- くらしのマーケットの手数料は高い?比較検証
- くらしのマーケットの気になる手数料の免除や有料プランなど詳細を紹介
- くらしのマーケットで一番お得な業者を比較し選べる
\編集部が徹底比較/
くらしのマーケットは300種類以上のサービスを掲載するオンラインマーケットプレイスです。家事代行やハウスクリーニング、不用品回収など様々なカテゴリーで個人事業主が出店できます。
日本最大級のネット集客を誇るくらしのマーケットですが、業者からは「手数料が高い」という声があるのも事実。
そこで本記事では、くらしのマーケットの手数料の仕組みや料金、手数料が免除される条件などを解説します。
山口編集者
くらしのマーケットの手数料は?仕組みや料金を解説
くらしのマーケットでは、利用者は手数料がかかりませんが、出店者はかかります。手数料の仕組みや料金について解説します。
- 登録料無料!無料で出店できる
- 手数料は成功報酬型!月額費用、管理費、広告宣伝費などが不要
- 退会時の手数料も不要
- 手数料の料金体系
登録料無料!無料で出店できる
くらしのマーケットで店舗を登録する際、登録料は無料です。
通常自分で出店をする場合、店舗やオフィスを借りたり広告を打ったりするのに費用がかかりますが、くらしのマーケットは登録料が無料なので、初期費用の負担が少なくなります。
手数料は成功報酬型!月額費用、管理費、広告宣伝費などが不要
くらしのマーケットの手数料は成功報酬型の仕組みです。手数料が発生するのは、サービスの利用が決定したときのみです。
くらしのマーケットでは月額費用や管理費、広告宣伝費などは一切かかりません。実績を積んで受注に繋がるまでに時間がかかるため、ランニングコストの負担を減らせるのはくらしのマーケットのメリットです。
吉田解説員
山口編集者
退会時の手数料も不要
くらしのマーケットは退会時の手数料も無料です。
「思ったような集客ができなかった」「手数料が高い」などの理由で退会する場合も手数料がかからないので、気軽に始められます。
手数料の料金体系
手数料はサービスの料金やカテゴリーによって異なります。
手数料の料金形態は以下の通りです。
条件 | 手数料の料金 |
1万円未満のサービス | 一律2,000円 |
1万円以上のサービス | サービス料金20%の金額+消費税10%の金額 |
特殊カテゴリー(家事代行など) | 一律0円 |
参照:くらしのマーケット
まず、サービスが1万円未満の場合、手数料は一律2,000円です。仮に3,000円のサービスだと2,000円が手数料として支払われることになります。
サービスが1万円以上だと代金の20%+消費税10%分が手数料として支払われます。
一方、「家事代行・家政婦」「買い物代行」「出張スタッドレスタイヤ交換」のカテゴリーであれば手数料は無料です。
くらしのマーケットの手数料は高い?自分で集客した場合、下請けに入った場合と比較
くらしのマーケットは1万円以上のサービスの場合、実質22%を手数料として支払う必要があります。
一見高く感じる手数料ですが、自分で集客した場合と下請けに入った場合と比較してみます。
- 自分で集客した場合
- 下請けに入った場合
- フランチャイズで出店した場合[/list]
自分で集客した場合
まず、自分で集客した場合は広告宣伝費がかかります。
自社でチラシを作り、ポスティングをした場合にかかる費用の目安は以下の通りです。
- 東京都でチラシを5,000部印刷~配布した場合:36,500円
- 東京都で新聞折込チラシを5,000部印刷~配布した場合:28,500円
- 東京都でDMを5,000部印刷~配布した場合:275,000円
参照:ラクスル
宛名印刷や輸送費がかかるDMはチラシよりも高額になります。さらにチラシのデザイン費、原稿製作費なども含めればチラシで10万円、DMなら30万円を超えると考えられます。
自社サイトを立ち上げて集客する場合は毎月数千円ほどのランニングコストのみですが、SEO対策の結果が出るには1年ほどかかります。
下請けに入った場合
大手・中堅企業の下請けとして仕事をもらう方法もありますが、仕事を受注するためには一定の実績と営業スキルが必要です。
また、孫請けなど下請けの順位が低いと受け取れる金額は少なくなり、さらには無理なスケジュールや仕事量を引き受けなければいけないこともあります。
フランチャイズで出店した場合
大手企業のフランチャイズとして出店する方法もあります。集客は自力でやる必要がなく、大手ならではの資本力と知名度により認知されていきます。
一方、フランチャイズで出店するためには初期登録費用や権利費用などに100万円ほどかかるのが一般的です。初期費用が高額であるため、回収するために時間がかかります。
吉田解説員
山口編集者
くらしのマーケットの手数料が免除される条件!直接取引は有?
