大京穴吹不動産の評判はやばい？上場廃止したって本当？

不動産売却を考えている人にとって、一度は”大京穴吹不動産”の名前を目にしたことのある人はいるのではないでしょうか。

大京穴吹不動産は、ライオンズブランドを経営する大京のグループ会社。穴吹不動産センターを吸収合併して、今の大京穴吹不動産の名前になりました。

大京穴吹不動産は中古マンションの買取再販で業界No.1（※）の実績を持つ総合不動産流通事業を展開している企業です。

※2021年リフォーム産業新聞の調査データに基づく

大京穴吹不動産が買取し再販する物件のほとんどが、大京穴吹不動産が売主となるため、仲介業者を通さない場合は仲介手数料が無料で購入できるのもメリットの一つと言えます。

しかしながら、大京穴吹不動産に不動産の売却を依頼した場合、いわゆる「囲い込み」の心配があるのではないかというマイナスの声も挙がっているようです。

大京穴吹不動産の評判・口コミは？

大京穴吹不動産の特徴を知る前に、まずはどのような評判があるのかご紹介していきます。

大京穴吹不動産に限らず、ネットで公開されている口コミはどうしてもネガティブな内容が目立ちやすいです。

一方で、売却金額に納得できたという声や会社のクリーンな体制について評価する声もありました。

ここでご紹介する内容は、あくまで一個人の口コミであることを念頭にご覧ください。

悪い評判1｜契約書の内容不備でトラブルに？

契約を結ぶ前に詳細な説明がなく初期費用の支払いを求められた、という口コミです。

客観的に見て、担当者の不手際なのか認識の行き違いなのかを判断するのは難しいですが、事前に説明された内容と異なる契約内容となっていた、というのが事実であれば重大なトラブルです。

