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楽天銀行の住宅ローン完全ガイド!審査や金利推移、団信とメリット・デメリットと評判・口コミ

この記事のざっくりしたポイント
  1. 融資事務手数料が一律33万円と安く、保証料や繰上返済手数料が0円、全疾病特約が無料で付帯などメリットが多い
  2. 返済中であれば金利プランを都度変更可能
  3. 効率的に楽天スーパーポイントを貯めることができる

ネット銀行である楽天銀行が提供する住宅ローン。楽天銀行では諸費用の一部を借入額に含めることができる変動金利や全期間金利が変動しない長期固定金利など、ネット銀行の強みを活かした特徴や特約などが備わった商品ラインナップが魅力です。

しかし楽天銀行の住宅ローンには事前に知っておくべきメリットやデメリット、審査基準などがあります。本記事では楽天銀行の住宅ローンの特徴をはじめ審査や金利一覧、借りる際のメリット・デメリット、サービスに関する評判や口コミについて解説します。

楽天銀行の住宅ローンとは

楽天銀行のHPより引用

楽天銀行の住宅ローンは固定金利と変動金利の金利タイプを何度でも変更できる「変動金利(固定特約付き)」と最長35年間、またはローンの借入期間の金利を固定できる「長期固定金利(フラット35/フラット35S)」の2種類になります。

変動金利(固定特約付き)の住宅ローン

まずはじめに「変動金利(固定特約付き)」の住宅ローンの特徴を解説します。

基本情報変動金利(固定特約付き)-住宅ローン(金利選択型)-
金利変動金利 年0.527%
固定金利 年0.944%(10年固定 2,3,5,7年プランも有り)
使用用途申し込みご本人が住むための新築住宅の建築資金または購入資金、中古住宅の購入資金
借入可能額500万円以上1億円未満
融資期間1年以上、35年以内(1年単位)完済時年齢が満80歳となるまでの年数
返済方法元利均等毎月返済元金均等毎月返済
融資事務手数料330,000円(税込)
保証料/保証人必要なし
繰上返済手数料無料(1回あたり1万円から可能)
団体信用生命保険料0円
火災保険返済終了まで加入
審査から融資までの日数(最短)26日(事前審査5~10日、本審査7~14日、ご契約14~21日)
申し込み対象年齢借入時の年齢が65歳6ヶ月未満
完済時の年齢が満80歳未満
雇用形態前年の収入が申込者と連帯債務者合算で400万円以上

長期固定金利(フラット35/フラット35S)の住宅ローン

続いて「長期固定金利(フラット35/フラット35S)」の住宅ローンの特徴について解説します。

基本情報長期固定金利-フラット35、フラット35S-
金利○フラット35S/団信あり15年以上~20年以下 
年1.00%21年以上~35年以下年1.07%
使用用途申し込みご本人が住むための新築住宅の建築資金または購入資金、中古住宅の購入資金(セカンドハウスの利用も可能)
住宅の用件○住宅金融支援機構の定める技術基準および維持管理基準に適合し、必要な検査に合格する住宅
○住宅部分の面積が、
・一戸建ての場合:70㎡以上
・マンションの場合:30㎡以上
借入可能額100万円以上8,000万円未満
(ただし、住宅建設費または住宅購入価額の100%以内)
融資期間15年以上、35年以内(1年単位)完済時年齢が80歳となるまでの年数
返済方法元利均等毎月返済元金均等毎月返済
融資事務
手数料
お借入額の1.10%楽天銀行以外を返済口座にした場合、お借入額×1.430%(税込)。最低金額は110,000円(税込)
保証料/保証人必要なし
繰上返済
手数料
無料
団体信用生命保険料原則加入
火災保険返済終了まで加入
審査から融資までの日数(最短)35日(事前審査8~11日、本審査7~14日、ご契約20~30日)
申し込み対象年齢申し込み時の年齢が70歳未満で、完済時の年齢が満80歳未満の方
年間返済割合年収400万未満:30%以下
年収400万以上:35%以下

【年収別】楽天銀行の借入可能額をシミュレーション

以下では楽天銀行で住宅ローンを借り入れすることができる金額を「年収別」にシミュレーションしています。また借入可能額を算出する上での条件も記載してありますので参考にしてみてください。

○条件

条件
  • 変動金利(固定特約付き)
  • 借入期間35年
  • 変動金利 年0.527%
  • 他社からの借入金の何回返済額0円
  • 返済方法:元利均等返済

【年収】借入可能額毎月の返済金額
300万円2,413万円62,926円
350万円2,815万円73,409円
400万円3,217万円 83,893円
450万円4,222万円110,101円
500万円4,692万円122,358円
550万円5,161万円134,588円
600万円5,630万円146,819円
700万円6,568万円171,280円
800万円7,507万円195,767円

