- 朝活や午前中に活動する方は快適に過ごせる
- 南向きのマンションより安いので、コストを抑えたい方におすすめ
- 午後は日が入らないので、ライススタイルによっては向かない
マンションを選ぶ時に重要なのが日当たりですよね。
日本では日の光が入りやすい南向きが人気ですが、その次に人気なのは東向きマンションです。
実は生活スタイルによっては南向きよりも、朝から日差しが入る東向きマンションの方が向いている方も多いため、東向きの特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。
浜崎編集長
東向きのマンションにはどんなメリットがあるの?
日当たりを大事にする方が多いため、日本では南向きが一番人気です。
その次に人気があるのは、朝日が入る東向きマンションと西日が入る西向きマンションです。この2つを比べると、朝日が暖かい東向きマンションの方が若干人気です。逆に日が当たらない北向きが、最も不人気になっています。
南向きマンションには劣るものの、さまざまなメリットがある東向きマンションでは、朝日が差し込み日照時間も確保できるため、メインに生活している時間帯によっては南向きと遜色なく過ごすことが可能です。
そこで、まず「南向きと東向きどちらにしようか迷っている」という方の参考になるように、東向きマンションのメリットを4つご紹介します。
事務員
朝日が差し込むため、すっきりとした気持ちで1日が始められる
東向きマンションの最大のメリットは、朝日が入ること。
人間の体は太陽によってサイクルが調整されているので、朝日に当たるリズムが出来ていると、体内時計がリセットされて健康な生活を送りやすくなります。
また、朝に太陽の光を浴びておくと、約15時間後くらいに誘眠ホルモンの「メラトニン」という成分が分泌されやすくなります。
浜崎編集長
窓に面した部屋をリビングやダイニングにすることで、すっきりとした気持ちで1日をスタートさせられます。
最近では、就業前の朝の時間を有効活用する朝活も流行中。
趣味やスキルアップのために時間を割きたい方でも、東向きマンションなら気持ちよく集中できる環境です。
事務員
浜崎編集長
南向きのマンションに比べて安い
マンションの方位で一番人気の南向きマンションは、価格が高くなる傾向にあります。
その点、東向きマンションは南向きと比べると価格が安く設定されているので、同じ条件でも方位が違うだけでコスト削減ができます。
方位によるマンションの価格帯は下記の通りです。
南向き>東向き>西向き>北向き
人気と比例して高くなるのが、マンションの価格。同じ東向きでも、東南向きと東北向きでは、圧倒的に東南向きの方が人気で価格も高いです。
この2つを比べると、「とにかくコストを抑えたい」という方は東北向きがおすすめ。
浜崎編集長
午前中に洗濯物が乾きやすい
東向きマンションは午前中に強く日が当たるので、朝一番で洗濯物を干す生活スタイルの方には最適です。
特に、夏場は朝5時ごろから直射日光が当たることも珍しくはなく、お子さんが多い家庭でも、子供が起きる前の朝から面倒な洗濯をこなせるのは大きなメリットです。
また、深夜は電気代が安いのもポイント。
電気代が深夜料金の朝方に洗濯物を回しておいて、朝一番で干せるようにしておくと、電気代の節約にも繋がります。
場合によっては昼間に洗濯物を取り込めるため、家事が効率的に進んで午前中に全てを終わらせることも可能です。
事務員
浜崎編集長
どうしても乾きにくくなるので、東向きマンションの場合は早い時間から干すのがおすすめです!
夏場でも室温が上がりにくく、冬場は朝の冷え込みを抑えられる
東向きマンションは朝に最も強い日が差し込み、昼にかけてどんどん日差しが弱くなっていきます。つまり、午前中に一番気温が上がりやすいということ。
昼過ぎには日が差し込まないので、猛暑の夏でもお昼以降の室温が上がりにくく、午前中を過ぎてしまえば比較的過ごしやすいです。
夏場で一番暑い時間帯は13時〜14時。その時間に暑い日差しが差し込まないのは、かなり快適性がアップします。
事務員
また、冬場は冷え込みが激しい朝に日が当たり午前中の段階で室温が上がってくれるので、寒い中活動を始めるストレスが大幅に軽減できます。
朝は寒すぎて布団から出られないことも多いはず。東向きマンションであれば、冬場でも朝から暖かく快適に過ごすことが可能です。
- 夏:午後以降気温が上がりにくく涼しい
- 冬:冷え込みが激しい朝に室温が上がる
浜崎編集長
東向きのマンションによくあるデメリットを知っておこう!
