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シロアリ駆除にかかる費用相場を徹底解説!業者の選び方や保険・補助金、DIYで使える作業や必要な薬剤について

この記事のざっくりしたポイント
  1. シロアリ駆除は地域間や業者の事業規模、工法などによって単価費用が異なる
  2. 全国相場は坪3,000円程度
  3. できる限り費用は抑えたいと考えている人には自分でできる方法なども検討するのがおすすめ

 

住まいのトラブルの中で非常に気になるのがシロアリです。

 
 

シロアリは住まいの劣化を非常に早めるので、駆除や対策を十分とっておく必要があります。

 
 

シロアリ業者の選び方や費用などについて詳しく知りたいです。

 

シロアリの被害を防ぐことが住まいを長持ちさせる秘訣の一つです。シロアリ被害にあってしまうと知らないうちに木材部分が食べられてしまい住まいに大きなダメージを負うことになってしまいます。シロアリ駆除を必要ないと思う人は、ほとんどいないでしょう。しかし、どんなに注意してもシロアリが発生することがあるのですが、その場合、駆除にかかる費用はどの程度なのでしょうか?また、どのような業者さんを選べばいいのでしょうか?

この記事ではシロアリ駆除にかかる費用や業者の選び方、自分たちでおこなうシロアリの駆除方法などについて解説します。

全国のシロアリ駆除にかかる費用相場は1㎡あたり3,000円程度

シロアリ駆除の費用など、そういつでもある被害ではないのでどのくらいかかるか全くわからないという人も多いのではないでしょうか?シロアリの駆除における費用相場を出す場合、1㎡あたりの費用若しくは1坪当たりの単価で費用を算出します。

1坪は3.3㎡。

業者によって坪当たりの単価で出す場合や㎡当たりの単価で出すのかがまちまちです。㎡当たりの単価と坪単価では約3.3倍の差がありますので、㎡単価で見積もりを作成している場合、単価が非常に安く見えるかもしれません。業者の比較をするときには注意しておきたいポイントです。

ではシロアリの駆除に関する相場はいったいどの程度なのでしょうか?一般財団法人経済調査会の統計を見てみると、シロアリ工事の価格は坪当たり10,725円(1㎡あたり3,250円)です。更に公益社団法人日本しろあり対策協会では以前、1㎡あたり3,000円と記載していましたので、およそ坪当たり10,000円前後が相場といえるでしょう。

東京や大阪の大都市圏は相場よりも高くなりがち

地域によってもシロアリの費用単価は少し異なります。一般的に都市圏ほど費用単価が高い傾向です。都市圏が高い要因としては都市圏の方が住まいの広さが狭いことが挙げられます。そのためどうしても費用単価が高くなってしまうのです。また九州や四国、本州の一部では、強力な被害をもたらすイエシロアリの被害も目立ちます。イエシロアリの駆除に関しては費用単価の1.5倍前後を見込んでおく必要があるでしょう。

依頼する駆除業者の規模によっても相場は大きく変わる

 

そうですね。ただ、駆除業者の規模によっても異なりますので、あくまでも目安として考えておいた方がいいでしょう。

 
 

業者の規模によっても異なるんですね。どの規模で費用単価が変わるのかを知りたいですね。

 

シロアリ駆除は地域やシロアリの種類によっても費用単価が異なることを前述しました。しかし業者の規模によっても費用単価が異なります。ここからは業者の規模による費用単価の違いについて解説しましょう。

大手上場企業・JA(農協)系は1㎡3,000円

大手上場企業やJA系は坪10,000円(㎡3,000円)程度の費用単価です。規模が大きいので信頼性は非常に高いことが特徴といえるでしょう。施工技術の高さや施工後の対処についても安心が持てます。しかし規模が大きいのでその分コストが高くなってしまう点がネックです。更にJA系のシロアリ駆除業者は、JAに対して紹介手数料を支払わないといけない分が費用単価に跳ね返ってしまいます。

MEMO
コストが大きくかかる分、費用が高めに設定されているといえるでしょう。

地域密着型中規模業者は1㎡1,515円~2,700円

地域に根付いた地場の中規模業者は大手企業より若干低安い傾向にあります。一般的に多い費用単価の価格帯は坪5,000円~9,000円(㎡1,515円~2,700円)程度です。地域に密着している分、限られた範囲で営業できるのでコストを抑えることができます。大手企業との違いは自由度が高い分値段交渉が比較的やりやすい点です。現場の状況に合わせた価格設定も同じくやりやすいといえるでしょう。そのため、費用単価の価格に幅があります。

