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外壁塗装でおすすめの塗料を完全ガイド!目的や外壁の種類から選び方をわかりやすく解説

この記事のざっくりしたポイント
  1. 建物維持管理のためには外壁塗装は欠かせない
  2. 一般的には築年数10年程度を目安に外壁塗装を行うとよい
  3. 外壁の性質や自分の目的のあった塗料を選ぶことが最も重要

自宅も長い間住んでいると改修工事などで維持管理を行わなければいけません。その中でも定期的に行うのが外壁塗装です。外壁塗装は素材によって耐用年数や価格が異なり、外壁の種類によっても適している素材を選ばなければいけません。

この記事では外壁塗装にかかる金額の目安や、塗料の特徴、おすすめの外壁塗装などを詳しく解説していきましょう。

 

自宅の外壁塗装を今度するようになったんですけど、どの塗料にするかで悩んでいます。

 
 

外壁塗料は色々な素材があるから悩みますよね

 
 

そうなんです。しかも素材によって、金額も耐用年数も違うので、どの素材を使ったらいいのかが全くわからないんです。 外壁リフォームでおすすめの塗料や外壁の種類から選ぶ方法とかあるのでしょうか?

 
 

外壁塗料について少し掘り下げて説明しましょうか? 

 

外壁塗装とは 

外壁塗装とは建物の外観を保つだけではありません。 建物の維持管理のためにも定期的に外壁塗装を行わなければいけないのです。 例えば建物の劣化を防ぐことができます。

建物は毎日、日照や風雨などの環境にさらされた状態で見た目以上に傷んでいる場合もあります。 状態が悪いとすきま風や雨漏りが入ってくることもあるのです。 外壁塗装で外壁を守り住まいを長持ちさせるためにも外壁塗装は欠かせません

外壁塗装を実施する大まかな目安

 外壁塗装を行う際、大まかな目安はあるのでしょうか。 一般的には築年数10年程度を目安にしたらいいといわています。10年という目安にはおよそ2つの理由があります。

1つ目は外壁の劣化が10年程度ではっきりと表れる点です。 あまり早く行うと、それだけ短いサイクルで外壁塗装を行わなければいけませんので外壁塗装の費用負担が多くなってしまいます。

しかし長すぎると外壁の傷みが進みますので、劣化が進み一回の外壁塗装に非常に大きな費用がかかってしまう可能性が高くなってしまいます。

MEMO
基本的には、10年をひとつのサイクルとして外壁塗装を行うことをおすすめします。

もうひとつは外壁塗装に使用する塗料の耐用年数の問題です。 塗料の耐用年数が10年前後の素材が多いので、10年を目安としています。 しかし素材によっては耐用年数に開きがありますので、外壁塗装は塗料の耐用年数も考えておきましょう。

サイディングの種類から塗替え時期と耐用年数を表でまとめました!

外壁塗装は外壁に使用されているサイディングの種類によっても塗装の時期を考えなければいけません。 外壁の塗り替えの時期と耐用年数をまとめました。

  材質概要 塗り替え時期 耐用年数
窯業系
サイディング
セメントや繊維質を高熱で焼き上げたもの 7~10年 40年
金属系
サイディング
アルミやステンレス・
ガルバリウムなど
10~15年 40年
木質系
サイディング
木材に塗料を塗ったもの 8~12年 40年
樹脂系サイディング 塩化ビニル樹脂を原料に
したもの
10~12年 40年
ALCボード コンクリートを軽量化したもの 8~10年 60年
モルタル 石灰のセメントに砂や水を
混ぜたもの
8~10年 30年
タイル 石材や陶磁の外壁 なし 40年
木造 木そのもの なし 22年
トタン 亜鉛でメッキした鋼板 5~6年 15年

参考資料:さくら外壁塗装店HP

外壁塗装に用いられる塗料の種類と特徴

 

なるほど。外壁の素材が変わると塗り替え時期も大きく変わるんですね。

 
 

そうですね。大体の目安として10年程度考えておけばいいですが、外壁の素材は塗り替え時期を決定する大きな要因となります。

 
 

使う塗料も耐用年数は異なるんですよね。どんな素材の塗料があるんでしょうか?

 

塗料は基本的に2種類!水性塗料と溶剤塗料について

 外壁塗装は使用する塗料によっても耐用年数が変わります。 まずは塗料の成分などについて考えてみましょう。

塗料は大きく水性塗料と溶剤塗料に分かれています。 塗料全ての成分は、顔料、樹脂、添加剤からなりますが樹脂などを溶かす成分が水の場合は水性塗料溶剤の場合は溶剤塗料となるのです。

一般的には溶剤塗料の方が耐候性に優れていて長持ちしやすいといわれています。 しかし近年の技術革新によって、水性塗料と溶剤塗料の耐候性に大きな差はありません。

一番大きな違いは“におい”です。 溶剤塗料は水性塗料に比べると、においがきついといわれています。 また揮発性有機化合物の排出量も水性塗料と比較すると溶剤塗料の方が少ないです。 外壁素材と塗料の相性などによって外壁塗料を選択しています。

塗料に含まれる樹脂ごとに価格や耐用年数、特徴が異なる

 塗料の成分は樹脂ごとに異なり価格や耐用年数にも違いがあり、一般的に対抗年数が長いほど価格は高くなります。 ここで外壁塗料の種類について表でまとめてみましょう。

樹脂 特徴 耐候年数 価格(1缶)
無機
ハイブリッド
高い耐候性が特徴 約18年 5~12万円
ピュアアクリル 防水性に優れている 約15年 5~7万円
無機配合型
フッ素
高い耐候性が特徴 約16年 4~10万円
フッ素 耐候性優先に
おすすめ
約12年 4~10万円
光触媒 汚れ防止に特徴 約12年 2~5万円
シリコン 一般的に使用される 約8年 1.5~4万円
ウレタン 価格が安い 約6年 5千円~2万円
アクリル 価格が安い 約4年 5千円~1.5万円

参考:リフォームジャーナル

 このように塗料の種類は非常に多く価格と耐候年数にも大きな違いが出てきます。 外壁の素材との相性や金額なども加味しながら検討しなければいけません。

目的別や外壁の種類でおすすめの外壁塗装を紹介

 

外壁の材質も塗料の種類もとても多いですね。

 
 

そうですね。外壁の材質も塗料の種類もそれぞれ特徴があるので、きちんと理解しておかなければ、満によっておすすめできる塗装方法が知りたいですね。

 

10年周期が目安の外壁塗装とはいえ一般の人にはどの塗装が最適なのかは、なかなか分かりにくいでしょう。 ここからは希望に合わせた外壁塗装を紹介していきます。

塗替えまでの期間を長くしたい方は高耐候型塗料がおすすめ

 塗り替えは10年周期だと何度か述べてきましたが、耐候性が強い塗料を使うことで外壁塗装の周期を延ばすことができます。 耐候年数が長い塗料というと無機ハイブリッド、ピュアアクリル、無機配合型フッ素の塗料が耐候年数が長いですね。

このような塗料を使うと外壁塗装の間隔を開けることが可能です。 ただし、どの外壁を使っているのかによっても外壁塗装の期間は変わりますので外壁の種類との組み合わせも考えておきましょう。

外壁をきれいに汚れにくくしたいなら低汚染型(美観維持型)塗料がおすすめ

せっかく外壁を塗るのであれば当然ながらきれいな塗料を使って、長い間きれいな状態を保ちたいと考えるものです。 きれいで汚れにくい状態を保ちたいのであれば低汚染型の塗料を使用しましょう。

上記の塗料の成分表から見てみると光触媒の塗料ならば雨水が汚れを洗い流す効果もあります。 親水性が高い塗料は比較的美観を維持しやすい塗料だといわれています。

MEMO
光触媒型や水性で親水性の高い塗料を使うことできれいな状態が保たれやすいです。

雨漏りが気になる・モルタル外壁には防水型塗料がおすすめ

 モルタル外壁に効果的で雨漏りを防ぎたいと考えている人には、防水型の塗料がおススメ塗料です。 表から見てみるとピュアアクリル系の塗料ならば防水性に優れています。 ピュアアクリル系は防水に優れていると同時に、耐候年数が長いことも特徴のひとつです。

金額は塗料成分の中でも高い部類に入りますが雨漏れによる被害が実際に起こった場合の費用を考えると雨漏り修理出費の予防にも繋がります。 耐候年数が長いので外壁塗装の周期を延ばすことも可能です。

カビや藻を防ぎたいなら防カビ塗料がおすすめ

 外壁にカビや藻がついて外観的に見苦しい住宅を見ることがあります。 カビや藻は住人の健康にも影響を与えることから外壁塗装の機会に解消したいものです。

川沿いの住宅がある場合や湿気がこもりやすい地域にあると、カビや藻が発生しやすいといえます。 カビや藻を防ぐものとして防カビ添加剤をおすすめします。

水性塗料に防カビ添加剤を追加することで防カビや藻の発生を防ぐことができます。 塗料のみでも多少の防カビ効果はありますが、強力な添加剤を追加することでカビや藻の悩みを解消する手助けとなってくれるのです。

見た目やデザインが気になる方はデザイン型(多彩模様)塗料がおすすめ

 せっかく外壁塗装をするのだからデザインにはこだわりたいという人には模様のついた塗料などをおすすめします。 外壁の人気色ランキングを見てみると、2020年4月現在で一番人気があるといわれる色はベージュ系です。

他にもグレーや茶系といった色が人気ですので参考にしては、いかがでしょうか。 また塗料の中には天然石を思わせるような塗料や、石調風に仕上げることができる塗料などがあります。

