レジデンスとは?普通の物件との違いや高級マンションの注意点

この記事を書いた人
中村 昌弘
不動産コメンテイター

都内の私立大学を卒業後、新卒採用で不動産ディベロッパー勤務。 不動産の用地仕入れや、分譲マンションの販売・仲介などを手掛ける。 2016年に独立して以降、不動産関係のライティングも業務の1つに。

この記事のざっくりしたポイント
  1. レジデンスとは、特に立派な屋敷という意味がある高級マンションのこと
  2. 普通のマンションとは違い、様々な設備が充実している
  3. 価格や周辺環境、自分にとって必要な施設が入っているか等で選ぶことが大切

「レジデンスってどんなマンションなんだろう?」「普通のマンションとどう違うのかな?」とお悩みではありませんか?言葉は聞いたことがあっても、詳細について知らない方も多いですよね。この記事ではレジデンスについて、徹底解説いたします!

レジデンスについて調べている方に向けて、レジデンスの概要や普通のマンションと高級マンションの違いについても紹介していきますねさらに、記事後半では高級マンションの注意点ついても触れるので、ぜひ最後までご覧ください。

レジデンスとは

レジデンスとは、ワンランク上の高級マンションのこと。レジデンス(Residence)という言葉には、特に立派な屋敷という意味があります。

日本では、マンションなど集合住宅の名前に「◯◯レジデンス」と使われることが多いですよね

事務員

中村編集者

レジデンスという言葉をつけることで、高級感を演出しているのでしょう。

レジデンスは高級マンションなだけあって、設備も充実。たとえば、以下のような施設やサービスを付随しているマンションも多いです。

・共用施設が豊富

・コンシェルジュサービスがある

・セキュリティに安心感がある

・専有部分がハイグレード

・面積が広い

通常のマンションよりも高級感がある、ワンランク上のマンションにレジデンスが使われているのですね!

事務員

中村編集者

タワーマンションにも使われることが多いですね。交通の便がいいような都市部に多いです。

普通のマンションと高級マンションの違い

レジデンスは、ワンランク上の高級マンションだとここまでで触れてきました。それでは、普通のマンションと高級マンションではどのような点に違いがあるのでしょうか?ここからは、普通のマンションと高級マンションの違いについて解説していきます。

普通のマンションの特徴

普通のマンションは、高級マンションと比べて建設コストが抑えられた物件です。前項までで触れましたが、レジデンスのような高級マンションは設備やサービスが充実しています。

中村編集者

その分、家賃も高額なことが多いです。

普通のマンションの場合、家賃を抑えるかわりに建設コストを抑えなければなりません。試しに、レジデンスと普通のマンションを見比べてみてください。内装や設備、外装など、様々な点で違いが見つかるでしょう。

中村編集者

物件を選ぶ際は、自分が何を重視しているのかを明確にしたうえで、検討するのがおすすめです。

高級マンションの特徴

高級マンションは、普通のマンションと比べて設備やサービスが充実しています。

その分、家賃も高いですよね……。どんなサービスがあるのでしょうか?

事務員

中村編集者

たとえば、常駐のコンシェルジュがいる高級マンションがありますよ。常駐のコンシェルジュがいると、生活にはとても便利なんです。

常駐のコンシェルジュがいる高級マンションに住んでいる場合、荷物の受け取りをお願いできます。

中村編集者

クリーニングの依頼ができる場合も!
すごく便利ですね!

事務員

高級マンションは家賃が高い分、見合うサービスや設備を用意する必要があります。上記のようなサービス以外にも、家の床面積が広いのも魅力と言えるでしょう。

床面積が広いと、開放感のある家に住めそうですね。

事務員

中村編集者

部屋が広いだけでなく、収納も豊富になります。十分なスペースのある、ウォークインクローゼットが備えられていることもありますよ。

高級マンションの注意点

余裕のある広さや充実した設備が期待できる高級マンションですが、実際に住むのを検討する場合は注意が必要な面も。高級マンションに住む際、注意したいのは以下の3つです。

・価格や家賃が高い

・レジデンス物件は使う施設があるところを選ぶ

・周辺環境を把握しておく

ここからは、高級マンションに住む際の注意点について解説していきます。

価格や家賃が高い

高級マンションに住む際の1つ目の注意点は、価格や家賃が高いことです。前項までで触れたように、高級マンションは余裕のある広さや充実した設備を兼ね備えており、その分価格や家賃が高くなります。高級マンションを探している場合は、家賃だけでなく共益費や管理費にも要注意。隅々まで目を通して、価格を把握するのが重要です。

自分の予算としっかり相談する必要がありそうですね。

事務員

中村編集者

現状の予算だけでなく、先々のことまで考えて選ぶ必要があります。さらに、人気のエリアは地価が高騰することも。今の家賃だけを考えて選んでしまうと、もし値上げしてしまった場合に支払うのが難しくなってしまいます。
費用面で、ある程度の余裕は確保しておいた方が良さそうですね。

事務員

中村編集者

いくら良い物件であっても、家賃がお給料を占めるようなギリギリの生活はおすすめできません。将来のことも考えて、物件選びをしていきましょう。

レジデンス物件は使う施設があるところを選ぶ

高級マンションに住む際の2つ目の注意点は、使う施設がある物件を選ぶことです。特に、レジデンスを掲げている物件は気をつけましょう。レジデンスは施設の充実を売りにしている物件が多いので「この施設も楽しそう」「あの施設も便利だよね」と、すぐに飛びついてしまいがちです。しかしながら、一度落ち着いて「この施設は自分にとって本当に必要なのか?」と自答するのをおすすめします。

たとえば、レジデンス物件のなかには、以下の施設が備えられている場合があるでしょう。

音楽室

温泉

ジム

どれも魅力的ですぐにでも住みたくなっちゃいます!

事務員

中村編集者

自分に必要な設備なのかを、今一度考えてみてください。

確かに、施設が充実していると気持ちも豊かになるでしょう。ですが、今すぐに利用する予定がないのに「いつか利用したいと思ったときに便利!」と思って契約をしてしまうと、結局使わずじまいになってしまうことも自分に合っている施設が入っている場合も、利用の絶対数が少ない場合は検討の余地があります。施設が充実しているということは、その分家賃も上がるということ。

中村編集者

月々の家賃と、マンション外の施設に行く回数や値段を比較してみるのが良いでしょう。
飛びつきたくなるのを、グッと我慢する必要がありそうです……。

事務員

周辺環境を把握しておく

高級マンションに住む際の3つ目の注意点は、周辺環境を把握しておくことです。周辺にあるスーパーや駅などの利便性などの生活しやすさは、普通のマンションでも検討するところでしょう。高級マンションの場合、高層階の眺望に魅了される方もいますよね。

中村編集者

高層階のひらけた眺望は素敵ですが、注意したい点もあるんです!高級マンションの周辺に空き地がある場合、住んだあとに別のマンションが建つ可能性が。周辺の環境に十分注意して物件を選びましょう。

まとめ

この記事では、レジデンスについて徹底解説致しました。レジデンスには特に立派な屋敷という意味がある高級マンションのことです。高級マンションに住む際は、先を見越した費用計画や周辺環境を考慮したうえで、自分にとって必要な施設が入っている場所を選びましょう。

この機会に、ワンランク上の高級マンションに住んでみてはいかがでしょうか?