京葉銀行の住宅ローン徹底解説!メリットやデメリット、金利、審査について

この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

京葉銀行の住宅ローンまとめ
  1. 地方銀行ゆえの地域密着の付帯サービスが充実している
  2. がん診断特約付団信が無料で付帯している
  3. 連帯保証人が必要なため、いない場合はローンを組む事が難しい

「京葉銀行の住宅ローンの金利ってどのくらいの利率なんだろう?」

「京葉銀行で住宅ローンを組むとどんなメリット・デメリットがあるのかな」

上記のように思っている方もいますよね!京葉銀行の住宅ローンは地域密着が故のサービスが充実していると評判になっています。今回は以下について解説します。

京葉銀行で住宅ローンについて解説する内容
  1. 京葉銀行の住宅ローンの基礎情報
  2. 京葉銀行の住宅ローンの評判・口コミ
  3. 京葉銀行の住宅ローンの金利一覧
  4. 京葉銀行の住宅ローンの審査と申込の流れ
  5. 京葉銀行で住宅ローンを組むメリット・デメリット

千葉県に住んでおり、これからマイホームを購入しようと検討している人向けの記事なので、ぜひ参考にしてください!

京葉銀行の住宅ローンとは

京葉銀行のHPより引用
項目内容
借入可能額100万円~1億円
返済方式「元利均等返済方式」「ボーナス返済」をいずれかを選ぶ
ローン事務手数料220000円(税込)
最低年収安定した収入が入っていること
(具体的な基準は示されていない)
国籍日本国籍または日本永住許可を受けている外国籍の人
保証料無料
繰上返済手数料一部:33000円(ATMやWeb申し込みの場合無料)
全額:33000円(借入後10年以上だと無料)
対象年齢借入時:満20歳以上~満65歳以下 
完済時:満80歳未満の方

京葉銀行は千葉県を中心に展開している地方銀行です。創立から80年近く経過した今でも地域密着型の銀行として評判を得ています。では京葉銀行で実際に住宅ローンを組むとどのくらいの借入が可能なのでしょうか。次章では実際に住宅ローンの借入額のシュミレーションを行います。

京葉銀行公式サイトでは住宅ローンのシミュレーションができる

「自分はどのくらいの住宅ローンの借入ができるんだろうか…?」と考えている人も多いですよね!実は京葉銀行の公式サイトには実際に住宅ローンを組む場合の借入可能額や毎月の住宅ローン返済額のシミュレーションができる機能があります。契約者自身で組もうとしている金利タイプや借入金額を入力するだけで、毎月の返済額や借入の可能額が想定できます。

金利の変動や審査結果などで必ずしもシミュレーション通りの返済額になるわけではありませんが目安として「このくらい毎月返済するんだな」と把握することをおすすめします。シミュレーションは以下のURLで可能です。

住宅ローン・シミュレーション | 借りる | 個人のお客さま

 

返済計画は十分練る必要があるね

 
 

住宅ローンの返済は長期に渡るので、シミュレーションを参考にしなががら収支バランスを考えていく必要があります。

 

 

京葉銀行の住宅ローンの良い評判・口コミ

京葉銀行の住宅ローンの良い評判・口コミ
  • LGBTにも対応している
  • 最長40年に延長された
  • 契約までの対応スピードが早い

LGBTにも対応している

最長40年に延長された

契約までの対応スピードが早い

京葉銀行の住宅ローンの悪い評判・口コミ

京葉銀行の住宅ローンの悪い評判・口コミ
  • 申し込んだが断られた
  • 金利が他行より高かった
  • 対応が良くなかった

申し込んだが断られた

金利が他行より高かった

対応が良くなかった

京葉銀行の住宅ローン金利の種類一覧

京葉銀行の住宅ローン金利は変動金利と固定金利の2種類があります。それぞれの金利の違いを表にまとめましたので参考にしてください。

金利種類利率
変動金利0.725%
固定2年金利1.10%
固定3年金利1.10%
固定5年金利1.35%
固定10年金利1.45%
固定15年金利1.15%
固定20年金利1.25%
全期間固定金利1.46%