ここまでは東向きマンションのメリットをご紹介してきましたが、ここからはよくあるデメリットもご紹介していきます。
東向きマンションにはメリットが多いですが、メリットだけをみて東向きマンションに住んでしまったために後悔しているという方も少なくはありません。
ご自身の生活スタイルと東向きマンションのメリット・デメリットを照らし合わせながら、東向きマンションが最適かどうかを検討することが大切です。
この章では、実際に東向きマンションに住んでいる方の意見をまとめて、東向きマンションで後悔しやすいデメリットを3つご紹介。
浜崎編集長
日が差し込む部屋は寝室には不向き
朝の早い時間帯から朝日が強く差し込む東向きマンション。東向きの部屋を寝室にすると、まぶしくてゆっくり寝られないというデメリットを感じる方がいます。
特に、日の出時間が早い夏は午前6時前から日が差し込むため、朝は起きずにゆっくり寝たい場合、東向きマンションはおすすめできません。
目覚ましではなく太陽の光で起きることは健康的ですが、無理やり起こされてしまうと逆に生活リズムが崩れて悪影響です。
事務員
浜崎編集長
遮光カーテンがおすすめです!しかし、強い朝日が差し込む東向きマンションでは、遮光カーテンの隙間から光が漏れる可能性があるので、遮光性が高いカーテンを選ぶ必要があります。
洗濯をするタイミングを考える必要がある
東向きマンションのベランダに日が当たるのは午前中が中心。毎日午後に洗濯をする方にとって、午後の日差しがないことはストレスの要因となりかねません。
洗濯物の中でも布団などの厚手のものは、午前中にしか乾かないというケースも多いため、洗濯でのデメリットは大きいです。
午前中を逃すと洗濯をするタイミングがなくなるので、朝が苦手な方は東向きマンションだと不便に感じる可能性があります。
また、気温が低い冬場だと、日が差し込む午前中に干しても乾かない可能性も。布団を干す頻度が高い方なら、東向きマンションは不向きです。
【洗濯の対処法】
午前中に洗濯をする時間がない方は、衣類乾燥機やエアコンの除湿機能を活用して、室内で洗濯物が乾く環境を作っておくことをおすすめします!
ベランダでガーデニングをする際には日照時間が足りないことも
東向きマンションのベランダでガーデニングをする際には、日照時間が長くなることで花が咲く植物(長日植物)は育てられない可能性があります。
- アブラナ
- ホウレンソウ
- ペチュニア
長日植物を育てたい場合、午前中の日照時間だけでは足りずに成長しないケースがあるので、日陰でも育つ植物がおすすめです。
ただし、種類が限られるためガーデニングでさまざまな植物を楽しみたいという方は、東向きマンションは適していません。
どんな人に東向きのマンションはおすすめ?
ここまで、東向きマンションのメリットとデメリットについて解説してきましたが、ここからは「どんな人に東向きマンションがおすすめか」をご紹介していきます。
生活スタイルによって東向きマンションの向き不向きは大きく異なるので、ご自身のライフスタイルや性格が東向きマンションに適しているか判断することが重要です。
実際に東向きマンションに住んでいる方の声も参考しながら、東向きが向いている方を厳選。今からご紹介する内容に当てはまる方は、東向きマンションも視野に入れることをおすすめします。
浜崎編集長
朝の時間を中心に活動する方
午前中の早い時間から活動しやすい東向きマンション。朝から規則正しく起きて活動したい方にはぴったりです。
会社への出勤時間が早く毎朝同じサイクルで生活している方や早起きが好きな方は、朝日が差し込む東向きマンションなら、朝の時間をさらに快適で有意義なものにできます。
人間の体内サイクルでは、太陽が出ている時間に動くと体内時計が整います。朝起きてからの数時間は、脳が活発に働くため活動に最適です。
また、「起床→朝ご飯→家事」というルーティーンを午前中にこなし、朝ご飯を食べた後に洗濯や掃除などの家事を一通り片付けるという方は、東向きマンションの方が効率よく快適に家事を片付けられます。
事務員
浜崎編集長
家族で朝の時間を過ごす方
ご家族での時間を朝に過ごす方は、東向きマンションの朝日が差し込むというメリットを最大限まで活かせます。
「仕事が忙しくて帰宅後には子供が寝ている」「平日休みで子供と過ごす時間が少ない」とお悩みの方は、朝に家族と過ごすのがおすすめ。
朝から明るい東向きマンションならダイニングやリビングが明るく、それだけで楽しいひとときになり、学校や仕事にいく前なら忙しい方でもゆっくり家族との時間が取れます。
- 仕事
- 読書
- 受験勉強
朝日が差し込む東向きマンションは、日の光を浴びて体を目覚めさせることもできるので、太陽の光とともに活動するのがおすすめです。
休んだばかりで脳がフルパワーで稼働できる朝の時間は、勉強にも最適。受験勉強にも推奨されることが多い時間帯です。
事務員
朝起きるのが苦手な方
朝の早い時間帯から強い日の光が差し込む東向きの部屋は、基本的に寝室にするのは推奨されていません。
しかし、朝起きるのが苦手な方には非常におすすめ。太陽の光によって体内サイクルが整う人間は、目覚ましよりも日の光で起きることがベストだとされています。
太陽の光が起きる前に徐々に入ってくるような環境であれば、朝が弱い方・起きられない方でも朝日が起きるように促してくれる効果も期待できます。
- 起きる前から朝日を浴びる
- 朝活で好きなことをして起きる目的を作る
- 生活時間自体をズラす
朝起きれなくて悩んでいる方も少なくはないはず。上記のコツを意識して、朝日が差し込む東向きマンションで生活すると、朝型にシフトチェンジできる可能性もあります。
事務員
浜崎編集長
まとめ
東向きマンションのメリット・デメリットをご紹介してきましたが、朝から活動する方には最適の部屋だということが分かりました。
逆に、午前中は活動しにくい夜型の方が東向きマンションを選んでしまうと、1日太陽を浴びられずに後悔するケースもあります。
- ご自身が「朝や午前中に活動するかどうか」
- 「午後に日が差し込まなくても支障はないか」
など、ライフスタイルを見直すことが重要です。
朝活をする方にとっては、メリットが大きい東向きマンション。東向きマンションの特徴をしっかり活かせる方であれば、コスパが高く夏や冬でも快適に過ごせるので非常におすすめです。
なお、住んでから後悔しないためにも、午後からは日が入らないことや冬の午後は寒いことなどデメリットはしっかりと把握しておくことが大切です。
早起きをして健康な生活をしたい方は、東向きマンションで有意義な生活を手に入れてくださいね。