くらしのマーケットの不用品回収業者は違法？ぼったくり業者がいる？口コミから検証！

この記事を書いた人

小島 優一

宅地建物取引士

宅地建物取引士、２級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

くらしのマーケットは、不用品回収をはじめ、エアコン取り付けやハウスクリーニング、引越しなど暮らしにまつわる300種類以上の業者が出店しているサイトです。多くの業者のなかから、顔写真や料金、口コミなどの評判をもとに比較検討することができます。

安くて便利と言われる一方で、不用品回収においては「違法業者がいる」「ぼったくりに遭う」などの口コミもあります。

くらしのマーケットで不用品回収は違法？ぼったくりに注意

一般的に、普通ゴミとして出せない不用品を回収してもらうには2つの方法があります。どちらを選ぶかは、出す不用品の内容と時間によります。

自治体に依頼する

まず挙げられるのが、住んでいる地域の自治体に不用品回収を依頼する方法です。

自治体に依頼する場合、まず受付センターで回収日の申請をします。回収日が決まったら、不用品の内容に応じた金額の「有料粗大ゴミ処理券」を購入し、貼ったうえで回収日に収集場所へ出します。

公的機関に依頼をするので安心感はありますが、一方で引越しが立て込む繁忙期は回収日が埋まっていて予約ができないケースが多いのが難点です。また、自宅まで引き取りには来てくれないので、大きな荷物の場合収集場所まで運び出すのは大変です。

回収費用は400～2,000円台と幅広く、小型の家具家電であれば安く回収してもらえます。

業者に依頼する

次の選択肢は、民間の業者に不用品回収を依頼する方法です。

業者に依頼をする場合、一般的には電話やインターネットサイトから連絡をし、見積もりを出してもらいます。荷物の内容やサイズによっては事前に訪問見積もりをしてもらうこともあります。

自治体の不用品回収だと急ぎの場合に予約が取れないことがありますが、業者は比較的すぐに回収に来てもらえるのがメリットです。料金は自治体より高くなる傾向がありますが、自宅まで取りに来てくれるので自力で運び出す必要もありません。

一方、業者のなかには違法な業者やぼったくり業者がいるのも事実です。

くらしのマーケットで不用品回収を依頼するメリット

まずは、くらしのマーケットで不用品回収を依頼するメリットについて解説します。

訪問見積もり不要で早く回収できる

くらしのマーケットでは、訪問見積もりがありません。不用品回収では「軽トラック」と「2トントラック」の2パターンのパッケージサービスを提供しており、どちらかを選択するだけで各社の見積もりが一覧やランキング形式で表示されます。

くらしのマーケットの不用品回収業者のなかには、即日予約が可能な会社もあります。

予約も相談もメッセージでのやりとりで完結

くらしのマーケットでは、予約もそれ以降の相談もインターネット上のメッセージでやりとりが完結します。問い合わせ後に電話がかかってきたり、訪問見積もりの対応をしたりする必要もないので、効率的です。

