分譲マンションと賃貸マンションの違いを解説!所有者や費用、設備の違い、向いている人の特徴を解説

分譲マンションと賃貸マンションの違いまとめ
  1. 一番大きな違いは所有者が違う
  2. 分譲は設備が豪華で長く住みたい人、最終的には資産としたい人に向いている
  3. 賃貸は利便性が良い場所に住みたい人、生活環境が変わりやすい人に向いている

浜崎編集長

マンションを選ぶとき、分譲マンションと賃貸マンションにはどちらを選びますか?

うーん。どっちがいいのかって実際難しいですよね。 この前、ヤフー知恵袋でも分譲マンションと賃貸マンションはどちらが良いのかと聞かれていましたが、お互いにメリットデメリットがあるので。

事務員

浜崎編集長

そうですね。分譲か賃貸のどちらを選んだ方がいいのかということは、ずっと議論されていますが答えは出ていません。

この記事では分譲マンションと賃貸マンションの違いやどのような人がどちらのマンションに向いているのかなどについて詳しく解説していきます。

分譲マンションと賃貸マンションの違い

まずは分譲マンションですが、分譲マンションの分譲とは「分割譲渡」という意味です。 つまり、ひとつの土地に建っている1棟のマンションを住居ごとに分割して販売しています。

1棟のマンションを1住居ごとに販売しているマンションのことです。つまり部屋の所有者は購入者ということになり、所有者は部屋ごとに異なります。

そして、賃貸マンションは土地や建物を1人のオーナーが所有しています。 そして入居者を募り、賃貸借契約を交わし1住居ごとに貸し出ししているのです。

MEMO
分譲マンションは自分の所有で、賃貸マンションは賃借人として住んでいるといった点が大きな違いといえるでしょう。

分譲マンションとは?所有者や設備、費用について

分譲マンションはどちらかといえば、設備にもお金をかけているケースが多いです。 基本的に一旦購入した分譲マンションは、長期的な住まいという目的で購入されています。

そのために設備にも非常に豪華で使いやすさに力を入れていて、どちらかといえば賃貸よりも豪華な傾向です。

ポイント
宅配ボックスやセキュリティの重視、生ごみ処理機など、いろいろな設備を付けていて満足感を強調しています。

では、もしこのような設備が故障した場合の修理費用は誰が負担しなければいけないのでしょうか?部屋内などの専用部分においては基本的には所有者が負担しなければいけません。 共用部分の設備が故障した場合は共用部分の所有割合によって負担分が変わります。

住居は所有者のものですので修理負担なども所有者が負わなければいけません。 所有者のものは所有者が費用を出して直すということになります。 所有者には自由に部屋の内装を変えることが可能です。

部屋の中は基本的に近隣にご迷惑をかけずに管理規約に違反していなければ、自由にリフォームなどを行って部屋の内装を変化して住みやすく変えることができます。

また分譲マンションは自分の所有ですので、賃貸に出して賃料をとることもできます。 もともと分譲賃貸として賃貸に出すために分譲マンションを購入するようなケースもあります。 分譲マンションの特徴は大まかに以上です。

次に賃貸マンションンの設備などについて解説します。

賃貸マンションとは?所有者や設備、費用について

賃貸マンションの設備は基本的に一般的な仕様のものが多い点が特徴です。 近年は分譲マンションにも引けを取らない設備なども多いのですが、賃貸マンションの目的は経営としてオーナーが行うためのものです。

そのためどちらかといえば収益性を追いかけていることが多く設備を導入しても家賃が上がらないのであれば豪華な設備は設置しません。 無難な設備が多い点が分譲マンションとの違いです。

しかし設備などが故障した場合、部屋内の設備の故障に関しては物件によっても異なりますが、基本的に所有者であるオーナーが負担しなければいけません。 共用部分の設備故障に関してもオーナーが負担しての修理をしなければいけません。 設備の故障の部分も分譲マンションと大きく異なります。

