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プレハブ住宅とは?価格相場やメリット・デメリット、選び方について

この記事のざっくりしたポイント
  1. プレハブ住宅は家を建てるために必要な材料などを可能な限り工場で製造する住宅のこと
  2. 工期は最短1日〜でとても短く、機械による作業で一定の品質が保証される
  3. プレハブ住宅を選ぶ際は、SI住宅を選ぶのがおすすめ

「プレハブ住宅ってなんだろう?」「プレハブ住宅を建てたいけど、どのくらいコストがかかるのかな?」と悩んでいませんか?住宅を建てる際は、お金がかかるもの。せっかくお金を出すなら、知識をしっかりつけて納得する住宅を建てたいですよね。

この記事ではプレハブ住宅について、徹底解説いたします!プレハブ住宅を建てるか悩んでいる方に向けて、メリットやデメリット、選び方についても解説するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

プレハブ住宅とは

プレハブとはプレ・ファブリケーションの略です。プレ(建てる前)ファブリケーション(製造)という意味をかけあわせています。この言葉の通りプレハブ住宅は、家を建てるために必要な材料などを、可能な限り工場で製造する住宅をさします。通常、家を建てる際は現場に運ばれてきた材料を職人が加工して組み立てますが、プレハブ住宅は工場でできるだけの作業をおこなうので、一定の品質を保つことが可能です。

そのうえ、コスト削減につながるというメリットも。プレハブと聞くと簡易的な建物をイメージしてしまいがちですが、あなたがよく知っているビルのほとんどもプレハブ工法で作られています。

 

ビルもプレハブと同じ方法で作られているのですね!

 

プレハブ住宅の供給推移

プレハブ住宅と聞くと、あまり多くはないとイメージする方も多いでしょう。しかし、じつはかなりの戸数が建設されています。平成31年3月末時点で、総累計1,000万戸を超えており、年平均で15〜20万戸ほど建てられています。

 

思ったよりかなり多くのプレハブ住宅があるのですね!

 

なかでも鉄鋼系の一戸建てが300万戸ほどと多く次いで共同建ての低層鉄鋼系が300万個弱。共同建ての中高層コンクリート系も127万戸と1戸建のコンクリート系と同じくらい建てられています。

プレハブ住宅の価格は坪単価で計算する

プレハブ住宅の価格は坪単価で計算されることが多いです。

 

土地とプレハブ住宅を同時に購入したいと考えている場合は、プレハブ住宅代金以外にも土地代が発生します。価格が大きく上がるので、注意しましょう!たとえば、坪単価100万円の土地に30坪を建てる場合、住宅価格は3,000万円必要です。

 
 

プレハブ住宅の計算は、シンプルでわかりやすいですね!

 

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プレハブ工法4種類とメーカー別坪単価相場

プレハブ工法には、以下4つの種類があります。

プレハブ工法
  1. <鉄鋼系
  2. ユニット系
  3. 木質系
  4. コンクリート系

それぞれ内容と坪単価相場を解説していくので、よろしければ参考にしてくださいね。

鉄鋼系

プレハブ工法1つ目の種類は『鉄鋼系』です。メーカー相場は以下です。

ダイワハウス…65〜75万円

積水ハウス…65〜80万円

鉄鋼系は柱や梁(はり)を作るときの材料に鉄骨を使います。工場で鉄鋼を組み立てられるため現場では壁や床のパネルを貼り付けるだけで済み、鉄鋼で断熱性や耐震性にすぐれているのが魅力。
 

遮音性が高いのも嬉しいポイントですね。

 

ユニット系

プレハブ工法2つ目の種類は『ユニット系』です。メーカー相場は以下です。

セキスイハイム…65〜80万円
ユニット系は鉄骨のフレームや木材のパネルを工場で製造します。キッチンや浴室なども工場で取り付けることが可能なので、現場での組み立ては短期間で住むのが魅力です。
 

