- シェアハウスの間取りは主に大規模、メゾネット、一軒家タイプ
- それぞれで居室の広さや共有設備の違いは大きく分かれる
- ネットで間取り図を見ても最終的には内見するのがおすすめ
シェアハウスへの入居で気になるのが間取りです。
「個室が用意されているか」「それぞれの階にトイレがあるか」など、確認すべき点は多岐にわたります。
料理をする方の場合、キッチンの広さも重要でしょう。
毎日を過ごす場所なので、余計なトラブルを避けたい方が大半だと思います。
平木解説員
山田編集者
シェアハウスの一般的な間取り
ここでは、シェアハウスの一般的な間取りについて解説します。
具体的な種類は以下のとおりです。
- 大規模タイプ
- メゾネットタイプ
- 一軒家タイプ
平木解説員
山田編集者
大規模タイプ
ここでは、シェアハウス用に作られた物件を大規模タイプと呼びます。
3階建て以上だったり、部屋数が多かったりすることが多いです。
また、広めのキッチンやシアタールームの存在など、共用設備が充実している点もポイントです。
各階にトイレや洗面台が用意されていることも珍しくありません。
山田編集者
メゾネットタイプ
メゾネットタイプでは、1階に共用スペースが存在し、2階にそれぞれの部屋が用意されています。
かなりオーソドックスなシェアハウスです。
アパートのような外観をしていることが多く、小~中規模のコンパクトな物件が目立ちます。
それぞれの階に部屋が密集しているので、生活音が気になる方はご注意ください。
一軒家タイプ
一軒家タイプでは、文字通り一軒家をシェアハウスとして活用しています。
リフォームやリノベーションをしていない限りは、間取りも通常のご家庭と変わりません。
特別感は薄いですが、住み心地のよさは確かな物件タイプでしょう。
4人で住むシェアハウスの間取り
3~4人で住むシェアハウスは小規模な物件が中心です。
一軒家をそのまま利用している場合もあり、住みやすさに違和感を覚える方は少ないと思います。
実家の延長線上のようなイメージです。
ただ、共用設備の数には期待できないので、取り合いにならないようご注意ください。
6人で住むシェアハウスの間取り
5人、6人、7人で住むシェアハウスの場合、一軒家やメゾネットタイプなど、様々なバリエーションが存在します。
小規模な物件よりも間取りは広めですが、そこまで大きな差は感じられないでしょう。
女性専用やクリエイター向けなど、コンセプトに注力しているケースも見受けられます。
10人で住むシェアハウスの間取り
8~10人以上で住むシェアハウスの場合、必然的に大規模な物件になるでしょう。
1階部分に共用スペースが存在することは変わりませんが、広めのキッチンやシャワー室など、設備の充実度は期待できます。
また、各階にトイレが設置されていることも多いです。
平木解説員
おしゃれなシェアハウスの間取り例
ここでは、実際におしゃれなシェアハウスの間取りをご紹介します。
- ARDEN板橋
- コリビングハウス北綾瀬
- クロス門前仲町1
山田編集者
平木解説員
ARDEN板橋
ARDEN板橋は、東京都板橋区大和町にある物件です。
シェアハウスのために建てられた一軒家で、ナチュラルインテリアをコンセプトに掲げています。
肝心の間取りに関しては、1階にリビングルームやお風呂などの共用設備が存在するオーソドックスなタイプ。
居住エリアの2~4階にはそれぞれトイレが設置されており、快適な住心地を期待できます。
コリビングハウス北綾瀬
コリビングハウス北綾瀬は、東京都足立区北綾瀬にある物件です。
2階建てのコンパクトなシェアハウスですが、部屋数は19室とかなり多めです。
大勢でワイワイ楽しみたい方にぴったりです。
また、全室鍵付きでセキュリティ面も安心でき、プライベートの空間をしっかり確保できます。
クロス門前仲町1
クロス門前仲町1は、シェアハウス業界で知名度の高い「クロスハウス」が手掛ける物件です。
少し変わった間取りをしており、2階と3階の部屋は円を描くように配置されています。
1階にコインランドリーやフィットネスルームが存在するなど、共用設備が充実している点もポイント。
ただ、キッチンが4階に用意されているので、料理する場合は階段の上り下りが必要です。
シェアハウスの間取りで確認すること
ここでは、シェアハウスの間取りで確認することを解説します。
具体的には以下のとおりです。
- 居室タイプの種類と広さ
- クローゼットの有無
- お風呂やトイレなどの水回り
- 入居者数に応じた共有設備
平木解説員
山田編集者
居室タイプの種類と広さ
シェアハウスの居室タイプは大きく分けて3種類存在します。
具体的には以下のとおりです。
居室タイプ | 特徴 |
個室 | 1つの部屋を1人で使用する |
セミプライベート | 1つの部屋をパーテーションなどで仕切り、複数人で使用する |
ドミトリー | 2段ベッドを用意し、1つの部屋を複数人で使用する |
セミプライベートやドミトリーの場合、部屋の中でも他人と一緒の時間を過ごす必要があります。
数ヶ月程度なら耐えられるかもしれませんが、長期間となると大半の方がストレスを感じてしまうはずです。
また、個室を選んだ場合でも、部屋が狭くて窮屈に感じるリスクを考慮しなければなりません。
