【2024年9月】入ってはいけない生命保険会社ランキング!いらない保険に入らないためのポイント

入ってはいけない生命保険ランキング

この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

この記事のまとめ
  1. 入ってはいけない生命保険を見分ける方法とは?
  2. 保険のプロが入っている生命保険を紹介
  3. 入ってよかった生命保険、気になる疑問を検証

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どんな生命保険に入れば良いか迷っている方は、きっと以下のような意見に同意するはずです。

「いらない生命保険に入って、毎月の保険料を無駄にしたくない」

「入ってはいけない生命保険と入っておくべき生命保険の違いが分からない」

「最悪な生命保険会社はあるのだろうか」

この記事では、2024年最新版で「入ってはいけない生命保険・いらない生命保険」を見分けるための5つのポイントや入るのが危なそうな保険会社をランキング形式で詳しくご紹介します。

生命保険の比較って難しそうで、何を比べたらよいのか、迷ってしまいます。

平松編集者平松編集者

塚原解説員塚原解説員

大丈夫です。この記事を読み終われば、入ってはいけない生命保険会社を見分けて、自分に合った生命保険の選び方が分かります。

入ってはいけない生命保険を見分ける方法は?ランキングで紹介

入ってはいけない生命保険を見分ける方法は?「入ってはいけない生命保険・いらない生命保険」を見分けるためのポイントは、以下の5つです。

生命保険ポイント①苦情件数が多い
生命保険ポイント②ソルベンシーマージン比率が低い
生命保険ポイント③信用格付け評価が低い
生命保険ポイント④オリコン顧客満足度が低い
生命保険ポイント⑤顧客が少ない

5つのポイントについて、それぞれランキング形式で詳しく解説します。

ワースト生命保険会社ランキング:苦情件数が多い

入ってはいけない生命保険ランキング:①苦情件数が多い苦情が多く寄せられる生命保険会社には、苦情の原因となる点があるはずです。例えば、保険の加入者が多ければ、当然それだけ苦情が寄せられる件数も多くなります。

つまり、「苦情件数が多い=入ってはいけない生命保険会社」というわけではありません。入ってはいけない生命保険を見分けるためには、苦情の内容を知ることが大切です。

苦情件数が多い生命保険会社ワーストランキング

生命保険協会では、生命保険42社の苦情件数とその詳細を公表しています。この記事の苦情件数に関するランキングは、生命保険協会の「生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報について」(2022年度実績)に基づいています。

2022年度に保険会社に寄せられた苦情件数と保険加入者数から苦情割合を算出し、苦情割合が高い順にワーストランキングを作成しました。

【苦情件数の割合が高い生命保険会社ワーストランキング】

ランキング順位生命保険会社苦情割合苦情件数お客さま数
ワースト1位PGF生命2.45%14,642件597,183名
ワースト2位オリックス生命2.18%109,038件4,989,252名
ワースト3位ライフネット生命1.95%7,062件360,364名
ワースト4位フコクしんらい生命1.24%4,796件385,190名
ワースト5位はなさく生命1.11%4,000件357,648名

「生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報について」(2022年度実績)に基づき作成
※苦情割合=保険会社に寄せられた苦情件数÷お客さま数×100
※小数点第二位以下は切り捨て

それぞれの生命保険会社に寄せられた苦情の内容と、具体的な対策について解説します。

ワーストランキング1位:PGF生命

入っていはいけない生命保険,プルデンシャル-ジブラルタ-ファイナンシャル生命保険-PGF生命-2022年度にPGF生命に寄せられた苦情のうち、最も割合が高かったのは「その他:74.3%」、次いで「保全関係:14.2%」でした。「その他」の項目で最も多かったのはアフターサービス関係です。また、2番目に多かった保全関係の苦情には、契約内容の変更・解約などの手続きに関するものが含まれます。

PGF生命では、これまでに寄せられた苦情に対して以下のような改善策を実施しており、「お客さまの声」を反映させる経営体制が取られています。

【PGF生命の改善策例】

スマートフォンによる保険金請求手続きの開始2021年4月~
電話だけで完了できる手続き範囲の拡大2021年7月~
マイページ登録手順の動画を公開2021年10月~

