富士ソフトはやばい?誰でも受かる?入社難易度や採用大学と平均年収を徹底解説

富士ソフトのまとめ
  1. 優秀なプログラマー、エンジニアを多数抱え派遣先の要望に応じて適任者を派遣
  2. 就職・転職難易度は高くはなく平均年収は約600万円と高め
  3. 10年ほど前まではブラック企業と言われていた

横浜市に本社を置く富士ソフトは、1万人以上のエンジニアを全国各地へ派遣する企業です。

業務内容は多岐に渡り、設立から50年以上経過した今でも最先端のテクノロジー技術を追及して顧客に高品質なサービスを提供し続けています。

富士ソフトはその長い歴史の中で「ブラック企業だ」と言われていた時期もありましたが、現在はどのように変化しているのかを解説します。

実際に富士ソフトで働いた人、富士ソフトの社員と一緒に働いた人の口コミを参考にしつつ、現状を確認してください。]

「富士ソフトはやばい」、「誰でも入れる」という声は本当なのかについてもデータを元に解説します。

山口編集者

小室解説員

富士ソフトへの就職、転職を検討している方は、公式サイトや求人ページだけではわからない情報も確認しておくことが大切です。

富士ソフトとは?

富士ソフト公式サイトの画像

会社名 富士ソフト株式会社
本社所在地 神奈川県横浜市中区桜木町1-1
設立年月日 1970年5月15日
代表者 坂下 智保
資本金 262億28万円
従業員数 単体:9,040名 (2022年9月末現在)
連結:16,820名 (2022年9月末現在)
公式サイト富士ソフト公式

富士ソフトは優秀なプログラマー、エンジニアを多数抱えており、派遣先の要望に応じて適任者を派遣するサービスを行っています。

対応する事業は多岐に渡り、一例として下記の事業が挙げられます。

富士ソフトの事業一例
  • 情報システム
  • 金融サービス
  • スマートフォン
  • 自動車制御
  • 教育ソリューション

いずれの事業においても最先端のテクノロジー技術を取り入れ、顧客が抱える問題、課題の解決に務めているのが特徴です。




2009年から海外事業も展開

富士ソフトは2009年に台湾での事業をスタートさせ、以降アジアや欧米の11カ国に事業を展開しています。

インターンシップで海外のエンジニアを受け入れたり、実際に富士ソフトで働く外国人労働者も多かったりと、グローバルな展開が今後も期待されます。

一方で、海外派遣を積極的に行っているわけではなく、日本のエンジニア、プログラマーは日本国内での派遣になるケースが多いです。

MEMO

グローバル展開している企業に就職すれば海外で働けるというわけではないので、海外進出も視野に入れている方はその企業が海外派遣にも力を入れているか確認する必要があります。

富士ソフトがやばいと言われる理由

「富士ソフト」と検索すると「やばい」といったネガティブなキーワードがおすすめされます。

なぜ富士ソフトがやばいと言われているのか、その理由を実際の口コミから解説します。

ブラック企業と言われていた時期もありますが、現在は長時間労働やパワハラなどの口コミはありませんでした。

山口編集者

小室解説員

入社前のイメージと入社後の実態とのズレに違和感を覚えている方が多いので、転職前の企業研究は徹底して行う必要があります。
富士ソフトがやばいと言われる理由
  • 2012年~2013年あたりはブラック企業と言われていた
  • 「誰でも受かる」「採用人数多すぎ」など言われている
  • 就職しても秋葉原で働けない
  • エンジニアとしてのキャリアアップは難しい
  • 配属される部署によってはやばい

