住宅ローンを利用し、以下を満たすとポイントがプレゼントされます。

マイホームマイバンクプランのポイント付与条件
  • 給与の受取口座にする
  • りそなデビットカードを利用する
  • りそなクレジットカードを1,000円以上使う

他の取引でもりそなクラブポイントは貯まるのでマイホームマイバンクプランでもらったポイントと合わせて色々な利用が可能です。

りそな銀行で住宅ローンを借りるデメリット

 

りそな銀行で住宅ローンを利用するメリットはとても大きいと感じました。

 
 

そうですね。金利面や対談面談など顧客第一を考えたメリットが非常に多いのが分かりますね。

 
 

りそな銀行で住宅ローンを利用する際のデメリットについても知っておきたいですね。

 

住宅ローンを組む場合はメリットだけではなくデメリットも知ったうえで、どの金融機関で住宅ローンを利用するのかを考えなければいけません。ここからは、りそな銀行で住宅ローンを利用するデメリットについて解説しましょう。

疾病保障は有料

近年のネット銀行が扱う疾病保障型の団信は無料で付帯することが多いです。団信の保険料は基本的に金融機関側が負担しています。りそな銀行でも先ほど紹介した「団信革命」という疾病保障団信を取り扱っています。非常に内容は充実していますが、年間0.3%の金利を上乗せしなければいけません

0.3%の上乗せは決して低いものではなく毎月の負担が増えることを指します。疾病保障を追加した金利で毎月の支払いは割高な支払いとなってしまうのでデメリットといえるでしょう。

融資手数料が高い

金利の他に注意しなければいけないのが手数料や保証料といった費用負担部分です。いくら金利が安かったとしても諸費用が高ければあまり意味がありません。りそな銀行の手数料はネット銀行などと比較すると若干高めの設定となっています。

同じ都市銀行と比較するとあまり差はありません。しかし、ネット銀行などと比較すると費用面でどうしても割高となってしまいます。融資手数料がネット銀行と比較すると高くなる部分もデメリットといえるでしょう。

会社役員や個人事業主では審査が厳しくなりがち

りそな銀行に限ることではありませんが住宅ローンを利用する人が給与所得者ではなく会社役員や個人事業主だった場合、住宅ローンの審査が厳しめになってしまいます。会社役員や個人事業主は所得に波があると捉えられている点や給与所得者と比較すると、安定して所得を得つづけるという観点から給与所得者よりも審査が厳しいのです。

住宅ローンは支払いが長期に渡るので、短期間の高収入よりも長期間の安定収入を得ている給与所得者が好まれます。このような点も会社役員や個人事業主にはデメリットといえるでしょう。

全期間固定金利での借入れには向いていない

りそな銀行で最も金利が安くネット銀行並みの低金利をほこっているのは変動金利による低金利商品です。全期間固定金利の場合だと他の都銀とあまり変わりがない金利商品といえます。変動金利を利用しない場合は金利でのメリットがあまり強調できません。

注意
金利の低さで住宅ローンを利用したい場合はネット銀行の金利とりそな銀行の全期間固定金利では金利に開きがあるのでデメリットといえるでしょう。

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りそな銀行の住宅ローンに関する評判・口コミ

 

りそな銀行の住宅ローンでのメリットデメリットが良くわかりました。 でも実際に利用した人の口コミなどを聞いてみたいですね。

 
 

ツイッターでりそな銀行の住宅ローンに対する口コミを集めてみましょう。

 

実際にりそな銀行の住宅ローンを利用した人たちはどのように思っているのかが気になります。ここからはツイッターからりそな銀行に関する住宅ローンの口コミを集めてみましょう。

りそな銀行の住宅ローンに関する良い評判・口コミ

 

 

住宅ローンの手続きに行ったときの担当者の対応の良さを書いています。いくら商品のサービスが良くても最後は人間の対応がモノをいうことが良くわかりますね。

 

自営業者だからといってまったく審査を通さないというわけではありません。この方は自営業者でも問題なく住宅ローンが通っています。

りそな銀行の住宅ローンに関する悪い評判・口コミ

次にりそな銀行の住宅ローンを利用し悪い評判になっている口コミについて取り上げます。

 

せっかくネット上で口座開設したのに期日に間に合わず解約しなければいけなかったようです。りそな銀行側のタイムスケジュール管理に不備があったからと思われます。

 

住宅ローンをりそな銀行で行ったのにみずほ銀行に切り替えた例です。振込無料などの恩恵もなく近くに店舗もないといった不具合からの切り替えですね。

まとめ

りそな銀行の住宅ローンについて解説してきました。総括すると都市銀行の事業規模であるメリットを発揮、金利はネット銀行並みの低さに肉薄するなど、住宅ローン検討するに値するサービス内容です。

特に変動金利においてはネット銀行とほぼ遜色ありません。しかもネット銀行にはないローン相談所が全国に80カ所以上あります。直接相談することも可能ですし、ネットで手間がかからずに手続きもできます。住宅ローンを検討している人は一度りそな銀行のローンシミュレーションを使われることをおすすめします。