PGF生命ホームページを基に作成

ワーストランキング2位:オリックス生命

入っていはいけない生命保険,オリックス生命保険株式会社【公式サイト】2022年度にオリックス生命に寄せられた苦情のうち、最も割合が高かったのは「保険金関係:66.4%」でした。保険金関係の苦情に含まれるのは、支払い手続きや不支払い決定に関する苦情です。

オリックス生命のホームページでは、お客さまの声に対する具体的な改善策が公表されています。例えば2022年度には、健康状態等に関する「告知書」について、電話で質問できる専用フリーダイヤルの受付時間が拡大されました。

ワーストランキング3位:ライフネット生命

入っていはいけない生命保険,ライフネット生命保険|お手頃な生命保険・医療保険はネットで!2022年度にライフネット生命に寄せられた苦情のうち、最も割合が高かったのは「新契約関係:40.3%」でした。新契約関係の苦情には、新たに契約する際の「説明不十分」などの苦情が含まれます。ライフネット生命は、店舗を設けないネット型保険ですが、土日祝日も対応しているフリーダイヤルが設けられており、契約前の質問を受け付けています。

その他のお客さまの声を反映した改善策については、ライフネット生命のホームページから確認することができます。

ワーストランキング4位:フコクしんらい生命

入っていはいけない生命保険,フコクしんらい生命2022年度にフコクしんらい生命に寄せられた苦情のうち、最も割合が高かったのは「その他:52.9%」、次いで「保険金関係:17.5%」でした。最も多い「その他」に該当する苦情には、アフターサービス関係などが含まれます。

フコクしんらい生命では、寄せられた苦情を全役職員で共有し、改善策を図っており、苦情件数は年々減りつつあります。

【フコクしんらい生命の苦情件数の推移】

2022年度2021年度2020年度
4,796 件6,285 件6,496 件

フコクしんらい生命のホームページに基づき作成

ワーストランキング5位:はなさく生命

入っていはいけない生命保険,はなさく生命保険株式会社2022年度にはなさく生命に寄せられた苦情のうち、最も割合が高かったのは「新契約関係:44.2%」でした。はなさく生命は2019年4月に営業を開始した新しい生命保険会社です。そのため、新契約に関する苦情の割合が多くなっていることも関係していると考えられます。

「入ってはいけない生命保険」と早計に判断するのではなく、苦情件数の推移を確かめることが大切です。はなさく生命の四半期ごとの苦情件数の推移は、はなさく生命のホームページで公表されています。

入っておいた方がいい苦情件数の少ない生命保険会社ランキング

生命保険協会の「生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報について」(2022年度実績)に基づき、保険加入者数に対する苦情件数の割合が低い順にランキングにしました。苦情件数の割合が少ないからと言って、「入っておいた方がいい生命保険」と保証されるわけではありません。

「入ってはいけない生命保険」を見分けるための方法の1つとして、参考にしてください。

【苦情件数の割合が低い生命保険会社ランキング】

ランキング順位生命保険会社苦情割合苦情件数お客さま数
1位カーディフ生命0.01%159件1,445,500名
2位クレディ・アグリコル生命0.02%12件45,403名
3位エヌエヌ生命0.09%471件520,106名
4位三井住友海上あいおい生命0.12%5,075件4,032,467名
5位イオン・アリアンツ生命0.13%34件2,509名

※苦情割合=保険会社に寄せられた苦情件数÷お客さま数×100
※小数点第二位以下は切り捨て

カーディフ生命や三井住友海上あいおい生命を除くと、保険の加入者数が少ない生命保険会社が多い気がします。

平松編集者平松編集者

塚原解説員塚原解説員

保険の加入者数やこの記事で紹介する他のランキングも参考にしながら、「入っておいた方がいいベストな生命保険」を選ぶことが大切ですね。

ワースト生命保険会社ランキング:②ソルベンシーマージン比率が低い

入ってはいけない生命保険ランキング:②ソルベンシーマージン比率が低いソルベンシーマージン比率は、生命保険会社の健全性を示す指標の1つです。保険会社の支払い余力とも言えるソルベンシーマージン比率は、200%以上あれば健全な経営状態と言われます。ソルベンシーマージン比率は、「入ってはいけない生命保険」を見分けるための方法の1つです。