これは値段交渉があることや場所に合わせての価格設定による違いが原因です。知名度や信頼性といった点では大手企業よりは若干劣るかもしれません。これらが地域密着型中規模業者の特徴です。

仲介サイトを経由して小規模業者に依頼する場合の相場は1㎡1,000円~

近年ではシロアリ駆除の仲介サイトなどを利用して営業を行っているいわゆる小規模業者も駆除を行っていますが費用単価が非常に割安となっています。坪3,000円(㎡1,000円)程度と非常に安い費用価格です。仲介サイトの運営者は申し込みの受付や広告を主として行い実際の施工は下請けに近い小規模事業者が行っています。費用は安いのですがケースに応じて運営者が下請け業者を振り分けますので、技術もバラバラで工事の基準なども統一されていません。

シロアリ駆除は被害状況や建物構造でも費用が上下する原因に

 

事業規模などによっても費用単価は大きく異なりますね。最大で3倍以上違うのですね。

 
 

しかし、施工技術の信頼性などもしっかりと見極めて価格だけで判断すると後で後悔するかもしれないですよ。

 
 

他に費用が上下する要因などはあるのでしょうか?

 

先ほどまでシロアリ駆除業者の費用単価は地域、シロアリの種類、業者の規模によって異なることを伝えました。他にも費用単価が異なる要因はあるのでしょうか?シロアリ駆除の費用は上下する原因は他にも建物構造、被害状況、作業内容によって異なります。ここからは、それぞれの費用単価の違いについて解説しましょう。

建物構造

建物の構造によって費用が変わります。建物の構造とは施工工事の難易度が高くなるかどうかが判断のポイントです。例えば床下の高さが人が入れるスペースが十分にあるかどうか?床下の点検口から入れば、全ての床下に入ることができるのかどうか?基礎断熱があるかどうか?これらの点も費用単価が異なる要因となります。

基本的に作業がしやすい建物構造の方が費用単価は安くなる傾向です。あわせて木造、鉄骨造、RC造などによっても費用は異なります。建物構造によって、薬剤の散布方法や薬剤の投与範囲が異なるためです。このような点も費用単価に大きく影響します。

被害状況

どの程度シロアリの被害があるかといった点も費用に大きく影響します。被害状況の深刻度合いによって熟練の技術者が施行を行う必要があり、その分費用が高くなってしまうのです。また被害状況の深刻度合いによっては、費用単価が安い業者だと技術力に問題があり、依頼を断られることや費用を高く見積もられる可能性もあります。更に悪いのは被害度合いが深刻な駆除工事を費用単価が安い業者に依頼してしまうと、被害を見逃し、再発する可能性があるのです。そうなると結局二重に費用がかかる可能性も考えられます。

シロアリ駆除の作業内容

作業内容によっても駆除の費用は上下します。シロアリの作業工法は大きく分類すると2種類です。地面から地上に這い上がり被害を与えるシロアリに対し、地上に薬剤を散布しするバリア工法。もうひとつの工法は薬剤をシロアリに食べさせ、巣に持ち帰ることにより駆除するベイト工法の2種類です。場所や構造などにより使い分けが必要で、費用も異なります。

シロアリ駆除業者の選び方

 

価格だけで選んでしまうと、技術力に不安な面などもあるので結局どの業者を選んだらいいんでしょうね。

 
 

では、いくつかの観点から見るシロアリ駆除業者の選び方を見てみましょうか?