1年以上の居住を想定しているなら、居室タイプと部屋の広さにこだわりましょう。
山田編集者
収納やクローゼットの有無
シェアハウスの間取りをチェックする際は、収納の有無を念頭に置いておきましょう。
ゲーム機などの娯楽用品をはじめ、貴重品を保管する場所が自室になければ、盗難・紛失などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
また、クローゼットがない間取りの場合、部屋の中が衣服で散乱しやすいのでご注意ください。
お風呂やトイレなどの水回り
シェアハウスの間取りによっては、お風呂とトイレが一体になっている可能性があります。
このようなユニットバスの場合、誰か1人でも使用していると他の入居者が利用できません。
トイレとお風呂が分離されているかは必ずご確認ください。
また、男女混合のシェアハウスの場合、脱衣所の有無も重要になります。
トラブルを避けるためにも、女性の方はロック付きの脱衣所がある物件を選ぶか、女性専用のシェアハウスを視野にいれたほうがいいでしょう。
入居者数に応じた共用設備
お風呂やトイレ以外の共用設備が充実しているかどうかも重要なポイントです。
たとえばキッチンです。
シェアハウスでは複数人が同時に料理する可能性もあるので、自炊予定の方はキッチンの間取りが広めの物件を選びましょう。
また、リビングの大きさも非常に重要です。
大規模なシェアハウスの場合、広間でパーティーが開かれることがあります。
あまりに窮屈すぎるとせっかくのパーティーを楽しめません。
入居者数に応じたスペースを確保しているかどうかは必ずチェックしてください。
シェアハウスの間取りを調べる方法
シェアハウスの間取りを調べる主な方法は以下の通りです。
- ポータルサイトで検索する
- 管理会社にメールで問い合わせる
それぞれ順番に解説していきます。
メール内容のテンプレートを用意したのでご活用ください。
ポータルサイトで検索する
インターネット上には、さまざまなシェアハウスをまとめたポータルサイトが存在します。
物件の間取りを掲載している場合もあるので、まずは利用してみましょう。
管理会社にメールで問い合わせる
ポータルサイトにシェアハウスの間取りが掲載されていなかった場合、管理会社にメールで問い合わせてみましょう。
山田編集者
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〇〇(管理会社名) 御中
お世話になります。
シェアハウスを探している最中、貴社ポータルサイトの「〇〇(物件名)」を拝見しました。
もう少し詳細情報を知りたいのですが、間取り図を送付していただくことは可能でしょうか?
お忙しいとは思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
〇〇(ご自身の名前)
090-✕✕✕✕-✕✕✕✕(ご自身の電話番号)
〇〇〇@gmail.com(ご自身のメールアドレス)
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また、メールで問い合わせた結果、「一度内見にきてほしい」「間取り図は共有できない」などの返信がくる場合があります。
平木解説員
シェアハウスの間取りは内見で最終確認
シェアハウスの間取りを画像で確認したとしても、必ず内見は行いましょう。
部屋の匂い、小さな汚れなど、実際に訪れてみないと手に入らない情報が多いからです。
平木解説員
山田編集者
チェックポイント | 詳細 |
入居者の反応 | ・挨拶を返してくれるか ・人当たりがよさそうか ・身だしなみに気を使っているか |
共用スペースの清潔感 | ・床にゴミが落ちていないか ・調理器具が出しっぱなしでないか ・家具が丁寧に扱われているか |
お風呂やトイレなどの設備 | ・入居者の数と比べて少なすぎないか ・水垢などがないか ・脱衣所に鍵がついているか |
部屋の広さや窓の有無 | ・ベッドとデスクを設置できるか ・クローゼットが用意されているか ・換気用の窓があるか |
各部屋の防音性 | ・隣の部屋から音漏れしていないか ・壁の厚さは十分か |
Wi-Fiの通信速度 | ・YouTubeをサクサク見れるか ・通信が途切れないか |
周囲の住環境 | ・騒音がひどくないか ・スーパーが遠すぎないか |
なかでも、共用スペースや水回りの清潔感は必ずチェックしましょう。
リビングの掃除が行き届いていないシェアハウスの場合、居住ルールが定められていない、もしくは守られていない可能性があるからです。
間接的に入居者のライフスタイルを把握でき、自分にあっているかどうかを確認できます。
シェアハウスの間取りは必ずチェックしよう
本記事では、シェアハウスの間取りについて解説しました。
押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- シェアハウスの間取りは3種類
- 長期の入居予定なら個室がおすすめ
- 間取りをチェックしたあとは必ず内見する
個室の有無や共用設備の種類など、シェアハウスの間取り図から読み取れる情報はたくさんあります。
遠方に住んでいて内見が難しいという方は、ぜひ活用してみてください。
平木解説員
山田編集者