しかし、新型コロナウイルスなど一時的な変化の影響によってソルベンシーマージン比率が変動することもあることを覚えておくことが大切です。

ソルベンシーマージン比率が低い生命保険会社ワーストランキング

生命保険協会に掲載されている42社の2022年度末のソルベンシーマージン比率を比較して、ランキングを作成しました。この記事のランキングは、2022年度末の各生命保険会社の決算情報に基づいて作成しています。

【ソルベンシーマージン比率の低い生命保険会社ワーストランキング】

ランキング順位生命保険会社ソルベンシーマージン比率
ワースト1位第一フロンティア生命保険440.5%
ワースト2位クレディ・アグリコル生命538.1%
ワースト3位太陽生命580.9%
ワースト4位アクサ生命655.1%
ワースト5位T&Dフィナンシャル生命659.4%

2022年度末の各生命保険会社の決算情報に基づく

「入ってはいけない生命保険」を見分けるためには、他の項目との総合的な比較に基づいて判断することが大切です。ソルベンシーマージン比率が低い生命保険会社について、他の指標と合わせて解説します。

ワーストランキング1位:第一フロンティア生命保険

入っていはいけない生命保険,第一フロンティア生命第一生命フロンティア生命は、第一生命ホールディングスに属する生命保険会社です。ソルベンシーマージン比率ではワースト1位ですが、2022年度の保険料収入は前年比で+ 112.9%となっており、保険契約数は拡大しています。

また、格付投資情報センターの2023年2月3日付け評価では、「AA-」から「AA」に格上げされており、経営の健全性が評価されています。

ワーストランキング2位:クレディ・アグリコル生命

入っていはいけない生命保険,クレディ・アグリコル生命保険株式会社クレディ・アグリコル生命は団体信用生命保険を主力商品として展開する生命保険会社です。クレディ・アグリコル生命の母体は、約140年の歴史を持つクレディ・アグリコル・グループで、世界有数の総合金融グループです。

日本では2007年に個人年金保険、2010年に団体信用生命保険のサービスを開始しています。ソルベンシーマージン比率の低さには、日本での事業展開から比較的日が浅く、契約数が拡大していることが考えられます。

ワーストランキング3位:太陽生命

入っていはいけない生命保険,太陽生命保険-太陽生命保険生命は、T&Dホールディングスを母体とする創立130年の生命保険会社です。ソルベンシーマージン比率はワースト3位にランキングしていますが、日本格付研究所の格付けでは、安定的な経営状態を示す「AA」の評価を得ています。

太陽生命では、新型コロナウイルス等の所定の感染症に対応する「感染症プラス入院一時金保険」を販売しており、ソルベンシーマージン比率の一時的な低下への影響も考えられます。

ワーストランキング4位:アクサ生命

入っていはいけない生命保険,アクサ生命保険株式会社アクサ生命は、フランスに本社を置くアクサ・エス・アーを母体とする生命保険会社です。日本では1934年から保険商品を販売しており、日本においても長い歴史があります。2022年度末では、基礎利益が前年同期比30.2%減の650億円でしたが、保険料収入は4.9%増の7,008億円となりました。

2022年度のお客さま数は2,909,017名であり、多くの方が契約している生命保険会社です。

ワーストランキング5位:T&Dフィナンシャル生命

入っていはいけない生命保険,T-Dフィナンシャル生命保険株式会社太陽生命と同じく、T&Dホールディングスを母体とする生命保険会社です。

ソルベンシーマージン比率はワーストランキング5位となりましたが、格付投資情報センターでは「AA-」、日本格付研究所では「AA」の評価を得ています。

プロが選ぶ倒産する確率の低い生命保険会社ランキング

ソルベンシーマージン比率は、生命保険会社の健全性を示し、倒産する確率を判断する1つの参考指標となります。生命保険のプロが選ぶ、ソルベンシーマージン比率が高く、倒産する確率の低い生命保険会社をランキングにまとめました。

【ソルベンシーマージン比率が高い生命保険会社ランキング】

ランキング順位生命保険会社ソルベンシーマージン比率
1位なないろ生命6,444.0%
2位ネオファースト生命4,329.0%
3位はなさく生命3,645.4%
4位みどり生命3,259.9%
5位ライフネット生命3,158.2%