疑問点があれば、メッセージでやりとりができます。写真も送れるので、サイズ感を伝えるのもスムーズです。

安心の料金相場！追加料金の心配も不要

くらしのマーケットでは、「軽トラック」と「2トントラック」の2パターンのパッケージサービスで各業者が価格設定をしています。

くらしのマーケットの不用品回収の料金相場は以下の通りです。

ただし、回収場所が2階以上でエレベーターがない場合、オプションとして追加料金がかかります。

業者とは事前にメッセージで詳細をやりとりするので、当日に追加料金が発生することはありません。

写真や口コミ、料金で業者を選べる

くらしのマーケットでは、顔写真や料金、実際に利用した人の口コミから業者を比較して選ぶことができます。

不用品回収の場合、家に業者が入ることになるので、どのようなスタッフが訪問するのか知っておきたいものです。

くらしのマーケットでは、エリアやパッケージタイプを選ぶだけで、対応できる業者の顔写真や料金、評価が一覧で表示されて比較できるようになります。

くらしのマーケットの特徴である、口コミ評価も注目したいポイントです。

万が一のトラブルのときは最高1億円の損害賠償の補償あり

くらしのマーケットに出店している業者は小さな業者が多く、万が一トラブルが発生したときの対応に不安があるという声があります。

くらしのマーケットでは作業でトラブル発生した場合、修理にかかる費用などを最高1億円まで補償してくれます。すべての予約が対象で、利用者に保険料はかかりません。

実際に口コミを見ると、「運び出しのときに家具を引きずって床に傷がついた」「家中にぶつけられて階段が傷だらけだった」などの声があります。破損などのトラブルが発生したときに備えて、損害賠償の補償があるのは安心です。

くらしのマーケットで不用品回収すると違法？利用時の注意点

無料という言葉には注意！違法な不用品回収をする業者には依頼しない

不用品回収の業者のなかには、「ゴミも回収します」と言う業者があります。このような業者には注意が必要です。

一般家庭から出たゴミに対して、料金を受け取って持ち帰る行動は違法です。ゴミは「一般廃棄物収集運搬」という許認可がないと回収することはできず、一般的な不用品回収業者は対象ではありません。

また、「無料」という言葉にも注意が必要です。なかには無料で回収して、不法投棄されるパターンもあります。不法投棄をしたのは業者であっても、依頼人の責任も問われるため、甘い言葉には乗らないようにすることが大切です。

回収の対象とならない物を事前に確認する

業者によって、回収できない不用品もあります。大型の家具は受け付けていない業者もあるので、事前に回収してほしいものを伝えることが大切です。

また、不用品回収の対象とならない廃棄物（ゴミ）もあります。下記は回収できない廃棄物の一例です。

当日になって回収を断られると、その後困ってしまうため、あらかじめ回収してほしい不用品について連絡しておくことが大切です。

業者によってサービスの質に差がある

くらしのマーケットで不用品回収のサービスをおこなっている業者は全国で約1,500店舗あります。（令和4年10月末現在）

なかには評価が低い業者もあり、サービスの質には差があります。そのため、業者を選ぶときには口コミなどの評価で見極めることが重要です。

良い口コミだけでなく、低評価の口コミも見て、どのような気になる点があったのか参考にするようにしましょう。

くらしのマーケットで不用品回収を違法なく予約する方法

1.軽トラックか2トントラックか選択する

くらしのマーケットで不用品回収を依頼するときには、まず「軽トラック」か「2トントラック」かどちらのパッケージを利用したいか選択します。回収できる量の事例は以下の通りです。

■軽トラックの事例

棚、下駄箱、ガスコンロ、チェスト、衣装ケース×２個、ハンガーラック×２個、セミダブルベッド、敷布団×２個、掛布団×1個、カラーボックス×3個、ゴミ箱2個

■2トントラックの事例

ダイニングテーブル、ソファー、クローゼット、食器棚、ワゴン、ハンガーラック、サイドテーブル、テレビ台、ローテーブル2個、テレビ台、本棚、タンス、衣装ケース、タオルラック、ゴミ箱、自転車、傘立て、座椅子、物干し、突っ張り物干しポール、突っ張り棒、レコーダー2個、掃除機、パソコン、トースター、ポット

2.エリアで業者を絞り込む

次に、回収しに来てほしいエリアで業者を絞り込みます。その他、希望日や条件でも絞り込むことが可能です。

3.金額や顔写真、口コミ評価で比較して業者を選ぶ

業者を絞り込めたら、表示されている金額や顔写真、口コミなどの評価から業者を比較検討します。

くらしのマーケットには良い評価だけでなく、星1つの悪い評価も掲載されているので、気になる業者があったらどちらの評価も確認することが大切です。

4.メッセージで詳細を連絡し、予約を確定する

依頼したい業者が見つかったら、予約リクエストを送信します。予約の際には以下の項目の入力が必要です。

作業内容や日程についてメッセージでやりとりをし、業者が確定させると予約成立となります。電話で直接やりとりをすることはありません。

くらしのマーケットを実際に利用した人の良い口コミ、評判は？

事前に写真で見積もり完了。急ぎの日程でも対応してもらえた

急な転勤で不用品がたくさん出てしまった為、色々と不用品回収業者を探していた中で口コミの良かったこちらに見積もりをお願いしました。 写真ですぐに見積もりを出してもらえたのが良かったです。 こちらの事情で22000円の範囲内で大きな物から優先的に引き取ってもらいたいこと、回収に来てもらうのが次の日しか無かったことを伝えた所快く引き受けて貰えてとても助かりました。

