マンション表札って必要なの?つけてる人の割合とメリット・デメリット

この記事のざっくりしたポイント
  1. 誤配送を防ぐ・災害時に居住を知らせるなどのメリットがある
  2. プライバシーの保護や防犯上、表札は出さない方が良い場合もある
  3. 表札を付ける外廊下は共有部の為、取付は管理組合に相談すると良い

自分の自宅であることを周囲に知らせるために必要不可欠な表札。これまで一戸建てや集合住宅では当たり前に付けられていた表札ですが、現在ではプライバシー保護や防犯上の観点から表札を付けない家庭も少なくありません。

浜崎編集長

本記事ではマンションに表札を付ける人の割合や表札を付ける上でのメリットやデメリットから、表札の必要性について解説します。

マンションの表札とは

一昔前まで一戸建て住宅だけでなく、集合住宅の玄関先に付けられていた表札。日本における表札の意味とは本来住居の玄関や門の前に、そこに住む人の名前を目印として掲げる札として、大正時代頃を境に普及したと言われています。

しかし近年ではプライバシー保護や防犯意識の高まりとともに、表札を付けない家庭も多くみられています。

事務員

欧米では表札を家につける習慣はない

そもそも住居に表札をつける習慣は日本特有のものでアメリカやイギリスなどの欧米及び先進国では、プライバシー保護や防犯上の観点から、表札を家に付ける習慣は定着していません。

近年では日本でも欧米と同様に、プライバシーや個人情報保護の観点や防犯上の理由から表札を付ける家庭が減っており、特にマンションなどの集合住宅では「隣に住んでいる人の名前や家族構成を知らない」といったことも当たり前とされています。

マンションに表札をつける人の割合

マンションの管理組合などで構成される研究会がおこなった調査によると、マンションの玄関に表札を出していないという部屋が「半数程度またはそれ以上存在する」と答えたマンションが40%近くあると言う結果もあります。

この結果からもお分かりの通り現在でも半数近くのマンションでは多くの家庭が表札を出している現状も見てとれます。

MEMO
しかし近年では「個人情報やプライバシーを守りたい」や「不要なセールスを受けたくない」などの理由から、表札を付けない家庭が増えている傾向があるのも事実と言えるでしょう。

出典:三井不動産グループ|「マンション・コミュニティに関するアンケート調査」(2014年)

マンションに表札をつけるメリット

近年、マンションに住む人の多くは表札をつけることにあまり重きをおいていません。しかしマンションに表札をつけることは、プライバシーや資産価値の観点からも大いにメリットがあるのです。

浜崎編集長

以下ではマンションに表札をつけるメリットについて解説します。

マンションに表札をつけるメリット

  • 誤配達・誤配送を防ぐことができる
  • 災害時に援助がスムーズにくる
  • マンションコミュニティの上昇で資産価値が上がる

誤配達・誤配送を防ぐことができる

エントランスのメールボックスや玄関前に表札をつけることで、誤配達や誤配送といったトラブルを未然に防ぐことができます。マンションなどの集合住宅の場合、誤って他人の荷物が家に届いてしまうことや自分の荷物が間違って他の部屋に配達されることがあります。

隣人が間違ってることに気づき入れ直してくれれば特に問題はないものの、大切な書類や荷物の場合、そのまま放置されたらトラブルの原因に繋がりかねません。

事務員

そのためマンションに表札をつけることは誤配達や誤配送を防ぐだけでなく、同時にプライベートを守ることにもなるためメリットと言えるでしょう。

災害時に援助がスムーズにくる

マンションに表札を付けることによって万が一の災害時に援助がスムーズにくるといったメリットがあります。

表札の有無はそのマンション(部屋)に住人がいるかどうかを判断する材料の一つになり得ます。

MEMO
災害時や万が一の時に声をかけてもらうことで、自分だけでなく家族の安全を守るためにも表札を付けることはメリットと言えます。

マンションコミュニティの上昇で資産価値が上がる

見落とされがちなメリットとしてはマンションに表札を付けることでマンションコミュニティが形成され、マンションの資産価値が上昇すると言った要素です。表札をつけることは近隣住人に名前を周知させるだけでなく、相手の不安要素を取り除くコミュニケーションツールの一種と言えます。

事実、コミュニティが構築できているマンションでは多くの家庭が表札を出しており、そこから住人同士のコミュニケーションや信頼関係が生まれてきます。

MEMO
その小さな信頼関係を築くことが結果としてマンションの資産価値を上げるうえでの大切な要素になるため、表札をつけることは大きなメリットと言えるでしょう。

マンションに表札をつけるデメリット(注意点)

マンションに表札をつけるメリットがある一方、注意しておくべき点やデメリットについても知っておく必要があります。以下ではマンションに表札をつける際に気をつけるべき注意点やデメリットについて解説します。

マンションに表札をつけるデメリット

  • プライバシー(名前)を晒す行為になる
  • 訪問営業が増える
  • 表札の変更は管理組合に相談が必要

プライバシー(名前)を晒す行為になる

マンションに表札をつける上で最もデメリットに挙げられるのが、表札によって第三者にプライバシー(名前などの個人情報)を晒す行為になると言うことです。表札を出すことで周囲に名前を知らせるという習慣は日本独自のものであり欧米ではプライバシー保護や防犯上の観点から表札をつける習慣はほとんどありません。

MEMO
メリットを享受するために表札をつけることも大切ですが犯罪やストーカー被害といったリスクを最小限に抑えたい場合は、表札を付けないほうが良いと言えます。

訪問営業が増える

表札の有無はその部屋に住人がいるかどうかを証明する一つの材料になり得ます。そのため表札をつけることで、訪問営業などのセールスが増える可能性があります。

浜崎編集長

近年では訪問営業によるセールスも減少傾向にはあるものの、セールスの訪問や応対にストレスや負荷を感じる人にとってはマンションに表札を付けることはデメリットと言えるでしょう。

表札の変更は管理組合に相談が必要

マンションに付ける表札はマンション内で統一されていることが一ほとんどです。そのため表札の形や素材にこだわりたい場合や表札を変更したい場合は、マンションの管理規約の記載を確認するだけでなく管理組合に相談するようにしましょう。

表札を付ける外廊下は個人が所有する専有部ではなく、マンション(建物)自体の共有部になります。

注意
のちのトラブルや問題につながらないためにも、あらかじめ管理組合への相談や許可を取ってからおこなうようにしましょう。

まとめ マンションに表札をつけるのは個人の自由

本記事ではマンションに表札を付ける必要性について、付けてる人の割合やメリット・デメリットの観点から解説してきました。近年マンションに表札をつけるかどうかの選択は、個人(家庭)の自由に任されているところが大きい言えます。そのためマンションに表札を付けるメリット・デメリット(注意点)を十分に理解した上で、表札の必要性について判断すると良いでしょう。

ただプライバシーや個人情報がバレたくない、セールス応対をしたくないなどの理由だけで表札を付けないと判断するのではなく、表札を付けることで得られるメリットにも着目しながら自身にとって住みやすい住環境を作るよう意識することが最良の選択と言えます。