2022年度末の各生命保険会社の決算情報に基づく

ソルベンシーマージン比率が高い生命保険には、いずれも3,000%を超える保険会社がランクインしました。なないろ生命は2021年、はなさく生命は2018年に誕生した生命保険会社で、比較的新しい会社のソルベンシーマージン比率が高い傾向があります。

また、はなさく生命の2021年度末のソルベンシーマージン比率は6,993.0%で、2022年度末の3,645.4%とは、大幅な差があることが分かります。

聞きなれないソルベンシーマージン比率でしたが、保険会社により大きな差がありますね。

平松編集者平松編集者

塚原解説員塚原解説員

ソルベンシーマージン比率は、保険会社の健全性を示す数字であるとともに、大きく変動することもあることを覚えておきましょう。

ワースト生命保険会社ランキング:③信用格付け評価が低い入ってはいけない生命保険ランキング:③信用格付け評価が低い

信用格付け評価とは、中立・公平な格付け会社が各保険会社の健全性や収益性などを考慮し、分かりやすい指標で表したものです。信用格付け評価は、保険会社の債務履行能力を表すため、格付け評価が低いならばその理由を知ることが大切です。

信用格付け評価が低い生命保険会社ワーストランキング

信用格付け評価を行っている会社は複数社あり、総合的に判断することが重要です。このワーストランキングでは、以下の格付け評価会社の情報を参考にしました。

格付け会社評価方法評価基準
スタンダード&プアーズ(S&P)AAA~SD/Dの10段階評価保険財務力格付け
日本格付研究所(JCR)AAA~Dの10段階評価保険金支払い能力格付け
格付投資情報センター(R&I)AAA~Dの9段階評価保険金支払い能力格付け

それぞれの評価にはさらに「+」または「-」が付加されることがあります。

【信用格付け評価が低い生命保険会社ワーストランキング】

ランキング順位生命保険会社(S&P)(JCR)(R&I)
ワースト1位朝日生命保険A-A-
ワースト2位エヌエヌ生命A-
ワースト3位大同生命AAAAA-
ワースト4位太陽生命AAAAA-

日本格付研究所・格付投資情報センター、各保険会社ホームページに基づき作成

ワーストランキングに含まれる生命保険会社は、いずれも「A」または「AA」の評価を得ており、他の保険会社に比べて低い評価となっているだけで、健全性に直結する問題があるわけではありません。

それぞれの生命保険会社の財務力や利益推移について解説します。

ワーストランキング1位:朝日生命保険

入っていはいけない生命保険,朝日生命保険相互会社朝日生命は日本格付研究所・格付投資情報センターいずれの評価も「A-」であり、格付けされている生命保険会社の中ではワーストの評価です。しかし、日本格付研究所の評価推移を見ると、2021年に「BBB」から「BBB+」に、2023年には「A-」へと格上げされています。

ソルベンシーマージン比率も2021年度は954.9%、2022年度も933.0%と安定して推移しています。

ワーストランキング2位:エヌエヌ保険

入っていはいけない生命保険,エヌエヌ生命保険-法人・中小企業向け保険エヌエヌ生命は、スタンダード&プアーズによる評価で「A-」となっています。しかし、財務力格付けでの「A-」評価は、財務力が強いことを示しており、2022年度末のソルベンシーマージン比率は、851.7%と安定して推移しています。

エヌエヌ生命では主に中小企業向け事業保険を扱っており、2022年度には基礎利益218億円、純利益259億円の収益を計上しています。

ワーストランキング3位:大同生命

入っていはいけない生命保険,大同生命保険大同生命は生命保険会社として100年以上の歴史を持ち、日本格付研究所・格付投資情報センターでも「AA」ランクの評価があります。これは、債務履行・保険金支払能力について「極めて高い・非常に高い」に該当する評価です。

ソルベンシーマージン比率も2021年度は1,203.8%、2022年度は1,116.1%と安定して推移しています。

ワーストランキング4位:太陽生命

入っていはいけない生命保険,太陽生命保険-太陽生命保険大同生命と同じく日本格付研究所・格付投資情報センターの評価で「AA」を獲得しています。太陽生命では、2022年度末のソルベンシーマージン比率が580.9%であり、ワーストランキングにも含まれています。

