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戸建におすすめの宅配ボックス3選!種類や目的別の選び方とメリット・デメリットについて

この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

この記事のざっくりしたポイント
  1. 平日は会社勤めなどで自宅にいない人やコロナ禍の影響からニーズは高まっている
  2. 工事を要する宅配ボックスは防犯性と安全性が高く、不要なものは価格は安いがセキュリティが劣る
  3. 工事の必要の有無や価格帯・見栄え・防犯性・押印機能・荷物のサイズ・受取可能個数などさまざまな視点で選べる

家を留守にしていて宅配便を受け取れなかったということはありませんか?また在宅していても新型コロナが感染拡大している中で、配達員から直接荷物を受け取るのも厭ですよね。宅配ボックスを利用すれば不在でも在宅でも自分の好きな時に荷物を受け取れます

そこでこの記事では戸建てにおすすめの宅配ボックスや種類・選び方・メリット・デメリットなどについて解説します。ご自身のライフスタイルにマッチした戸建て用宅配ボックスを選び、確実に安全に荷物を受け取れるようにしましょう。

宅配ボックスとは?

宅配ボックスはエントランスや玄関先に備え付け配達員が荷物を入れたあと好きな時に取り出せます。平日は会社勤めなどで自宅にいない人や、コロナ禍の下直接配達員から荷物を受け取りたくない人などを中心にニーズが高まっています。

 

最近よく宅配ボックスを設置している家を見かけるけど、どうかしら?

 
 

宅配ボックスは夜遅く帰宅した場合でも荷物を受け取れるので便利ですよ!

 

戸建ての宅配ボックス工事が必要なタイプもある

宅配ボックスには設置するのに工事が必要なものと不要なものがあります。一般的に工事を要する宅配ボックスは防犯性と安全性が高いですが、不要なものは価格は安いがセキュリティに劣るのが欠点です。

工事設置型

工事設置型の宅配ボックスはしっかりした金属で作られていて防犯性・安全性が高いことが特徴。値段は簡易型と比較して高いですが長期にわたって利用できます。工事設置型には自分で設置できるものと業者に依頼しなければならないものがあり、予算と防犯性・安全性を考えて選びましょう。

簡易設置型

簡易設置型の宅配ボックスはプラスティックや樹脂など軽量な製品が多く、自分で簡単に設置が可能。そのため工事設置型と比べると一般的に価格は安くすみますが、防犯性・安全性では劣るのが欠点です。

宅配ボックスの種類について

近年宅配ボックスは、さまざまな種類の製品が発売されています。次にそれぞれの宅配ボックスの特徴について解説します。

 

宅配ボックスと一口に言うけど、どんなものがあるのかしら?

 
 

アナログのダイヤルタイプの宅配ボックスからコンピューターで制御するタイプのもの、さらにインターネットで制御するものまで色々なタイプがあります。

 

ダイヤル式宅配ボックス

ダイヤル式は配達員が空いている宅配ボックスに荷物を収めた後、任意の暗証番号を決めダイヤルを回してロックします。配達員はその暗証番号を用紙に記載し郵便ポストに投函。受取人はダイヤルを回して用紙に書かれた暗証番号に合わせ開錠し、ボックスの荷物を取り出します。

ダイヤル式宅配ボックスのメリット

ダイヤル式宅配ボックスのメリット
  1. 電源を必要としない
  2. 使用法は簡単なので、お年寄りでも使える
  3. 防水処理が施されたものは、屋外でも設置可能
  4. 価格が安く、工事費もあまりかからない
  5. 種類が多いので、住宅に合ったものを設置できる

ダイヤル式宅配ボックスのデメリット

ダイヤル式宅配ボックスのデメリット
  1. 配達員が伝票に記入する際、暗証番号を間違えたり、忘れたりするリスクがある
  2. 伝票を他人に読まれ、荷物を盗まれる恐れがある
  3. いたずらやロックされて使えなくなってしまうケースもある

スタンドアロンタイプ

スタンドアロンタイプとはネットワークを介せず単独のコンピュータで管理する方式のこと。戸建てに住む人やマンションの管理人がテンキーやタッチパネルで操作し部屋ごとに暗証番号設定します。配達員が宅配ボックスに荷物を入れた後、受取人は暗証番号を入力して荷物を取り出します。