このような塗料を使用することで外壁塗装のたびにデザインが変わり、古くなってもデザインや見た目を重視することができます。 塗料によっては耐候性に優れている塗料もあるので、とてもおすすめです。

サイディングの柄を残したいならクリヤー塗装がおすすめ

 近年はサイディングのデザインも色々な種類のものがあり、非常にデザイン性の高いサイディングも見受けられます。 サイディングの柄が気に入っていて、なるべくサイディングのイメージを残しておきたい場合はクリヤー塗料がおすすめです。

MEMO
フッ素塗料の位置づけになりますがフッ素塗料よりも高い耐候性をほこります。

金属系の外壁には防錆力のある防錆塗料がおすすめ

 金属系の外壁は耐久性が高いのですが問題のひとつとして錆が発生しやすいことが挙げられます。 錆を防ぐ方法としては下塗り段階の塗料に注意しましょう。 防錆に優れた下塗り塗料を使用することで、錆の発生を防ぎます。

MEMO
金属系の外壁は長持ちしますので、更に下塗り剤を防錆性のある塗料を塗ることで耐候性を更に伸ばすことが可能になります。

外壁塗装では正しい塗料の選び方が重要です!      

塗料の性質を理解していなかったら満足のいく外壁塗装ができずに後悔してしまう可能性がありますね。

 

後悔した後では遅いんです。そのあと自分がDIYで直すということはできませんからね。

 

外壁塗装の一番のポイントは、正しい塗料を選択するということです。 正しい塗料を選ばなければ次の外壁塗装まで気に入らない状態で過ごさなければいけなくなります。

ここからは、いくつかの目的による塗料の選び方について解説していきましょう。

外壁塗料の選び方①: 外壁との相性で選ぶ

 外壁には前述したように窯業系、金属系、モルタル、ALCなど種類がさまざまで外壁の種類により性質も異なります。 塗料によっては、例えばサイディング系の外壁とは相性がいいがモルタルとは相性が悪いといった塗料もあるのです。

相性が悪い塗料で塗装してしまうと、色付きが悪かったり剥がれやすかったりすることがあります。 剥がれやすいと想定の耐候年数までもたずに、短い期間で塗り直しということも想定しなければいけません。 まずは相性の良し悪しをしっかりと理解しておきましょう。

外壁塗料の選び方②: 汚れやカビなどの外的要因の耐久性で選ぶ

 汚れやカビをなるべく防ぎたいという目的の場合はどうすればいいのでしょうか。 そもそも塗装の目的は建物に塗料というカバーをして建物の耐久性を高めることが目的です。

汚れなどを防ぎたい場合は耐候性が強い塗料を選ぶことをおすすめします。 耐候性の強い塗料としては無機ハイブリッド系やピュアアクリル系、フッ素系などが該当する塗料です。

耐候性の強い塗料で塗装すると外壁塗装の期間を伸ばすことにも繋がります。 他の塗料と比較すると費用が高いのが難点ですが外壁塗装の周期を伸ばすことにも繋がるので、一概に一回の塗装金額だけでは比較できません。

外壁塗料の選び方③: 機能性や価格のバランス・コスパで選ぶ 

耐候性の高い塗料は金額も高いので自分の家に合った塗料を選択することが大切なポイントのひとつです。 とくに大きな要望もなく費用を抑えることができるのであれば、一番機能と価格の場箪笥が良いといわれているシリコンを利用しても良いでしょう。

近々売却予定があるのであれば耐候期間が長くない、安い材質の塗料を選べばいいのです。 コストとのバランスもしっかりと考えておかなければいけません。

外壁塗料の選び方④: 地方自治体からの補助金で選ぶ

 外壁塗装に補助金を出している自治体も見受けられます。 外壁塗装の費用を一部でも補助してくれるのは、とてもありがたいですよね。 しかし、塗料を指定しているケースもあります。

使わなければいけない塗料を限定することで助成金本来の目的である、省エネ性との整合性を取るためです。 補助金を利用する場合は指定された塗料での外壁塗装となります。

まとめ

 当初、戸建て購入時には外壁塗装など考えもしなかった人も多いのではないでしょうか。 しかし建物維持管理のためには外壁塗装は欠かせません。

およそ10年の周期で行いますが塗料の選び方や外壁との相性により周期が伸びることもあれば、逆に短期間で外壁塗装を行いうことにもなりかねません。

しっかりと外壁の性質や自分の目的のあった塗料を選ぶことが最も重要です。 他の住宅の外壁塗装などの画像、を参考にすることも効果的ですね。 外壁の種類も塗料の種類も非常に多いので、選択することに悩みが出るかもしれませんが本記事を参考にしていただけたら幸いです。

自分の住まいで快適に長く生活をするためにも定期的なメンテナンスはとても大切ですので、しっかりと外壁塗装の知識を身に着けておきましょう。 今後の生活の中できっと役立つこととなります。