新型コロナウイルスの一時的な影響を受けたものと考えられますが、今後の評価格付けを確認することが重要です。

保険のプロが入っている生命保険会社格付け一覧

生命保険のプロが入っている生命保険は、複数の信用格付け評価が総合的に高い保険です。格付け評価の高い生命保険会社10社を一覧でご紹介します。

生命保険会社スタンダード&プアーズ

(S&P)

日本格付研究所

(JCR)

格付投資情報センター

(R&I)

日本生命A+AA+AA
ソニー生命A+AA
SOMPOひまわり生命A+AA
富国生命A+AAAA-
アフラック生命A+AAAA
アクサ生命AA-
住友生命A+AA-AA-
ジブラルタ生命A+AA-
第一生命A+AAAA
明治安田生命A+AAAA-

日本格付研究所・格付投資情報センター、各保険会社ホームページに基づき作成

格付け評価は、財務力や保険金支払能力など、項目によって評価が異なります。複数の格付け評価を参考にして、総合的に判断するのが保険のプロの選び方です。

ワースト生命保険会社ランキング:④オリコン顧客満足度が低い

入ってはいけない生命保険ランキング:④オリコン顧客満足度が低いオリコン顧客満足度も入ってはいけない生命保険を見分ける方法の1つです。保険加入者の生の声が分かりやすいオリコン顧客満足度をランキング形式でまとめました。

オリコン顧客満足度が低い生命保険会社ワーストランキング

オリコン顧客満足度では、33社の生命保険会社に対するアンケートを実施しています。「加入手続き」「商品内容」「保険料」「アフターフォロー」の4項目に分かれており、実際にサービスを利用したことのあるユーザーの貴重な意見を参考にできます。

【オリコン顧客満足度が低い生命保険会社ワーストランキング】

順位生命保険会社合計加入

手続き

商品内容保険料アフターフォロー
ワースト1位マニュライフ生命66.4点70.4点69.6点65.7点62.1点
ワースト2位朝日生命66.8点71.7点71.1点65.9点64.0点
ワースト3位三井住友海上あいおい生命67.8点70.5点70.2点67.1点63.2点
ワースト4位大樹生命67.8点72.2点71.7点66.4点65.4点

オリコン顧客満足度に基づき作成

オリコン顧客満足度に掲載されている生命保険会社は、有効回答者数が規定人数を満たした会社のみとされています。総合得点が60.0以下の企業は、掲載から除外されるため、オリコン顧客満足度にランキングしているということは、一定の高評価を得ている証拠でもあります。

ワーストランキング1位:マニュライフ生命

入っていはいけない生命保険,マニュライフ生命保険株式会社オリコン顧客満足度で紹介されている33社の中ではワーストランキング1位にランキングしてしまったマニュライフ生命ですが、83.6%のユーザーは継続意向を示しています。

実際に利用するユーザーの口コミでは、以下のような意見がありました。

50代|女性

貯蓄性の高い商品で満足しています。

50代|女性

配当金を受け取れる仕組みが良いと感じた。

30代|女性

生命保険でありながら積立ができる点

マニュライフ生命では、外貨建て積立ができる個人年金保険などが用意されており、信用格付け評価のスタンダード&プアーズによる評価では、A+を得ています。

ワーストランキング2位:朝日生命

入っていはいけない生命保険,朝日生命保険相互会社朝日生命は「保険料」「アフターフォロー」の項目は評価が低いものの、「加入手続き」「商品内容」では70点を超える評価を得ています。

朝日生命に関する口コミには、以下のようなものがあります。

50代|男性

代理店さんがわかりやすい説明でした。

60代以上|男性

営業担当者の感じがよかった。

50代|女性

スムーズに作業してもらえて良かった。

好意的な口コミでは、申し込み手続きに関するものが多く見られました。

ワーストランキング3位:三井住友海上あいおい生命

入っていはいけない生命保険,三井住友海上あいおい生命保険三井住友海上あいおい生命では「アフターフォロー」が63.2点の評価で、他の項目より低評価となりました。しかし、継続意向は全体の89.3%となっており、多くの方が継続を希望しています。