スタンドアロンタイプのメリット

スタンドアロンタイプのメリット
  1. 操作の履歴を残せるので安全性が高い
  2. 部屋ごとに暗証番号が定められているのでトラブルが少ない
  3. 操作画面が案内してくれるので、簡単に操作可能

スタンドアロンタイプのデメリット

スタンドアロンタイプのデメリット
  1. ダイヤル式と比べ、設置費用が高くなる
  2. 設置場所に電源がないケースでは、電源工事が必要
  3. トラブルが起こった場合には、解決に手間がかかる

ネットワーク管理タイプ

ネットワーク管理タイプはインターネットに接続し宅配ボックスを遠隔から集中管理する方式。スタンドアロンよりも安全性は一層強化され管理の手間もかからないので、部屋数が多い集合住宅に利用されます。

ネットワーク管理タイプのメリット

ネットワーク管理タイプのメリット
  1. 宅配ボックス会社が、24時間体制で使用状況を把握するので安心
  2. ネット上で履歴を把握できるので、セキュリティ面では最も強固
  3. トラブルがあっても、管理者の手間がかからない
  4. 自転車や自動車のシェアリングサービスと連動が可能

ネットワーク管理タイプのデメリット

ネットワーク管理タイプのデメリット
  1. ネットワーク管理タイプのデメリット常時インターネットに接続するので、ランニングコストがかかる
  2. 通信回線工事や電源工事が必要

戸建におすすめの宅配ボックス3選

戸建て用の宅配ボックスは目的に合わせてさまざまな種類が発売されています。この章では比較的設置が容易なおすすめの宅配ボックスを3つ選んで解説します。今回紹介する宅配ボックスは以下の3種類です。

おすすめの宅配ボックス
  • パナソニック COMB ミドルタイプ
  • ダイケン ニコウケトールkbx-11型
  • アイリスオーヤマ H-NB30

上記3つの特徴やメリット・デメリットについて解説していくので、参考にしてください。

戸建におすすめの宅配ボックス①:パナソニック COMB ミドルタイプ

パナソニック COMB ミドルタイプ

基本情報

品番 〈FF〉CTNR4020R(L)・〈FR〉CTNR4021R(L)
シリンダー錠
受取りできる最大サイズ(単位:mm) 幅:340 奥行き:350 高さ:500
受取りできる重さ 20kgまで
本体サイズ(単位:mm) 幅:390 奥行き:450 高さ:590
取り出し方法 前出し〈FF〉CTNR4020R(L)、
後出し〈FR〉CTNR4021R(L)
防滴仕様 雨水で中身が 濡れにくい構造
材質 ZAM(高耐食溶融メッキ鋼板)
受領印 押印機能を搭載
メーカー希望小売価格/前出し〈FF〉 83,500円(税抜)
メーカー希望小売価格/後出し〈FR 95,600円(税抜)
カラーバリエーション ブラック・ステンシルバー・ホワイト・エイジンブラウン

パナソニックではエントランスの広さや荷物の多さに応じてさまざまな宅配ボックスを販売しています。その中でエントランスに合わせて設置でき、防犯対策も行き届いたCOMB ミドルタイプの特徴と注意すべき点について説明します。

特徴

特徴
  1. 受け取りの押印は、コンボが代行してくれる
  2. 電気工事が不要で、簡単に取り付けでき設置費用が少なくて済む
  3. 電気を使わないので、ランニングコストがかからない
  4. エントランスに合わせ、据置・埋込・壁掛・ポール取付などの設置方法を選べる
  5. いろいろなパネルをそろえており、変化を楽しむことができる
  6. 取り出し方法は前出し・後出しがあり、開き方は左右で選べる
  7. カギはシリンダー錠で荷物の受け入れ・取出しも簡単
  8. 特殊キーを使用しているので、ピッキングによる解錠は困難
  9. 雨でも中身が濡れにくい構造

注意すべき点

注意すべき点
  1. 印鑑は自分で用意し、本体にセットすること
  2. 押印は荷物1つに対し、1回のみ
  3. さぁ、早速始めましょう

 

宅配ボックスって印鑑が必要な時はどうするの?

