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マンション購入時、鉄筋鉄筋コンクリート造(SRC造)の特徴とオススメの理由とは?

 

中古マンションを購入する際には、中長期的に住み続けられるかどうかが気になりますね。不動産の耐用年数は住宅用の木造建築だと22年しかありません。築年数が経っている物件ほどお得に購入できる傾向はあります。しかし、中長期的に住むつもりなら鉄骨のマンションを意識したいところです。では、鉄骨造のマンションがオススメの理由をご紹介していきましょう。

耐震性に優れており火災にも強いため安心

鉄骨造りは木造建築に比べて耐震性に優れています。耐用年数が長いということは、それだけ多くの重量に長い期間耐えられると言えますね。地震などの災害が発生した場合も、倒壊や一部損壊のリスクが低いと考えられます。日本は地震大国といわれており、今世紀に入ってからも東日本大震災や熊本地震などの大規模な地震災害に見舞われています。地震に対する備えはしっかり行っておくことが望ましいですね。

また、燃えやすい素材の木造ではないため、火災にも強いと言えます。しかし、マンションは集合住宅です。いくら自分が火元に注意していたとしても、他の住人が火事を出してしまうことがあり得るのです。そのため、建物自体が燃えにくい構造になっていることが安全確保の上で大切です。火災から身を守るためにも、中古マンションを探す際には鉄骨がオススメと言えます。

軽量鉄骨(プレハブ)は鉄筋コンクリートとは大違い

もっとも、鉄骨と言っても「軽量鉄骨(プレハブ)」と「鉄筋コンクリート」では全く強度が異なります。軽量鉄骨はその名の通り鉄骨の重量が少なくなっています。当然ながら耐震性や耐久性の観点では劣ることになりますね。

軽量鉄骨の場合は耐用年数が27年に設定されています。鉄筋コンクリートの場合は47年ですから、耐久性に大きな差があることが客観的にも示されていると言えるでしょう。軽量鉄骨造りの耐久性は鉄筋コンクリートよりも木造に近いと考えるとわかりやすいです。中古マンション探しをする際、駅チカなどの希望を譲らないのであればどうしても築年数の経った物件を選ばざるを得ないことがあります。もし軽量鉄骨造となっていれば、耐用年数にすぐに到達してしまうかもしれません。軽量鉄骨造は主として賃貸住宅に見られますが、マンション購入の際には念のため確認しておいてください。不動産会社が賃貸住宅を売却するケースなどが考えられるからです。

ホームズより引用

遮音性でも鉄筋コンクリートは優秀

鉄筋コンクリート造の魅力は災害への強さや耐用年数の長さだけではありません。耐久性への不安が少ない築浅の物件を購入する場合でも、鉄筋コンクリート造にメリットがあるのです。

というのも、丈夫なつくりになっているということは、外部から室内空間が遮蔽されていることになります。したがって、上下や両隣などから音が入ってくるリスクを下げることができます。他の部屋からの騒音が気になったり、逆に子育てをしているなどで騒音を発生させないか心配だったりといった人も、鉄筋コンクリート造のマンションなら安心して暮らすことができそうです。風もしっかりさえぎることができるので、空調もききやすいと言えます。マンションで暑い夏や寒い冬を快適に過ごしたいなら、隙間風が入ってきにくいかどうかも意識したいところです。

耐用年数の長さは固定資産税の観点ではマイナス

中長期的に住み続けやすい鉄筋コンクリート造りのマンションですが、耐用年数の長さはデメリットももたらします。資産価値がなかなか減少しないため、固定資産税が下がりにくいのです。

戸建てや木造建築などの場合、耐用年数が短いために家屋部分の固定資産税評価額はどんどん下がっていきます。土地部分の評価額が下がらなかったとしても、トータルの固定資産税額は年々少なくなるのです。ところが、鉄筋コンクリート造りのマンションでは評価額が下がるペースが遅いです。そのため、築年数が経過しているマンションでも思った以上に高額の固定資産税を負担せざるを得なくなることがあるでしょう。

マンションは購入しても固定資産税のほか、管理費や修繕積立金といった維持費を支払う必要があります。予算を検討する際には特に、耐久性があだとなって固定資産税が高めになりやすい点に気を付けてくださいね。

鉄筋コンクリートにも2種類ある

耐用年数の長い鉄筋コンクリート造りですが、さらに2種類に分かれています。鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)と鉄筋コンクリート造(RC)です。多くのマンションは後者の鉄筋コンクリート造となっています。

大きな違いはないのですが、前者の方がさらに高い耐久性を誇ります。「鉄筋+コンクリート」という強固な構造に、さらに鉄骨が加えられているからです。耐久性に優れていると聞けば、SRC造の物件を探したくなるかもしれません。しかし、鉄骨を入れることで設計の柔軟性が損なわれるほか、建設コストが高くなるデメリットがあります。SRCとRCはいずれも高い耐久性を誇ります。中古マンション選びの際はあくまでも参考程度の情報としてとらえておきましょう。

ライフルホームより引用

まとめ

中古マンションの多くは鉄筋コンクリート造です。そのため、構造については一応確認し、鉄筋コンクリートなら問題ないと判断できます。ただし、タワーマンションの場合は重量が特に大きいため、さらに耐久性の高い鉄骨鉄筋コンクリート造であることが望ましいです。せっかく高価格のタワーマンションを購入するなら、安心できる構造の物件を選択するようにしましょう。