ただし上記のシミュレーションはあくまでも固定化された条件での借入可能額と返済金額になります。そのため他社での借入がある場合をはじめ、ボーナス月の追加払いや金利予想、融資事務手数料や関連費用等が含まれていないため、より詳細な支払い金額を知りたい場合は別途計算するようにしましょう。

【楽天銀行】住宅ローンの種類と金利一覧

楽天銀行の住宅ローンは主に「変動金利(固定特約付き)」と「長期固定金利」の2種類になります。以下では、それぞれの住宅ローンの特徴および各プランによって異なる金利水準を解説します。

変動金利(固定特約付き)

楽天銀行の変動金利(固定特約付き)は変動金利と固定金利の金利タイプを選択できる住宅ローンです。借入期間中であれば変動金利と固定金利を何度でも変更することができるため、経済情勢や個々の状況に応じた金利プランを選択可能です。また契約時に発生する融資事務手数料や収入印紙代などの諸経費も借入額にまとめることができるため、初期費用も含め返済プランを検討することができます。

変動金利(固定特約付き)のお借入の金利は以下の通りです。(2020年9月1日)

金利タイプ基準金利(2020年9月)住宅ローン(金利選択型)借入金利
変動金利年1.177%年0.527%~年1.177%
固定金利 2年年1.447%年0.797%~年1.447%
固定金利 3年年1.456%年0.806%~年1.456%
固定金利 5年年1.480%年0.830%~年1.480%
固定金利 7年年1.516%年0.866%~年1.516%
固定金利 10年年1.594%年0.944%~年1.594%

長期固定金利

楽天銀行の長期固定金利は最長で35年間、または住宅ローンを借り入れている期間内は金利を固定して返済することができる業界最低水準の金利を有する住宅ローンを指します。また住宅ローンを借りる上で不可欠な融資事務手数料もお借入額×1.10%(税込)とフラット35を取り扱う金融機関でも最低水準に設定されているため、諸費用を含む総支払額を抑えることができます。

以下ではフラット35およびフラット35Sそれぞれの金利について表にまとめてありますので参考にしてください。

○フラット35:住宅建設費または住宅購入価額に対するお借入金額の占める割合が90%以内のケース

ご返済期間団信あり団信なし
15年~20年以下年1.25%年1.05%
21年~35年以下年1.32%年1.12%

○フラット35:住宅建設費または住宅購入価額に対するお借入金額の占める割合が90%を超えるのケース

ご返済期間団信あり団信なし
15年~20年以下年1.51%年1.31%
21年~35年以下年1.58%年1.38%

○フラット35S(当初引き下げ期間 金利Aプラン当初10年、金利を Bプラン当初5年)。住宅建設費または住宅購入価額に対するお借入金額の占める割合が90%以内のケース

ご返済期間団信あり団信なし
15年~20年以下当初金利引下げ期間 
年1.00%引下げ期間終了後  年1.25%
年0.80%年1.05%
21年~35年以下当初金利引下げ期間 
年1.07%引下げ期間終了後  年1.32%
年0.87%年1.12%

○フラット35S(当初引き下げ期間 金利Aプラン当初10年、金利を Bプラン当初5年)。住宅建設費または住宅購入価額に対するお借入金額の占める割合が90%を超えるのケース

ご返済期間団信あり団信なし
15年~20年以下当初金利引下げ期間 
年1.26%引下げ期間終了後  年1.51%
年1.06%年1.31%
21年~35年以下当初金利引下げ期間 
年1.33%引下げ期間終了後  年1.58%
年1.13%年1.38%

楽天銀行の住宅ローンの審査は厳しい?融資までの流れを解説

住宅ローンの審査と聞くと、かなり厳しい審査を行うのではと思う方も多いかもしれません。そこで以下では楽天銀行の住宅ローンの審査の厳しさをはじめ、住宅ローンを組むまでの流れと必要書類について解説します。

楽天銀行の住宅ローンの審査について

楽天銀行の住宅ローンや審査は事前審査だけでなく、申し込みから契約までの一連の流れを来店不要で手続きすることが可能です。ただしウェブで完結する住宅ローンだからといって審査基準が甘いと言うわけではありません。楽天銀行の住宅ローンは申し込み条件の記載の中に「前年の収入が申込者と連帯債務者合算で400万円以上」と明記されているため、他の金融機関と比較しても審査が厳しいと言えます。