 
 

宅配ボックスの中に印鑑を置けばよいが、悪用が心配だね。COMBは捺印機能があるので、そんな心配はいりません。

 

戸建におすすめの宅配ボックス②:ダイケン ニコウケトールkbx-11型

ダイケン ニコウケトールkbx-11型

基本情報

品番 kbx-11型
シリンダー錠
最大受け取りサイズmm 縦190×横350×奧行250
受取可能サイズ 3辺の合計80cm以内
受取りできる重さ 5kgまで
商品重量 15㎏
防滴仕様 屋外設置可能
材質 スチール ガルバリウムカラー鋼板
受領印 受入スペースに印鑑を装着可能
メーカー希望小売価格 45,000円(税抜)
カラーバリエーション ブラウンとサンドホワイト

ダイケンは戸建て住宅用から集合住宅用までさまざまな宅配ボックスを販売しています。この記事ではニコウケトールの特徴と注意すべき点について説明します。

特徴

特徴
  1. 上下二層構造で、80サイズ2個分の荷物が受取できる
  2. その都度取り出す必要がなく、容量一杯まで受け取り続けられる
  3. 受取スペースが一杯になると、荷物受取用扉が開かなくなり盗難を防止できる
  4. 電気を使わないので、ランニングコストを必要としない
  5. 電気工事が不要なので、設置費用がかからない
  6. 完成品を据え置くだけなので、埋込工事や組み立て工事は不要
  7. アンカーで固定するか、背面のワイヤー用金具を使用して盗難を防げる
  8. 防滴機能があり、屋外に設置しても荷物が濡れることはない
  9. 受領印ケースがあるので、押印が必要なものも受け取れる

注意すべき点

注意すべき点
  1. 受取可能な重さは5㎏で、重いものは入れられない
  2. 天地無用表示の荷物は、入庫不可

 

宅配ボックスは普通一つしか荷物を受け取れないと聞いたが、我が家では1日2つ以上届くことが多いのだけれど?

 
 

宅配ボックスを2つ設置する方法もありますが、ニコウケトールなら2個分の荷物を受け取れます。

 

戸建におすすめの宅配ボックス③:アイリスオーヤマ 宅配ボックス H-NB30

アイリスオーヤマ 宅配ボックス H-NB30

基本情報

品番 H-NB30
なし
商品サイズ(cm) 幅約45.5×奥行約36.5×高さ約38.5
商品内寸(cm) 幅約36×奥行約26.5×高さ約29
配達物量目安 A4大、厚み2cmの物が約7個入る大きさ
商品重量 約1.9kg
防滴仕様 なし 
材質 ポリプロピレン 
受領印 受領印の機能はない
受取可能サイズ(cm) 縦397×横350×奧行466  28L
価格 オープン価格 ※アイリスプラザ3,980円
カラーバリエーション ブラウン/ベージュ

アイリスオーヤマは幅広い生活用品を製造・販売する会社です。宅配ボックスの中から廉価なH-NB30の特徴と注意すべき点を説明します。

特徴

特徴
  1. なんといっても、価格が安いこと
  2. 完成品なので、組み立てる必要がない
  3. 大きめの封筒や回覧板も入るので、簡易ポストとしても活用できる
  4. 玄関先が狭くても、設置が可能

注意すべき点

注意すべき点
  1. 固定できないので強風で飛ばされる恐れがある
  2. カギがついていないので、盗難されるリスクがある

 

ここまで見てきた宅配ボックスは費用が掛かるようだけどもっと価格が安いものはないかしら?

 
 

アイリスオーヤマのH-NB30は廉価なので荷物を受け取るだけならおすすめです。

 

戸建に設置する宅配ボックスの選び方

戸建て用の宅配ボックスには簡単に設置できるものから防犯性にこだわったものまでさまざま。それでは戸建てに宅配ボックスは、どのような点を考えて選んだらよいのでしょうか?

 

戸建て用宅配ボックスは、どんな点に注意して選んだらよいの?

 
 

戸建て用宅配ボックスを選ぶポイントは何の目的で使うのか決めることです!

