- 食洗機は浅型と深型どっちが良い?解説
- 食洗機の浅型と深型の違いは?まとめ
- 食洗機の浅型と深型それぞれのメリット・デメリットまとめ
日々の洗い物ストレスから解放してくれる食洗機。マイホームに導入する時は「深型」と「浅型」のどちらにするかで悩みがちですよね。
なんとなくのコストや価格で選んでしまうケースが多いですが、費用面や機能面などを考慮してご家族に最適な大きさを選ぶことが大切です。
そこで、この記事では食洗機の「深型」と「浅型」の容量や特徴を徹底比較!
浜崎編集長
食洗機は浅型と深型どっちが良い?深型がおすすめな人
食洗機の「深型」と「浅型」結局どっちが自分の生活に合っているか分からないという方も多いはずです。
こちらでは深型と浅型がそれぞれどんな方に向いているのかについて解説していきます。
まずは、深型食洗機がおすすめの方についてご紹介します。
家族が多い方はもちろん、小さなお子さんがいてミルク入れや小さいお皿の枚数が多い場合や、料理の頻度が多くいろんな調理器具を使う場合も深型が向いています。
浜崎編集長
四人以上の家族で使いたい場合
容量が大きい深型なら大量の食器をまとめて洗えるので、四人以上の大人数の家族で使いたい場合にぴったりです。
さらに、小さなお子様がいて、ミルクケースやストローなど細かなものを洗う回数が多い場合も、収納が多い深型がおすすめだと言えます。
また、意外と見落としがちなのが、将来的に家族が増える可能性があること。
お子さんが増える予定だけでなく、今は別のところに住んでいる親世代と一緒に暮らす可能性もあるため、将来的な家庭環境も考慮する必要があります。
事務員
大きな調理器具が入るため、料理好きにも最適
深型食洗機の特徴は、庫内が広く一気にたくさんの食器を洗えること。
まな板やボウルだけでなく、大きめの鍋などの調理用品もまとめて入れられるのは、浅型と比較したときの大きなメリットだと言えます。
- ジューサー
- ホットサンドメーカー
- ホームベーカリーのパンケース
料理好きな方は、1日の中で料理をする回数も多いはず。
朝とお昼の分の食器・調理器具を一気に洗える大きさの深型を選んでおけば、手間と時間の節約だけでなく、水道代の節約にも繋がります。
大家族でない方でも頻繁に料理をする場合は、大きな調理器具や細かな収納が多い深型の方が、洗い物ストレスを大きく減少できますね。
食洗機は浅型と深型どっちが良い?浅型がおすすめな人
続いて、深型よりも小さな浅型食洗機の方が向いているケースを2パターンご紹介します。
大きさがコンパクトで深型よりも場所をとらない浅型は、料理の頻度が少ない方や家族の人数が少ない方におすすめ。
最近の食洗機はスペックが高く、小さなサイズでも洗える容量が増えているため、生活環境によっては浅型で十分快適に生活できる可能性があります。
浅型なら設置のコスト面でお得なだけでなく、余ったスペースも有効活用できるので、適切なサイズを選ぶことでのメリットがたくさんあります。
浜崎編集長
夫婦メインやある程度子どもが大きくなられた家庭
ご家族の人数が2〜3人ほどの場合、約5人分の食器を洗える浅型食洗機の容量で問題ありません。
特に、子どもがある程度大きくなっている場合や夫婦メインで暮らしている場合は、子供用の小さな食器がなく一度に洗う量が少ないので、大容量でなくても全て入る可能性が高いです。
さらには、子どもが成長していて大人と一緒にご飯が食べられる年齢になると、子供用のご飯を別で作る必要がないため、調理器具も最小限に抑えられる傾向にあります。
浜崎編集長
コストを抑えて導入したい、食器洗いのサポートとして使いたい場合
今まで食洗機を使用しておらず、とりあえず食洗機を使ってみたいという方は、比較的安く設置できる浅型がおすすめです。
容量が大きい深型に対して、コンパクトな浅型なら設置のコストを抑えて導入できるので、「食器洗いは絶対に食洗機に任せたい」という方でなければ、浅型で十分だと言えます。
- 設置コストが安い
- 空いたスペースを収納にできる
食洗機のスペックのみで深型と浅型を比較すると、大容量の深型のメリットが大きいように見えますが、大きいほどコストがかかるというデメリットもあります。
コンパクトな浅型なら、余った予算で他の場所にお金をかけられるというメリットもあるので、食洗機の必要度を考慮しながら適切な大きさを選ぶことがポイントです。
食洗機の深型と浅型の大きな違いはどこ?