悪い評判2｜電話がやメールがしつこい

過去にマンション売却を相談した人が電話営業をされた、という内容です。

不動産仲介会社にとって、手数料収入の柱になる売主は逃したくない存在なので、毅然とした対応を取らない限り電話営業される可能性は高いでしょう。

電話やメールは、短時間で効率的な営業方法ですが、しつこいとなれば話は別です。

良い評判1｜売却希望価格をそのまま提示してくれた

どれだけ希望売却価格に近づけるかも重要ですが、スピーディーな売却を狙うためには売買に強い大手企業にお願いするのも大切なポイントです。

良い評判2｜時代と社会が求めている企業

大京穴吹不動産の環境問題に取り組む様子は、業界内外で大きな注目を集めています。

口コミにある養生シートは、ただ廃棄物由来の素材でできているだけではなく、使用後に回収やクリーニングをして5回ほど繰り返し使用できるとされています。

劣化すれば再び樹脂化してリサイクルが可能です。大京穴吹不動産の姿勢が社会貢献に繋がってる、これは業界全体にとっても良い取り組みなのではないでしょうか。

良い評判3｜オンラインセミナーが面白かった

大京穴吹不動産では、不動産売却を考えている人を対象としたオンラインセミナーをたびたび開催しています。

社員だけではなく、外部の企業や人気ブロガーなども登壇し、充実した内容になっていると話題です。

加えて、セミナー参加者特典として高額ギフト券の進呈（条件あり）もしています。

不動産売買を検討している人は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。

大京穴吹不動産はやばい？

ここまでご紹介してきた中では、大京穴吹不動産は良い評判が多く、マイナスな意味でのやばい評判はあまりありませんでした。

しかし、不動産関係で付き合う会社を選ぶ場合は金額も高額になるため、やばい評判がないのか気になるところです。

そこで本章では大京穴吹不動産にやばい評判がないか、もう少し詳しく解説していきます。

やばいと言われる評判

投稿主が客側で大京穴吹不動産とトラブルがあった内容の投稿のようです。

具体的に何のトラブルかは分かりませんが、金銭的なトラブルで消費者センターに相談することも検討しているといった深刻な事案です。

良い評判の多い大京穴吹不動産ですが、全国展開している大手不動産会社であり、顧客数や案件数が多いため少なからず、やばいと感じられるような事例はあるようです。

良くてやばい？評判

幅広い事業展開をしているため、不動産管理以外でも何かあればお付き合いしてもいいという前向きなコメントでした。

良い意味でのやばいとトラブルの事例をご紹介しましたが、比較的苦情などは少なく安心して取引できる不動産会社といった印象です。

大京穴吹不動産は今後どうなる？オリックスに買収＆上場廃止の影響とは

もともと、オリックスはオフィスや商業、物流施設などの法人向け不動産を手掛けていました。

そして、買収前はオリックス、大京それぞれが株式上場していたため、決裁ルートや投資の判断基準が異なっていました。

この2社が一体化することで、経営の一体性が高まり「住宅」と「商業施設」を一緒に開発できるようになったのです。

買収によりオリックスはマンション事業への参画を果たしましたが、大京穴吹不動産としてはこれまでどおりマンションの仲介事業を展開しています。

そもそも、オリックスにとって大京穴吹不動産は不動産事業ではなく投資事業として位置づけていることもあり、大京穴吹不動産も従来の事業に影響することはなかったのです。

参考：日本経済新聞

大京穴吹不動産の概要

本来は大京の不動産流通事業を担う店舗としてスタートした大京穴吹不動産ですが、大京からの分離・独立に伴い現在の大京穴吹不動産へ繋がっています。

2015年に穴吹不動産センターを吸収合併して現在の社名へ生まれ変わりましたが、大京は引き続きマンション分譲を中心に、あなぶき不動産流通はマンションや戸建、土地などの不動産流通を手掛けています。

社名は共通していても、それぞれで手掛ける事業が明確に分かれているのもポイントと言えるでしょう。

マンション買取再販業界内トップ

ライオンズマンション・サーパスマンションブランドで知られる大京穴吹不動産ですが、大京としてマンション累計供給実績が全国トップの約34万戸、管理受託戸数も全国トップの約54万戸という強みがあります。

近年は築年数の古い中古マンションを買い取り、リフォームした上で再販する不動産仲介会社が増加していますが、この中心にいる会社こそ大京穴吹不動産と言っても過言ではないでしょう。

買主と売主それぞれに的確なプランを提案し続けた結果が、業界トップの実績に繋がっています。

オリコン満足度調査ランキングでの評価

大京穴吹不動産は実績のみならず、顧客満足度が高いことでも有名です。

その証拠に、2020年オリコン顧客満足度調査「マンションリフォーム」ランキングで総合1位、2022年同調査「不動産仲介売却マンション」ランキングで総合9位、2022年同調査「不動産仲介購入マンション」ランキングで総合7位を記録しています。

参考：オリコン顧客満足度ランキング（不動産仲介産購入マンション）、オリコン顧客満足度ランキング（不動産仲介産売却マンション）

高級物件専門の不動産仲介店舗を展開

大京穴吹不動産では、都心エリアの高級物件を専門に扱う不動産仲介店舗を出店しています。

仲介のみならず、買取再販を強化しているのも大京穴吹不動産の強みを活かしてこそ。都心8区の中古住宅市場にフォーカスし、プレミアムマンションの高値売却にこだわっています。

大京穴吹不動産のメリット｜マンション売却に強み

メリット1｜マンション買取再販業界内トップ

先述の通り、大京穴吹不動産はマンション買取再販トップの不動産会社です。

築年数が経過した中古マンションの購入希望者の大半は、リフォームを前提に購入を検討しています。

大京穴吹不動産はこうした買主のニーズを汲み取り、築年数が経過した中古マンションでも魅力的に生まれ変わらせ、再販するサービスを展開しています。

具体的なサービス内容としては、売却予定の部屋をインテリアコーディネートしてモデルルームのような印象をもたらす、広告宣伝に使用する写真をプロカメラマンが撮影する、居住中でもすっきりした部屋に見せるバーチャルステージングを提供するなどです。

メリット2｜仲介手数料なしプランのある買い取りサービス

一般的に、仲介を経て不動産売却が成立した際には仲介手数料を負担しなければなりませんが、大京穴吹不動産には仲介手数料が不要の「買取サービス」が用意されています。

これは仲介ではなくあくまで買い取りに限ったサービスです。売却の時点で飼い主を探す必要がなく、大京穴吹不動産側と売却の条件に同意できれば即時買い取りが成立します。

さらに、仲介で売却活動を始めたものの長らく売れなかった、という場合でも大京穴吹不動産が仲介手数料不要で買い取ってくれる「買い取り保証サービス」も用意されています。

メリット3｜最短1週間で即時現金化も可能

とにかくすぐにでも物件を売却したい、という人には「即時買い取りサービス」も利用できます。

売却活動を一切せずに大京穴吹不動産が直接買い取ってくれるサービスです。

もちろん仲介業務も発生しないため仲介手数料が発生することもなく、最短1週間で買い取ることも可能なのでスピーディーな売却を望む人にぴったりです。

売却活動がないことで近所に知られることもなく、内見などの煩わしさもありません。室内は現状のままで良いので、リフォームやクリーニングをしなくて良いのもこのプランの特徴といえます。