※利率は2022年2月の金利です。

変動金利とは社会情勢によって金利が上下動する金利の事です。景気の良し悪しによって金利が変わってくるため金利が低い状態が続けば当初の総返済額より安く抑えられる可能性がありますが、金利が高くなった場合は総返済額が大きくなるため、返済計画が立てづらいという欠点があります

固定金利は固定期間が終了するまで社会情勢の変化があっても変動しない金利のことです。景気の良し悪しによって金利が変わらず返済金額が一定になるため、返済計画が立てやすいですが、社会情勢が金利が下がると変動金利に比べて相対的に総返済額が多くなる可能性があります。

京葉銀行の住宅ローンの審査と融資実行日まで流れ

京葉銀行で実際に住宅ローンを組む場合は審査と申し込みが必要になります。この章では、以下の2つを解説します。

審査と申し込みに関する解説内容
  1. 京葉銀行の住宅ローン審査について
  2. 京葉銀行の住宅ローンを組むまでの申し込みの流れと必要な書類

それぞれ詳しく見ていきましょう。

京葉銀行の住宅ローンの審査について

京葉銀行の住宅ローン審査は他行と同様に返済能力があるかどうかで判断をされます。その判断基準として使われるのが個人信用情報です。審査の際に個人信用情報機関にローン契約申込者の信用情報が照会され、過去の借入金の返済実績などが調べられます。

信用情報にはクレジットカード、携帯料金、カードローンの支払いの実績などが記録されており、支払いを延滞した場合は5~10年間支払いが遅れた旨が記録されてしまいます。過去に上記の支払いを延滞したことがある方は住宅ローン審査にも通りずらくなるので注意してください。

MEMO
個人信用情報は開示請求することができるので住宅ローンを申し込む前に延滞の情報などがないか一度確認することをおすすめします。

京葉銀行の住宅ローンを組むまでの流れと必要書類

京葉銀行で住宅ローンを組む場合は以下のような流れで申込を行います。

STEP1. WEBor窓口で仮審査の申込

申込を窓口で行う場合は必要書類を持参する必要があります。

必要書類は以下のURLから確認することができます。

お申込みに必要な書類

STEP2.仮審査

個人差はありますが最短3営業日で審査結果が通知されます。審査結果は申し込んだ際のEメールor電話で知らされます。

STEP3.近くの店舗で申込

仮審査に通過した場合、近くの店舗で本審査への申込手続きを行います。

STEP4. 本審査

個人差はありますが通常の場合だと5〜10営業日前後で審査結果が通知されます。必要書類として以下の提出を求められます。

必要書類
  1. 本人確認書類
  2. 源泉徴収などの収入確認資料
  3. 登記簿
  4. 住宅地図
  5. 資金計画

STEP5.契約

本審査に通過すると正式に契約です。契約後は抵当権、担保の設定などの手続きも発生するため、融資実行までは申込から1ヶ月ほどかかります。もちろんこれは目安なので審査の状況によってはもっとかかる可能性もあります。

京葉銀行の住宅ローン金利のメリット

では実際に京葉銀行で住宅ローンを組むとどのようなメリットがあるのでしょうか。メリットとしては以下の3点があります。

京葉銀行の住宅ローンのメリット
  • 保証料が無料
  • 特約付の団信が無料
  • 契約者がおった賠償責任を補償するサービスが付帯

それぞれ見ていきましょう。

住宅ローン保証料が0円!