三井住友海上あいおい生命の好意的な口コミをご紹介します。

50代|女性

信頼できる担当者に手続きしてもらえたこと。

50代|男性

対面で加入手続きを進められたから。

40代|男性

会社が代理店も兼務しているので、安価。

ワーストランキング4位:大樹生命

入っていはいけない生命保険,大樹生命保険株式会社大樹生命は、総合点では67.8点という評価でしたが、「アフターフォロー」の項目では65.4点を獲得しました。これは、全33社の「アフターフォロー」項目のうち6位の高評価です。

大樹生命の好意的な口コミには、以下のようなものがあります。

50代|女性

解らないことがあってもすぐ聞ける。

40代|女性

自分のつけたい保障を自由に選べる。

40代|女性

メリット・デメリットどちらも教えてもらえた。

入ってよかったおすすめの生命保険会社ランキング

オリコン顧客満足度の中でも、特に高評価を得ている「入ってよかったおすすめの生命保険会社」をランキング形式でご紹介します。

【オリコン顧客満足度が高い入ってよかった生命保険会社ランキング】

順位生命保険会社合計加入

手続き

商品内容保険料アフターフォロー
1位ソニー生命73.1点74.8点75.2点70.7点67.8点
2位プルデンシャル生命71.4点74.6点74.8点67.8点65.9点
3位SOMPOひまわり生命70.6点72.9点73.0点69.5点65.8点
4位アフラック70.4点73.3点72.7点68.5点65.7点
5位アクサ生命70.2点72.9点72.3点68.0点65.0点

オリコン顧客満足度に基づき作成

顧客満足度が高い保険会社でも、項目ごとに評価に差があることが分かります。契約前に重視したい項目を確認し、入ってよかったと思える生命保険を選ぶことが重要です。

ワースト生命保険会社ランキング:⑤顧客が少ない

入ってはいけない生命保険ランキング:⑤顧客が少ない「顧客が少ない=人気がない生命保険なのでは?」「加入者が少ない生命保険会社は心配。」という方もおられます。しかし、顧客が少ないことは、入ってはいけない生命保険に直結するわけではありません。新しく誕生した生命保険や保険加入経路を限定している会社もあるからです。

入ってはいけない・いらない生命保険を見分けるための1つの参考情報となる顧客数をランキング形式でご紹介します。

顧客が少ない日本の生命保険会社ワーストランキング

生命保険協会の「生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報について」(2022年度実績)に掲載されている情報に基づき、ランキングを作成しました。

【顧客が少ない日本の生命保険会社ワーストランキング】

順位生命保険会社顧客数
ワースト1位イオン・アリアンツ生命2,509名
ワースト2位クレディ・アグリコル生命45,403名
ワースト3位SBI生命142,549名
ワースト4位アクサダイレクト174,283名
ワースト5位みどり生命220,042名

生命保険協会の情報(2022年度末)に基づき作成

日本で加入者が多い人気の生命保険会社ランキング

生命保険各社が公表しているお客さま数に基づいて、加入者が多い人気の生命保険をランキングにまとめました。

順位生命保険会社顧客数
1位アフラック14,430,858名
2位日本生命12,276,880名
3位メットライフ生命9,488,631名
4位かんぽ生命8,690,589名
5位明治安田生命7,225,466名

※生命保険協会の情報(2022年度末)に基づき作成

多くの人に指示されている生命保険を選ぶのも、「入ってはいけない・いらない生命保険」を見分ける1つの方法です。しかし、ただ人気だけで選ぶのではなく、他のランキングと組み合わせて生命保険を選ぶことが大切です。

最低限入っておくべき安全・おすすめな生命保険の選び方

最低限入っておくべき安全・おすすめな生命保険の選び方自分に合った生命保険を選ぶのが難しいと感じる方は多いはずです。これまでご紹介した5つのランキングを参考に、生命保険を数社に絞り込むことができたなら、最後に3つの選び方を確認しておきましょう。

生命保険でカバーしたい金額と受け取り方法を決める

生命保険は大きく「死亡保険」「生存保険」「生死混合保険」の3つに分類されます。生命保険を死亡時・生存時に受け取りたいのか、いくらくらい受け取りたいのかを明確にしておくことが大切です。また、生命保険の受け取り方法を決めておくことも重要です。

