- マンション選びのポイント
- ブランドマンションの特徴
- 代表的なブランドマンション
マンション選びのポイント
人生で一番高い買い物と言われる「住宅購入」。人それぞれのライフスタイルで、重視するポイントがあり選ぶ基準も様々です。
事務員
浜崎編集長
立地の選び方は、交通アクセスの利便性はもちろん、住宅価格や資産性も大きく変わってきます。最寄り駅までの距離も重要で、駅から離れるとスーパーや商店街からも遠くなり、生活の利便性も自然と劣ってしまうケースが多く見られます。
その立地と同じくらい左右されるのが、間取りや広さの問題。家族構成などに関わる問題で、ファミリー層ではだいたい3LDKの間取りが基準となっています。単身者、共働き、子供がいる・いないでも1LDKや2LDK、50㎡、70㎡と選ぶ基準が変わってきます。
そして快適な生活のサポートとして重要な、室内設備やセキュリティーなどの住まい環境も大切。現在ではどんどん便利な設備が搭載されるようになり、セキュリティーもオートロックはもちろん最新のシステムが完備されるようになっています。
デザインや共用施設は、マンションの規模やコンセプトによっても特徴があります。高級感のある重厚な佇まいや、ナチュラルで温かみのあるデザインなど、コンセプトやターゲット層によって幅広いジャンルがあります。
このようなマンションのレベルも、ひと昔前と変わってワンランク上のものが多くなっています。その背景には、大手ディベロッパーが手掛けるブランドマンションがきっかけの1つ。そのブランドも多くの種類があり、グレードの高さもコンセプトによってわかれています。
ブランドマンションの特徴
デザイン性の高い外観や、ハイグレードな設備で注目のブランドマンション。グレードの高さがある分、付加価値のついた価格設定になっているものの、人気が衰えることはなく分譲マンションの中心的存在となっています。ブランドマンションの最大の特徴は、なんといってもクオリティーの高さ。外観のデザインを始め、セキュリティーシステムや室内設備、共用施設も他の物件にはない住まい空間が演出されています。
事務員
浜崎編集長
また、比較的敷地面積を広く使用した物件が多く、緑豊かな植栽が施され、高々と聳え建つタワーマンションなど規模の大きなマンションが目立ちます。セキュリティー面では、オートロックや防犯カメラはもちろんのこと、24時間セキュリティーシステムも完備。
室内設備も、快適な生活をサポートしてくれる便利機能がたくさん搭載されています。ランクによっても様々ですが、床暖房や浴室乾燥機、浄水器、食洗機なども完備された物件があります。生ごみを粉砕してくれるディスポーサーなど、高級物件には特殊な設備も完備。共用施設は、ラウンジやゲストルーム、パーティールームなどマンション内に充実した施設が増えています。特にファミリー向けの大規模マンションなどに多く見られる傾向で、高級ホテルさながらの環境と言えます。
代表的な人気のブランドマンション
今や多数のブランドマンションの認知度が上がってきておりますが、当初の先駆けと言えば大京分譲の「ライオンズマンション」。エントランスのライオン像がシンボルマークであり、今なお人気の高い高級ブランドマンションのひとつです。現在では、代表的な大手ディベロッパーを中心とした、ブランドマンションが人気を博しており建設数も急上昇。販売数も全体数の内、かなりの割合を占めています。
その代表格と言われるのが、住友不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、野村不動産、東急不動産、東京建物、そして先ほども出てきた大京の7社。
こちらの企業以外にも、ブランドマンションとして展開している会社はありますが、代表的な会社としてこの7社が挙げられます。各社ともに特徴も様々で、コンセプトも違います。この代表的な7社の中でも、多くの物件数を誇る住友不動産と三井不動産レジデンシャル。ブランドマンションの中心とも言えるこの2社の特徴をまとめました。
住友不動産分譲の都市型マンション「シティハウス」
ブランドマンションを展開している大手ディベロッパーの中でも、代表格になるのが住友不動産。住友不動産は供給戸数も、全国で第一位の実績を誇っています。
「シティタワー」や「シティハウス」、「シティテラス」、「グランドヒルズ」など、コンセプトに合わせてブランドを展開。その中でも「シティハウス」は住友不動産のメインとなるシリーズで、ビジネスエリアを近郊にした都市型物件となっています。
高級感のあるハイグレード仕様で、ブランドマンションならではの風格を感じます。ステイタスを感じるサービスも取り入れ、上質な住まい環境を作り上げています。間取りもシングルやDINKS、ファミリー向けなど、幅広い展開をしています。
住友不動産分譲のタワーマンション「シティタワー」
その「シティハウス」シリーズと共に、住友不動産の顔とも言える「シティタワー」シリーズ。シティハウス同様、都心部に位置する高級物件であり、高々と聳え建つスタイリッシュな外観デザインが印象的です。
外観はダイレクトウインドウと言われる、足元から天井付近までガラス張りのデザイン設計を取り入れています。
住戸数の多い大規模物件が多く、ゲストルームやキッズルームなど充実した共用施設も魅力的。エントランスや共用部は、高級感のあるデザインでラグジュアリーな空間が演出されています。ステイタス性やランドマーク性が高く、人気の高いシリーズのひとつです。
三井不動産レジデンシャルの都市型マンション「パークホームズ」
そして、住友不動産に並ぶ代表格の三井不動産レジデンシャルでは、「パークホームズ」を中心としたパークシリーズのブランド展開をしています。「パークシティ」や「パークタワー」といった、環境を活かしたファミリー向けの大規模物件が中心。
「パークマンション」や「パークコート」は、パークシリーズの中でも最上位ランクの物件になります。その中でも「パークホームズ」は、三井不動産レジデンシャルのメインシリーズであり、ショッピングエリアやビジネスエリア近郊の、都市部に建つ高級物件を中心としています。
唯一無二の本物志向の邸宅をコンセプトとし、上質なクオリティーの高さは別格です。設備環境や共用部分、セキュリティー体制も万全。ブランド価値を高め、憧れのマンションと言われる存在です。DINKSやファミリー向けの間取りを中心とし、多くの方から評価の高いシリーズ。「パークホームズ」は、多々あるブランドマンションの人気を牽引しています。
まとめ
マンション選びのポイントとして、このようなブランド選択も大切です。似たような名称でも、多種多様な種類のコンセプトがあります。充実した設備や環境が整っていると、毎日過ごす快適さや安全面も大きくサポートされます。
管理体制もしっかりしており、長期的に見た時に、修繕工事や定期点検なども計画的で綺麗な物件維持が期待できます。ブランドの特徴や傾向を知るだけでも、今後のマンション選びや比較する際のポイントとして活用できると思います。