京葉銀行の住宅ローンは保証会社を利用しない住宅ローンとなっているため、保証料が無料となっています。通常の住宅ローンでは貸し倒れのリスクを防ぐのに原則として「保証会社の利用ができる方」が申込できる基準の一つとなっています。万が一契約者が返済不能という事態に陥った場合には保証会社が代行して住宅ローンの残債を支払う仕組みとなっています。しかし京葉銀行の場合は銀行側が貸し倒れのリスクを背負うことで保証料をタダにして契約者の支払い負担を軽減しています。

注意
その代わりとして後ほど解説をしますが連帯保証人の設定も同時に必要となるので注意が必要です。

がん診断特約付団信も無料

京葉銀行の住宅ローンはがん診断特約つきの団体信用生命保険が無料で付帯されます。団体信用生命保険(通称:団信)は住宅ローンの契約者が何らかの病気などを抱えてローンの残債支払いが難しくなった場合、支払いを代行する生命保険のことを指します。ローン契約者が以下の状態となった時に生命保険が適用をされます。

団体信用生命保険の適用要件
  1. 契約者本人が医師よりがんと診断された
  2. 契約者本人が死亡
  3. 余命6ヶ月以内と医師より診断された
  4. 契約者本人が高度障害

第三者の賠償責任を補償するサービス

京葉銀行では住宅ローン契約者とその家族が背負った第三者への賠償責任を補償する「家族と暮らしを守るサポート」をサービスとして展開しています。補償される範囲は、人・モノ・交通事故の賠償や日常生活での介護など幅広くカバーをしています。これにより団信で保障をされる以外の事態にも対応することができます。

京葉銀行の住宅ローン金利のデメリット

物事にはメリットがある反面、デメリットも存在しますが、京葉銀行の住宅ローンも例外ではありません。デメリットは以下の2点存在します。

京葉銀行の住宅ローンのデメリット
  • 住宅ローンを組む際に連帯保証人の設定が必要
  • 金利は低くはない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

連帯保証人が必要になる

先ほども解説しましたが京葉銀行の住宅ローンは保証会社を利用しないため、契約時には連帯保証人の設定が必要になります。連帯保証人は契約者のローン返済が困難となった場合に代行して住宅ローンの返済を行う義務があり、通常の保証人よりも責任が重く支払いを拒否する事はできません。返済が延滞している場合は契約者ではなく連帯保証人に請求がいくため注意が必要です。

原則として連帯保証人は契約者の配偶者を設定するように銀行側はすすめていますが配偶者が連帯保証人になることを拒否した場合、ローン審査に通る可能性が低くなるので注意してください。

 

連帯保証人を立てるのはハードル高いね

 
 

連帯保証人は基本的に配偶者か親族に依頼をするのが一番です。難しい場合は、他行の住宅ローンも検討する必要があります

 

特別金利が低いわけではない

また京葉銀行は金利がメガバンクなどの大規模銀行と比べて金利が高く設定されているのも特徴の一つです。そのため低金利な住宅ローンを組みたい人にはおすすめできません。かといって低金利な住宅ローンを展開している金融機関は大抵審査も厳しく設定をされています。

MEMO
京葉銀行は地域密着がゆえのサービスも充実しているのでサービスの充実をとるのか、金利の低さをとるのかは吟味をして決める事をおすすめします。

まとめ

今回は京葉銀行の住宅ローンについて金利、審査、メリット・デメリットを解説しました。京葉銀行の住宅ローンは地方銀行ゆえの地域密着の付帯サービスが充実しています。ただし連帯保証人が必要なため周囲の理解や協力が得られないとローンを組む事が難しくなっています。最後に京葉銀行の住宅ローンのメリット・デメリットについてまとめて終わります。

【京葉銀行のメリット】

京葉銀行のメリット
  • 保証料が無料
  • がん診断特約付団信が無料で付帯
  • 第三者に対する賠償責任を補償する「家族と暮らしを守るサポート」が無料で付帯

【京葉銀行のデメリット】

京葉銀行のデメリット
  • 金利は比較的高めに設定されている
  • ローンを組む際には連帯保証人の設定が必要

上記のメリット・デメリットを参考にして京葉銀行の住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか?