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ネット銀行住宅ローンのメリット・デメリット!通常の住宅ローンとの違いについて

この記事のざっくりしたポイント
  1. ネット銀行の住宅ローンは、低金利なうえに店舗にいく必要もない
  2. 事前審査が簡易的で通りやすいため、本審査で承認されないこともある
  3. 繰り上げ返済など手数料がかからないこともある

「住宅ローンは通常の銀行とネット銀行のどちらで組むのがいいんだろう……」とお悩みではありませんか?住宅ローンの中でも通常の銀行とネット銀行のどちらを利用するかは、悩む人が多い部分です。

「できるだけお得に住宅ローンを組みたいけど、ネット銀行は本当に信用できるのかな……」と不安になってしまう方も多いでしょう。

 

ネット銀行の住宅ローンにはメリットとデメリットがあります。それぞれをしっかり把握したうえで、検討しましょう。

 

この記事ではネット銀行で住宅ローン組むメリットやデメリットを徹底解説します。記事後半では通常の住宅ローンとネット住宅ローンの違いについても解説していくので、ぜひ最後までご覧くださいね。

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ネット銀行住宅ローンのメリット

手軽にできてお得なイメージの強いネット銀行の住宅ローンには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここからはネット銀行住宅ローンのメリット4つを解説します。

ネット銀行は低金利

あなたの持っているイメージの通り、ネット銀行の住宅ローンは通常の銀行に比べて金利が低いです。今日では住宅ローンの金利市場全体が超低金利と言われています。時期によっても変動はありますが、住宅ローンの金利は、市場全体が低水準にあるため、差があるといっても0.2%程度でしょう。

 

思ったより大きな差はないのですね。

 
 

ただし、住宅ローンは借入元金が大きいもの!少しの差だと侮ってはいけません。

 

通常の銀行住宅ローンとは、たった少しの差でしかありませんが、全体的な返済金額を考えると大きく変わってきます。小さな差であっても、ネット銀行の住宅ローンを利用することで、返済総額を抑えらえることに違いはありません。

来店する必要がない

ネット銀行で住宅ローンを組む際は実際に店舗に足を運ばなくとも契約が可能です。例えば以下の方法でやり取りをします。

ネット銀行で住宅ローンを組む方法
  • インターネット
  • メール
  • 電話
  • 郵送

上記の方法で相談や審査、契約までをおこなえます。さらに銀行によっては住宅のローン契約書作成だけでなく、署名・捺印が不要なところも。

 

手軽にできそうですね!

 

通常の銀行でも土日にローン相談会をおこなっているところはあります。しかしながら、相談は土日にできても契約は平日の店舗でするところが多いです。

 

土日は仕事が休みでも、平日の契約をするのが難しい人も多そうですね……。

 
 

ネット銀行の住宅ローンは、曜日や時間に縛られずにおこなえるので、忙しい人にぴったりです!

 
 

ネット経由での作業は手数料がかからないことも

「お金があるうちに住宅ローンの支払いを少しでも済ませておきたい……」など、住宅ローンの一部を、繰り上げ返済しようと思うこともありますよね。繰り上げ返済をするとき、インターネット経由でおこなうと、手数料がかからないことが多いです。

 

インターネット経由で手数料がかからないということは通常の銀行もかからないのですか?

 
 

通常の銀行も、インターネット経由ならば手数料はかかりません。

 

しかし窓口で繰り上げ返済の手続きをおこなうと、5,000~30,000円ほどの手数料が必要です。ネット銀行の住宅ローンの場合、はじめからインターネットを使っているため、一部繰り上げ返済の手数料が基本的にかかりません。

 

手数料のことを気にせずに繰り上げ返済できるのは、大きなメリットですね!

 

代理店があるネット銀行も存在する

ネット銀行のなかには代理店をかまえるネット銀行も存在します。代理店のネット銀行は賃金業の免許を持った銀行代理店を窓口にしているため、安心の対応をしてもらえますよ。代理店のあるネット銀行を以下にいくつか紹介しますね。

代理店のあるネット銀行
  • SBI住信ネット銀行
  • 楽天銀行
  • ソニー銀行

 

ネットだけで手続きを終えるのが不安な方や、直接相談したいことがあるときに、頼りになりますね!

 
 

代理店で住宅ローンの手続きをおこなうと、登記簿情報の提供を的確にしてくれるので、事前審査の信頼度が増すこともあります。

 
 

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ネット銀行住宅ローンのデメリット

手軽で金利も安いネット銀行の住宅ローンですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか?ここからはネット銀行住宅ローンのデメリットについて、解説していきます。

審査基準が高い

ネット銀行の住宅ローンは審査基準が高くなる傾向にあります。銀行にもよりますが、ネット銀行の住宅ローンの事前審査は一定基準の審査内容で合否が判定されるためです。たとえば審査基準として判断されるのは以下のような項目です。

審査基準として判断される項目
  • 勤続年数
  • 自己資金率
  • 雇用形態
  • 旧耐震不可

ほんの少しでも基準に達していないと住宅ローンを組めません。特に自営業を営む方などは注意が必要です。節税をすると必然的に所得が低くなってしまうので、ネット銀行の審査は難しくなってしまいます。

 

メリットも多いけど、審査が厳しいとローンを組めないですね…

 
 

ネット銀行は、基本的に保証会社を使わずに融資するので、住宅ローンの支払いができなくなったときの損失が大きいです。慎重になるのも仕方ありませんね。

 