生命保険には、保障金額をまとめて受け取れる「定期保険」や毎月定額を受け取れる「収入保障保険」があります。生命保険でカバーしたい金額と受け取り方を決めておけば、「入ってはいけない・いらない生命保険」を避けることができます。

同じ条件での保険料を比較する

生命保険に加入する上で、大きなポイントの1つになるのは「保険料」です。同じ保障内容でも、生命保険会社によって保険料は大きく異なる場合もあります。

例えば、1,000万円の死亡保険(被保険者:30歳・男性・定期保険・保険期間10年間)で比較すると、保険料は以下のようになります。

生命保険会社月払保険料総払込保険料備考
O社974円116,880円非引受基準緩和型
H社1,770円212,400円非引受基準緩和型

価格.com料金比較による一例

同じ保障内容でも、生命保険会社によっては、2倍近くの保険料の差が生じることもあるんですね。

平松編集者平松編集者

塚原解説員塚原解説員

加入の前には、同じ条件で数社を比較し、月払・総払込保険料を把握しておくことが重要です。

支払い非該当・免責事項を確認する

生命保険に加入する前に、支払い非該当や免責事項を確認しましょう。各生命保険会社では、保険金請求に対して「支払い非該当」として保険金が支払われなかった件数を公表しています。また、支払い非該当となった具体的事例が挙げられている場合もあるので、どのような場合に支払い非該当に当たるのか、事前に知っておくことが大切です。

注意

生命保険の免責事項に該当する場合も保険料は支払われません。免責事項は約款に細かく記載されているため、契約前に必ず確認することが重要です。

生命保険会社選びに関する気になる疑問

生命会社選びに関する気になる疑問生命保険を選ぶ時に気になる、様々な疑問について解説します。

「バカしか入らない生命保険」という本の内容が気になる

入ってはいけない・いらない生命保険について検索していると、「バカしか入らない生命保険」という本がヒットすることがあります。
入ってはいけない生命保険-Google-検索

「バカしか入らない生命保険」とは、保険に関して多くの本を執筆している、三田村京さんの著作です。
生命保険の利益構造を解説し、後悔のない生命保険の入り方・やめ方を紹介しています。

エンベディッド・バリューとは何の指標なのか気になる

エンベディッド・バリューとは、生命保険会社の企業価値を示す指標の1つです。保険会社の利益の貯蓄である「修正純利益」と、これから将来に生じる利益の見積り額である「保有契約価値」を合計して算出されます。

エンベディッド・バリューの増減は、保険会社の適正な株価を判断する指標の1つでもあり、会社の経営状態を識別するのに役立ちます。

入ってはいけない生命保険会社が倒産したらどうなるのか気になる

加入していた生命保険会社が破綻してしまった場合のセーフティネットとして、「生命保険契約者保護機構」があります。生命保険契約者保護機構は、国内で事業を行う全ての生命保険会社が加入しており、一定の資金援助を行います。

しかし、すべての保障の継続が確約されているわけではありません。そのため、契約前にしっかり調査して、「入ってはいけない・いらない生命保険」を見分けることが大切です。

まとめ:入ってはいけない生命保険を見分けるために

この記事のまとめ
  1. 入ってはいけない生命保険を見分ける方法とは?
  2. 保険のプロが入っている生命保険を紹介
  3. 入ってよかった生命保険、気になる疑問を検証

この記事では、「入ってはいけない生命保険」を見分けるために大切な5つのポイントを、ランキング形式でご紹介しました。

生命保険ポイント①苦情件数が多い
生命保険ポイント②ソルベンシーマージン比率が低い
生命保険ポイント③信用格付け評価が低い
生命保険ポイント④オリコン顧客満足度が低い
生命保険ポイント⑤顧客が少ない

いらない生命保険に入らないためには、「苦情件数」や「オリコン顧客満足度」、「顧客の多さ」などの評判や口コミを調査することが大切です。

また、「ソルベンシーマージン比率」や「信用格付け評価」などの客観的な指標を参考にすると、入ってはいけない生命保険を見分けることができます。さらに、保険商品の特徴をよく知り、保障内容が自分に合ったものかを確認することも重要です。

塚原解説員塚原解説員

これらの調査をした上で、生命保険の保障内容と保険料に納得できたなら、加入手続きを行いましょう。

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