コインチェックの評判・口コミが危ない?利用者300人の本音とメリット・デメリット

この記事のざっくりしたポイント
  1. コインチェックは一度ハッキング被害に遭いましたが、2021年現在は見事に復活を遂げている
  2. マネックスグループの傘下に入り、今では安全性の高い取引ができる取引所の1つ
  3. 大きなリターンが期待できるレバレッジ取引には対応していない

顧客から預かっていた巨額の仮想通貨NEM(ネム、XEM)が流出した「コインチェック事件」は記憶に新しいでしょう。3年あまり経過しましたが、未だ安全性に不安を感じている方も多いはずです。しかし仮想通貨は現在もなお人気のある投資先であり、コインチェックアプリはダウンロード数No.1を誇っています。

この記事では基本情報から厳しい口コミ、デメリットまで、コインチェックのあらゆる情報をまとめています。仮想通貨に投資してみたいけれど取引所に悩んでいる方必見です。最後に口座開設の方法や仮想通貨の購入方法も紹介するので、やはりコインチェックが気になるという方はぜひ参考にしてください。

コインチェック(Coincheck)とは

社名 コインチェック株式会社
(英語表記:Coincheck, Inc.)
親会社 マネックスグループ株式会社
資本金 1億円
ホームページ ビットコイン購入なら仮想通貨取引所 | Coincheck(コインチェック)
取扱コイン数 16種類(国内最多)
ダウンロード数 326万(2020年12月現在)
取引手数料 無料
レバレッジ取引 なし
レンディング
貸出期間 14日、30日、90日、180日、365日
最大年率 5%
最低貸出金額 1万円

コインチェックは日本の仮想通貨交換業者(取引所)の名称です。2012年に設立、2014年に仮想通貨の取扱を始めて以来、ユーザー数・取引高は増加の一途をたどってきました。2018年1月にはハッキング被害に遭い多額の仮想通貨が流出しましたが、その後マネックスグループの傘下に入り経営体制の刷新を行っています。顧客保護が一層強化され、現在は安心して取引できる仕組みづくりが行われています。コインチェックの口座を保有していると仮想通貨の購入・売却、ユーザー同士の送金、貸仮想通貨などのサービスを利用できます。

 

2021年に入ってテレビCMでも見かけるようになりました。

 
 

脆弱な管理体制が問題視され、金融庁からの業務改善命令を受けましたが、現在はしっかりと対策が取られています。

 

コインチェック(Coincheck)を実際に使っている人の口コミ・評判

今は安全だと言われても少々不安が残るかもしれません。そこで、手っ取り早く実際にコインチェックを使っている人の口コミや評判をみていきましょう。

コインチェック(Coincheck)を利用者の良い口コミ・評判

 

ビットコインはもちろん、多くの暗号資産に投資できるのはコインチェックの唯一無二の強みですね。

 
 

マイナーなアルトコインが将来高騰するかもしれません。そんなアルトコインを購入するチャンスもコインチェックならあります!

 

コインチェック(Coincheck)を利用者の悪い口コミ・評判

 

コインチェックはユーザーから直接取引手数料を徴収することはありませんが、必ずスプレッドがかかります。スプレッドとは、購入価格から売却価格を引いた額のことで、小さいほどお得な取引ができます。他の取引所と比較してみるのがおすすめです。

 

 

コインチェック(Coincheck)を使うメリット

コインチェックは他の取引所にはない魅力がたくさんあります。メリットについてまとめました。

国内最多16種類の仮想通貨売買が可能!

コインチェックは16種類もの仮想通貨の売買が可能です。他の取引所の取扱数と比較してみましょう。

取引所 取扱コイン数
コインチェック 16種類
bitFlyer 12種類
DMM Bitcoin 12種類
GMOコイン 13種類
SBI VCトレード 3種類

一覧にしてみるとその取扱コイン数の多さは一目瞭然ですね。複数の暗号資産を購入して投資先を分散したい方にもぴったりです。

初心者でも見やすく・使いやすいシンプルなデザイン

コインチェックが326万もの人々に利用されるまでに成長したのは初心者でも扱いやすいユーザーインターフェイスのおかげと言っても過言ではないでしょう。コインチェックのアプリは直感的に操作できると利用者から好評です。いわゆる板読みは不要で、コインの種類と価格が一覧になった画面で数量を指定するだけ。難しい知識を持っていなくても、「とりあえず始められる」のがコインチェックの魅力です。

日本円で仮想通貨を購入することが可能

コインチェックではビットコイン以外のすべての暗号通貨も日本円で直接購入することができます。アルトコインの購入はビットコインでしか行えない取引所も少なくありません。ビットコイン以外を購入したいと思っても、まずビットコインを入手しなければならないわけです。コインチェックならその手間が省けるため、ビットコイン以外の暗号通貨に投資してみたい方にもおすすめです。

仮想通貨取引手数料が無料!

