ライザップの経営はやばいって本当？潰れる？噂や57億円の赤字について解説

「ライザップの経営はやばい」

「ライザップは赤字との噂がある」「ライザップの株価は？」

などと、ライザップの経営について気になっている方は多いのではないでしょうか。

ライザップは多くの芸能人が挑戦しており、理想の体型を実現しています。しかし、最近はCMを見なくなったり、厳しいなどの噂で経営がやばいのでは？と思っている方もいるでしょう。

実際にGoogleでライザップを検索すると、「ライザップ 経営 やばい」という気になるキーワードが表示されます。

出典：Google検索「ライザップ」

さらに調べてみると「経営は赤字状態」「倒産寸前」などのように、ネガティブな内容ばかりが目立ちます。

しかし、ライザップが2022年から運営を始めたチョコザップが今とても好調です。チョコザップはフィットネスジムの会員登録数日本一を獲得しました。ライザップの経営状態が危ぶまれる意見がある一方、今後の展開を期待する声もあります。

そこで、この記事では実際のライザップの経営状態について詳しく解説します。

ライザップの経営がやばいって本当？

結論から述べると、ライザップの経営状態はかなり危機的状況であり、赤字なのは事実です。

経営状態悪化の原因の一つは新型コロナの休業にあり、その結果2022年には上場廃止となっています。

2023年3月期第3四半期累計の連結最終損益は、87.2億円の赤字となっています。経営赤字が億単位と聞くと、やばいと感じる人が出てきてもおかしくありませんね。

参照：2023年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕（連結）

ライザップの全盛期である2017年〜2018年は100億円もの営業利益が出ており、テレビCMで芸能人が挑戦したりなど、経営は順調でした。

参照：2928 RIZAPグループ | 決算まとめ

しかし新型コロナウイルスが発生した2019年からは休業、クラスターの発生などによって、経営に大きな影響が及び赤字となりました。

上場廃止？2024年ライザップの経営状況は？

赤字経営もあり、やばいと噂だったライザップですが、2022年にはコロナ禍での改革効果によって黒字・大幅増益を達成しました。

ライザップは店舗でのボディメイク事業が主でしたが、オンライントレーニングの拡充、トレーニング動画配信の本格化などによって、成果を出したのです。

ただし、同年にライザップの株は上場廃止となっています。

2024年3月期第2四半期連結決算を発表したところによると、営業赤字57億円であることが分かりました。

これは2022年度から開始した「chocoZAP」への巨額投資によるものが大きいことが分かります。

ライザップはなぜ赤字になった？理由解説

先程も述べたように、ライザップが赤字になった理由は新型コロナウイルスによる影響です。2020年4月からの「緊急事態宣言」によって、店舗の7割が休業する事態となりました。

