アウトソーシングテクノロジーがやばい理由は?年収が低く離職者が多い?

アウトソーシングテクノロジーがやばい理由

アウトソーシングテクノロジーは、人材派遣を中心に展開しているアウトソーシングの子会社であり、親会社であるアウトソーシングは東証プライム(旧東証一部上場)の会社です。

しかし東証プライムの親会社を持つアウトソーシングテクノロジーは、ネット上での評判が良くありません。アウトソーシングテクノロジーに転職したい・就職したい、もしくは実際働いている方にとって「なぜ評判が良くない」のか気になるところでしょう。

今回の記事では、アウトソーシングテクノロジーの評判の悪さについて、どのような原因があるのか調査しました。

古代解説員古代解説員

調査を進めてみると、社員数も多く福利厚生などもしっかり整っているように見えますが、社員の不満は多いものでした。
社員の不満の原因を、社員の生の声や、アウトソーシングテクノロジーの実態を通して解説していきます。

平松編集者平松編集者

アウトソーシングテクノロジーがやばいと言われている理由

アウトソーシングテクノロジー やばいと言われている理由

アウトソーシングテクノロジーを検索してみた結果です。

上場や年収というキーワードは分かるのですが、「やめとけ」「やばい」といったキーワードもありアウトソーシングテクノロジーに転職を希望している人や、実際働いてる社員の方は不安に感じてしまいます。

古代解説員古代解説員

この章では、「やめとけ」「やばい」が検索されている理由を掘り下げ解説していきます。
理由はどうやら年収の低さ・離職率の高さにあるようです。

平松編集者平松編集者

アウトソーシングテクノロジーがやばいと言われている理由
  • 入社はやめとけ
  • 離職率が高い
  • 親会社の株価がやばい
  • 給料・年収が低い
  • 採用人数がやばい

アウトソーシングテクノロジーの関連キーワード

引用  Google

入社はやめとけ

アウトソーシングテクノロジーで働いている人から「やめとけ」との投稿がありました。理由もかなり詳細に書かれています。

入社をやめとけと言われる理由
  • 新しい仕事先への突然の出勤要請
  • 引越業者は会社が決定
  • 一部の交通費が負担してもらえない
  • 給料はアップしない
  • 給料明細が不透明

親会社のアウトソーシングにおける、平均勤続年数もやばいですね。3年前後で退職している様子が窺えます。

平松編集者平松編集者

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入社を「やめとけ」と言っているのも、うなずけますね。
平均年齢平均勤続年数
2021年度40.6歳3.1年
2020年度40.7歳3.2年
2019年度39.8歳2.8年
2018年度39.2歳2.8年
2017年度39.0歳2.4年

参考  アウトソーシング有価証券報告書

離職率が高い

上の表でもわかる通り、平均勤続年数がとても短いです。このデータはアウトソーシングテクノロジーの親会社のものですが、Twitter上でも気になる投稿がありましたので紹介します。

離職率が高いため、アウトソーシングテクノロジーで働いてる人が、会社に不満を抱いていることは分かります。では派遣社員はどのようなことを、企業に求めているのでしょう。

会社に求めていることが、アウトソーシングテクノロジーでは「見当たらない」ということになります。

派遣社員が企業に求めるもの

正社員になれないから、「せめて派遣社員」と考えている人もいると思います。しかしそもそも正社員として働くのではなく、派遣社員として働くことにメリットを感じている人も多数います。

派遣社員のメリット
  • スキルを活かして特定の分野で働きたい
  • 自分で仕事を選べる
  • 働き方を決められる(働く時間や期間)
  • 派遣社員でも安定しつつある(派遣法の施行により改善してきている)

つまり、派遣社員として働きたいと考えている人の中には、短期間労働や専門分野での労働、フレキシブルな働き方に魅力を感じている人が多くいます。

派遣社員、非正規雇用といった言葉は、今の日本ではややネガティブなワードとなっています。しかし自分のスキルを活かしたり、スキルを磨き自分のやりたい仕事に就くというのは今後注目される働き方になることでしょう。