コインチェックは、仮想通貨の売買に手数料は一切かかりません。入金や送金には一部手数料がかかりますが、日々の売買取引では手数料を気にする必要がありません。入金や出金をなるべくまとめて行うことで、発生する手数料を最小に抑えることが可能です。

独自サービスの「コインチェックでんき」がすごい

https://youtu.be/h-gRquOJpos

コインチェックでんきとは業界初の電気料金を支払うとビットコインで還元を受けられる・ビットコインで電気料金を支払えるサービスです。電力会社・電気使用量に応じて、1〜7%分のビットコインの還元または割引を受けられる仕組み。投資に回す余裕資金がない方も、毎月発生する電気料金から気軽に投資できるのは嬉しいですね。

長期保有向きの「貸仮想通貨サービス」の利率が高い!

貸仮想通貨サービス(レンディング)とは保有する暗号資産を第三者に貸し出し、その利用料で利益を獲得する手段です。コインチェックの口座を持っていれば誰でも貸仮想通貨サービスを利用でき、いずれの通貨も貸し出すことができます。コインチェックでは最大年率5.0%ものリターンを期待できるため、長期で保有する予定ならかなりおすすめの運用方法です。貸し出し期間は14日、30日、90日、180日、365日から選べます。例えば10BTCを年利 3.0%で90日間貸し出した場合、以下の利用料が上乗せされて返ってきます。

[10BTC] × [3.0%] ÷ 365 × [90日間] = 0.0739726 BTC

自ら仮想通貨取引によるリスクを負うことなくこれだけの利益を得られるのです。

 

銀行の預金利率は0.001%といった低水準ですから、預金感覚で貸仮想通貨サービスを利用する方がお得かもしれません。

 

親会社が一部上場企業「マネックスグループ」なので安心感がある

前述しましたがコインチェックは2018年にマネックスグループの傘下に入っています。マネックスグループは、国内外で主に証券事業を展開する一部上場企業です。業績・財務状況も良好であり、企業体力は十分。たとえコインチェック単体で大きな損失が出るような事態が生じても、倒産する可能性は低いと考えられます。

コインチェック事件から見事な復活を遂げた

コインチェック事件は暗号資産投資を行うすべての人々を震撼させました。一時は信用が底に落ち、倒産待ったなしかと言われていましたが、見事に復活を遂げています。被害者に対して迅速にNEMの保有数に応じた補償が行われたことも信頼回復の一因でしょう。2021年3月期には、マネックスグループに入ってから最高益を記録しています。マスメディアでCMを打つほどであり、完全に息を吹き返したと言って良いでしょう。

コインチェック(Coincheck)を使うデメリット

メリットがたくさんあるコインチェックですが一方でデメリットも存在します。必ず両面をチェックした上で、自分に合っているか判断しましょう。

取引を行う度にスプレッド(手数料)が高すぎる(※短期トレード注意)

コインチェックは手数料0と謳っていますが実は売買価格に手数料が含まれています。それがスプレッドです。スプレッドとは購入価格から売却価格を差し引いた金額で、この幅は取引所が独自に決定することができます。コインチェックは決して高いわけではありませんが、よりスプレッドの幅が狭く設定されている取引所があることは確かです。よりお得に暗号資産の取引をしたいなら、スプレッドをよく比較しましょう。

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大きなリターンが期待できるレバレッジ取引に対応していない

コインチェックは2021年現在レバレッジ取引に対応していません(2020年3月にサービス終了)。レバレッジとは「てこ」のことで、口座に預けた証拠金を担保にして証拠金の2倍、4倍といった金額を取引することを言います。レバレッジ取引ができれば、少額投資で大きなリターンを狙えます。これができないのはデメリットとも言えますが、裏を返せば大きな損失を被ることはありません。もしレバレッジ取引をしたいなら、別の取引所を選びましょう。

