山崎パンの社長・社員はランチパックを食べない?やばい添加物や体に悪い評判について解説

山崎パンやばい添加物や体に悪い噂を解説

国内最大級の製パン会社である山崎パンは、ランチパックやミニスナックゴールドなど数多くの人気パンを製造しています。

しかし、「社長や社員は山崎パンを食べない」「ランチパックがやばい」という噂があり、食べていいのか心配な方も多いのではないでしょうか?

西解説員

そこでこの記事では、実際の口コミやヤマザキの公式サイトで公表されている情報から、体に悪い添加物や腐らないという噂の真相について解説します。
添加物に使われている臭素酸カリウムについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

山口編集者

山崎パンはやばい?社長と社員が食べないのは本当?

昭和23年創業と歴史が長いヤマザキはパンの国内シェア4割とも言われており、数多くのロングセラー商品を生み出しています。

現在ではスーパーやコンビニで手軽に買えるパンの販売だけでなく、コンビニチェーンのデイリーヤマザキや直営のベーカリーカフェなど事業を拡大していることが特徴です。

そんな人気のヤマザキですが、「山崎パン 社員 食べない」「山崎パン やばい」といったワードを検索している方が多いため、実際の口コミを調査しました。

「社員が食べないということは体に悪い」「添加物が多いから社長が食べない」といった口コミがある一方で、デマという口コミも見受けられました。

山崎の社員さんもネタにしていたという口コミがあるように、広く知られている都市伝説のような認識だと言えます。

山口編集者

西解説員

真相は山崎パンの社員や社長にしか分からないですが、山崎パンに飽きてしまって食べないというケースはありそうですね。

ランチパックが腐らないのは体に悪いから?やばいと噂の理由

ヤマザキの代表商品とも言えるランチパックですが、体に悪いから腐らないという噂があり、口コミでランチパックがやばいと言っている方も少なくはありませんでした。

ランチパックがやばいと噂の理由
  • 他のパンに比べて腐りにくい
  • 臭素酸カリウムという添加物を使用している

ランチパックに限らずスーパーやコンビニで買える菓子パン類は、消費期限が3〜4日ほどあることも珍しくはなく、作りたてのパンに比べて腐りにくいことは確かです。

腐らないための添加物が入っていたり、加工されたりしているため、「やばい」「体に悪い」という噂が流れている可能性が高いです。

また、ランチパックが特にやばいという口コミからは、臭素酸カリウムという添加物を使用していることに触れているものが多い傾向にありました。

西解説員

臭素酸カリウムについては後ほど詳しく解説しますが、食パンの品質向上のために食品衛生法の基準を守った上で使用されています!

ヤマザキクリームパンは買ってはいけない?食べてはいけない国産食品パンとは?

ヤマザキクリームパンを買ってはいけないという噂もありますが、こちらは過去に食べてはいけない国産食品パンランキングに掲載されてしまったことが発端です。

週刊新潮の2018年6月14日号では、カスタードクリームデニッシュや薄皮クリームパンをはじめとする山崎製パンが食べてはいけないパンにランクインしていました。

このランキングでは、トランス脂肪酸が多く含まれているパンが上位に入っており、トランス脂肪酸による悪影響を考慮したランキングになっています。

西 解説員

トランス脂肪酸に関する厚生労働省の見解は、下記の通りです。

平均的な日本人より多いトランス脂肪酸摂取量を基にした諸外国の研究結果によると、トランス脂肪酸の過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。

引用:厚生労働省

心筋梗塞などの冠動脈疾患に繋がる恐れがあることから、トランス脂肪酸はやばい・食べない方がいいというイメージが生まれているようです。

MEMO

ただし、この研究結果は平均よりも相当多いトランス脂肪酸を摂取した場合であり、平均的な量であれば疾患リスクとの関連が明らかになっていません。

食品安全委員会の評価では、日本人の通常の食生活による健康への影響は小さいと考えられています!

山口編集者

山崎ランチパックの添加物「臭素酸カリウム」って何?

「臭素酸カリウムがやばい」「食べない方がいい」という噂に対して、ヤマザキの公式サイトでは臭素酸カリウムの使用基準と詳細を公表してくれています。

臭素酸カリウムはパンを製造する際の小麦粉改良剤としてのみ使用が認められている添加物で、ランチパックをはじめとする山崎パンにも使用されています。

ただし、「最終食品の完成前に分解し、又は除去しなければならない」と食品衛生法で定められており、山崎パンの製品中にも残存していません。

角型食パンでは臭素酸カリウムが分解され0.5ppbの検出限界で一切残存しないことを、科学的根拠をもって確認いたしました。

引用:ヤマザキ

食品衛生法が定めている使用基準を守っていますが、製造過程で臭素酸カリウムを使用しているという事実から「社員が食べないほど体に悪い」という噂に繋がっているようです。

西解説員

発がん性など危険なイメージがある臭素酸ですが、正しい使用方法であればおいしいパンの製造を手助けしてくれるということですね。

臭素酸カリウムはヤマザキのどのパンに入っている?

なぜ臭素酸カリウムを使用するかというと、グルテンの伸展性が促進されて食パンの品質改善やしっとりとした食感を実現しやすくなるからです。

西解説員

どのヤマザキパンに臭素酸カリウムが入っているのか気になりますが、ヤマザキでは製造過程で臭素酸カリウムを使用しているパンを公表してくれています。
臭素酸カリウム使用パン
  • 超芳醇・特撰 超芳醇・超芳醇(塩分50%カット)・超芳醇ゴールド
  • モーニングスター
  • ランチパック用食パン(全粒粉食パンは除く)*北海道地区は除く
  • ヤマザキブランドのサンドイッチ製品に使用される角型食パン(全粒粉食パンは除く)*北海道地区は除く
  • 小麦の温もり
  • モーニングスライス

引用:ヤマザキ

ふわふわのパンに入っているという口コミの通り、ヤマザキではランチパックや角型食パンに臭素酸カリウムを使用しています。

ただし、製品中には残存していないので商品パッケージの原材料名には表示されていません。

【まとめ】山崎製パンの社長・社員がランチパックを食べないという噂は本当?

「山崎製パンがやばい」「社員や社長は食べない」という噂は、臭素酸カリウムといった添加物が要因である可能性が高いことが分かりました。

製造過程で臭素酸カリウムを使用していることは事実なので、添加物が気になる方にとってはやばいと感じるケースも多いようです。

ただし、人体に有害な臭素酸カリウムは焼き上げた後の製品中に残存しない上に、食品衛生法の基準をしっかりと守っていることが公表されています。

西解説員

販売されているほとんどのパンには添加物が入っているため、山崎パンだけがやばいという噂の信憑性は低いと言えますね。