UTグループの何がやばい?誰でも受かる?評判や口コミを解説

UTグループのまとめ
  1. UTグループはやばいと言われる理由を口コミ・評判から検証
  2. UTグループは誰でも受かる?就職難易度を解説
  3. UTグループはホワイト?離職率から検証 

UTグループは東京都に本社を構える人材派遣サービスの企業です。

特に製造業界の人材派遣に強く、設計や開発、エンジニアといった技術者の派遣を行っています。

無期雇用派遣という雇用形態を採用しており、UTグループから派遣されれば正社員と同等の安定した働き方ができます。

年収も高く、若いうちから好待遇の派遣先を探せるのも特徴です。

一方で、UTグループは「やばい」「ブラック」「雇用形態に違和感がある」といった声もあります。

小室解説員

本記事ではUTグループの事業内容や年収といった特徴を紹介するとともに、ネガティブな口コミを元に実態を解説します。
技術者としてキャリアアップしたい、好待遇の派遣会社を探している方は、ぜひ参考にしてください。

山口編集者

UTグループ(テクノロジー・エイム)はどんな会社?

商号UTグループ株式会社(UT Group Co., Ltd.)
設立2007年4月2日
事業内容製造・設計・開発・建設分野等の無期雇用派遣事業
代表者代表取締役社長 若山 陽一
従業員数23,736名
平均年齢39.2歳
平均年収516万円
公式サイト UTグループ公式

UTグループは日本全国で製造、設計、開発、建設における技術者の人材派遣を行う会社です。

グループ会社は下記のとおりで、各分野において人材派遣を行っています。

UTグループ会社
  • UTテクノロジー株式会社 
  • UTコンストラクション株式会社 
  • UTエイム株式会社 
  • UTパベック株式会社 
  • UTコミュニティ株式会社 
  • 株式会社サポート・システム 
  • 株式会社シーケル 
  • UTHP株式会社 
  • FUJITSU UT株式会社 
  • UT東芝株式会社 
  • UTシステムプロダクツ株式会社 
  • 水戸エンジニアリングサービス株式会社 
  • UTハートフル株式会社
グループ合計の従業員数は23,736名で、売上高は1,151億円を超える大手の人材派遣会社です。

山口編集者

無期雇用派遣で長く続けられる体制

UTグループでは無期雇用契約という契約を行っています。

無期雇用派遣は派遣先の雇用契約には関係なく、UTグループと雇用契約が続く契約方法で す。

派遣と言えば登録型派遣が一般的ですが、登録型派遣は派遣先の契約が終了すると雇用関係も当然終了してしまいます。

派遣されていた従業員は一から仕事を探さなければならず、非常に不安定な働き方を強いられます。

ですが無期雇用派遣であれば、派遣先との契約が終了して次の派遣先が決まるまでの期間、入社前の研修期間もUTグループから給与が支払われます。

MEMO

「派遣は不安定」という従来の常識を覆す新しい働き方を提案しています。

技術者の人材派遣に強い安心なサポート

UTグループは技術者の人材派遣に強いという特徴があります。

人材派遣できる技術者
  • 研究開発
  • 設計開発
  • 技術コンサルティング
  • ソフトウェアやハードウェアの開発
  • 建設設計
  • 建設技術者
  • 製造業

これらの経験がある人材が豊富に集まっているため、企業は即戦力を派遣してもらえるメリットがあります。

一方で派遣される従業員は各企業で経験を積み、スキルを高められます。

派遣契約は通常2、3年で解消されますが、その後も確実な実績やスキルがあれば次の派遣先も決まりやすく、安定して働けます。

山口編集者

平均年齢は39.2歳

UTグループの従業員の平均年齢は39.2歳です。

サービス業の平均寧玲が40.1歳なので、UTグループの平均年齢はやや若い傾向にあります。

派遣社員として経験を積んだあと正社員として転職する従業員も多いため、平均年齢はわかめです。

一般的な企業であれば平均年齢が若いと頼れる先輩、教えてくれる上司がいないというデメリットにもなり得るポイントですが、UTグループの従業員は基本的にそれぞれが派遣先の業務に従事するため社員間のコミュニケーションの心配はありません。

MEMO

UTグループでは社内サークル、社内SNSを取り入れているため、全く交流がないわけではなく、困ったことは仲間に相談できます。

平均年収は516万円

UTグループの平均年収は516万円です。

年齢別に見る年収の分布は下記のとおりです。

年齢別の平均年収
  • 20代……404万円
  • 30代……517万円
  • 40代……594万円
  • 50代……725万円

日本企業の平均年収と比較するといずれの年代でもUTグループの方が60万円から90万円程度年収は高いですが、同程度の規模の企業、同業企業と比較すると90万円ほど低い傾向にあります。