アウトソーシングテクノロジーの離職率や勤続年数の短さは、会社の考え方や派遣社員の扱いに不満があるからです。

企業側が「派遣社員の望んでいる働き方」を取り入れ、業務や待遇の改善を積極的に行う事で社員の定着率はあがっていきそうです。

平松編集者平松編集者

親会社の株価がやばい

親会社であるアウトソーシングでは、この一年で株価が半減するという事態に陥っています。

アウトソーシングでは、アウトソーシングテクノロジーの上場準備をしていましたが、その段階で不適切な会計処理が発覚しました。

発覚したのは、売上架空計上・早期計上・仕掛品の過大計上など多数。この結果をうけてアウトソーシングの株価は急落しストップ安まで下落することに。

MEMO

この会計処理が発覚する前には2,000円前後を推移していた株価も、これを期に急落。2023年の1月では900円台まで落ち込んでいます。これをうけて、アウトソーシングテクノロジーの上場も見送られています。

給料・年収が低い

記事後半で「アウトソーシングテクノロジー 年収紹介」をしていますが、Twitter上では「より過酷な年収や給料」の投稿がありました。

投稿の内容は手取りは13万円程度、年収300万円以下といったもの。給料や年収の低さが、長続きせず退職してしまう人も多い理由の一つになっています。

採用人数がやばい

アウトソーシングテクノロジーでは、2021年3月にコロナ禍の雇用救済として3,000名の正社員雇用を発表しました。

入社後に研修を行い、IT関連の職種を中心とした職種への配属となる模様です。

基本的には、派遣先への常駐となりますが大規模採用はやばいですね。

平松編集者平松編集者

アウトソーシングテクノロジーの社員の声とリアルな評判

アウトソーシングテクノロジー 社員の声とリアルな評判

つづいてアウトソーシングテクノロジーのリアルな社員の声を紹介します。社員の声には、誰でも受かる・スキルアップできない・辞めたいという内容が目立っています。

また参考として、ネット上の情報をもとに作成した「社員からの評価(各項目5点満点)」を紹介します。

アウトソーシングテクノロジーの社員の声とリアルな評判
  • 誰でも受かる
  • スキルアップできない
  • 辞めたい
  • ブラック企業に思える
項目5点満点による評価
ワークライフバランス
労働時間
2.7~3.3点
企業文化2.2点
福利厚生2.6点
ホワイト度2.8点
給料2.2点
定着率1.9点

参考  indeed キャリコネ

どの項目も低くなっています。特に定着率や給料は際立って低くなっているため、給料面での不満を理由に退職してしまうケースが多いのでしょう。

古代解説員古代解説員

それでは、実際の社員の声を紹介していきます。

誰でも受かる

面接はものすごい簡単でおそらく1日対策すれば受かる

入社前に推定年収を教えてくれるが実際はそれより低い

引用  カンパニー通信

人材派遣会社は、人手を確保する必要があるので比較的入社しやすい傾向があります。

スキルアップできない

アウトソーシングテクノロジーではスキルアップができないという口コミがありました。派遣先の会社では、職種や仕事内容によってスキルアップが難しい場合もあります。

たとえば軽微な作業や事務などでは、職場でのスキルアップが難しいですよね。

古代解説員古代解説員

そのように感じる場合、アウトソーシングテクノロジーの福利厚生には、スクールの受講料を半額負担するものや、オンライン英会話を特別料金で受講できる制度があります。
現場でのスキルアップが難しいと感じる場合は、このような制度を積極的に利用するのもいいですね。

平松編集者平松編集者

やはり薄給であることと、所詮は派遣なのでそれ以上のことは出来ないため、キャリアアップが見込めないことから退職を考えました。

引用  indeed

社内の場合はわからないが出向社員ははっきりいってスキルアップはしにくいと思う。スキルアップできるかどうかは営業のやる気次第という感じ。きちんと育ててくれる現場に行ければラッキーだが営業が仕事内容をきちんと理解しているとは言い難く、出向先任せという感じ。

引用  キャリコネ

辞めたい

気になる投稿です。IT関連の仕事を希望して入社したのに、派遣先は工場やコールセンターだったようです。

経緯は不明ですが、このようなことがあると社員のモチベーションは下がってしまいます。

ブラック企業に思える

アウトソーシングテクノロジーを転職先として紹介された投稿者からは、「いろいろ調べたけどブラック企業に思える」と投稿しています。

確かにアウトソーシングテクノロジーのネット上の評判はあまり良いとは言えません。

しかし「ブラック企業」という声が上がっている割に、福利厚生やキャリアアップについても力をいれていますので一部を紹介します。

アウトソーシングテクノロジーの福利厚生
  • 資格取得支援制度(資格を取得した場合お祝い金を支給(1万円~6万円))
  • KENスクール受講料割引
  • 特別料金にて英会話レッスンを受講可能
  • 引越手当
  • 住宅手当
  • 確定拠出年金
  • 育児・時短勤務

