新築と中古!マンションを買うならどちらにするべき!?

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マンションは大きな買い物なので慎重に決めたいですよね。とはいえ新築マンションと中古マンションのどちらを買うか悩んでしまうと思います。この記事では新築マンションと中古マンションについて、それぞれのメリットとデメリットについて公平に解説しています。大事な買い物だからこそ、しっかりと説明するために4,000文字以上の長い記事になっています。マンション選びで後悔したくない人は最後まで読んで、新築と中古マンションの特徴をしっかり理解しましょう!

新築VS中古マンションを選ぶ理由

国土交通省住宅局の調査結果から新築・中古マンションを購入する理由のトップ5を紹介します。

新築マンションを購入する理由
  1. 新築の方が気持ちいいから 60.6%
  2. 中古だとリフォーム費用で割高になる 30.9%
  3. 中古だと給排水管などの設備の老朽化が懸念 29.8%
  4. 中古だと不具合が心配だった 24.5%
  5. 中古は耐震性や耐熱性などの品質が低そう 20.7%

    このように新築マンションを購入する理由は「設備がしっかりしていて、快適な環境で暮らしたい」というのが大きな理由です。

    中古マンションを購入する理由
    1. 予算的に見て中古住宅が手頃だったから 70.6%
    2. 新築にこだわらなかったから 40.6%
    3. リフォームによって快適に住めると思ったから 32.9%
    4. 間取りや台所、浴槽等の設備・広さが気に入ったから 22.0%
    5. 外装、内装、水回り等がリフォームされており、きれいだったから 22.0%

      中古マンションを購入する理由は「割安で、新築マンションと比較すると広く、リフォームによって快適にできる」というのが大きな理由です。

      (参照元:平成30年度住宅市場動向調査~調査結果の概要~ 国土交通省 住宅局)

      このように新築マンションと中古マンションはどちらも一長一短がありますので、ライフスタイルや価値観によってどちらを買うべきか異なります。

        

      新築マンションのメリット

      住居目的で精神的な満足感を重視するなら新築マンションが良いでしょう。

      新築マンションのメリット
      • 最新のサービスや設備が付帯している
      • 国から給付金が支給される
      • 各種の減税措置がある
      • 瑕疵担保責任保険が付帯している

        新築マンションは安心して住むことができ、各種の優遇制度もあります。精神的な満足度は中古よりも新築マンションのほうが高いでしょう。新築マンションを購入するメリットについて具体的に解説します。

         

        最新のサービスが付帯している

        新築マンションは最新のサービスが付帯しています。

        最新のサービスや設備
        • オートロックや24時間監視カメラなどのセキュリティ設備
        • 24時間いつでもゴミ出し可能
        • コンシェルジュと呼ばれるマンションの相談にのってくれるサービスがある
        • マンションによってはスポーツジムなどが付帯しているケースも

          これは築年数が古い中古マンションには、ほとんどないサービスです。安心で快適に最新のサービスを享受しながら住むことができるという点で新築マンションには強みがあります。

           

          各種減税措置あり

          新築マンションは各種税金の減税措置があります。

          新築マンションの減税措置
          • 住宅ローン減税による所得税控除
          • 固定資産税の5年間優遇
          • 登録免許税の軽減

            特に影響が大きいのは住宅ローン減税です。住宅ローン減税は住宅ローンの年末残高×1%(最大40万円まで)が所得税・住民税から控除されます。

            (参照元:住宅ローン減税制度について 国土交通省)

            つまり毎年最大40万円ものお金が戻ってくるということです。新築マンションを購入してから10年間(201910月~2020年末までに購入した人は13年間)が住宅ローン減税の対象となりますので、最大400万円(13年間の場合は最大480万円)が戻ってきます。

            ※10年目までと11年目以降では計算式が変わります。
            ※住宅ローン減税制度は中古マンションでも利用することが出来ますが条件を確認する必要があります。

            また固定資産税の5年間優遇、登録免許税の軽減もあり、減税措置においては新築マンションに強みがあります。

            参照元:国土交通省税制改正事項(住宅局関係抜粋) 国土交通省住宅局

             

            契約不適合責任があり、安心して住むことができる

            新築マンションには10年間の契約不適合責任があります。契約不適合責任とはマンションに致命的な欠陥があった場合、その欠陥に対する損害を補填する責任が売主にあるということです。マンションに欠陥があっても売主が補填してくれるので安心です。

            瑕疵担保責任に該当する例
            • 天井から雨漏りがしてきた
            • 給排水管が故障してしまった

              安心して住めるという点は新築マンションの強みですね。

               

              資産価値が落ちやすいというデメリットもある

              新築マンションは資産価値が落ちやすいというデメリットもあります。国土交通省の調査では新築マンションは中古になった時点で約2割価値が減少するといわれています。

              新築マンションの資産価値が2割減少する理由
              • 日本人の新築に対するこだわり
              • 中古物件になった時点で担保価値が低下する

                (参考資料:住宅の資産価値に関する研究 国土交通省)