UTグループでは様々な分野の技術者の派遣を行っているため、業種によっても年収にバラつきがあることを考慮しなければなりません。

UTグループがやばいと言われる理由。口コミ・評判から解説

UTグループは「やばい」などの評判もあり、本当に転職先として選んでいいのか不安になってしまう方もいるでしょう。

山口編集者

小室解説員

ここからはUTグループの何がやばいと言われているのか、その理由を解説していきます。
UTグループの悪い評判・口コミ
  • ブラックと言われている
  • 給料が安い
  • 無期雇用派遣という契約に違和感を感じる
  • 事務管理能力がない
  • 株主から人身売買業者と言われている
  • 待遇はあまりよくない
  • 内定辞退した

ブラックと言われている

手取りが15万円しかない、エージェントのノルマのためにブラック企業に派遣されるといった口コミがあります。

派遣の働きやすさや給与は派遣先の企業に依存するため、UTグループに就職したから安心というわけではありません。

紹介される企業をしっかり見極め、働きがいがあるか、技術に見合う給与は支払われるかを判断する必要があります。

派遣先により給料が安い

給料が安いという口コミも多く、業界では「UTグループの給料は安い」と有名だとも言われています。

上記で説明したようにUTグループの平均年収は日本企業の平均より高いですが、キャリアやスキル、派遣先の待遇にも大きく影響を受けます。

同じ会社に所属しているのに、派遣先により年収額に差が生じてしまうため「UTグループはやばい」という声が出てきてしまったようです。

無期雇用派遣という契約に違和感を感じる

UTグループは比較的安定した働き方ができる無期雇用派遣を採用していますが、正社員と全く同等というわけではありません。

そのため、正社員を目指す方、安定した働き方をしたい方からは敬遠されてしまいます。

派遣はある程度スキルがなければ即戦力として活躍できないため、新卒で入社するリスクも高いです。

事務管理能力がない

事務管理能力がなく、離職票を送ってくれない、督促の連絡をしなければならないという口コミもありました。

個人情報や給与の金額など重要な部分を任せられないようであれば会社とも信頼関係を築けません。

また、離職票は雇用保険の手続きにも必要なため、不備があるとその後の生活にも悪影響が出てしまいます。

株主から人身売買業者と言われている

UTグループを人身売買業者と呼ぶ株主の声もありました。

派遣の労働環境は徐々に改善しつつあるものの、正社員と比較すると不安定で使い捨ての印象が強く、悪いイメージを持つ人も多いです。

待遇はあまりよくない

実際にUTグループで派遣された経験がある方から待遇があまりよくなかったという声が投稿されていました。

派遣先の影響を強く受けるため、運が良ければそのまま正社員として派遣先に転職できますが、そうでない場合別の派遣先を探し続けなければなりません。

給与、休日、業務内容など、待遇において何を重視するかによって印象も変わるため、自分の理想の働き方ができるかよく考える必要があります。

内定辞退した

以前に悪い印象があったため内定を辞退したという方もいます。

UTグループは多くの人材をスカウトしており、就職難易度は低いです。

内定をもらっても待遇や給与などに不信感がある場合は見送るという選択肢もあります。

誰でも受かる?UTグループの就職難易度は低め?採用大学や離職率を解説

転職先を決めるにあたって就職難易度、離職率は重要です。

難易度が高ければそれだけしっかり対策を取る必要があります。

ですがUTグループでは定期的に人材の大量募集をかけており、求人サイトでもスカウトメールを多くの人に送っていることから、就職難易度は低めと予想できます。

工場勤務経験やエンジニアの経験、建築関係の資格などがあれば比較的スムーズに就職できます。

人材派遣業は人材を派遣先に送ることで売上を確保するシステムが出来上がっているため、売上を伸ばすためには常に人材を増やし続ける必要があります。

小室解説員

誰でも絶対に受かるという保証はありませんが、ある程度のスキルや経験がある方なら就職しやすいです。

離職率は非公開だが、勤続年数は2年~4年前後

UTグループは離職率を公開していません。

決算資料によると平均の勤続年数は2.6年から4.2年程度です。

勤続年数だけでは一概に離職率が高いとは言い切れませんが、長く働き続ける人は少ない傾向にあります。

離職率が高い企業は社内の風通しや待遇が悪い可能性もあり、慎重に検討する必要があります。