内装工事は基本的にオーナーの承諾が必要です。 勝手に内装を変えた場合、退去のときに原状回復費用として大きい金額を請求される可能性があります。

MEMO
基本的には部屋の改装や設備面など分譲マンションと賃貸マンションでは大きな違いがあります。

分譲マンションと賃貸マンションの違い 〜まとめ〜

 

やはり分譲マンションと賃貸マンションでは大きな違いがありますね。

 
 

そうですね。一番違う点は所有者かどうかというところでしょうね。 所有者かどうかが違うので当然ですが、分譲マンションと賃貸マンションではさまざまな場面で違いが出てきますね。

 

分譲マンションと賃貸マンションの具体的な違いを表にまとめました。

 分譲マンション賃貸マンション
所有者購入者(居住者)オーナー
設備のグレード豪華なケースが多い一般的な仕様が多い
修繕義務購入者(居住者)オーナー
改装などのリフォーム本人の判断でできるオーナーの承諾が必要
 

表にしてみると違いは一目瞭然ですね。

 
 

そうですね。比較しやすいので、自分がどのタイプに合っているかを見分けやすいです。

 

分譲マンションと賃貸マンションに向いている人の特徴

 

入居者のタイプによって分譲マンションと賃貸マンションはどちらが良いのか異なるって話でしたよね。

 
 

そうです。それぞれに向いているタイプが異なります。

 
 

分譲マンションに向いている人の特徴や賃貸マンションに住んでいる人の特徴を知りたいですね。

 

 

分譲マンションに向いている人の特徴

分譲マンションは前述しましたが、長く住んでもらうことを目的としていますので設備も豪華なものが設置されています。 設備など毎日の暮らしに充実感を求める人は分譲マンションの方がおすすめです。 また老後まで安心して住み続けたいという場合も分譲マンションがいいでしょう。

分譲マンションは毎月のローンを支払いながら最終的には自分の資産となります。

賃貸の場合は何年も住んで家賃を払い続けても自分の資産になることはありません。 毎月の支払いなどは同じようなグレードの場合、分譲マンションの方が毎月の支払いは高い傾向です。

毎月のローンの他に管理費などの費用がかかります。 しかし最終的には資産となり中古ではありますが売却して現金化してもいいので、高く売却できると最終的には賃貸よりも負担額が少なくなる可能性もあるのです。これらが分譲マンションに向いている人の特徴といえます。

賃貸マンションに向いている人の特徴

次に賃貸マンションに向いている人の特徴を解説しましょう。賃貸マンションはどちらかといえば駅の利便性がいい場所に建つ物件が多いのが特徴です。そのため通勤や通学などに苦労したくない人は賃貸マンションの方が向いているといえるでしょう。

先ほど分譲マンションの場合は、いずれは自分の資産になると述べましたが長い間ローンを支払い続けなければいけません。賃貸マンションの場合、生活環境が変わった場合は家賃の支払いが苦しくなれば、グレードを落とした賃貸マンションに引っ越すこともできます。

MEMO
生活環境が気に入らなくなっても気軽に引越しできるのでライフスタイルを時々変えたい方には賃貸マンションの方が向いているといえるでしょう。

あなたの生活スタイルに合わせてマンションを選ぼう

分譲マンションと賃貸マンションには色々な特徴があり、どちらが良いのかということは常に議論の的となります。分譲マンションと賃貸マンションの一番大きな違いは所有者が違うという点でしょう。分譲マンションの場合は所有者が居住者となっているので、設備の故障などがあった場合の負担を追わなければいけません。しかし改装なども管理規約の範囲内で改装することができます。

賃貸マンションの場合は所有者はオーナーなので、設備の故障があったとしても入居者の故意・過失でなければオーナーが修理費用を負担するので、出費することはありません。しかし改装などはオーナーの承諾を得なければ行うことはできないなど分譲マンションと賃貸マンションでは大きく異なります。

分譲マンションはどちらかといえば設備が豪華で長く住みたい人や、最終的には資産としたい人に向いています賃貸マンションの場合は生活環境がいい場所に住みたい場合や、ライフスタイルが変わりやすい人には向いているといえるでしょう。

それぞれの生活スタイルによってどちらを選ぶのかを選択することをおすすめします。