工場でほとんどできるなら品質に期待ができますね。

 

木質系

プレハブ工法3つ目の種類は『木質系』です。メーカー相場は以下です。

ミサワホーム…65〜80万円
木質系は柱や梁を作るときの材料に木材を使います。工場で木材を組み立てるため、ユニット系と同じように現場では壁や床のパネルを貼り付けるだけで済みます。

コンクリート系

プレハブ工法4つ目の種類は『コンクリート系』です。メーカー相場は以下です。

大成建設ハウジング…75〜90万円
コンクリート系は工場生産コンクリート部材を使って作られています。現場では工場から送られてきたコンクリートパネルを組み立てます。
 

高い耐久性や耐震性に評価が高いだけでなく、耐火性や居住性にも優れているのが魅力です。

 

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プレハブ住宅のメリット

プレハブ住宅には以下のメリットがあります。

プレハブ住宅のメリット
  • 一般住宅に比べて安い
  • 工期最短1日〜と、短い
  • 簡単に高品質の施工ができる
  • 品質が均一なので高精度の住宅が作ることが可能
  • 付加価値のある技術と技能が実現されている

それぞれ詳しく解説していきます。

1番のメリットは一般の住宅に比べて安い

プレハブ住宅のメリット1つ目は一般の住宅に比べて価格が安いことです。一般の住宅と比べて工場で生産できる部分が多く人件費をカットできるため、ローコストを実現しています。

 

建物の価格が一般の住宅よりも大幅に安いわけではないので注意しましょう!

 
 

人件費をカットして効率的にしている分が安いということですね!

 

工期がとにかく短い(最短1日)

プレハブ住宅のメリット2つ目は、工期が短いことです。一般の住宅は資材の運び込みから始まるので数ヶ月は最低でも必要ですが、プレハブ住宅の場合は最短1日で組み立てられます。

 

最短1日とは驚きですね!

 
 

工場で大部分の製造が済んでおり、現場では組み立てを進めるだけで良い場合もあるためです。

 

簡単に高品質の施工ができる

プレハブ住宅のメリット3つ目は高品質の施工ができることです。前項までで触れたように、プレハブ住宅は工場でできるだけの製造をおこないます。材料のカットなどは済んでいるため、現場で簡単に組み立てられ、高い品質を維持できます。

 

工場で製造をすることで効率的で高品質な住宅ができ上がるのですね!

 

品質が均一なので高精度の住宅が作れる

プレハブ住宅のメリット4つ目は品質が均一で高精度の住宅が作れることです。材料を製造する工場ではコンピューターやロボットなどの最新技術を巧みに使い、徹底した品質管理がおこなわれています。機械によって正確な管理が可能なので、人の手による品質のムラが生まれません。

 

機械に任せるからこそのメリットも大きいのですね!

 

付加価値のある技術と技能が実現

プレハブ住宅のメリット5つ目は付加価値のある技術と技能が実現していることです。プレハブ住宅では人の手では難しい特殊な加工や塗装、技術を工場生産することによって可能な場合があります。厳しい耐震実験もクリアして手にわたるため、性能の高さに期待もできますよ。

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プレハブ住宅のデメリット

プレハブ住宅にはメリットだけでなく、もちろんデメリットもあります。プレハブ住宅のデメリットは以下です。

プレハブ住宅のデメリット
  • 設計の自由度があまりない
  • リフォームで間取りを変えるのは基本できない
  • 施行中の計画変更が難しい

それぞれ詳しく解説していきます。

設計の自由度があまりない

プレハブ住宅のデメリット1つ目は設計の自由度があまりないことです。プレハブ住宅を建てる際、できるだけの製造は工場で機械を使って済ませます。

 

工場で大部分の製造をおこなうので細かな要望をするのは難しいです。

 
 

「こだわりのマイホームを建てたい!」という方には、プレハブ住宅より注文住宅が良さそうですね。

 
 