多額の資金が流出したハッキング事件が少々不安

コインチェック事件では流出した資金額は580億円、影響を受けた人は26万人にものぼります。この前代未聞のハッキング事件は、コインチェックの暗号資産の管理状態に原因があったと言われています。一度このような事件に巻き込まれた会社だからこそ、心理的な不安は拭えないという人も多いでしょう。

しかし、この事件を経て管理体制は全面的に見直されています。暗号資産はコールドウォレット(オンラインから完全に切り離されている)で管理されており、安全性は他の取引所よりもむしろ高いと言えるかもしれません。

コインチェック(Coincheck)の口座開設方法から仮想通貨購入方法について

さて、ここまで読んでコインチェックが気になった方は、ぜひ口座開設を行ってください。開設するだけなら無料です。ただしコインチェックの口座を持つことができるのは日本国内に住む20〜74歳のみです。この条件に合致しない方は、残念ながら申し込めません。それではコインチェックを利用したい方のために、口座開設の方法から実際に仮想通貨を購入する手順まで詳しく紹介します。

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コインチェックの口座開設方法

コインチェックの口座開設はスマホアプリまたはパソコンのブラウザを使って以下の手順で行えます。

コインチェックの口座開設方法
  1. アカウント登録
  2. 基本情報の入力
  3. 本人確認書類提出
  4. 顔と本人確認書類の撮影

上記のたった4ステップでコインチェックの口座登録は完了します。それぞれの手順を詳しく解説します。

アカウント登録

まずはコインチェックの会員登録画面にアクセスまたはコインチェックアプリを開き、メールアドレスとパスワードを入力します。登録メールアドレスに届いたメールに貼られているURLをクリックすればアカウント登録は完了です。

基本情報の入力

次に居住国や年齢、その他各種重要項目を入力します。項目をすべて埋めたら、同意・承諾にチェックした上で「同意する」を押しましょう。電話番号の入力画面に移ります。電話番号を登録するとSMSが届き、届いた6桁の数字でSMS認証を済ませましょう。

本人確認書類提出

基本情報の入力画面に移ります。画面の指示に従い、氏名、住所、職業などの項目を入力します。内容をよく確認した上で「確認」ボタンを押すと、本人確認書類の提出を求める画面になります。現在有効かつ現住所が記載されている本人確認書類を選択し、表面と裏面を撮影します。

顔と本人確認書類の撮影

最後は顔と本人確認書類の撮影です。顔の前に本人確認書類を掲げ、画面のガイドに従って撮影を進めます。以上で口座開設の手続きは完了です。審査が行われた後、コインチェックから契約住所へハガキが届けられます。そのハガキを受け取るとコインチェックのすべての機能が使えるようになります。

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コインチェックの仮想通貨購入方法

口座開設が済んだら、いよいよ仮想通貨の購入が可能となります。大まかな購入手順は以下のとおりです。

大まかな購入手順
  1. 日本円を入金(銀行振込・コンビニ入金・クイック入金から選択)
  2. アプリ左下の「販売所」をタップ
  3. 購入する仮想通貨を選択
  4. 購入をタップし、購入金額を入力

アプリの「総資産」をタップすれば保有する仮想通貨の内容が確認できます。初心者はまず上記の方法で仮想通貨を購入することをおすすめします。慣れてきたら、「取引所」にて購入する方法も試してみましょう。取引所とはユーザー間で仮想通貨を売買する場です。販売所で購入する方法と異なり、需要と供給で取引量や価格が決まります。取引所では以下の3つの注文が可能です。

可能な3つの注文
  1. 成行注文(購入時点の価格で売買取引を行う)
  2. 指値注文(指定した値段以下になれば買い/指定した値段以上になれば売る)
  3. 逆指値注文(指定した値段以上になれば買い/指定した値段以下になれば売る)

指値注文と逆指値注文はよく似ていますが、後者は損切りのために行うことが多いです。

 

投資経験者は指値注文と逆指値注文をセットで行うことが多いです。

 

まとめ

コインチェックの特徴やメリット・デメリット、そして口座開設から仮想通貨の購入方法まで解説しました。コインチェックは一度ハッキング被害に遭いましたが、2021年現在は見事に復活を遂げています。反省が活かされ、マネックスグループの傘下に入り、今では安全性の高い取引ができる取引所の1つです。暗号資産への投資が気になっている方は、ぜひコインチェックを利用してみてください。口座開設から仮想通貨の購入まで簡単に行えますよ。