それに伴い店舗の人件費や家賃などは損失として計上され、赤字につながったのです。またジムでのクラスター発生によって、さらに足を運ぶ人が少なくなりました。

経営がやばいと噂のライザップの売上は？

ライザップの売上まとめから、経営が本当にやばいのか検証していきましょう。

参照：2928 RIZAPグループ | 決算まとめ

ライザップの売上自体は2019年までは右肩上がりのように思えますが、コロナの影響もあり営業利益は赤字となっています。

その1年後の2020年も赤字となっていますが、2021年には黒字になりました。

経営がやばいと噂されたライザップですが、オンライントレーニングの拡充やトレーニング動画の本格化での黒字達成と見込まれます。

しかし、ライザップはパーソナルトレーニング以外にも美容・ヘルスケア事業やライフスタイル事業などにも取り組んでいます。

ライザップが得意とするM&Aとは？赤字から黒字になれる？

先程も述べたようにライザップはパーソナルトレーニングを含め、さまざまな事業を行っています。その1つとして挙げられるのが、M&Aです。

ライザップが行うM&Aとは

ライザップが行っている M&Aとは、企業の合併・買収のことです。

これまでライザップは他会社を買収したり、さまざまな会社と合併するなどして、RIZAPグループとして事業を拡大してきました。

現在、RIZAPグループ事業は下記の3つの事業に取り組んでいます。

ライザップが行ったM&Aの実績

ライザップは経営状況が赤字となっている時期もあり、その要因の1つにM＆Aが挙げられます。

ライザップはM＆Aを通して事業を拡大させてきましたが、一方で買収した企業の経営が改善しなかったり、リターンが思ったように得られなかったりもしているのです。

これによって「負ののれん」といわれる将来予想される負債が増えていき、経営に大きな影響をもたらされたのが現状です。

ライザップがフィットネス業界に与えた影響

ライザップがきっかけでパーソナルジムが全国に認知されたといっても過言ではありません。

また、これによってジムはマンションの1室で経営できることがわかり、個人で活躍するトレーナーも増えています。

ライザップはどんな会社？

ここでは、ライザップの下記の情報について紹介します。

「そもそもライザップって何？」「どういったプランがあってどの会社が運営しているの？」などと疑問がある方は、これから紹介することを参考にしてください。

ライザップの基本情報

ライザップは、社長である「瀬戸 健」氏がたばこをやめた後に急激に太り、個人で専属トレーナーの指導を受けてダイエットに成功したことがきっかけで平成22年に設立されました。

そして現在は129店舗と、全国に展開されています。しかし、新型コロナの休業によって経営状態が赤字になり、2022年には上場廃止となっています。

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ライザップの支払い方法

ライザップの支払い方法は、下記のとおりです。

ライザップは高額であるため、一括で支払えない方は多いでしょう。そこで、最大60回払いまでの分割に対応しています。

ただしいずれにしても、クレジットカードには対応していないため注意してください。毎月の支払い金額は契約内容によって異なるものの、通いたい方は分割支払いを検討してみるとよいでしょう。

ライザップのコース

ライザップのコースは下記のとおりです。

基本的なのはベーシックサービスですが、目的に応じた「特化プログラム」もあります。しかし、特化プログラムはオーダーメイドであるため、金額の記載はありません。

また、注意点としてどちらも55,000円（税込）の入会金が発生します。いずれにしても最低限、40万円前後の予算が必要です。

ライザップの返金保証

何度か紹介したように、ライザップには「30日間コース代金全額返金保証制度」が導入されています。ライザップは高額であるものの、この制度によって、どんな理由でも30日以内であれば返金されるのです。ただし、返金保証を使うと再入会はできなくなるため、事前に調べておくことをおすすめします。

ライザップは今後復活する可能性はなく潰れる？

ここまでライザップのネガティブな情報が主となっていましたが、今後復活する可能性はあるのでしょうか？

結論から述べると、復活する可能性は十分ありますが、赤字の見通しは今後も続く可能性もあります。

チョコザップで再び注目を浴びている

ライザップは現在、「チョコザップ」といわれる、月額3,278円（税込）で利用できる24時間365日全店舗通い放題のコンビニジムで再び注目を浴びています。

ジムは月1万円前後かかる店舗が多く、通い続けるのは難しいと悩む方は少なくありません。そんな方にとって、チョコザップは通いやすいジムといえるでしょう。

実際、ツイッターでは好評の書き込みが多く見られます。

チョコザップに2か月ほど（旅行時以外は）ほぼ毎日通って、大体わかってきたので感想など。

私が行く店舗は、一時期いつもすごい混んでたけど、今はそうでもないので、通いやすいです。近くに他の店舗ができたからか、みんな飽きたからか、どちらでしょうか。このくらいで続くと嬉しいです。

— もちこ (@go_mochiko) March 26, 2023

家の近くにチョコザップできたら確定で乗り換える

— ブーメラン青葉台 (@chintrepreneur) March 21, 2023

チョコザップって体重計ももらえるの！？すごい！わーどうしよう真面目に入会考えちゃいますね……家じゃどうもだらけちゃう……

— 大阪 🍀 ゆら (@Camellia_oO_) March 25, 2023

チョコザップは本格展開を開始しており、店舗数も増えていく見通しです。

更に2023年8月にはチョコザップはジムの会員数が80万人を突破し、国内フィットネスジムにおいて日本一の会員数を達成しました。

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赤字の見通しは今後も続く？

新規事業であるチョコザップは開始1年で会員数が6万名を突破しており、今後も会員数の増加が見込まれます。

ライザップが新規事業で再び注目を浴びていることから経営は順調にも見えますが、今後もしばらくは赤字経営が予想されます。

なぜなら26/3期の目標店舗数は2,000とコンビニ並みの出店規模を目指していることから、RIZAP・チョコザップの一体運営や先行投資によって、減益の可能性が否めないからです。

まとめ

本記事ではライザップの経営状況について紹介しました。経営がやばいと噂のライザップも新規事業であるチョコザップの会員数は増えており、大きな注目を浴びています。

一方でライザップの経営状況は赤字にも見え、今後も続く見通しも予想できることから「人気が衰えた」と思う方もいるでしょう。しかし、ライザップはパーソナル市場では未だに最大です。