引用：くらしのマーケット

くらしのマーケットでは事前に訪問見積もりなどがないため、自分で不用品の量を正確に伝える必要があります。

こちらの方は不用品の量を写真やサイズを測って送ることでお互いに料金を確認し、安心感があったそうです。急ぎの回収でも対応してくれるのはメリットです。

安心の明朗会計。料金も安く満足

不用品の回収業者は、初めに言われる金額と当日の作業後の金額とが変わることがあると言われますが、こちらはそのようなことはなく、本当に明朗会計で安心してお任せできます！
お探しの方は一度ご相談されてみることをお勧めします。私も知人に探している者がいたら、絶対に勧めます(^^)

※ステマのような書き方になってしまいましたが、サービスに満足した一般客の感想ですので、悪しからずご了承ください。笑

引用：くらしのマーケット

別の業者ではスタッフ2人で18万円という見積もりでしたが、くらしのマーケットでは3万円で依頼できたそうです。

追加料金のない明朗会計なら、安心してお任せできます。

提案力にも満足。急遽の引越しにも間に合った

大変良かったです！口コミを見てぜひREONさんにしたいと思っており、結果的に大満足でした！

お問い合わせのレスポンスも速く、色々無理なお願いをしてしまったにも関わらず、快いお返事や、「〇〇が無しであればいくら抑えられますよ」という、ご親切な提案までしてくださいました。

当日は店長さんご自身とスタッフさん2名で来て頂き、ベッドなどの分解も含めて30分ほどであっという間に持って行って下さいました！その間、ためになる面白い小話なども聞かせて下さり、爽やかなご対応に感謝しきりです。

また機会があればぜひこちらにお願いしたいと思います！この度は本当にありがとうございました！

引用：くらしのマーケット

急な引越しの場合、自治体の不用品回収が間に合わないケースが多くあります。

くらしのマーケットでは即日予約できる業者や、レスポンスの速さを売りにしている業者もあるので便利です。

多少のオーバーもサービスしてくれた

Twitterでは、2トントラックでオーバーした分はサービスしてくれたという口コミがありました。

くらしのマーケットを実際に利用した人の悪い口コミ、評判は？

業者の態度が悪い。解体費の追加料金がかかった

60代くらいのおじさん二人がきました。高圧的な態度に感じました。
エレクトーンがベランダからでなかったので解体費として追加費用を5000円請求されました。

それは仕方ないですが、解体した時のエレクトーンの破片などを残していきました。
できれば細かな粉とかは仕方ないにしてもホウキで集めるくらいはして、もっていって欲しかったです。
追加費用も払ってますし。