2012年~2013年あたりはブラック企業と言われていた

富士ソフトは2012年から2013年ごろはブラック企業と言われていました。

月40時間以上の残業も恒常化しており、中には給与が発生しないサービス残業を強要されたケースもあります。

ですが近年は運営方針が大幅に改善され、残業時間は制限されています。

残業がゼロというわけではありませんが、残業した分はしっかり給与が発生するため、働くモチベーションにもつながります。

山口編集者




「誰でも受かる」「採用人数多すぎ」など言われている

富士ソフトは大手企業である分就職が難しそうなイメージがありますが、その一方で誰でも受かるという声もあります。

採用人数が700人と非常に多く、その分離職率の高さも伺えます。

注意

富士ソフトは人材派遣の企業なので、人材が派遣先に就職したり、キャリアを積んで別の企業に転職したりといった理由で人材不足に陥りやすいのも事実です。

就職しても秋葉原で働けない

富士ソフトは日本全国に拠点がありますが、基本的には派遣先での就労となるため希望する場所で働けない可能性があります。

東京や神奈川、中部、近畿、九州など、アクセスの良い場所に支社はあるものの支社で働ける可能性は低いことを理解しておかなければなりません。

エンジニアとしてのキャリアアップは難しい

富士ソフトはもともと有能なエンジニアやプログラマーを派遣しますが、特別に教育をしてくれるわけではありません。

そのためキャリアアップをしにくいというデメリットがあります。

一方で下記の福利厚生も用意しているので、キャリアアップを目指すのであればこれらの制度も賢く活用しなければなりません。

富士ソフトの福利厚生
  • 年に2回の評価面談
  • 資格取得奨励制度
  • セミナー制度
  • プロジェクトマネージャー認定制度



配属される部署によってはやばい

富士ソフトは人材派遣の会社なので、派遣先との相性が悪いと非常に働きにくく、離職につながる恐れがあります。

ネームバリューがあり平均年収も600万円以上と好待遇に見えますが、実際に派遣先に派遣されなければ見えてこない問題も多いため、運に左右される部分も大きいです。

定期面談で相談する、派遣期間を短縮してもらうよう調整するなどの工夫が求められます。

富士ソフトに入社したら勝ち組?

富士ソフトに入社できれば勝ち組というわけではありません。

確かに富士ソフトは日本全国だけでなく海外にも事業を展開する大手企業ですが、IT系の人材派遣の会社を見ると、富士ソフトよりも幅広く事業を展開している企業、海外進出も目覚ましい企業、年収や待遇が高い企業はたくさんあります。

ですが富士ソフトはIT人材派遣会社の中で負け組なのかと言えば、そのようなこともありません。

上記でも少し解説したとおり、人材派遣の仕事は派遣先の労働環境に大きく左右されます。

小室解説員

収入や勤務地が希望どおりであっても、人間関係が悪かったり激務だったりすると強いストレスを感じながら働き続けなければなりません。
近年は派遣という働き方も浸透しつつありますが、いまだに派遣に偏見を持つ人も多く、肩身の狭い思いをする可能性もあります。

山口編集者




富士ソフトの入社難易度や採用大学、平均年収について

富士ソフトの入社難易度、採用大学、さらに平均年収を解説します。

採用人数は多く、就職、転職難易度も高いわけではありません。

年収も高く、派遣先との相性次第では非常に働きやすい環境が期待できます。

富士ソフトの入社難易度や採用大学、平均年収について
  1. 就職・転職難易度は高くはない
  2. 平均年収は600万円と高め
  3. 採用人数は600人〜800人!採用大学も幅広い