ですがUTグループは人材派遣会社なので、派遣先への正社員転職が決まった、UTグループ

で培ったスキルを活かして別の企業への転職が決まったというケースも考えられます。

一方で定期的に人材の大量募集をかけている点から、常に人材が不足している可能性はあります。

UTグループは大手企業から地元企業まで派遣先企業の数を増やしているため、大量の人材募集は今後も続くことが予想されます。

採用大学は全国各地となっており、学歴フィルターはほぼない

UTグループの採用大学は東京理科大学や青山学院大学、同志社大学といった有名校から工業系の大学、プログラミング系の専門学校や短大まで多岐にわたり、学歴フィルターはありません。

そのため誰でも受かるという噂が流れてしまったようですが、実際は誰でも受かるわけではありません。

技術者の派遣事業が主なため工業系の学校を卒業している人材の採用が多い傾向にあります。大学名だけでなくどの学部を出ているかが重視される可能性があると言えるでしょう。

小室解説員

未経験から即採用されるためには、在学期間中にポートフォリオを作成し、自身のスキルをアピールしなければなりません。

UTグループに就職・転職するメリット

小室解説員

UTグループにはネガティブな口コミも多いですが、UTグループならではのメリットもあります。
無期雇用契約という働き方にも注目し、自分に合う働き方ができる企業か確認してください。

山口編集者

UTグループに就職・転職するメリット
  1. 無期雇用派遣は正社員と同等に安定している
  2. 派遣でも社会保険に加入できる
  3. 若い年齢層が多く、対象採用を行っている

無期雇用派遣は正社員と同等に安定している

UTグループが採用している雇用形態、無期雇用派遣は正社員と同等に安定した働き方ができます。

UTグループは雇用形態の表現をこれまでに数回変更しており、最初は正社員と表記していたものが安定型派遣になり、現在は無期雇用派遣になっています

日本では安定した働き方と言えば正社員の印象がまだまだ強いですが、近年は雇用形態による格差を減らすために法律の改正が進んでいます。

同一労働同一賃金の法律により、正社員の方が給料が高い、安定しているといった時代ではなくなりつつあります。

そのため、派遣先との契約が終了してもUTグループとの契約が続くUTグループは正社員と同程度に安定した働き方を続けられます。

MEMO

数年単位で派遣先が変わるというデメリットはあるものの、煩わしい人間関係に悩まずに住む、新しいことに次々チャレンジできるといった派遣社員ならではのメリットもあります。

派遣でも社会保険に加入できる

UTグループは派遣社員であっても社会保険に加入できます。

派遣会社の中には社会保険に加入できないところもあるため、転職前には必ず確認してください。

社会保険に加入できれば生活も安定し、もしもの病気や事故の際にも経済的な負担を軽減できます。

厚生年金保険に加入できれば老後の資金対策も可能です。

山口編集者

若い年齢層が多く、対象採用を行っている

UTグループは技術者が多く、比較的若く工場勤務経験がある人が採用されやすいです。

UTグループに就職すればすぐに派遣先が決まるわけではなく、これまでの実績やスキル、勤務経験から選考が行われます。

注意

実績がある程度ある方なら比較的すぐに採用が決まります。ですが、未経験でも採用される派遣先もあります。その場合は給料が低い案件が多いので注意してください。

まとめ

UTグループのまとめ
  1. 日本全国で製造、設計、開発、建設における技術者の人材派遣を行う企業
  2. 平均年収は516万円
  3. 待遇があまり良くないという声もある

技術者の人材派遣を中心に事業を展開するUTグループの事業内容や就職のメリット、年収、離職率などを解説しました。

複数のグループ会社を持ち、日本全国で人材派遣を行っている大手のUTグループは就職先としても安心感があります。

ですがUTグループは「やばい」などの口コミがあり 給料が低い、 待遇が悪い、 ブラック企業だ といった口コミもあります。

一方、正社員と同等に近い待遇で働ける無期雇用派遣はメリットも多く、一般的な派遣よりも安定した働き方、収入を期待できます。

小室解説員

技術者としてある程度のスキルや経験があれば就職も難しくなく、自分が希望する条件に合う派遣先を見つけやすいです。
自分のスキルを活かせる働き方をしたい、派遣の働き方に興味があるという方は、UTグループもぜひ検討してみてください。

山口編集者