注意
また返済負担率も30%から35%と設定されていたり、他社同様、お借り入れの返済状況や年収が良くない人も落ちる可能性が高くなります。

楽天銀行の住宅ローンを組むまでの流れと必要書類

楽天銀行で住宅ローンを組むまでの流れは以下の通りです。

○申し込み(5日~10日)

申し込み
  1. 〔お客様〕申し込み者より楽天銀行Webサイトにて申し込み
  2. 〈楽天銀行〉Web申し込みの情報をもとに事前審査
  3. 〈楽天銀行〉事前審査の結果報告及び申し込み書類の発送
  4. 〔お客様〕申し込み書類の記載及び必要書類の用意
  5. 〈楽天銀行〉書類の受領

○審査(7日~14日)

審査
  1. 〈楽天銀行〉正式な申し込み書類一式をもとに本審査
  2. 〔お客様〕必要書類の提出及び現在借入を行っている金融機関に対し、借り入れ対象ローンの全額繰上返済の申請

○契約(14日~21日)

契約
  1. 〈楽天銀行〉契約書類の発送
  2. 〔お客様〕契約書類への記載及び返送
  3. 〈楽天銀行〉契約書類一式の確認後、融資実行

また住宅ローンを組む際に必要となる書類は以下の通りになります。

○住宅ローン(金利選択型)

必要となる書類
  1. 借入申込書
  2. 個人情報及び個人信用情報の取り扱いに関する同意書
  3. 住民票原本(発行3ヶ月以内)
  4. 健康保険証のコピー
  5. 運転免許証のコピー(ない場合、パスポート・住民基本台帳カード・個人番号カードのどれか一点のコピーを用意)
  6. 源泉徴収票コピー
  7. 住民税特別徴収税額の通知書原本または住民税課税証明書原本のどちらか一点
  8. 他社に借入がある場合はその明細
  9. 物件に関する書類(不動産売買契約書、重要事項説明書、工事請負契約書などのコピー)
  10. (フラット35/フラット35Sの場合)申し込み書類一式

より詳細な必要書類については、楽天銀行の公式サイトをご覧ください。

楽天銀行で住宅ローンを借りるメリット

楽天銀行で住宅ローンを借りるメリットは以下の通りです。

楽天銀行ならではの楽天スーパーポイントが貯まる

楽天銀行で住宅ローンを組むことで楽天ポイントのハッピープログラムのステージを1ランク上げることが可能です。そのため、これまで楽天経済圏で買い物をしていた人や、ポイントを貯めていた方にとっては、より効率的に楽天スーパーポイントを貯めることができます。

ペアローンはないが、収入合算は可能でつなぎ融資も受けられる

楽天銀行の住宅ローンにはペアローンの用意はないものの、収入合算は可能でつなぎ融資も受けることができます。楽天銀行はネット銀行の中でも珍しいつなぎ融資を利用することができる金融機関です。そのため、ペアローンでの借入の取り扱いがないものの、収入合算で住宅ローンを組むことができるため、相互で収入の補完をすることも可能です。

融資事務手数料が安く諸費用も住宅ローンにまとめられる

楽天銀行の住宅ローンは融資事務手数料が安く、契約に不可欠な諸費用も住宅ローンにまとめることができます。楽天銀行であれば融資手数料はお借入金額にかかわらず一律33万円です。そのため他の金融機関と比較すると事務手数料を安く抑えることができます。

MEMO
また諸費用も住宅ローンにまとめることができるため高額を必要とする住宅ローンにおいてはお得に支払いを進めることができるでしょう。

全疾病特約に無料で加入できる

楽天銀行の住宅ローンの団体信用生命保険には全疾病特約に無料で加入できます。全疾病特約とは病気・ケガによる所定の就業不能状態を保証する特約です。多くの金融機関で全疾病特約を付帯するとなると金利の上乗せが必要になるため、無料で加入できる楽天銀行の住宅ローンは有事の際に備えておくと安心なプランと言えます。

注意
ただし,住宅ローン残高が0円になるのは就業不能状態が1年(12ヶ月)を超えてその状態が継続した場合や、一部保障とならない病気・ケガもあるためあらかじめ、適用される条件を確認しておきましょう。

変動金利型は返済中に固定金利型へ何度でも変更することが可能

プランの一つである変動金利型の住宅ローンを活用すれば返済期間中に固定金利と変動金利を何度でも変更することが可能です。そのため契約当初は変動金利を設定しておき、金利の動向や経済情勢、個々の収支バランスを加味して固定金利に変更するといったこともできます。

夜22時までSkypeなら相談が可能

楽天銀行の住宅ローンでは夜22時までSkypeを使った相談をすることができます。住宅ローンの選択は住宅を建てる上で不可欠な要素です。そのため金融機関や担当者に相談したい内容も多く、まとまった時間を必要とします。そんなときに夜22時まで活用できるSkypeの相談はとても便利と言えるでしょう。