もちろん、外の共用部の階段などに落ちた破片もそのままでいきました。
まあでも安いから仕方ないかと思いました。

引用：くらしのマーケット

解体費として追加費用がかかったとのことですが、事前に不用品の情報を連絡していたのに追加料金について言及がなかったのは不信感が募ります。

しかし、どの方もそうだと思いますが冷蔵庫などの大型家具・家電を購入する際は、入口などの寸法を事前に測っておいてから購入しますよね。

事前に利用者がエレクトーンが通るかどうかを測っていなかったのは利用者の怠慢ともいえるでしょう。万が一ギリギリであった場合は事前に業者に相談もできたはず。

捨てる際は全て業者任せにせず、利用者もしっかりと事前に把握し相談する姿勢が大切です。

口コミを書かないと損害賠償補償が受けられない

くらしのマーケットって口コミ書かないと損害賠償補償が利用できないのか

すげーめんどくさいね笑
書かないけど！

職人は良かったけどこれはもう頼むのやめよう pic.twitter.com/nDOl1jC1ys

— MUNEHERO監督 (@MUNEHERO1) August 30, 2023

口コミを書かないと、万が一の時に損害賠償請求が出来ないという口コミです。

予約時間を守らず予定が台無しになった

予定時刻を過ぎても来ない。わたしの予約ミスかと思い予約画面確認しても合ってたので、電話にて連絡した所、明日だと勘違いしていたとのこと。

マンション管理人へのエントランス前トラック停車の連絡や、重い不用品を玄関前まで運ぶ重労働、仕事の休みを調整したうえで迎えた当日だったので、とても残念でした。

引用：くらしのマーケット

くらしのマーケットに出店している業者の中には、時間を守らなかったり連絡をおろそかにしたりする業者もいるという悪い評判・口コミです。

しかし、この業者の口コミ総数は8,200件、内7,472件が星５つの高得点となっており、上記のような星一つの口コミは58件しかありませんでした。

総数の件数は非常に多く、利用者が多い分だけ様々な口コミやケアレスミスの意見は混ざってくるもの。

また今回のように日にちを間違えていたミスは、この１件しか確認できなかったため、少数意見と言えるでしょう。

ぼったくり業者に追加料金を取られた

事前に荷物の量を伝えていたにも関わらず、追加料金をとられ、24000円だったところが、40000円になりました。細かい打ち合わせをしないとこうなりかねないので、お気をつけください。

引用：くらしのマーケット

依頼していたと内容と違い、当日追加料金を取られてぼったくりのような印象で終わったという口コミです。

この口コミにもあるように、細かい打ち合わせを事前に行わなかったことで引き起こされた事例とも言えます。

くらしのマーケットは登録している業者が個人事業主、もしくは小企業がほとんどで、大手と違い細かいマニュアルが無い場合が多いことを念頭に置きましょう。

くらしのマーケットで不用品回収を依頼するのが向いている人

ここまでご紹介したくらしのマーケットの良い口コミや悪い口コミを踏まえて、くらしのマーケットで不用品回収を依頼するのが向いている人の特徴を解説します。

すぐに不用品を回収してほしい人

くらしのマーケットなら、訪問見積もりが不要なのですぐに不用品を回収してほしい人におすすめです。

業者の中には「最短即日対応」「レスポンスの早さに自信あり」など、スピーディーな対応を売りにしている業者もあります。

電話やメールの連絡をしたくない人

くらしのマーケットでは、すべての連絡をインターネット上のメッセージでやりとりします。

一般的な業者だと、問い合わせをしたら電話がかかってきて訪問見積もりを受けますがくらしのマーケットならそれらが不要なので電話などの連絡が苦手な人や忙しい人にもおすすめです。

相場より安く不用品を回収してほしい人

くらしのマーケットでは、軽トラック1台で10,000円～、2トントラック1台で30,000円～不用品回収を依頼できます。急な追加料金がかかることはなく、料金を抑えて引越しを依頼したい人におすすめです。

自治体の不用品回収は安いものの、1つずつしか出せないのが不便です

くらしのマーケットなら、トラックに積める分だけ回収してもらえるので、一度に済み金額も安く抑えられます。

くらしのマーケットで不用品回収を依頼するのが向いていない人

くらしのマーケットは、安くスピーディーに不用品回収をしてほしい人に向いています。一方で、くらしのマーケットをおすすめできない人の特徴もあります。

不用品の量が少ない人

くらしのマーケットで提供しているのは、軽トラックか2トントラックどちらかのパッケージプランです。そのため、不用品の量が少ない人や、不用品のサイズが小さい人の場合、損をしてしまう可能性があります。

不用品の量が少ない人は、自治体の不用品回収やリサイクルショップを利用することをおすすめします。

回収までの日数に余裕がある人

くらしのマーケットでは即日から不用品回収を予約できます。

一方不用品回収を急いでいないという人は、少しずつ自治体の不用品回収に出した方がお得なケースもあります。

くらしのマーケットは早く・安く不用品回収ができるが業者の見極めは必要