くらしのマーケットは1万円以上のサービスの場合22%の手数料が発生しますが、条件によっては手数料が免除されます。
どのような場合手数料が免除されるのか解説します。
- アプリ使用で2件まで手数料無料
- 予約のキャンセル
- 直接取引による予約
- 一部カテゴリーに該当
アプリの「くらしのマーケット店舗管理システム」を使用で2件まで手数料無料
くらしのマーケットでは、出店者は「くらしのマーケット店舗管理システム」という予約管理やメッセージのやり取りなどをできるアプリを使用します。
出店審査完了後、「くらしのマーケット店舗管理システム」にログインして2週間以内に以下のステップを完了したら2回分の手数料が無料になります。
予約のキャンセル
予約がキャンセルになった場合は、手数料は発生しません。
ただし、電話やメールでキャンセルの連絡があった場合は、システム上でもキャンセルにしないと手数料が発生する可能性があるので注意が必要です。
吉田解説員
山口編集者
直接取引による予約
くらしのマーケットを通してではなく、電話などで直接取引した場合は手数料は発生しません。
ただし、くらしのマーケットでの予約ではないため、実績にはならず、口コミ投稿もできません。
くらしのマーケットは口コミの評価順で選ばれやすいため、口コミが増えていかないと利用するメリットがなくなってしまいます。
一部カテゴリーに該当
くらしのマーケットでは、一部カテゴリーに該当する場合は手数料を一律0円としています。該当するカテゴリーは以下の3つです。
- 家事代行・家政婦
- 買い物代行
- 出張スタッドレスタイヤ交換
手数料無料の理由は、共働き家庭の増加による需要の拡大に対応するためのようです。
手数料の負担なく無料で集客できるので、カテゴリーに該当している場合はメリットが大きくなります。
くらしのマーケットの手数料を支払う時期と支払い方法
個人事業主にとって、料金を支払う時期は資金繰りにおいて重要です。ここからは、手数料の支払時期と支払い方法について解説します。
支払う時期
くらしのマーケットの手数料を支払うタイミングは、作業完了日を基準として月末締め翌月末です。
例えば5月15日に作業が完了したのであれば、手数料の支払いは6月末になります。
手数料の支払いは利用者からの料金が支払われた後になるので、料金が回収できていないまま手数料を先に払うというリスクがありません。
支払い方法
くらしのマーケットの手数料の支払い方法は、「コンビニ支払い」と「銀行振り込み」の2通りです。
注意したいのは手数料の合計金額です。30万円を超えるとコンビニ支払いができないため、銀行振り込みのみになります。
くらしのマーケットで出店するメリット
- 実績が蓄積される
- 専門家に相談できる
- 補償制度が充実している
- オンライン決済も利用できる
- 当日予約など柔軟に対応できる
- 有料プランはなく平等にランキングが審査される
ここまではくらしのマーケットの手数料について解説しました。ここからは、くらしのマーケットで出店するメリットを見てみます。
実績が蓄積される
くらしのマーケットで取引が増えると、「作業実績」のアイコンがついたり、口コミが増えてランキング上位に表示されたりするようになります。
自社サイトで「受注実績〇件」と掲載しても信頼性は高くありませんが、第三者の立場であるくらしのマーケットで「作業実績」のアイコンがつけば、利用者からの信頼は高くなります。
くらしのマーケットでは口コミの件数が多くなるほど検索画面で上位に表示されるようになるため、さらなる受注に繋がります。
専門家に相談できる
くらしのマーケットはサポート体制が充実しています。
ネット集客専門のコンサルタントに相談できるサービスがあるので、ネット集客が初めてでも出店することが可能です。
ネット集客のノウハウを学べる各種講座も用意されています。
参照元:くらしのマーケット大学
補償制度が充実している
くらしのマーケットでは、サービス時に万が一事故や破損を起こしてしまった場合、最高1億円までの損害賠償保障が用意されています。
例えばエアコンクリーニング中に家具を汚してしまった、不用品回収時に家具を依頼者に倒してケガをさせてしまったなど、くらしのマーケット経由のトラブルに対応しています。
参照元:くらしのマーケット
出店者と利用者には保険料の負担はありません。
オンライン決済も利用できる
くらしのマーケットではオンライン決済も利用できます。
サイト上で利用者が決済を行うため、当日「現金がない」「ちょうどよいお釣りがない」ということも起こりません。
ただし、一度オンライン申請をすると利用を止められないため注意しましょう。
参照元:くらしのマーケット
当日予約など柔軟に対応できる
大手・中堅企業の下請けとして仕事をする場合、受注して依頼があるまでタイムラグがあります。
一方、くらしのマーケットであればフレキシブルに当日予約などにも対応できます。
吉田解説員
有料プランはなく平等にランキングが審査される
くらしのマーケットには有料プランが用意されていません。
お金を出して上位に表示されるということがないため、平等な実力主義になります。
また、自社サイトに集客するためには時間をかけてSEO対策を行う必要がありますが、暮らしのマーケットなら70,000店舗以上が登録されているため、多くの利用者が集まっています。
山口編集者
くらしのマーケットに登録する流れ
