- 戸建ての場合「向こう三軒両隣」には挨拶回りをしておくことがおすすめ
- 挨拶は引越しをする前日の日中に終わらせるのが良い
- 挨拶する際のマナーやタイミングを守って相手に良い印象を与えることも重要
これまで一般常識や当たり前とされてきた戸建て(新築・旧居問わず)の引っ越し挨拶。しかし近年では引っ越し時の挨拶(周り)について「お世話にならないから必要ない」、「そこまでの気遣いはしたくない」などの理由から必ずしもする必要がないと考える人も増えている傾向にあります。
しかし良好な人間関係やコミュニティを形成する上では引っ越し時の挨拶は必要不可欠と言えるでしょう。本記事では戸建ての引っ越し挨拶の重要性や基本知識をはじめ、挨拶をするタイミングや時間帯、持っていくべき手土産について解説します。
戸建ての引越しは挨拶した方が良い?

近年、隣人との人間関係やコミュニケーションが希薄になるなか、それに比例する形で戸建ての引っ越し挨拶の重要性も低下している傾向にあります。
近年は挨拶は不要と考える人が多い
従来、家族単位での引っ越しを行う場合は、新築・旧居問わず近隣住人への挨拶回りが当たり前とされてきました。しかし近年では単身者の割合が増えたことや転勤による移動などが多いことから、引っ越し時の挨拶回りは不要と考える人が多くなりつつあります。
また個人情報の保護や防犯の観点からも「不必要に人と関わりたくない」と思う人が増えたことも起因して、現在では引っ越しをおこなっても挨拶回りをしない人が増えています。
挨拶していた方が近所付き合いが良くなる
しかし戸建てに引っ越しをしてきた場合は、挨拶をすることでメリットも存在します。引っ越し時に挨拶回りをすることで、近所の家族構成や住人の雰囲気を知る良い機会になります。
また子供がいる家庭であれば騒音トラブルの軽減や防犯面での繋がりを持つことができますし、災害時であれば避難や助け合いなどをすることも可能です。
戸建ての引越し挨拶回りはどの範囲までする?

一般的に引越しの挨拶回りは今後接点を持つ可能性がある近隣住人を中心に挨拶をするようにしましょう。そのため挨拶回りの具体的な範囲は戸建てやマンション・アパートなどの集合住宅によってそれぞれ範囲が異なってきます。今回は戸建てのケースを中心に見ていきましょう。
戸建て(一軒家)の場合、自分の家を中心に「向こう三軒両隣」には挨拶回りをしておくことをおすすめします。向こう三軒両隣とは自分の家の両隣だけでなく、向かいの3軒(道路を挟んだ場合も含む)や真後ろのご近所さんなど自分の家と接している家には挨拶回りに行くという考え方です。
一戸建てに引っ越す場合、普段の生活でも顔を合わせることが多かったり、町内会や自治会などで同じ班になるケースもあるため、きちんと挨拶を済ませておくことが今後のより良い関係性を築くための第一歩となります。
また一軒家となると建築するにあたり工事をおこなうため、トラックが道路に止まって道幅が狭くなったり、屋外作業の騒音で近隣住人に迷惑をかけることも考えられます。
戸建ての引越し挨拶をするタイミングや時間帯

引っ越し前後は引っ越しに関する作業や準備で何かとバタバタしてしまうものです。そのため近隣住人への挨拶回りをする時間がなかったり、引っ越し当日の慌ただしい中で挨拶を行うことになってしまい、何かと不手際が起こることも想定されます。
そうならないために以下では戸建ての引っ越し挨拶をするタイミングや時間帯について解説します。
引越しをする前日の日中に終わらせる
引っ越し挨拶をするタイミングですが可能であれば引っ越しをする前日までに済ませておくようにしましょう。理由としては引っ越し当日となると、引っ越し業者のトラックの出入りがあったり作業音がする場合もあるため、どうしても慌ただしい印象になりがちです。
そうならないためにも事前に挨拶とともにその旨を伝えておくことで、当日気兼ねなく引っ越し作業をすることができます。また挨拶に行く時間帯ですが朝の忙しい時間や、食事を作る時間帯、休日であればご迷惑にあたらない時間を考慮しつつ、できるだけ日中(日が明るい)に済ませておくようにしましょう。
不在時は日にちや時間帯を変えて2〜3回訪問してみる
引っ越し挨拶でよく起こりがちなのが住人の方が不在で挨拶ができないといったケースです。相手が留守の場合は日にちや時間帯を変えて、2〜3回訪問するようにしましょう。もしそれでも不在の場合は手紙や挨拶状をポストや郵便受けに入れておくようにするのもおすすめです。
ただし不在時に注意が必要な点としては、挨拶回りと一緒に持参する手土産については気をつけるようにしましょう。手土産がお茶やお菓子といった飲食物の場合、長時間屋外に放置されることも踏まえると衛生上あまりいいものではありません。
引越しで挨拶するときに持っていく手土産について

引っ越しの挨拶回りでは、ちょっとした手土産を持参することが一般的です。しかし、なんでも手土産を持っていけばいいというわけではなく、持っていくもののマナーや品物を選ぶ際の注意点も存在します。以下では引っ越しの挨拶回りにふさわしい手土産の種類や相場について解説します。
タオル等の消耗しやすい日用品
引っ越しの挨拶の際に配るものとしては実用性が高く、日常的に消費できる日用品がおすすめです。例えばタオルやラップ、ティッシュなどの消耗品であれば普段使えるもので、かつ受け取る側の嗜好に左右されないものになります。
日用品を送る場合は人によって好みの分かれるものは避けて、無難なものを選ぶようにしましょう。また日用品の相場としては相手に負担を感じさせない500〜1,000円程度の料金を目安にプチギフト(粗品程度)を用意する感覚で選ぶと良いでしょう。
お茶やお菓子などの食品
お茶やお菓子といった食品類も挨拶するときの手土産に最適です。食品を手土産にする場合、日持ちしないものではなく比較的に賞味期限が長いものや、相手の世帯数や家族構成がわからないなかでも差し支えないものを選ぶようにしましょう。
のし(熨斗)について
引っ越しの挨拶で手土産を渡す際は、のし(熨斗)紙をつけて渡すようにしましょう。その際は外のしにしてきちんと名前を記入し、名刺代わりに使うのもマナーの一つと言えます。
まとめ
近年、引越し時の挨拶は必要ないと思われることも多いですが近隣住人の方へのちょっとした心遣いや配慮を意識することで、その後の暮らしを気持ちよく送ることができます。
またただ挨拶することにフォーカスするのではなく、挨拶する際のマナーやタイミングを守って相手に良い印象を与えることも重要です。本記事で記載した内容をしっかり理解して、早く近所の方になじめるようにしましょう。