メリット4｜売却後も賃貸として最長5年住み続けられる

大京穴吹不動産の売却プランには、自宅を売った後もそのまま住み続けることができる「リースバック」が用意されています。

売却して資金を得た後も、賃貸として住み慣れた自宅に住み続けることができるプランです。

大京穴吹不動産が直接買い取るので仲介手数料が発生することもなく、賃貸として居住している間も設備の故障やトラブルに24時間受付対応してくれるサービスまで付帯しているのも嬉しい特徴といえます。

ちなみに、賃貸物件として住み続けられるのは最長5年間なので、その点だけ注意する必要があります。

メリット5｜売却後のトラブルにも対応

無事に不動産を売却できたとしても、引き渡しから7日以内の設備不具合は売主が、8日以降の設備不具合は買主がそれぞれの責任で修理しなくてはなりません。

こうした不安を払拭するために、大京穴吹不動産では引き渡し直後の設備不具合を保証する「設備保証・24時間駆けつけサービス」を展開しています。

大京穴吹不動産のデメリット｜マンション以外の物件に弱い

マンション売却に強い大京穴吹不動産にもデメリットはあります。それは対象となる不動産やエリアが限られていることです。

売却を本格検討する上で知ってほしい、それぞれのデメリットについて解説していきましょう。

デメリット1｜マンション以外の物件取扱数が少ない

大京穴吹不動産は中古マンション以外にも一戸建てや土地なども取り扱っています。

そうは言っても、取扱物件全体の95％がマンションであり、その他の種別物件は5％程度しかありません。

デメリット2｜店舗や事業所のない地域もある

大京穴吹不動産は比較的全国に展開している不動産会社ですが、拠点のない地域も存在します。

拠点のないエリアの物件に対応していないというわけではないでしょうが、それでも売却活動にはエリア特性の理解が必要です。

拠点のないエリアの物件を売却するなら、他の不動産会社を利用するほうが良いのかも知れません。

大京穴吹不動産はこんな人におすすめ

中古マンションの売却を考えている人

これまでにたびたび紹介したとおり、大京穴吹不動産は中古マンションの再販に大きな強みを持っています。

新築マンションよりも販売が難しいとされる中古マンションですが、近年ではマンション価格の上昇によりリフォーム・リノベーション済みの中古マンションの需要が高まっています。

大京穴吹不動産なら、長年培ってきたノウハウをもとに早期売却に結びつける期待も高いため、中古マンションの売却を考えている人におすすめの不動産会社です。

スピーディーに売却したい人

「即時買い取りサービス」を利用すれば、最短1週間で売却が成立します。

中古マンションの売却・購入で安全面を重視する人

中古マンションを売却する人には設備保障の不安が、そして購入する人にも物件購入そのものの不安がつきものです。

築年数とともに設備も経年劣化するため、不具合が生じる可能性も高くなるでしょう。

その点、大京穴吹不動産は設備の不具合でも24時間対応、かつ修繕費用を保証するアフターサービスを提供しているので、売却・購入それぞれの不安を取り除いてくれます。

大京穴吹不動産で囲い込みの可能性は？トラブルなく売買するために

囲い込みとは、不動産仲介会社が意図的に両手取引へ持ち込むための手法のこと。

売主との合意がないまま、物件情報を隠蔽する違法行為です。両手取引（専任媒介契約・専属専任媒介契約）にすることで、不動産仲介会社は売主と買主両方から仲介手数料を受け取ることができます。

ダイヤモンド社の調査によると、大京穴吹不動産の両手取引比率は38.83％であることがわかっています。

実に、全体の3割強が専任媒介もしくは専属専任媒介による契約ということです。

両手取引＝絶対的に囲い込みであるという話ではありませんが、万が一囲い込みをされれば、物件がなかなか売れず不動産仲介会社側から売出し価格の値下げを要請されるケースもあると言います。

大京穴吹不動産に限らず、すべての不動産仲介会社において囲い込みの可能性はゼロとは言い切れません。囲い込みの事実を証明することができないからです。

しかし、大京穴吹不動産の買取保証や即時買い取りサービスなら仲介業務は発生しないため、囲い込みのトラブルに遭うことはまずないでしょう。

大京穴吹不動産の評判は高い！今後もどうなるか期待の不動産会社

大京穴吹不動産の評判は総じて高く、顧客満足度の高さからして信頼できる不動産会社と言えるでしょう。

特に、中古マンションの売却を検討している人にはメリットが多く、築年数が古いマンションでも満足の行く取引が期待できます。