食洗機の深型と浅型の大きな違いは、名前の通り「食洗機の深さ」です。深型の方が大容量で多くの食器が入るため、一度に洗える食器の数が多くなります。
- 容量
- サイズ
- 設置費用
深型と浅型では、大きさ以外にも「容量・サイズ・設置費用」に関して、大きな違いがあるので、3つの項目に関してそれぞれ比較していきます。
使用頻度やご家族の人数など生活スタイルによっても、自分に合っている大きさは異なるため、深型と浅型の特徴を見ながら、最適な大きさを見極めてください。
事務員
浜崎編集長
一度に洗える食器の容量は深型のほうが当然大きい
当然、浅型よりも深さがある深型の方が一度に洗える量は多くなっていますが、実際にどれくらいの差があるのかは中々分かりづらいはず。
そこで、パナソニックの食洗機(K9シリーズ)のスペックを参考にしながら、深型と浅型の容量の違いについて詳しく比較していきます。
深型(ディープタイプ) | 浅型(ミドルタイプ) | |
大きさ(内寸) | 幅38cm×深さ34.5cm | 幅34cm×深さ25cm |
容量 | 60L | 40L |
食器の数 | 48点 | 40点 |
人数 | 約6人分 | 約5人分 |
グラスの高さ | 14.5cmまで | 11cmまで |
深型タイプの庫内容積は、浅型タイプの約1.5倍。
やはり深型は大容量なので、鍋やフライパンなどの大きめな調理器具までまとめて洗うことができます。
しかし、浅型でも食器のみなら家族5人分を洗うことが可能。
さらに、2〜3人分の食器であれば、フライパンなども一緒に洗えるので、少人数の家族なら浅型でも十分なスペックですね。
なお、家族が少ないからといって絶対に浅型がおすすめだとは限りません。
入るグラスの高さに3.5cmもの差があるので、家族が少なくても大きな食器や調理器具を洗いたい場合は、深型にしか入らないケースがあります。
浜崎編集長
設置に必要なサイズも考慮
食洗機の深型と浅型では、設置に必要なスペースも大きく異なります。
収納が重要になってくるキッチンだからこそ、食洗機のせいでスペースが狭くなってしまい後悔しているという方も少なくないため、慎重に検討する必要があります。
先ほどご紹介したパナソニックK9シリーズの食洗機の対応キッチンサイズは、深型も浅型も同じです。
キッチン奥行き:65cm以上
キッチン間口:225cm以上(推奨)
要するに、キッチンに上記のスペースがあれば、深型・浅型どちらでも設置が可能ということ。
しかし、深型は浅型よりも横幅が4cm・深さが9.5cm大きいため、浅型と比較するとスペースを取られます。
キッチンに深さがある家の場合、浅型なら下の余ったスペースを収納にすることも可能。
収納と食洗機の重要度を比較しながら、本当に必要なサイズの食洗機を選択してください。
事務員
浜崎編集長
設置費用を比較してみると、やはり浅型のほうが安価
深型と浅型で「設置費用」を比較すると、本体価格は浅型の方が数万円程度安くなるケースが多いです。予算との兼ね合わせも考慮しながら、どちらを導入するかをご検討ください。
パナソニックK9シリーズの深型・浅型の本体価格は下記の通りです。
深型:295,900円
浅型:217,800円
最新型の食洗機となっているため、かなり本体価格が高めですが、食洗機には8万円〜30万円ほどまで幅広い価格帯があります。
同じシリーズの場合は、深型よりも浅型が5〜10万円ほど安いケースが多め。
なお、本体価格に加えて、3〜5万円(メーカーによって差があり)の設置工事費も必要となるのでご注意ください。
新築一戸建てを建てるときは、標準装備で「浅型」の食洗機がついていることがあります。
深型に変える場合のみ、オプション料金としてプラス10万円前後の費用がかかるハウスメーカーが多いことを考慮して予算を決めるとスムーズです。
食洗機の浅型・深型のメリット・デメリット
ビルトイン食洗機のメリットデメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット | |
浅型 | ・深型より安い ・食洗機の下に収納が作れる | ・容量が少ない (手洗いが発生する場合もある) |
深型 | ・容量が多い ・大は小を兼ねる | ・浅型より高い ・食洗機の下には収納が作れない |
まとめ
日々の洗い物を楽にしてくれる食洗機について、「深型」と「浅型」の容量・価格を比較しました。
「家族が多く洗い物は食洗機メインで行う方」や「料理好きの方」は、容量が大きい深型がおすすめだということが分かりましたね。
一方で、「食器洗いのサポート程度に食洗機を取り入れたい」という場合は、設置コストが安い浅型で問題ないです。
使用頻度が高いにもかかわらず、コスト削減だけのために「浅型」を選ぶことはおすすめしません!
容量が足りなくなり、結局食洗機を何度も回すことになり、その分電気代や水道代がかかります。
大容量の食洗機が必要であれば、導入コストが高くても「深型」を選ぶ方が、結果的にお得になるケースが多いです。
さらに、新築一戸建ての場合、標準装備に食洗機が含まれているのかや深型・浅型どちらがついているのかは、ハウスメーカーによって異なるので、事前に確認しておく必要があります。
将来的な家族の人数や普段の生活スタイル、予算を考慮しながら、マイホームにぴったりの食洗機を導入してくださいね。