またキャリアアップに関して、アウトソーシングテクノロジーでは、チームリーダー・セクションリーダーといったポジションがあります。

チームリーダー・セクションリーダーは、派遣先の現場にいる社員のスキルアップを支援しています。

さらにチームリーダー・セクションリーダーは派遣先の現場業務にとどまらず、アウトソーシングテクノロジーの組織運営も行っていきます。

MEMO

派遣先だけではキャリアアップが望めないといった場合は、チームリーダーやセクションリーダーとなってアウトソーシングテクノロジーの社内の組織運営に加わることができます。社内の経営にも携わることで、キャリアアップにも繋がっていきます。

アウトソーシングテクノロジーの年収紹介

アウトソーシングテクノロジーの年収紹介

アウトソーシングテクノロジーの年収に関して、公式データは見当たりませんでしたので親会社の「アウトソーシング」の有価証券報告書をベースに紹介します。

アウトソーシングの平均年収は約337万円でした。

ネット上の情報ではアウトソーシングテクノロジーの平均年収は約343万円とのことでしたので親会社との差はあまりないと言えます。おおよその数値として把握しておきましょう。

従業員数平均年齢平均勤続年数平均年収
2021年度11,453名40.6歳3.1年346.8万円
2020年度9,844名40.7歳3.2年333.3万円
2019年度9,864名39.8歳2.8年336.9万円
2018年度9,361名39.2歳2.8年343.7万円
2017年度8,527名39.0歳2.4年329.2万円

参考 アウトソーシング有価証券報告書

アウトソーシングテクノロジー会社概要

アウトソーシングテクノロジー公式サイトの画像

会社名株式会社アウトソーシングテクノロジー
代表者代表取締役社長 鈴木 一彦
設立2004年12月
所在地東京都千代田区丸の内1-8-3
丸の内トラストタワー本館16・17F
資本金4億8,365万4千円(2019年12月31日現在)
公式サイトアウトソーシングテクノロジー公式

アウトソーシングテクノロジーは、IT関連や医療機器メーカーを中心に派遣を行っている企業です。

親会社である株式会社アウトソーシングも人材派遣・業務請負を中心におこなっており海外の人材会社を買収するなど成長をつづけています。

アウトソーシンググループの中核であるアウトソーシングテクノロジーでは、2万人ものエンジニア社員が所属している国内No1の規模を誇っているのも特徴です。

無期雇用派遣会社

アウトソーシングテクノロジーの雇用形態は無期雇用派遣です。無期雇用派遣とは、派遣先との契約が終了してもアウトソーシングテクノロジーとの契約は終了になりません。

仮に次の派遣先が見つからなくても、アウトソーシングテクノロジーとの雇用関係は継続するため給料ももらえますし、安心感があります。

その反面、社員と同等の扱いとなるため異動が多くなったり、勤務時間の自由さなどはなくなってしまったりといったデメリットもあります。

アウトソーシングテクノロジーはブラック企業という声もありますが、雇用形態や福利厚生はしっかりしている印象がありますね。

平松編集者平松編集者

まとめ

アウトソーシングテクノロジーがやばい理由を解説しました。

社員の不満の多くは次の内容です。

タイトル
  • 給料が少ないことへの不満
  • 現場への不満(スキルアップができない・希望の仕事内容と違う)

親会社のデーターとは言え、勤続年数が3年弱と短いのも「やばい」状況でした。

さらにアウトソーシングテクノロジーを調査して気になることは、会社側の「派遣労働者に対する考え方と派遣社員側の考え方」が著しく乖離しているという点です。

ネット上の評判を正しいものとして捉えると、「派遣社員は替えのきく人材」という節が垣間見れます(3,000人の採用や入社のしやすさ)。そして派遣社員は、すぐに転職(退職)してしまうという現実です。

アウトソーシングテクノロジーは今後、派遣社員に対して「どうすれば長く働いてもらえるか」「社員の定着率をあげられるか」をじっくり考えていく必要があります。

平松編集者平松編集者

古代解説員古代解説員

このような変革が行われると、「やめとけ」「やばい」といったキーワードが姿を消すようになるかもしれません。