なるべく安くマイホームを建てたい方に、プレハブ住宅はおすすめでしょう。

 

リフォームで間取りを変えるのは基本できない

プレハブ住宅のデメリット2つ目はリフォームで間取りを原則変えられないことです。プレハブ住宅に使われている部品は工場の機械により緻密で頑丈に組み立てられています。頑丈にできたプレハブ住宅を大幅にリフォームするのは、高度な技術が必要です。

「それでもリフォームが必要だ!」という方は、プレハブ住宅専門の施工会社に依頼すればリフォームできる可能性もあります。しかしながら、通常の住宅のリフォームと比べて高価格になってしまう可能性が。

 

最初からリフォームなしの前提であれば、プレハブ住宅はおすすめです。将来リフォームする可能性があるなら、注文住宅を選んだ方がコストパフォーマンスが良いかもしれません。

 
 

将来設計までしっかり考えて、選ぶ必要がありそうですね。

 

施行中の計画変更も難しい

プレハブ住宅のデメリット3つ目は施行中の計画変更が難しいことです。プレハブ住宅は工場で製造された部品を現場で組み立てるため、基本的にはプレハブ専門の職人が作業を担います。プレハブ専門というだけあって、職人は組み立てに特化しており、急な計画の変更には不慣れだと言われています。

計画変更はできないのですか?

 
 

無理ではないですが、専門でない方に依頼しなければなりません。専門外の方にお願いするのは、品質のムラが起こる可能性があります。

 

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プレハブ住宅の選び方

ここからはプレハブ住宅の選び方についてご紹介します。プレハブ住宅を選ぶ際は以下の2つを意識しましょう。

プレハブ住宅の選び方
  1. なるべくSI住宅を選ぶ
  2. 地盤調査や周辺完了を必ず調べて選ぶ

それぞれ詳しく解説していきますね。

なるべくSI住宅を選ぶ

プレハブ住宅を選ぶ際は、なるべくSI住宅を選ぶようにしましょう。SI住宅は住宅の構造においてSと呼ばれる構造躯体のスケルトン部分を頑丈な作りで長持ちできるように善処し、Iと呼ばれる内装、外装、設備などのインフィル部分をできる限り自由に変更できるようにしたシステム住宅です。

SI住宅ではリフォームやリニューアルが可能。プレハブ住宅特有の自由度の低さを払拭できるので、なるべくSI住宅を選ぶのがおすすめです。

地盤調査や周辺環境を必ず調べて選ぶ

プレハブ住宅を選ぶ際は地盤調査や周辺環境を必ず調べて選ぶようにしましょう。住宅を建てるなら地盤調査や周辺環境の調査は必要不可欠です。どれだけ丈夫な家を建てたとしても地盤が弱ければ意味がありません。

 

どのような住宅を建てるにしても、地盤や周辺環境の調査は必ずおこないましょう。綿密な調査をおこなうことで、その土地に合わせた基礎づくりを考えられます。

 

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まとめ

この記事ではプレハブ住宅について解説してきました。プレハブ住宅は家を建てるために必要な材料などを可能な限り工場で製造する住宅のこと。工場で事前作業をすることで人件費を削減できることから一般の住宅に比べて安く建てられるのが魅力です。工期は最短1日〜でとても短く、機械による作業で一定の品質が保証されるのも嬉しい点ですね。

しかしながら、機械で緻密な作業をおこない頑丈な部品を作ることで施工途中での変更がしづらいデメリットも。なるべく安く、早くマイホームを建てたい方にプレハブ住宅はおすすめですが、こだわりの住宅を建てたい方は注文住宅が良いでしょう。プレハブ住宅を選ぶ際は、SI住宅を選ぶのがおすすめ。内装などの自由度が高いため、リフォームしたいと思ったときに安心です。住宅を建てる際は、事前の地盤や環境調査を必ずおこないましょう。正しい情報を取り入れて納得のマイホームづくりを楽しんでくださいね。