 

設置のしやすさで宅配ボックスを選ぶ

設置のしやすさで宅配ボックスを選ぶ場合には工事不要の宅配ボックスを選ぶのが良いでしょう。早く取り付けたい場合や費用を掛けたくない場合・工事ができない場所には便利です。しかし大事な荷物も送られてくるので防犯性は必須条件。

注意
一般的に軽量素材の宅配ボックスは設置はしやすいですが、防犯面で心配な製品もあるので注意が必要です。

防犯性と耐久性で宅配ボックスを選ぶ

防犯性と耐久性を重視する場合には素材の強度と旋錠の方法で選ぶ必要があります。工事設置タイプの宅配ボックスはスチール製なので強度があり防犯性は高いといえるでしょう。また施錠の方法についてはキーで操作するもの・ダイヤル式・カード式などがありますが、コンピュータで制御するものはより安全性が高くなっています。

宅配ボックスのサイズや受け取り個数で選ぶ

宅配ボックスは利用する荷物の大きさや受け取り個数を考えて選ぶようにしましょう。大きな荷物が配達されることが多いのに小さな宅配ボックスでは役に立ちません。また1日に何度も荷物が配達される場合には一つの宅配ボックスでは足りず複数用意しなければならないこともあるでしょう。

戸建に宅配ボックスを設置するメリット

次に戸建てに宅配ボックスを設置すると、どのようなメリットがあるのか整理して解説します。

自宅にいないときに荷物が届く

宅配ボックスの最大のメリットは不在でも荷物を受け取れること。したがって再配達の依頼や時間指定のわずらわしさから解放されます。また在宅中でも配達員と顔を合わせずに荷物を受け取れるので、コロナ禍の下でも接触せず感染の心配がないのもメリットです。

 

コロナウィルスが流行っているので最近は玄関先に「置き配」を依頼している人もいるようだけれど・・・。

 
 

「置き配」 は盗難にあった場合、誰が責任を持つかなど問題があるので宅配ボックスを利用した方がいいですね。

 

目的に合わせてサイズやスタイルが選べる

宅配ボックスは大きさや防犯性・設置場所・スタイルなどそれぞれ特徴が異なるので自分の目的に合わせて購入すべきです。使用目的が定まらず購入すると使い物ならないということもあるので、何を重視するかよく検討して選ぶようにしましょう。

自宅の見栄えをよくすることができる

宅配ボックスは上手に設置すれば自宅の見栄えをよくできます。エントランスに上下二段に設置するものや住宅に埋め込むようなものまで、いろいろなタイプがあるのでご自分のライフスタイルにあうものを選べます。

次世代住宅ポイント制度の補助金対象になっている(2020年3月31日受付終了)

宅配ボックスは「次世代住宅ポイント制度」の補助金対象となっています。住宅を新築した場合およびリフォームした場合には家事負担軽減設備を設置したということで10,000ポイントが与えられ、ポイントは商品と交換できます。

出典:国交省次世代ポイント制度について

 

次世代ポイントは2020年9月30日までが交換機減なのでポイントを持っている人は急ぎましょう!

 

戸建に宅配ボックスを設置するデメリット

便利な宅配ボックスですが設置する場合には注意すべき点もあります。デメリット部分もよく理解して選びましょう

受け取り個数には制限がある

宅配ボックスで受け取れる荷物は通常ひとつのボックスでひとつ。また押印についても1回の開閉につき1度となっています。したがって1日に何度も宅配便がくる家庭では複数の宅配ボックスを備えなければなりません。

宅配ボックスで受け取り不可能な荷物もある

宅配ボックスの容量には限度があるので小さなものを選ぶと荷物が入らなくなることも。また代引や着払いの荷物についてはお金の授受があるため利用できません。

 

田舎から時々食料品を送ってくるのだけれど、宅配ボックスに入れても大丈夫?

 
 

宅配ボックスは冷蔵や冷凍機能はないので、生鮮食品やクール便は利用できません。

 

設置工事などが必要な場合がある

宅配ボックスを選ぶ際に防犯性や設置場所・マイホームとのマッチングなどにこだわると、設置工事が必要になることもあります。特に門扉と一体型のものや家の中から荷物を取り出せる方式のものは、費用が掛かることになるでしょう。

注意
またコンピュータ制御による宅配ボックスは通信回線工事や電気工事も必要になってきます。

まとめ

宅配ボックスは不在でも確実に荷物を受け取ることができ、面倒な再配達の依頼をする必要もないので大変便利!またコロナ禍の下でも、配達員と接触することなく荷物を受け取れるので、感染の心配がないのもメリットです。宅配ボックスは工事の必要の有無や価格帯・見栄え・防犯性・押印機能・荷物のサイズ・受取可能個数などさまざまな視点で選べます。

宅配ボックスは今では毎日の生活を楽にしてくれる必須アイテム!ご自分の用途をよく考え、目的に合った宅配ボックスを選ぶようにしましょう。