就職・転職難易度は高くはない

富士ソフトの採用倍率は約3倍で、3人に1人が入社できる計算です。

大手IT企業の中では難易度は高くはなく、エンジニアやプログラマーとしてのスキルや経験があれば容易に就職、転職しやすいです。

小室解説員

下記でも解説しますが採用人数も多く、通年募集がかけられているため、いつでも転職しやすいというメリットもあります。

平均年収は600万円と高め

求人サイトdodaに掲載された富士ソフトのデータによれば、富士ソフトの平均年収は600万円程度です。

リクルートが2021年に行った調査によると、エンジニアやプログラマーの平均時給は2,525円です。

派遣のエンジニア、プログラマーの平均年収は450万円程度なので、全国平均と比較すると富士ソフトの年収が高いことがわかります。

役職によっても違いがありますが、主任やリーダー職であれば年収は高くなる傾向にあります。

一般的なメンバーや、まだスキルや経験の少ない20代の内は年収が400万円台に留まるケースも多いです。

MEMO

職種別に見るとクリエイティブ職、事業企画、仁機事業開発職の平均年収が特に高いです。




採用人数は600人〜800人!採用大学も幅広い

富士ソフトは毎年600人から800人を採用しており、その数は非常に多いです。

また、採用大学も首都圏の国公立大学から地方の私立大学まで幅広く、学歴フィルターはないことがわかります。

富士ソフトの採用大学
  • お茶の水女子大学
  • 埼玉大学
  • 千葉大学
  • 筑波大学
  • 東京大学
  • 東京工業大学
  • 一橋大学
  • 横浜国立大学
  • 茨城大学
  • 大阪大学
  • 九州大学
  • 九州工業大学
  • 京都大学
  • 近畿大学
  • 神戸大学
  • 佐賀大学
  • 東北大学
  • 名古屋大学
  • 広島大学
  • 福岡大学
  • 北海道大学
  • 青山学院大学
  • 神奈川大学
  • 慶應義塾大学
  • 聖心女子大学
  • 上智大学
  • 創価大学
  • 千葉工業大学
  • 中央大学
  • 東海大学
  • 東京理科大学
  • 東京工科大学
  • 日本大学
  • 日本工業大学
  • 法政大学
  • 明治大学
  • 明治学院大学立教大学
  • 早稲田大学
  • 大阪経済大学
  • 関西大学
  • 同志社大学
  • 立命館大学
  • 立命館アジア太平洋大学

(参考:リクナビ

大学出身者だけでなく専門学校の卒業生や高等学校の卒業生でも就職できたという声もあります。

大学名だけで判断するのではなく、学生時代に何を学んだか、卒業後どのような職種に従事し、どのような実績があるかが重視されます。

学歴が低いから、有名大学ではないから富士ソフトに就職できないということはありません。




富士ソフトの選考フローと内定までの流れ

小室解説員

富士ソフトは内定までに5つのステップがあります。
会社説明会への参加から最終選考までの流れを確認し、それぞれでしっかり対策を考えてください。

山口編集者

手順1
会社説明会に参加する
手順2
書類選考に通過する
手順3
適性検査(webテスト)を受ける
手順4
一次選考(グループ面接)を受ける
手順5
最終選考(個人面談)を受ける

①会社説明会に参加する

まずは会社説明会に参加します。

基本的に富士ソフトへの就職、転職にはこの会社説明会への参加がマストです。

会社説明会はオンラインでも参加できるため、遠方からでも気軽に参加できます。

説明会では富士ソフトの事業内容や業務内容といった基本的な情報の説明があります。

②書類選考に通過する

エントリーシートを提出し、書類選考を受けます。

合格すると次の適性検査を受ける資格が与えられます。

③適性検査(webテスト)を受ける

適性検査はweb上で行われます。

一般的なSPIを採用しており、対策をしていれば難しいテストではありません。




④一次選考(グループ面接)を受ける

適性検査を通過すると一次選考があります。

グループ面接、グループディスカッションがあり、いずれも特別に変わった内容が用意されているわけではありません。

一般的なグループ面接、グループディスカッションの対策をしておけば十分に通過可能です。

それまでに他社のグループ面接、グループディスカッションの経験があれば対策もしやすいです。

⑤最終選考(個人面談)を受ける

最終選考は個人面談です。

最終選考での質問例
  • 富士ソフトを選んだ志望動機
  • 学生時代力を入れたこと、前職での実績
  • 自己アピール

入社後どのような活躍がしたいか、チームワークを活かして活躍した経験などのエピソードも用意しておくと万全です。




まとめ

富士ソフトのまとめ
  1. 優秀なプログラマー、エンジニアを多数抱え派遣先の要望に応じて適任者を派遣
  2. 就職・転職難易度は高くはなく平均年収は約600万円と高め
  3. 10年ほど前まではブラック企業と言われていた

IT人材派遣サービス、富士ソフトの特徴を解説しました。

富士ソフトは2012年から2013年ごろはブラック企業と言われていたこともありますが、現在は企業の方針も変わり、従業員が働きやすい環境が整っています。

IT業界全体が長時間労働になりやすいため完全に残業がない仕事を選ぶのは難しいですが、富士ソフトであればきちんと残業代も出る派遣先を選びやすいです。

採用難易度も高くなく、ある程度エンジニアやプログラマーとしての経験、知識があればすぐに活躍できます。

ですが派遣先との相性によっては働きにくい、やばいと感じることもあるため、就職活動、転職活動を始める前に実際に富士ソフトで働いた経験のある人の口コミを参考にしておくことは大切です。

山口編集者

小室解説員

企業研究をしっかりした上で、会社説明会へ参加してください。