 

さまざまな面から費用単価が上下することを解説しました。価格だけで選んでしまうと、後々再発する可能性もあるし、でもできる限り費用は安く抑えたいものです。では、シロアリ駆除業者を選ぶ際には、どのような観点から選ぶのがいいのでしょうか?ここからはシロアリ駆除業者の選び方について解説します。

社歴や実績、利用者の口コミや評判を参考に選ぶ

シロアリ駆除業者を選ぶときに選ぶポイントの一つは実績です。実績が多いということはそれだけ施工した実績や信頼度が高いということに繋がります。また利用者の口コミや評判なども選択肢としてのポイントとなるでしょう。実際の利用者の話から、説明の丁寧さや仕事ぶりはわかりやすく、いくら宣伝上手な会社でも最近は口コミなどから現状が掴みやすいのです。

MEMO
口コミや評判などは大きな判断ポイントとなるでしょう。

5年保証サービス内容で選ぶ

シロアリ駆除は、施工してしまうと終わりというわけではありません。多くのシロアリ駆除業者は工事施工後保証を行っています。多くは5年程度の保証期間を設けているのが一般的です。しかし同じ5年間の保証でも内容が大きく異なりますので、業者選びのポイントとなります。

例えば保証期間中の無料点検があるかないか?保証期間中の再発生において、再駆除は無償で新たな被害部分に関しては有償か無償かなど駆除業者によって異なるのです。保証期間の長さや保証の内容といった点も業者選びのポイントとなるでしょう。

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日本しろあり対策協会の会員である業者を選ぶ

信頼できる業者かどうかを判断する材料の一つに日本しろあり対策協会の会員かどうかといった点も判断材料となります。公益社団法人でもある日本しろあり対策協会は国土交通省の許可を得た唯一のシロアリ団体です。定期的な講習会の実施やしろあり防除施工士の検定や登録を行っています。

つまり日本しろあり対策協会の会員ならば、このような講習会への参加や資格取得で一定以上のレベルであることに期待が持てるといえるでしょう。公益社団法人日本しろあり対策協会の会員かどうかは公式HPで確認が可能です。

専門の資格を保有した駆除業社を選ぶ

専門的な資格を有している駆除業者だと信頼感や安心感が高まります。もっとも有名な資格は先ほど説明した、しろあり防除施工士です。日本しろあり対策協会の会員を対象とした資格ですので、この資格を保有した業者を選ぶということは同時に前述した、日本しろあり対策協会の会員企業を選ぶことになります。シロアリ駆除において一定の水準を満たしていると認定される資格です。

MEMO
このような業者を選ぶことで技術的な安心感を得ることができるでしょう。

事前調査をしっかり行ってくれる業者を選ぶ

事前調査もシロアリ駆除には非常に大切な内容です。事前調査をきちんと行う業者ならば施行中に想定外の出来事が起きる可能性を大きく抑えることができます。また再発も起こりにくく、適切な工法による駆除が行いやすいといえるでしょう。事前調査を怠ってしまうと、後々重大な被害を見落としているケースがあります。そうなると、追加工事で費用がかかるかもしれません。被害の程度によれば駆除を断られてしまうかもしれません。

MEMO
事前調査をどこまできちんと行うかといった点も業者の選択ポイントです。

シロアリ被害に保険や補助金は適応されないの?

 

業者の選びかたが複数あって大変参考になりました。

 
 

価格だけで選択せずに色々な観点から選んだ方が良いですよ。

 
 

そうですね。でもできる限り費用は安い方が良いです。例えば補助金や保険は適用できないのでしょうか?

 

シロアリ被害は住まいによっては非常に高額になる可能性があります。補助金などが利用できる火災保険の対象となるなどができると費用的に大きなメリットとなります。では補助金や火災保険などは活用できるのでしょうか。詳しく解説します。

火災保険が適応されるケース

基本的にシロアリ駆除には公の補助金は対象となるものがありません。公的には大きなサポートはないので基本的には自己負担での対応となります。しかしレアなケースではありますが、火災保険が適用されるケースがあるのです。では、どのようなケースにおいて、火災保険が適用となるのでしょうか?

火災保険がレアケースで適用になると述べましたが、基本的にシロアリによる損害自体は火災保険の対象ではありません。火災保険の対象となるのは、災害が原因による雨漏りからシロアリが発生したことが証明できれば火災保険の適用を受けることができるかもしれません。しかし、注意点があります。火災保険は加入している保険の種類によって補償内容が大きく異なります。火災保険の対象要件を満たしていたとしても、契約時の補償内容に含まれていないかもしれません。一度保険会社に確認してみましょう。