                つまり、機能や設備が全く変わらないのに、誰かが住み始めた時点で価値が2割減少するということです。資産価値が中古になった時点で著しく落ちるという点は新築マンションのデメリットです

                 

                中古マンションのメリット

                住居目的で価格を重視するなら中古マンションが良いでしょう。

                中古マンションのメリット
                • 価格が新築と比較すると安い
                • リフォームで新築に近い状態にすることが可能
                • 販売したときに購入価格を上回ることもある

                   

                  価格が新築と比較すると安い

                  中古マンションと新築マンションの価格には大きな差があります。

                  三大都市圏(東京・大阪・名古屋)
                  • 新築マンションの平均取得価格は4,577万円
                  • 中古マンションの平均取得価格は2,819万円
                  • 中古マンションのリフォーム代の平均価格は241万円

                    (参照元:平成30年度住宅市場動向調査~調査結果の概要~ 国土交通省 住宅局)

                    つまり新築と中古マンションの価格差はリフォーム代を考慮しても1,500万円以上の差があるのです。このように中古マンションは新築マンションと比較すると安い価格で購入できるというメリットがあります。

                     

                    リフォームで新築に近い状態にすることが可能

                    新築マンションと中古マンションの取得価格の差は1,750万円もあるので、浮いたお金でリフォームすることができます。

                    浮いたお金でリフォームすれば
                    • 自分好みの内装に出来る
                    • 新築に近い設備を入れることが出来る

                     

                    販売したときに購入価格を上回ることも

                    中古マンションの場合、販売したときに購入価格が上回ることもあります。実際に、マンション需要が低かった2013年に首都圏の中古マンションを購入して、マンション需要が高い2019年に販売した場合は販売価格が購入価格を上回るケースが数多くありました。

                    このように中古マンションはマンション需要の変化により、販売時に購入価格を上回る可能性があります。

                     

                    25年以上の中古マンションは住宅ローン減税を利用するのに条件がある

                    中古マンションでも住宅ローン減税は利用することができます。しかしながら、購入するマンションの築年数が25年を超えている場合は下記の条件を満たす必要があります。

                    築25年以上の中古
                    • 一定の耐震基準を満たすことを証明されるもの
                    • 既存住宅売買瑕疵保険に加入していること

                      (参照元:住宅ローン減税制度について 国土交通省)

                       

                      また中古マンションは価格が安い分、新築マンションよりも住宅ローン減税が安くなりやすいという点も注意点です。住宅ローン減税は「住宅ローンの年末残高×1%(最大40万円まで)を所得税・住民税より控除する」というのが減税のベースです。中古マンションの場合は価格が安いため、住宅ローン残高が新築マンションと比較すると低い傾向にあります。そのため、減税面では中古マンションの方が不利といえるでしょう。

                       

                      投資用のマンション購入なら中古マンション

                      投資用のマンションを購入するなら中古マンションが良いです。なぜなら中古マンションの方が安く購入できるので、利益を生みやすいからです。

                      投資用マンションは中古が良い理由
                      • 新築マンションは購入金額が高いため利回りが低い
                      • 中古マンションは安く買えるので利回りが高い

                         

                        新築マンションは購入金額が高く、利回りが低い

                        新築マンションの問題点として価格が高いうえに、すぐに価値が下落することにあります。

                        新築マンションの問題点
                        • 購入価格が高い
                        • すぐに資産価値が2割下落する

                          例えば4,000万円の新築マンションを購入した場合、2割である800万円の価値があっという間に消えることになります。そのため、満室でマンション経営できたとしても高い利回りにはなりにくく、新築マンションを投資用として購入することはおすすめできません。

                           

                          中古マンションは安く買えるので利回りが高い。

                          中古マンションは新築マンションと比較すると安く購入することが出来ます。新築マンションのように購入した瞬間に価値が2割減少するということがないためです。そのため、中古マンションであれば高い利回りも期待できます。

                           また冒頭でお話した通り、中古マンションを購入する理由として多かったのが

                          • リフォームによって快適に住めると思ったから 32.9%
                          • 間取りや台所、浴槽等の設備・広さが気に入ったから 22.0%
                          • 外装、内装、水回り等がリフォームされており、きれいだったから 22.0%

                            という点です。つまり、リフォームで部屋の設備が綺麗ならば中古マンションを購入する、または借りるという価値観を持っている方は多いのです。中古マンションを安く購入して、リフォームできれいにすれば、投資物件で高い利回りを得ることもできるでしょう。

                             

                            新築か中古どちらを選ぶべき?

                            新築マンションと中古マンションはどちらも一長一短があり、どちらが良いかは購入者の価値観や目的によって異なります。

                            新築マンションに向いてる人
                            • 精神的な価値や最新の住まいに価値を見出す人
                            中古マンションが向いてる人
                            • 価格を重視する人
                            • 投資用マンションを探している人

                              ご自身の価値観や目的に合わせて最適なマンションを選んで豊かなマンションライフを送りましょう。中古マンション投資について詳しく知りたいという方はマンション投資のメリットとデメリット!始める前に必ず知っておくべきことで解説していてるので、是非ご覧ください。

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