楽天銀行で住宅ローンを借りるデメリット

楽天銀行で住宅ローンを借りるメリットがある一方、借りる上で知っておきたいデメリットや注意点も存在します。以下では楽天銀行で住宅ローンを借りるデメリットについて解説します。

保険は基本的に健康状態が良好でないといけない

楽天銀行の住宅ローンには怪我や病気に備えた特約や、がんと診断されたときに住宅ローン残高の50%または100%相当を支払う特約(がん保障特約)などのプランが用意されています。しかし、これらのプランに加入するには、住宅ローン申し込み時に基本的に健康状態が良好であることが重要です。

注意
そのため生活習慣病や健康状態に不安のある人は加入審査に影響を及ぼす可能性があるため、あらかじめ注意する必要があります。

Skypeを使ったことがない人は相談が不便

Skypeを使ったことがなく対面形式での相談をしてきた人にとっては不便と言えるでしょう。近年ではコミュニケーションにおいて、当たり前のツールになってきたSkypeなどのネット通話ですが、依然使ったことがない人やこれらの形式に抵抗がある人もいます。そうした人にとっては住宅ローンの相談のハードルは高いと言えます。

審査結果によっては金利が高くなることも

住宅ローンの審査結果によっては当初想定していた金利より高くなることがあります。しかも最終的な借入金利は本審査に通るまでわからないため、結果的に割高な金利になってしまう可能性もあるのです。そのため契約を検討する際は他社との金利水準の比較だけでみるのではなく、総合的な観点から住宅ローンを検討するようにしましょう。

返済用の口座を楽天銀行にしないと金利が高くなる

楽天銀行の住宅ローンでは返済用の口座を他行に設定することで金利が高くなってしまいます。住宅ローンの返済であれば新たに楽天銀行の口座を作らず、普段利用している口座を返済用に設定する人も多くいるでしょう。しかし他行の口座を返済口座に指定することで、借入金利が年0.3%上乗せされてしまいます。

MEMO
そのため返済口座について特別な理由がない限りは楽天銀行の口座を返済用に設定するようにしましょう。

楽天銀行の住宅ローンに関する評判・口コミ

「楽天銀行で住宅ローンを借りたいけど、本当のところはとうなの?」

実際、商品の特徴をはじめメリットやデメリットだけをお伝えしても実際契約してみたら事前の説明とは違ったということがありますよね。そこで以下では楽天銀行の住宅ローンに関する評判や口コミの良し悪しをまとめてありますので参考にしてみてください。

楽天銀行の住宅ローンに関する良い評判・口コミ

良い評判・口コミ
  • 与信が高いなら楽天銀行一択な気がする。借入金額に関係なく融資手数料が固定、がん保障付帯なら50%免除が金利上乗せなし、借り入れが大きければ優位性も高い
  • 金利だけ見るとそれほど低くはないが、全疾病特約が付いての金利なので全体的にみるとかなり低い
  • 手数料が安い、繰上返済しやすい、楽天銀行の口座開設で楽天ポイントが貯まるなどメリットがたくさんある

引用:価格.com|楽天銀行 住宅ローンの借り入れレポート(評判・レビュー)

引用:マンションコミュニティ|楽天銀行 住宅ローン

引用:住宅ローン金利比較口コミ評判ランキング|楽天銀行 住宅ローン

楽天銀行の住宅ローンに関する悪い評判・口コミ

悪い評判・口コミ
  • 他社と比較しても事務手数料が一律なのは嬉しいけど、自分で添付書類などを用意しなければならないため不便
  • 手続きがかなり面倒

引用:価格.com|楽天銀行 住宅ローンの借り入れレポート(評判・レビュー)

楽天銀行の住宅ローンに関する評判の多くは契約時の必要書類を用意する面倒さや手間に関する口コミが多く寄せられていました。しかし住宅ローン自体の金利やコスト面に関しては、多くの利用者から魅力的または充実しているとの声が圧倒的で、住宅ローンとしては満足度が高いという評価と言えるでしょう。

まとめ

楽天銀行の住宅ローンは融資事務手数料が一律33万円と安く、保証料や繰上返済手数料が0円、全疾病特約が無料で付帯するなど、さまざまなメリットがあります。また返済中であれば金利プランを都度変更できたり、楽天ユーザーであれば効率的に楽天スーパーポイントを貯めることができるため、よりお得に住宅ローンを組むことが可能です。本記事を参考に、楽天銀行の住宅ローンが有するメリットやデメリット、審査基準等を事前に知ってより自身に適した住宅ローンを組むようにしましょう。