確定申告でシロアリ駆除費用を雑損控除として申告する

費用を抑えるもう一つの方法として確定申告を行うことにより、シロアリ駆除代金が還付される可能性があります。シロアリ被害によって一定以上の被害損額を負ってしまった場合、シロアリの被害は資産を損失した災害と認められるケースがあるのです。この場合、シロアリの駆除費用を雑損控除として申告することで駆除にかかった費用の一部が戻ります。確定申告に必要な駆除にかかった領収書や源泉徴収票などが必要です。シロアリの駆除はどうしても十万円単位の費用がかかることが予想されます。

MEMO
少しでも出費を抑えるためにも、確定申告による還付ができるなら是非とも利用したい方法です。

【DIY】自分でできるシロアリ駆除法とおすすめの薬剤やスプレーを紹介

 

いくら価格だけで駆除業者を判断してはいけないとはいえ、利用できるものは利用して、支出はなるべく抑えたいですよね。

 
 

そうですね。業者に依頼する前に自分でできるシロアリ駆除方法もありますよ。

 
 

自分でも出来る駆除方法があるな、安く済みそうですね。ぜひ知りたいですね。

 

シロアリ駆除方法は業者に頼むだけではなく自分で行うことで支出を抑えることが可能です。キットや薬剤を購入して自分が設置することもでき、特に薬剤などは年々技術が進化していますので効果的な駆除にも期待が持てます。ここからは自分でできるシロアリの駆除方法について解説します。

ベイト工法

先ほど駆除方法にはバリア工法とベイト工法の2種類があると述べました。イエシロアリに特に効果的であり、かつ駆除に多く利用されている構法はベイト工法です。ベイト工法とはシロアリの侵入しそうな建物周囲に餌を用意。その餌に毒餌を設置して巣に持ち帰り巣を全滅させるといった工法です。ベイト工法だと基本的に数カ所に駆除する容器と餌をセットるだけで済みますので、自分で行うこともできます。ベイト工法用の容器や駆除剤が販売されており、一度設置してしまうと、その後点検などの必要はありません。

MEMO
使いやすいものが多いので安く済ませたい方は利用してみてはいかがでしょうか?

木部処理材

次に紹介するのが木部の処理剤です。シロアリ被害を及ぼしやすい個所は、家屋床下の土台、根太、大引き、束などが挙げられます。このような個所に木部処理剤を塗布するか、散布することで予防や駆除に利用することが可能です。この木部処理剤の種類は約3種類、以下などです。

木部処理剤の種類
  • 水で希釈し、比較的扱いやすい乳剤タイプ
  • 現役で使用する油剤タイプ(原液)
  • スプレータイプ

木部処理剤の中には防腐防カビ効果が入っているタイプもあります。適切な個所に利用するようにしなければいけません。木部処理剤は最長でも5年程度の有効期間です。

土壌処理剤

土壌処理剤もシロアリ予防や駆除に効果がある薬剤です。土壌処理剤を散布する場所は以下が挙げられ、これらの箇所に土壌処理剤を散布します。

土壌処理剤を散布する場所
  • 建物床下の土壌
  • 基礎部分(コンクリート)
  • 束石
  • ベタ基礎部分

土壌処理剤のタイプは以下などがあります。

土壌処理剤のタイプ
  • 水で希釈し、比較的扱いやすい乳剤タイプ
  • 粒剤タイプ
  • スプレータイプ

それぞれの種類も非常に多くバラエティに富んでいるのが土壌処理剤の特徴です。シロアリは土壌から床下に侵入するのが一般的ですが、土壌に薬剤を散布し土壌処理を行うことで効果を発揮するといえるでしょう。

まとめ

シロアリ駆除は地域間や業者の事業規模、工法などによって単価費用が異なりますが平均した全国相場は坪3,000円程度だといわれています。しかし非常に安い駆除業者などもありますが、決して費用だけでは判断せずに技術や実績など総合的な部分での判断が必須です。駆除業者の選びかたとしては実績や社歴、口コミ評判や、保証内容などで選択が可能ですが信頼のおけない業者を利用すると再工事になるかもしれません。まずは信頼できる業者選びがポイントです。

しかし、できる限り費用は抑えたいと考えている人には自分でできる方法なども検討してはいかがでしょうか?ベイト工法用の薬剤、木部処理剤、土壌処理剤といったさまざまな薬剤歯がありますので、適切な薬剤を利用して費用を抑えましょう。