融資できない物件もある

ネット銀行の住宅ローンですが、なかには融資できない物件もあります。たとえば、ほとんどのネット銀行では借地権に対して融資の対応をしていません。そのうえ、築年数が65年までに完済する、築古の物件では35年の利用ができない、などの縛りが発生することもあります。

 

自分が購入したい物件が、融資の対象にならないこともあるということですね。

 
 

一部のネット銀行では、対応しているところもありますが、よく調べなければなりません。

 

さらにネット銀行によっては、つなぎ融資が非対応のところも。注文住宅を建てる際は住宅ローンの融資が始まる前に、大きなお金が必要になる場合があります。住宅ローン開始前の土地の購入時や注文住宅の着工時などに、一時的に前借りできるのがつなぎ融資です。

注意
ネット銀行の場合はつなぎ融資が非対応の場合もあるので、物件や住宅ローンを合わせてよく検討する必要があるでしょう。

事前審査が簡単すぎる

ネット銀行の事前審査はとても簡単です。オンライン上でおこなう事前審査は年収や返済金額を簡易的に審査します。

 

簡単なことはメリットではないのですか?

 
 

簡単=信用が薄い、となってしまう場合があります。

 

ネット銀行の事前審査は通常の銀行のものとは違って簡易的なので、本審査に入った場合に、不承認の可能性があるのです。通常の住宅ローンの審査は主に以下の情報を元におこないます。

通常の住宅ローンの審査のための情報元
  • 収入情報
  • 個人情報
  • 物件情報

上記のなかでも物件情報は登記簿謄本から確認して担保価値を評価するもの。しかしながら、ネット銀行には謄本を送信するためのインターフェイスがないため、事前審査が簡易的になるのです。

 

ネット銀行でも、代理店を通じて審査をおこなえば、登記簿謄本を提出してもらえるので、しっかりとした事前審査が可能ですね。

 

基本的に不動産業者は事前審査では契約を受け付けず、本審査で承認されるのも事前審査が簡単すぎることが理由だと言えるでしょう。

保証料タイプが選択できない

ネット銀行の住宅ローンでは保証料タイプの選択ができません。ネット銀行では銀行費用として請求される費用にローン手数料が存在します。

 

ローン手数料の相場は、借入金額の2%程度です。

 

ネット銀行の住宅ローンと比べて通常の銀行には保証料タイプがあります。保証料とは保証人になってもらう手数料のことです。長期固定金利であるフラット35のような、元金均等の借入期間35年が住宅ローンでは一般的です。しかしネット銀行の場合は保証料タイプが選択できないため、手数料より保証料の方が安くなることがあります。

 

金額や手数料を調べて、じっくり検討した方が良さそうですね!

 

金利上昇時のリスクが大きい

ネット銀行は金利上昇時のリスクが大きいのがデメリットです。なぜならネット銀行は変動金利であることが多く、変動金利は金利上昇の影響を受けやすいからです。変動金利とは銀行の短期プライムレートと連動しており、情勢などによって変わっていく金利のこと。割引や優遇は銀行の方針によって様々です。

 

金利上昇が始まると、ほとんどの銀行は優遇幅の縮小から手をつけます。

 

そのため金利上昇時には変動金利であるネット銀行は大きな影響を受けるでしょう。

ジャパネット銀行の住宅ローン完全ガイド!金利推移や充実の団信制度、審査や必要書類について解説

ネット銀行住宅ローンのメリット・デメリット まとめ

ネット銀行住宅ローンのメリット

ネット銀行住宅ローンのメリット
  • 低金利
  • 来店する必要がない
  • 手数料がかからないこともある
  • 代理店があるネット銀行もある

ネット銀行住宅ローンのデメリット

ネット銀行住宅ローンのデメリット
  • 審査基準が高い
  • 事前審査が簡単すぎるの
  • 保証料タイプの選択ができない
  • 金利上昇時に影響を受けやすい

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通常の住宅ローンとネット住宅ローンの違い

ネット銀行はオンライン上で手続きが可能で手軽である反面、事前審査が簡易的です。そして簡易的な手続きの結果、本審査で不承認になるケースもあります。普通の銀行は保証料が必要となりますが、ネット銀行では保証料は必要ありません。代わりに手数料がかかり、相場は借入金額の2%ほどです。

 

保証料も借入期間が35年のケースなら、借入額の2%ほどなので、手数料と変わらないですね。ただし、借入期間が短いと安くなることもあります。

 
 

金利が安いのはネット銀行なので、どちらを選ぶかはよく考えた方が良さそうです。

 

そして通常の銀行とネット銀行の住宅ローンを利用する大きな違いは自分がおこなう作業範囲。ネット銀行の場合、本審査が終わるまで、すべて自分で手続きをおこなう必要があります。

 

書類に不備があると手続きの期間や労力も増えてしまいますが、代理店を利用すると軽減されます!

 

まとめ

通常の銀行とネット銀行の住宅ローンについて解説しました。ネット銀行の住宅ローンは、低金利なうえに店舗にいく必要もないので、時間と場所を選ばず利用できます。忙しい人におすすめの住宅ローンですね。

しかし手軽な反面、事前審査が簡易的で通りやすいため、本審査で承認されないことも。代理店をかまえているネット銀行だと、登記簿謄本を提出してくれるため、しっかりとした事前審査をおこなってもらえる可能性がありますよ。

ネット銀行の住宅ローンは本審査の審査基準が高くなりますが、インターネットを経由することで、繰り上げ返済など手数料がかからないこともあります。保証料金や手数料などによって、返済総額も変わってくるので、よく調べて自分に向いている住宅ローンを組みましょう。