くらしのマーケットは、説明会や登録会に出向かなくてもインターネット上で登録することが可能です。ここからは、くらしのマーケットに登録して出店するまでの流れをご紹介します。
- 該当カテゴリーの出店を申し込む
- 出店審査を行う
- 審査結果の確認、サービスページの作成
- サービスページを公開
該当カテゴリーの出店を申し込む
まずは該当カテゴリーから出店を申し込みます。
申込みはくらしのマーケットのホームページから行うことが可能です。
登録フォームから店舗名、店長名、メールアドレス、電話番号、希望のパスワードを入力したら申込み完了です。
出店審査を行う
申込みが完了したら、出店審査の準備です。出店審査のためには以下4つのステップを完了する必要があります。
出店審査の申し込みが完了したら、入力した電話番号にくらしのマーケットの審査担当者から連絡が入ります。
この際、書類についての確認や作業経験などに関する質問がされるようです。
出店審査時には電話番号や店舗名も登録しますが、実際の店舗ページには公開されないので安心してください。
審査結果の確認、サービスページの作成
メールにて審査に無事通過した連絡が来たら、サービスページを作成します。
インターネットに詳しくなくても、初回であれば特典としてくらしのマーケットの専門スタッフが無料でページを作成してくれます。
この際、店長写真やサービス写真などを登録することでより信頼度の高いサービスとして集客することが可能です。
サービスページを公開
サービスページができたら、公開して登録は完了です。公開され次第利用者からの予約を受け付けられるようになります。
サービスの公開・非公開はいつでも変更可能です。
くらしのマーケットに出店している業者からの口コミ・評判を紹介
- カテゴリーによっては手数料なしでサービスを利用できる
- 自力で集客できる場合は手数料が高く感じる
- 低価格のサービスは手数料の負担が大きい
実際にくらしのマーケットで出店している業者はどのように思っているのか、口コミや評判を見てみます。
カテゴリーによっては手数料なしでサービスを利用できる
商売の可能性を少しでも高めるために
くらしのマーケットに登録してみる。カテゴリ次第では
損害保険や手数料も無料でつかえる
という信じられないプラットフォーム!これ、実は先日ご依頼頂いたお客様から教えて頂いたこと。
自分の得意をローリスクで小さく始めれるのって素敵です😊
— けん爺@バイク屋🇯🇵 (@KEN_G54RE) August 14, 2021
こちらはお客様から教えてもらってくらしのマーケットに登録した人からの口コミです。
くらしのマーケットでは、万が一の時に備えた損害賠償補償制度が用意されています。サービス中に家具を破損したなどのトラブルの際に最大1億円が修理費として補填される制度です。
吉田解説員
自力で集客できる場合は手数料が高く感じる
くらしのマーケットなんて辞めて正解でしたね。
私も出店者を下請け同然に扱われ、すごく嫌な思いをしたので辞めました。
くらしのマーケットに2割も中抜きされるんだったら、最初からコンサル使って集客した方が、こんな中抜き会社に利用されなくて済みます。— まじっすか (@skonomichi) December 6, 2021
こちらはくらしのマーケットを解約した人の口コミです。
くらしのマーケットでは1万円以上のサービスの場合22%の手数料を支払わなければいけませんが、なかには手数料が高いと感じる人も多いようです。
自分で集客できる、既に集客の基盤ができているという場合は、くらしのマーケットの手数料は無駄に感じることもあるでしょう。
低価格のサービスは手数料の負担が大きい
くらしのマーケットで3300円の着付けしてオンライン決済やらの手数料2000円以上とられて1000円しか手元に残らないって全く納得できない。それでオンライン決済不可に変更もできないってなんだそれ。出品者に対してメリット少なすぎる。
— akinko (@akinko045) October 31, 2022
くらしのマーケットでは1万円未満のサービスの場合、一律2,000円の手数料を支払わなければいけません。
こちらのコメントのように3,000円ほどのサービスであれば手数料を差し引くと1,000円ほどしか手元に残らないため、負担は非常に大きくなります。
1万円未満のサービスを提供する場合、手数料を差し引いても利益が出るか確認をしてから始めた方がよさそうです。
くらしのマーケットに出店する際は違法でないか要注意
くらしのマーケットには300種類以上のカテゴリーのサービスを掲載できますが、誰でもどのような業種でも登録できるというわけではありません。
一定期間の経験があること、必要な登録・届出がされていることなどが条件です。
例えば、電気工事のサービスを掲載するには、電気工事業の登録・届出が必要です。また、不用品回収のサービスを掲載するには、古物商許可申請が必要です。
これらの許可がなく、もしくは偽装して出店した場合は違法になります。
くらしのマーケットの手数料は成功報酬型で高くない!少ない負担で効率的に集客できる
くらしのマーケットで出店する場合、1万円以上でサービス料金の22%、1万円未満で一律2,000円の手数料が発生します。
手数料は成功報酬型で、くらしのマーケットの登録料や月額費用、広告宣伝費などがかからないため負担は少なく効率的に集客することが可能です。
サービスのカテゴリーなどによっては手数料が免除になることもあります。
山口編集者